JPH0317650Y2 - - Google Patents

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JPH0317650Y2
JPH0317650Y2 JP16275986U JP16275986U JPH0317650Y2 JP H0317650 Y2 JPH0317650 Y2 JP H0317650Y2 JP 16275986 U JP16275986 U JP 16275986U JP 16275986 U JP16275986 U JP 16275986U JP H0317650 Y2 JPH0317650 Y2 JP H0317650Y2
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milking
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は搾乳機による搾乳を終了させる際の搾
乳終了検知装置に関する。
〔従来技術及びその問題点〕
搾乳機によつて乳牛から搾乳を行う場合、流量
が一定量以下になつたときは速やかに搾乳を終了
させることが牛体の保護、搾乳効率等の観点から
望ましい。
従来、搾乳を終了させる場合、流量を検出し、
一定流量以下になつたら予め設定した所定の待し
時間を経過した後に終了させており、この場合、
例えば特開昭59−169428号公報等で開示される搾
乳終了制御装置のようにインジケータ等により表
示していた。
しかし、従来の搾乳終了検知装置は画一的に設
定された待ち時間を各乳牛に適用して搾乳を終了
させていたため、各乳牛の特性により待ち時間が
長すぎたり短かすぎたりする場合が生じる。待ち
時間が長いことは空搾り時間が長くなることであ
り、牛体に悪影響を及ぼす原因となる。また、待
ち時間が短かすぎると搾乳効率を低下させる原因
となる等各乳牛にとつて適確な搾乳終了管理がで
きない問題があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上述した従来技術に存在する諸問題を
解決した搾乳終了検知装置の提供を目的とするも
ので、以下に示す装置1によつて達成される。
即ち、本考案に係る搾乳終了検知装置1は搾乳
時における乳の流量を検出する流量検出手段2
と、この流量検出手段2から特る実測流量値D1
が搾乳終了付近で予め設定した基準流量値D2以
下となる時間を積算する、例えば終了タイマー4
を利用した時間積算手段7と、この時間積算手段
7から得る積算時間を例えばグラフ表示する表示
手段5を備えたことを特徴としている。
〔作用〕
次に、本考案の作用について説明する。
本考案に係る搾乳終了検知装置1は実測流量値
D1が搾乳終了付近で安定流量値である基準流量
値D2以下になつたときの時間を時間積算手段7
によつて積算していく。積算時間は同時に表示手
段5によつて表示され、積算時間がどの程度に達
しているか確認できるとともに、基準流量値D2
以下になつている時間のみを積算するため各乳牛
に対し適確な空搾り時間が適用できる。
〔実施例〕
以下には本考案に係る好適な実施例を図面に基
づき詳細に説明する。第1図は本考案に係る搾乳
終了検知装置のブロツク回路図、第2図は同装置
の機能を示すフローチヤート図、第3図は各要素
のタイムチヤート図、第4図は乳牛別の時間対搾
乳量特性図、第5図は同搾乳終了検知装置を備え
た搾乳機の外観斜視図、第6図は同搾乳終了装置
の外観正面図、第7図は同装置における他の実施
例を示す表示部の正面図である。
まず、第1図を参照して搾乳終了検知装置1の
構成について説明する。
10は制御回路である。制御回路10には操作
回路11を接続する。操作回路11にはスタート
スイツチ12、ストツプスイツチ13、モード切
換スイツチ14、電源スイツチ15を接続し、各
スイツチの状態は操作回路11を介して前記制御
回路10へ入力する。
また、16は流量検出回路であり、この回路1
6には一対の電極17a,17bを接続する。各
電極17a,17bは搾乳ライン中へ付設し、両
電極間に電流を流すことによつて乳汁の電気的抵
抗値を測定するもので、例えば特開昭59−169428
号公報に開示される手段を利用できる。流量検出
回路16及び各電極17a,17bは前記流量検
出手段2を構成している。なお、乳汁の電気的抵
抗値は第3図B,Cに示すように乳の流量に対し
反比例的に変化するため、当該流量検出回路16
からは流量に対応した実測流量値D1が流量値比
較回路18に供給される。一方、流量値比較回路
18には予め設定された基準流量値D2が制御回
路10から付与されており、同回路18において
両流量量値D1とD2が比較される。なお、基準
流量値D2はいわば流量が安定状態となる値であ
り、第3図Bから明らかなように電気的抵抗値が
