JPH0335887B2 - - Google Patents

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JPH0335887B2
JPH0335887B2 JP61252432A JP25243286A JPH0335887B2 JP H0335887 B2 JPH0335887 B2 JP H0335887B2 JP 61252432 A JP61252432 A JP 61252432A JP 25243286 A JP25243286 A JP 25243286A JP H0335887 B2 JPH0335887 B2 JP H0335887B2
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JP
Japan
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flow rate
resistance value
milk
milking
value
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP61252432A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63105624A (ja
Inventor
Osamu Tomizawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Orion Machinery Co Ltd
Original Assignee
Orion Machinery Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Orion Machinery Co Ltd filed Critical Orion Machinery Co Ltd
Priority to JP61252432A priority Critical patent/JPS63105624A/ja
Priority to KR1019870009816A priority patent/KR890004799B1/ko
Publication of JPS63105624A publication Critical patent/JPS63105624A/ja
Publication of JPH0335887B2 publication Critical patent/JPH0335887B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は搾乳機により搾乳を行う際の乳の流量
判定方法に関する。
〔従来技術及びその問題点〕
従来、搾乳時における乳の所定流量の測定は乳
汁の電気的抵抗値に基づいて行つていた。つま
り、流量が大きくなると抵抗値が減少し、小さく
なると抵抗値が増加する現象を利用したものであ
る。また、抵抗値は特開昭59−169428号公報等で
開示される搾乳終了制御装置のように搾乳ライン
に一対の電極を付設し、この電極間に電流を流す
ことによつて両電極間に存在する乳汁の抵抗値を
検出していた。
よつて、搾乳の終了時点の決定等は搾乳終了付
近において流量が所定値より減少したときの急激
に増加する抵抗値を検出し、このときの実測抵抗
値と予め設定した基準抵抗値を比較して流量減少
を検知することにより判定していた。
しかし、乳房炎等の疾病牛のように異常牛の場
合には一般に乳汁の電気伝導度が高くなり、実測
抵抗値が平常時に対して大きく異なることもあ
る。この場合、基準抵抗値は一定のため流量の大
きさを正確に判定できず、上述した搾乳の終了時
間が本来の時間からズレてしまい、搾乳効率が悪
くなる等適確な搾乳管理ができない問題があつ
た。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上述した従来技術に存在する諸問題を
解決した乳の流量判定方法の提供を目的とするも
ので、以下に示す方法によつて達成される。
即ち、本発明に係る乳の流量判定方法は搾乳開
始から予め設定した標準抵抗値Roに基づいて乳
の流量を測定し、所定流量に達した時点から所定
時間乳の抵抗値を実測するとともに、この実測抵
抗値Rsから最低抵抗値Rdを選択し、以後の流量
の大きさを当該最低抵抗値Rdに基づいて判定す
ることを特徴としている。
〔作用〕
次に、本発明の作用について説明する。
本発明に係る乳の流量判定方法によれば搾乳開
始から比較的流量が安定する所定流量に達するま
では平均的な標準抵抗値Roに基づいて乳の流量
が測定される。一方、当該所定流量に達すると、
流量自体が安定し、同時に抵抗値もほぼ一定に推
移する。この抵抗値はいわば当該乳の固有抵抗値
であり、本発明においては前記所定流量に達した
時点から所定時間経過するまでの実測抵抗値Rs
の中から最低抵抗値Rdを固有抵抗値として選定
する。よつて、最低抵抗値Rdを検出した以後は
当該最低抵抗値Rdに基づいて流量の大きさに対
