JPH0748965B2 - 搾乳監視方法 - Google Patents

搾乳監視方法

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JPH0748965B2
JPH0748965B2 JP2174119A JP17411990A JPH0748965B2 JP H0748965 B2 JPH0748965 B2 JP H0748965B2 JP 2174119 A JP2174119 A JP 2174119A JP 17411990 A JP17411990 A JP 17411990A JP H0748965 B2 JPH0748965 B2 JP H0748965B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は搾乳機により搾乳する際の搾乳状態を監視する
ための搾乳監視方法に関する。
〔従来の技術〕
搾乳機を用いて搾乳する場合、搾乳終了判定は適切な時
期に行う必要がある。過搾乳の場合には乳牛乳房の内部
細胞組織を真空状態のまま放置するため、乳房炎の危険
性を増すとともに、搾乳した牛乳内に体細胞が増加する
ことになる。したがって、搾乳終了判定を正確かつ確実
に実行することは搾乳において極めて重要な課題とな
る。
このため、最近は搾乳ユニットを自動離脱することから
も、流量センサを用いた搾乳終了判定方法も採用されて
いる。
流量センサによる判定は乳の流量を流量センサにより測
定し、搾乳末期における実測流量値が、予め設定した基
準流量値(例えば0.2〜0.8〔kg/min〕程度)よりも低下
したなら、搾乳終了と判定するもので、例えば、本出願
人も既に実開昭63−68758号公報において、実測流量値
が基準流量値よりも低下した時間を積算し、この積算値
が一定の値を超えたなら搾乳を終了させる搾乳終了検知
装置を提案している。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、通常は乳牛の四つの乳房にそれぞれティート
カップライナを装着して同時に搾乳を行うが、全ての乳
房における搾乳が同時に終了することは希であり、各乳
房における搾乳終了時間はバラつくことが多い。このた
め、最初に搾乳終了した乳房の終了時間が他の乳房に比
べて極端に早いときは、最初の乳房が過搾乳にさらされ
ることになる。しかし、従来の終了判定法ではこのよう
な一時的な流量低下の検出は困難である。
また、過搾乳による潜在性乳房炎及び牛乳内の体細胞増
加の危険性を回避するため、乳房内に牛乳が少し残留し
ている状態で、搾乳終了判定することも行われている
が、この場合、前述した基準流量値を高い値、例えば0.
8〜1.0〔kg/min〕程度に設定することになる。しかし、
乳牛は第5図に示すように、乳の出の良好な乳牛C1、出
の悪い乳牛C2、特に出の悪い乳牛C3等が存在し、各乳牛
には固体差がある。このため、単に基準流量値を大きく
しても、乳牛C3の場合には、搾乳初期から搾乳終了と判
定してしまう弊害を生ずる。他方、乳牛C1の場合には過
搾乳の危険から守るためにも、さらに基準流量値を大き
くする必要がある(例えば、1.0〜2.0〔kg/min〕程
度)。いずれにしても、このような場合、画一的な基準
流量値を設定する従来の判定法では正確で確実な判定は
困難となる。
本発明はこのような従来の技術に存在する課題を解決し
た搾乳監視方法の提供を目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る搾乳監視方法は、一定サンプリング期間Ts
を一定の時間間隔で順次設定するとともに、搾乳時にお
ける乳の流量を測定し、任意の時間における一定サンプ
リング期間Tsの全乳量に対する相関性を有する検出値
(第二の検出値DN)と前記任意の時間における一定サン
プリング期間Tsよりも一定時間To前における一定サンプ
リング期間Tsの全乳量に対する相関性を有する検出値
(第一の検出値DN-1)を得ることにより、第一の検出値
DN-1に対する第二の検出値DNの変化率CNを算出し、得ら
れた変化率CN(C1…)をモニターするようにしたことを
特徴とする。この場合、一定サンプリング期間Tsの全乳
量に対する相関性を有する検出値とは、一定のサンプリ
ング時間Tr(Ts>Tr)に基づいてサンプリングした一定
サンプリング期間Ts中に含むn個の流量値データの総和
又は平均値である。また、変化率CNは予め設定した基準
率CSと比較し、基準率CSを越えたときに、警報を発する
ことができる。
〔作用〕
本発明に係る搾乳監視方法によれば、搾乳中は乳の流量
を連続的に測定する。