略一定になる200〔c.c./分〕付近に設定することが
望ましい。また、流量検出回路16では実測流量
値D1が基準流量値D2に達した後の所定時間内
に一定周期毎に電気的抵抗値の測定を行い、この
測定結果の内一番小さい抵抗値を固有抵抗値とし
て記憶する。一方、標準抵抗値を例えば制御回路
10に記憶しておき、前記固有抵抗値と比較す
る。そして、ズレている場合にはその係数を演算
して前記基準流量値D2を補正する。なお、固有
抵抗値が予め設定した異常検出用設定値よりも大
きければ異常牛として警報を発する。
他方、4は終了タイマーであつて制御回路10
から作動開始のタイミング信号及びクリア(リセ
ツト)信号が与えられるとともに、前記流量値比
較回路18から時間を積算するタイミング信号が
与えられる。これら終了タイヤー4、制御回路1
0、流量値比較回路18は時間積算手段7を構成
している。なお、終了タイマー4には搾乳開始点
から作動する時間値測定用タイマーが内蔵されて
おり、測定された経過時間は制御回路10に付与
され、記憶されるとともに、表示出力回路19を
介して表示器20によつて表示される。表示器2
0は例えば液晶表示パネル或は蛍光表示管等によ
つて経過時間をデイジタル表示する時間値表示部
21と、後述する搾乳終期における所定流量以下
の時間を積算表示する例えば複数の発光ダイオー
ド22を一列に並べてアナログ的に表示する積算
時間表示部23からなる。なお、24は音声出力
回路、25はスピーカであり、後述する必要な時
間に警報音を発する。
次に、第2図及び第3図を参照して同装置1の
機能について説明する。
まず。スタートスイツチ12をONすることに
よつて、搾乳開始となる。同時に時間値測定用タ
イマーがリセツトされ、“0”から作動し、また
搾乳中の表示が行われる(ステツプ100,10
1)。そして、第3図Bに示すように時間の経過
とともに、乳汁が増加して流出する。この流出に
より、第3図Cのように乳汁の電気的抵抗値は減
少する。そして、この抵抗値に対応する実測流量
値D1が予め設定した基準流量値D2以上になる
と、当該流量値D2に達したときの時間t1が測
定され搾乳開始からの経過時間T1が記憶され
る。また、乳汁の流出は徐々に増加し、ピークを
過ぎて減少を始める。そして、実測流量値D1が
基準流量値D2以下になると、当該流量値D2に
達したときの時間t2が測定され、前記t1から
の経過時間T2が記憶される。また、時間t2と
同時に終了タイマー4が作動する(ステツプ10
2,103,104)。この終了タイマ4は実測
流量値D1が基準流量値D2以下のときのみ作動
して時間を積算する。つまり、乳牛はその特性に
よつて再び乳汁を流出し、流量が増加する場合も
あるが、この場合、第3図Bのように再び基準流
量値D2を越え、この後に減少して基準流量値D
2以下になる曲線を描く。このため、終了タイマ
ー4は第3図Aのように実測流量値D1が基準流
量値D2以下となる時間TaとTbのみ作動し、積
算時間Ta+Tb=Tmを積算時間表示部23に表
示する(ステツプ105,106,107,10
8)。そして、予め設定した時間量(=Tm)(例
えば30秒程度)を積算した場合には終了タイマー
4がタイムアツプする(ステツプ109,11
0)。なお、積算時間の表示は発光ダイオード2
2が積算量に対応して下から順次点灯していく。
また、タイムアツプ時点の時間t3を測定し、か
つ前記時間t2からの経過時間T3を記憶する。
なお、前記音声出力回路24は例えば前記時間
Ta経過後に予告警報音を発し、タイムアツプ後
に終了警報音を発するように機能する。また、当
該タイムアツプのタイミングは前記表示部23で
確認できるため、ストツプスイツチ13を押して
搾乳を停止する(ステツプ111,112)。な
お、積算時間表示部23の点灯開始によつて、作
業者は搾乳終了期は入つていることを知ることが
できる。したがつて、通常は終了警報音を発生し
たときに、搾乳を停止させればよいが、乳牛によ
つては積算時間表示部23を見ることにより、早
目に終了させることもできる。このように、積算
時間表示部23の表示は搾乳終了ランプとして機
能すると同時に、当該表示により搾乳終了期にお
ける搾乳状態を定量的に把握できるため、乳牛の
状態に応じた搾乳終了検出を実現できる。即ち、
乳牛の場合、画一的に搾乳を終了させることは乳
牛保護の見地から好ましくない場合を生ずるが、
本装置1により、個々の乳牛に適した終了タイミ
ングの検出が可能になる。一方、停止時間t4を
測定し、前記時間t3からの経過時間T4を記憶
し、同時に前記表示部23において時間T1を表
示する。この経過時間T4は空搾り時間となる。
なお、搾乳機のテイートカツプライナを乳房から
取外す場合には通常手動と自動があり、自動離脱
の場合には経過時間T4が存在しない場合があ
