JPH0623941Y2 - 乳の流量測定装置 - Google Patents

乳の流量測定装置

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JPH0623941Y2
JPH0623941Y2 JP12346787U JP12346787U JPH0623941Y2 JP H0623941 Y2 JPH0623941 Y2 JP H0623941Y2 JP 12346787 U JP12346787 U JP 12346787U JP 12346787 U JP12346787 U JP 12346787U JP H0623941 Y2 JPH0623941 Y2 JP H0623941Y2
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milk
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milking
circuit
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修 冨沢
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は搾乳機によって搾乳する際に利用できる乳の流
量測定装置に関する。
〔従来の技術〕
一般に、搾乳機には搾乳時における搾乳量を測定する搾
乳量測定装置を備えている。
従来の搾乳量測定装置は主として分流方式と容量方式を
用いている。分流方式としては例えば特公昭46−33
811号公報で開示されるように、入口ノズルから噴射
される混合ジェットの牛乳を分割し、その一部を管状分
割器に収容するとともに、目盛付計量フラスコへ導いて
搾乳量を測定する。一方、容量方式としては例えば特公
昭61−46094号公報で開示されるように、注入さ
れる乳が定量になると回動して乳を外部へ放出するミル
ク貯溜槽を備え、同貯溜槽における一回の貯溜量、貯溜
回数、周期等から搾乳量を測定する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、上述した従来の方式はいずれも次のような問
題点がある。
第一に、搾出される全乳量を測定することができない難
点がある。なお、容量方式の場合は流量測定可能である
が演算手法に頼らなければならない等、測定が著しく困
難となり、しかも、精度の面で劣る。
第二に、乳を分流或は貯溜するため原理的に機械的な機
構を要する。したがって、装置が複雑化、大型化し、さ
らに、手入れやメンテナンス面でも不利となる。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上述した従来技術に存在する問題点を解決した
乳の流量測定装置の提供を目的とするもので、以下に示
す装置1によって達成される。
即ち、本考案に係る流量測定装置1は送乳流路S中に臨
む一対の電極2、3に電流を流して電極間における乳抵
抗値Rmを検出する乳抵抗検出手段4と、この乳抵抗検
出手段4の出力を反転して時間で積分する積分処理手段
5と、この積分処理手段5の出力を補正して流量に比例
した出力を得る補正手段6とを備えてなることを特徴と
する。
〔作用〕
次に、本考案の作用について説明する。
本流量測定装置1は乳抵抗値Rmが乳の流量に対応して
変化する現象に着目し、これに基づき乳の流量を測定す
る。
まず、乳抵抗検出手段4によって一対の電極2、3にお
ける印加電圧と電極間電流の関係から電極間の電気的抵
抗値、つまり、乳抵抗値Rmを得る。この乳抵抗値Rm
の時間的変化は積分処理手段5において反転させること
により流量の時間的変化に対応する信号となり、さらに
時間で積分して定時間単位の積分値を得る。よって、こ
の積分値を補正手段6によって補正すれば、瞬時的流量
に比例した出力を得るとともに、これを積算すれば全搾
乳量を得る。
〔実施例〕
以下には本考案に係る好適な実施例を図面に基づき詳細
に説明する。
第1図は本考案に係る流量測定装置の機能ブロック図、
第2図は同ブロック図中各部における信号のタイミング