一方、一定サンプリング期間Tsの全乳量に対する相関性
を有する検出値D1…、即ち、一定のサンプリング時間Tr
((Ts>Tr)に基づいてサンプリングした一定サンプリ
ング期間Ts中に含むn個の流量値データの総和又は平均
値により表した検出値D1…を、一定の時間間隔で順次検
出して記憶(一時記憶)する。
そして、得られた任意の検出値(第二の検出値)DNと、
これよりも一定時間To前における記憶された第一の検出
値DN-1から変化率CNを算出、即ち、(第二の検出値DN
/(第一の検出値DN-1)を用いて算出する。
よって、変化率CN(C1…)をモニターすれば、流量値の
変化度合及び変化方向(増減方向)を知ることができ
る。
また、基準率CSを設定すれば、流量減少方向における変
化度合を判定でき、搾乳終了が近いこと、或は一部の乳
房の搾乳が終了したことを知ることができる。
〔実施例〕
次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図面に基づき
詳細に説明する。
まず、本発明に係る搾乳監視方法を実施できる搾乳機の
全体構成について、第3図及び第4図を参照して説明す
る。
第4図は搾乳機1の外観構成を示す。同図において、51
はミルクパイプ、52は真空パイプであり、ミルクパイプ
51は制御装置20を介してミルククロー54に接続する。ミ
ルククロー54には乳牛の乳房に装着する四つのティート
カップライナ55…を接続し、さらに各ティートカップラ
イナ55…はパルセータ53を介して真空パイプ52に接続す
る。
一方、制御装置20は第3図のように構成する。21は制御
回路である。制御回路21には操作回路22を介してスター
トスイッチ23、ストップスイッチ24、モード切換スイッ
チ25、電源スイッチ26をそれぞれ接続する。
また、27は流量検出回路であり、同回路27には一対の電
極28a、28bを接続する。各電極28a、28bは搾乳ライン中
に付設し、両電極28aと28b間に電流を流すことにより、
乳汁の電気抵抗値を測定する(例えば、特開昭59−1694
28号公報参照)。なお、この電気抵抗値は乳の流量に対
し反比例的に変化し、流量検出回路27からは流量に対応
した実測流量値(第2図(a)参照)を得る。
さらに、Hは搾乳終了検出系であり、次のように機能す
る。まず、流量検出回路27から得る実測流量値は流量値
比較回路29に供給される。流量値比較回路29には予め設
定された基準流量値(第2図(a)E)が制御回路21か
ら与えられ、実測流量値と基準流量値が比較される。こ
れにより、実測流量値が基準流量値よりも小さくなれ
ば、終了タイマー30を作動させ、この時間を積算する。
そして、終了タイマー30がタイムアップしたなら搾乳終
了と判定し、音声出力回路31を介してスピーカ32から終
了警報を発する。また、積算時間及び搾乳時間等は表示
回路33を介して表示部34により表示される。
次に、本発明に係る搾乳監視方法について第1図及び第
2図を参照し、制御回路21の機能とともに説明する。
まず、搾乳中における前記電極28a、28b及び流量検出回
路27から得る実測流量値は、制御回路21に付与される。
この実測流量値の変化特性の一例を第2図(a)に示
す。
また、制御回路21では全搾乳期間中、入力する実測流量
値に対して一定のサンプリング時間Trでサンプリングを
行い流量値データを得る。そして、サンプリング機能部
2では一定サンプリング期間Ts(Ts>Tr)の全乳量に対
する相関性を有する検出値D1…、即ち、同期間Ts中に含
む前記サンプリング時間Trに基づくn個の流量値データ
の総和、或は平均値等を用いた検出値D1…を求める。こ
のような検出手法により、実測流量値の短時間内でのバ
ラつきを吸収できる。一定サンプリング期間Tsは搾乳期
間の全部又は一部において一定の時間間隔で順次設定
し、検出値D1…を連続的に得る。
一方、第2図(a)における第N番目の一定サンプリン
グ期間Tsでは、検出値(第二の検出値)DNを得るものと
する。この場合、第二の検出値DNは変化率算出機能部4
に付与されるとともに、同時にシフトレジスタ等を用い
た一時記憶機能部3に付与される。一時記憶機能部3は
入力した任意の検出値を記憶し、一定時間To経過した時
点で出力する。したがって、変化率算出機能部4には、
変化率の差をより明確にするため、第二の検出値DNと一
緒に、一定時間To前における第一の検出値DN-1が付与さ
れる。よって、変化率算出機能部4は、第一の検出値D
N-1に対する第二の検出値DNの変化率CNを算出、即ち、
〔第二の検出値DN〕/〔第一の検出値DN-1〕を用いて算
出する。