する判定が行われる。即ち、実測抵抗値によつて
標準抵抗値Roを補正するものである。
〔実施例〕
以下には本発明に係る好適な実施例を図面に基
づき詳細に説明する。第1図は本発明方法を実施
できる流量測定装置のブロツク回路図、第2図は
同装置の機能を示すフローチヤート図、第3図は
各要素のタイムチヤート図、第4図は同流量測定
装置を備えた搾乳機の外観斜視図、第5図は同流
量測定装置の外観正面図である。
まず、第1図を参照して流量測定装置1の構成
について説明する。
10は制御回路である。制御回路10には操作
回路11を接続する。操作回路11にはスタート
スイツチ12、ストツプスイツチ13、電源スイ
ツチ14を接続し、各スイツチの状態は操作回路
11を介して前記制御回路10へ入力する。
また、15は抵抗値検出回路である。この回路
15は基準信号出力回路15aから搾乳ライン内
に配設した一対の電極16aと16b間へ基準と
なる電流を流すとともに、電極間抵抗測定回路1
5bによつて当該電極16aと16b間の電気的
抵抗を測定するもので、例えば特開昭59−169428
号公報に開示される手段を利用できる。そして、
同回路15bの出力はアナログ−デジタル変換回
路18を介して前記制御回路10へ入力する。
また、19は固有抵抗検出回路である。この回
路19は抵抗測定用タイマー20と、最低抵抗演
算回路21からなり、後述する流量値比較回路2
2から付与される所定流量に達したことの信号に
よつてタイマー20がカウントを開始し、予め設
定した所定時間Tc(第3図)カウントしてタイム
アツプするとともに、この所定時間Tcの間抵抗
値検出回路15から得る実測抵抗値Rsを演算回
路21で監視し、最低抵抗値Rdを選択して制御
回路10に設定する。なお、この場合、実測抵抗
値Rsは所定時間Tcの間において一定周期毎にサ
ンプリングされて測定される。この所定時間Tc
は第3図のように最低抵抗値Rdを検出できる程
度に設定することが望ましい。
一方、23は標準的な乳牛の標準抵抗値Roの
設定を行う標準抵抗値設定回路であり、24は基
準流量値(例えば200c.c./分程度が望ましい)を
設定する基準流量設定回路である。
また、22は流量値比較回路であり、搾乳開始
から増加する流量値が前記標準抵抗値Roに基づ
いた流量値以上になつたときのタイミングを制御
回路10へ付与するとともに、前記最低抵抗値
Rdが設定された後はこの抵抗値Rdに基づいた流
量値が基準値として設定され、実測した流量値が
この基準値以上及び(又は)以下になつたときの
タイミングを制御回路10へ付与する。
他方、25は異常乳警報発生部であり、前記最
低抵抗値Rdを異常乳比較判定回路26へ入力し
予め設定したしきい値と比較して正常範囲を脱し
ていれば異常乳警報発生回路27を作動させて視
覚的、聴覚的に警報を発する。また、28は終了
警報発生部であり、搾乳終了付近において実測流
量値が基準流量値(最低抵抗値Rdに基づいて補
正された流量値)以下になつた時間のみを積算
し、積算時間が所定量に達したならタイムアツプ
する搾乳終了タイマー回路29を備え、このタイ
ムアツプによつて終了警報出力回路30を作動さ
せて視覚的、聴覚的に警報を発する。
次に、第2図及び第3図を参照して同装置1の
機能について説明する。
まず、スタートスイツチ12をONすることに
よつて、搾乳開始となる。同時に標準抵抗値Ro
に基づいた基準流量値D2を設定して流量検出を
行う(ステツプ(100))。そして、実測流量値D
1が当該基準流量値D2(200c.c./分)以上にな
つたら、その時点から抵抗測定用タイマー20を
作動させる(ステツプ(101)、(102))。同時に電
極間抵抗を測定し、この測定はタイマー20がタ
イムアツプするまで継続するとともに、抵抗値を
監視し最低抵抗値Rdを選択して制御回路10に
設定する(ステツプ(103)、(104)、(105)、
(106)、(107))。最低抵抗値Rdは異常乳警報発生
部25において異常乳か否か判別され、異常乳の
場合には警報を発する(ステツプ(108)、
(109))。また、最低抵抗値Rdに基づいて基準流
量値D2が補正される(ステツプ(110))。そし
て、実測流量値D1が補正された実測流量値D1
以下になつたときに、その時点で搾乳終了タイマ
ー20を作動させる(ステツプ(111)、(112)、
(113))。この終了タイマー20は実測流量値D1
が基準流量値D2以下のときのみ作動して時間を
積算する。つまり、乳牛はその特性によつて再び
乳汁を流出し、流量が増加する場合もあるが、こ
の場合、第3図Bのように再び基準流量値D2を
越え、この後に減少して基準流量値D2以下にな
る曲線を描く。このため、終了タイマー20は第
3図Aのように実測流量値D1が基準流量値D2
以下となつた時間TaとTbのみ作動し、積算時間
Ta+Tb=Tmを前記終了警報発生部28によつ
て表示する。そして、予め設定した時間量(例え
ば30秒程度)を積算した場合には終了タイマー2