チャート図、第3図は同流量測定装置のブロック回路
図、第4図は同流量測定装置の全体的動作を示すフロー
チャート図、第5図は同流量測定装置における電極を備
えたディストリビュータ付近の部分断面図である。
まず、本考案を明確にするため、流量測定装置1の全体
的概略構成について、第3図を参照して説明する。
20は制御装置である。制御装置20には操作回路21
を接続する。操作回路21にはスタート及びストップス
イッチ22、モード切換スイッチ23を接続し、各スイ
ッチ状態は操作回路21を介して前記制御回路20へ入
力する。
また、25は乳抵抗検出部である。同部25は基準信号
出力回路25aから送乳流路S中に配した一対の電極2
と3間に基準信号を印加するとともに、抵抗測定回路2
5bによって電極2と3間の電気的抵抗値である乳抵抗
値Rmを検出する。なお、同回路25bの出力はアナロ
グ−ディジタル変換回路26を介して前記制御回路20
へ入力する。
一方、27は係数設定回路であり、乳の最低抵抗値から
固有抵抗値Rを算出するとともに、この固有抵抗値R
と標準抵抗値設定回路28において予め設定される標
準乳牛における標準抵抗値Rから補正係数を設定す
る。29は基準流量値Q1、Q2(Q1>Q2)(第2
図)を設定する基準流量値設定回路である。30は流量
値比較回路であり、基準流量値Q1及びQ2と、後に詳
述する乳抵抗値Rmから得る実測流量値を比較し、その
結果を終了警報回路31へ付与する。32は搾乳終了時
にユニット自動離脱装置へ離脱信号を出力する離脱信号
出力回路である。
また、33は流量表示回路であり、ディジタル表示部3
4によって瞬時的流量値を表示するとともに、アナログ
表示部35によって基準流量値(例えばQ2)以下にな
ったときの流量を積算表示して、搾乳が終了間近である
ことを表示する。36は搾乳量表示回路であり、前記デ
ィジタル表示部34を表示切り換えして搾乳開始から積
算した全搾乳量を表示する。37は異常乳警報回路であ
り、前記固有抵抗値Rと予め設定したしきい値を比較
し、正常範囲を脱していれば警報を発する。
一方、10は流量演算部であり、前記乳抵抗値Rmを演
算処理して乳の実測流量値を求める。
次に、係る流量演算部10の機能について、第1図及び
第2図を参照して具体的に説明する。
第1図において、11は電極部であり、前記電極2、3
により構成する。電極部11は第5図のようにミルキン
グユニット側のミルクチューブ50をミルクパイプライ
ン側Pへ傾けて接続するディストリビュータ51へ付設
する。一方の電極2はその先端を送乳流路Sの中心に位
置させるとともに、先端のみを露出する。また、他方の
電極3は例えば流路Sを形成しているミルクチューブ5
0の端部に結合した接続パイプ50aの導通を利用す
る。このように電極部11をミルクパイプライン側へ傾
斜し、且つ着脱可能なディストリビュータ51の特にミ
ルクパイプライン側P付近に付設することにより、搾乳
された後戻りのない乳のみを確実に検出できるととも
に、少なくとも一方の電極を流路中心に位置させること
により、流路Sの壁面に付着した残乳に影響されない構
成とすることができる。なお、第5図において52はパ
ルセータ、53はディストリビュータ51に一体的に取
り付けた警報ユニットであり、この警報ユニット53に
は前記各スイッチ22、23、各表示部34、35、各
警報回路31、37に接続されるランプ及びブザーをそ
れぞれ配設する。
一方、第1図に戻り、電極部11に接続した前記抵抗測
定回路25bにより電極間抵抗である乳抵抗値Rmの検
出を行う。検出した乳抵抗値Rmの時間的変化を第2図
(b)に示す。なお、乳抵抗値Rmは流量が大きくなる
と減少するため、第2図(a)に示す流量の時間的変化
に対しては反対の変化を示すとともに、通常、乳はパル
セータ52により気泡を含み且つ間欠的に送られるた
め、これらの影響等によりノイズを含んだデータとな
る。このため、乳抵抗値Rmは反転機能部12におい
て、所定のレベルを基準として反転させ、さらに積分機
能部13によって当該反転した乳抵抗値Rmを時間で積
分して定時間単位の積分値を得る。
また、指数関数的に変化する積分値の特性を第一補正機