る。そして、電源スイツチ15をOFFせずに、
モード切換スイツチ14を順次切り換えれば前記
時間T2〜T4を時間値表示部21によつて表示
できるとともに、必要により合計時間が表示され
る。
ところで、搾乳時間と搾乳量の関係は第4図の
ようになり、例えば優良牛の場合にはP1のよう
に早期に立ち上がり、また、早期に流出を完了す
る。そして、平均的な良牛の場合はP2、あまり
良質でない乳牛の場合はP3のようになり、良質
でない乳牛ほど立ち上がりが遅く、しかも完了が
遅くなる。したがつて、前記時間T1とT2、さ
らにT3,T4を予め設定した良否判定のための
時間値と比較すれば乳牛の特性を診断することが
できる。
また、このような搾乳終了装置1は第5図の搾
乳機50に装備する。同図において51はミルク
パイプ、52は真空パイプである。ミルクパイプ
51は制御装置53を介してミルククロー54に
接続し、また、乳房に装着する4つのテイートカ
ツプライナ55…が当該ミルククロー54と前記
真空パイプ52に接続する。一方、搾乳終了検知
装置1は制御装置53に内蔵するとともに、表示
器20、スピーカ25、スタートスイツチ12を
なす自動スタートスイツチ12aと手動スタート
スイツチ12b、ストツプスイツチ13、さらに
不図示のモード切換スイツチ14及び電源スイツ
チ15は当該制御装置53の表面パネル53aに
配設される。この表面パネル53aを第6図に示
す。同図のように表示器20における積算時間表
示部23は時間値表示部21の近傍であつて下か
ら上への傾斜部を有し、かつ下と上において所定
の水平部を有するように配置して、視覚的に見易
さを考慮するとともに、乳牛の診断を容易に行う
ことができるように考慮している。なお、積算時
間表示部23の配置形状はこのような実施例に限
らず、任意に実施でき、例えば第7図のような形
状も好適である。また、積算時間表示部23は必
要により前期と後期等で色分表示してもよい。
以上、実施例について詳細に説明したが本考案
はこのような実施例に限定されるものではなく、
各回路は電気的回路でも良いし、マイクロコンピ
ユータ等を利用したソフトウエア処理であつても
よい。その他、細部の構成、形状、配列、数値等
は本考案の要旨を逸脱しない範囲において任意に
変更実施できる。
〔考案の効果〕
このように、本考案に係る搾乳終了検知装置は
乳の流量を検出する流量検出手段から得る実測流
量値が搾乳終了付近で予め設定した基準流量値以
下となる時間を積算し、この積算時間を表示する
ようにしたため、次のような効果を得る。
各乳牛に最適な空搾り時間を設定することが
でき、搾乳作業の高効率化、乳牛保護の強化を
図れ、以て各乳牛に対し適確な搾乳終了管理を
行うことができる。
最適な実施形態によつて積算時間をグラフ表
示してなるため、搾乳が終了したか、或はいつ
頃終了するか等の情報を一目で容易に確認する
ことができ、特に手動で離脱する際のユニツト
離脱タイミングを容易、かつ正確に設定でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図:本考案に係る搾乳終了検知装置のブロ
ツク回路図、第2図:同装置の機能を示すフロー
チヤート図、第3図:各要素のタイミングチヤー
ト図、第4図:乳牛別の時間対搾乳量特性図、第
5図:同搾乳終了検知装置を備えた搾乳機の外観
斜視図、第6図:同搾乳終了検知装置の外観正面
図、第7図は:同装置における他の実施例を示す
表示部の正面図。 尚図面中、1:搾乳終了検知装置、2:流量検
出手段、4:終了タイマー、5:表示手段、7:
時間積算手段、D1:実測流量値、D2:基準流
量値。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 搾乳時における乳の流量を検出する流量検出
    手段と、前記流量検出手段から得る実測流量値
    が搾乳終了付近で予め設定した基準流量値以下
    となる時間を積算する時間積算手段と、前期時
    間積算手段から得る積算時間を表示する表示手
    段を備えたことを特徴とする搾乳終了検知装
    置。 (2) 前記基準流量値は乳汁の固有抵抗値を検出し
    て補正することを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の搾乳終了検知装置。 (3) 前記表示手段はグラフ表示することを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項記載の搾乳
    終了検知装置。
JP16275986U 1986-10-22 1986-10-22 Expired JPH0317650Y2 (ja)

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