また、得られた変化率CNは比較機能部5に付与される。
一方、基準率設定部6には基準率CS(第2図(b)参
照)が予め設定されており、比較機能部5は変化率CN
基準率CSを比較し、変化率CNが基準率CSを越えた場合に
は、音声出力回路31を介してスピーカ32から予備警報を
発する。
このようにして得られる変化率CN(C1…)を順次時間軸
上にプロットすれば、第2図(b)のようになり、モニ
ターすることができる。また、次のように利用できる。
第2図(a)において、定常の搾乳時には流量変化は少
なく、この結果、変化率C1…も第2図(b)のように小
さく、基準率CSの範囲内にある。一方、終了間際には一
旦流量値が低下し、階段状に変化している。この状態は
四つの乳房のうち、一部の乳房の搾乳が終了したことに
基づくものであり、特に、流量値が低下したF点前後の
変化率CFは基準率CSを越えてしまう。よって、このとき
に発する予備警報により、このような事態を知ることが
でき、適切に対処できる。また、基準率CS、サンプリグ
期間Ts及び一定期間Toの大きさを選定すれば、流量値の
減少傾向を検知することができ、搾乳終了判定前に予備
終了警報を発することもでき、乳の出の良好な乳牛或は
特に出の悪い乳牛の場合であっても終了近いことを確認
できる。
以上、実施例について詳細に説明したが、本発明はこの
ような実施例に限定されるものでなく、細部の構成、手
法等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で任意に
変更できる。
〔発明の効果〕
このように、本発明に係る搾乳監視方法は搾乳時におけ
る乳の流量を測定し、任意の時間における一定サンプリ
ング期間の全乳量に対する相関性を有する検出値(第二
の検出値)と前記一定サンプリング期間よりも一定時間
前における一定サンプリング期間の全乳量に対する相関
性を有する第一の検出値を得るとともに、第一の検出値
に対する第二の検出値の変化率を算出し、得られた変化
率をモニターするようにしたため、次のような顕著な効
果を奏する。
最初に搾乳終了した一部の乳房の終了時間が他の乳
房に比べて極端に早い場合であっても、このような事態
を知ることができ、適切に対処できる。この結果、乳房
が過搾乳にさらされる危険性を回避できる。
乳の出の良好な乳牛、特に出の悪い乳牛等による固
体差があっても、これに左右されることなく、搾乳終了
を予備的に検知できる。
検出する流量値が短時間の間に頻繁に変動を繰り返
しても、この一時的な変動に左右されることなく、流量
の増減傾向を正確かつ的確に把握できる。
【図面の簡単な説明】
第1図:本発明に係る搾乳監視方法を実施できる制御系
の機能ブロツク図、 第2図(a),(b):時間対実測流量値及び時間対変
化率を示す特性図、 第3図:搾乳機の制御系のブロツク回路図、 第4図:搾乳機の外観構成図、 第5図:搾乳時間に対する乳の流量の関係を示す特性
図。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定サンプリング期間Tsを一定の時間間隔
    で順次設定するとともに、搾乳時における乳の流量を測
    定し、任意の時間における一定サンプリング期間Tsの全
    乳量に対する相関性を有する検出値(第二の検出値DN
    と前記任意の時間における一定サンプリング期間Tsより
    も一定時間To前における一定サンプリング期間Tsの全乳
    量に対する相関性を有する検出値(第一の検出値DN-1
    を得ることにより、第一の検出値DN-1に対する第二の検
    出値DNの変化率CNを算出し、得られた変化率CN(C1…)
    をモニターすることを特徴とする搾乳監視方法。
  2. 【請求項2】一定サンプリング期間Tsの全乳量に対する
    相関性を有する検出値は、一定のサンプリング時間Tr
    (Ts>Tr)に基づいてサンプリングした一定サンプリン
    グ期間Ts中に含むn個の流量値データの総和又は平均値
    であることを特徴とする請求項1記載の搾乳監視方法。
  3. 【請求項3】変化率CNは予め設定した基準率CSと比較
    し、基準率CSを越えたときに、警報を発することを特徴
    とする請求項1記載の搾乳監視方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63105623A (ja) * 1986-10-22 1988-05-10 オリオン機械株式会社 乳牛の搾乳特性診断方法及びその装置

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