能部14における逆関数特性によって直線化する補正を
行うとともに、実際の流量に一致させるため、第二補正
機能部15によって補正を行う。この第二補正機能部1
5による補正は例えば同時に流量を正確に測定し、対応
するデータをデータテーブル化することにより実施でき
る。よって、補正された定時間単位の積分データをプロ
ットすれば第2図(c)に示すような変化曲線を得、こ
の変化曲線は実際の流量変化(同図(a))と一致した
特性となる。なお、補正された各積分データを積算する
と同図(d)の特性曲線を得、搾乳開始からの全乳量を
知ることができる。
なお、同図(e)は警報発生領域を示しており、領域A
1は第一警報、領域A2は第二警報を発生する。
次に、装置1の全体的動作について第4図を参照して説
明する。
まず、搾乳開始により、標準抵抗値Rによる流量測定
を行い、所定の流量以上に達したら最低抵抗値から固有
抵抗値Rを算出して前記係数設定回路27により係数
を設定する(ステップ10、101、102、10
3)。一方、異常乳警報回路37においては異常乳か否
かを判別し、異常乳の場合には警報を発する(ステップ
104、105)。正常の場合には第1図の測定系に従
って流量の測定を行い、流量表示を行う(ステップ10
6、107)。そして、搾乳が終了間近となり、流量が
基準流量値Q1以下になったら第一警報を発し、また、
流量が基準流量値Q2以下になったら第二警報を発する
(第2図参照)。そして、第二警報を発したならユニッ
ト自動離脱装置へ離脱信号を出力するとともに、積算し
た全乳量を表示し、搾乳を終了する(ステップ108、
109、110、111、112、113)。
以上、実施例について詳細に説明したが、本考案はこの
ような実施例に限定されるものではない。例えば、積分
処理手段は信号を直接的に積分器へ供給して積分しても
よいし、ディジタル変換等によって間接的、或は類似の
手法を利用してもよく、要は積分値と同様の結果を得る
手段でよい。また、補正手段は積分値を実際の流量に一
致させるための補正であり、例示の他、温度補正等の任
意の補正処理を含むものである。その他、細部の構成等
において本考案の要旨を逸脱しない範囲で任意に変更実
施できる。
〔考案の効果〕
このように、本考案に係る乳の流量測定装置は送乳流路
中に臨む一対の電極を利用して乳抵抗値を検出し、積分
処理を行うことにより流量を測定するようにしたため、
次のような著効を得る。
搾乳時における瞬時的な流量と搾出される全流量を正
確に測定することができるため、乳牛の特性や能力等の
把握が容易となり、搾乳作業の効率化、乳牛の保護強
化、酪農の経営効率化を達成できる。
原理的に電気信号で検出できるため、装置の著しい小
型軽量化を図れる。
機械的部分をほとんど必要としないため、故障が少な
く信頼性に優れるとともに、手入れやメンテナンスが大
幅に簡略化される。
【図面の簡単な説明】
第1図:本考案に係る流量測定装置の機能ブロック図、 第2図:同ブロック図中各部における信号のタイミング
チャート図、 第3図:同流量測定装置のブロック回路図、 第4図:同流量測定装置の全体的動作を示すフローチャ
ート図、 第5図:同流量測定装置における電極を備えたディスト
リビュータ付近の部分断面図。 尚図面中、 1:流量測定装置、2,3:電極 4:乳抵抗検出手段、5:積分処理手段 6:補正手段

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】送乳流路中に臨む一対の電極に電流を流し
    て電極間における乳抵抗値を検出する乳抵抗検出手段
    と、前記乳抵抗検出手段の出力を反転して時間で積分す
    る積分処理手段と、前記積分処理手段の出力を補正して
    流量に比例した出力を得る補正手段とを備えてなる乳の
    流量測定装置。
JP12346787U 1987-08-11 1987-08-11 乳の流量測定装置 Expired - Lifetime JPH0623941Y2 (ja)

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