0がタイムアツプする。この場合、終了警報発生
部28は前記時間Ta経過後に予告警報音を発し、
タイムアツプ後に終了警報音を発するように機能
する(ステツプ(114)、(115)、(116))。
また、このような流量測定装置1は第4図の搾
乳機50に装備する。同図において51はミルク
パイプ、52は真空パイプである。ミルクパイプ
51は制御装置53を介してミルククロー54に
接続され、また、乳房に装着する4つのテイート
カツプライナ55…が当該ミルククロー54と前
記真空パイプ52に接続される。そして、流量測
定装置1は制御装置53に内蔵する。また、スピ
ーカ58は、スタートスイツチ12の自動スター
トスイツチ12aと手動スタートスイツチ12
b、ストツプスイツチ13、さらに不図示のモー
ド切換スイツチ14及び電源スイツチ15は当該
制御装置53の表面パネル53aに配設される。
この表面パネル53aを第5図に示す。同図にお
いて、56は積算時間表示部であり、前記終了タ
イマー20の積算時間を表示する。57は時間値
表示部であり、搾乳開始から必要な計測点間、及
び必要な計測点間の時間を表示する。積算時間表
示部56は時間値表示部57の近傍で下から上へ
の傾斜部を有し、かつ下と上において所定の水平
部を有するように配置して、視覚的に見易さを考
慮するとともに、乳牛の診断を容易に行うことが
できるように考慮している。積算時間表示部56
は必要により前期と後期等で色分表示してもよ
い。
以上、実施例について詳細に説明したが本発明
はこのような実施例に限定されるものではなく、
各回路の電気的回路でも良いし、マイクロコンピ
ユータ等を利用したソフトウエア処理であつても
よい。また、最低抵抗値を検出することにより、
基準流量値を補正するようにしたが、勿論実測抵
抗値を補正するようにしてもよい。その他、細部
の構成、形状、配列、数値等は本発明の要旨を逸
脱しない範囲において任意に変更実施できる。
〔発明の効果〕
このように、本発明に係る乳の流量判定方法は
搾乳開始から予め設定した標準抵抗値に基づいて
乳の流量を測定し、所定流量に達した時点から所
定時間乳の抵抗値を実測するとともに、この実測
抵抗値から最低抵抗値を選択し、以後の流量を当
該最低抵抗値に基づいて判定するようにしたた
め、次のような効果を得る。
正確で適確な流量判定を行うことができ、各
乳牛に対し最適な搾乳終了時点の設定等を行う
ことができる。また、無用な空搾りの防止と搾
乳効率向上を図ることができる等適確な搾乳管
理を行うことができる。
各乳牛における乳の固有の抵抗値を正確に検
出できるため、異常乳か否かを容易に判別する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図:本発明方法を実施できる流量測定装置
のブロツク回路図、第2図:同装置の機能を示す
フローチヤート図、第3図:各要素のタイミング
チヤート図、第4図:同流量測定装置を備えた搾
乳機の外観斜視図、第5図:同流量測定装置の外
観正面図。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 搾乳開始から予め設定した標準抵抗値に基づ
    いて乳の流量を測定し、所定流量に達した時点か
    ら所定時間乳の抵抗値を実測するとともに、この
    実測抵抗値から最低抵抗値を選択し、以後の流量
    の大きさを当該最低抵抗値に基づいて判定するこ
    とを特徴とする乳の流量判定方法。
JP61252432A 1986-10-22 1986-10-22 乳の流量判定方法 Granted JPS63105624A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61252432A JPS63105624A (ja) 1986-10-22 1986-10-22 乳の流量判定方法
KR1019870009816A KR890004799B1 (ko) 1986-10-22 1987-09-05 착 유 기

Applications Claiming Priority (1)

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JP61252432A JPS63105624A (ja) 1986-10-22 1986-10-22 乳の流量判定方法

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Publication Number Publication Date
JPS63105624A JPS63105624A (ja) 1988-05-10
JPH0335887B2 true JPH0335887B2 (ja) 1991-05-29

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ID=17237286

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