JPH0335609Y2 - - Google Patents

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JPH0335609Y2
JPH0335609Y2 JP1984009525U JP952584U JPH0335609Y2 JP H0335609 Y2 JPH0335609 Y2 JP H0335609Y2 JP 1984009525 U JP1984009525 U JP 1984009525U JP 952584 U JP952584 U JP 952584U JP H0335609 Y2 JPH0335609 Y2 JP H0335609Y2
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JP
Japan
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molded substrate
ridges
molded
grooves
substrate
Prior art date
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JP1984009525U
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JPS60122213U (ja
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Landscapes

  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車用ドアの内張りに使用される自
動車のドアトリムに関するものである。
(従来の技術) 自動車用ドアの内張りにはハードボードや硬質
繊維板、合成樹脂板等よりなる折曲縁部が上縁に
形成された基板の表面に表皮材を被装した自動車
のドアトリムが装着されているが、従来のこの種
自動車のドアトリムはその殆どが平面で構成され
ているため、ドア本体のインナーパネルに周縁を
リテーナ等を介して装着した場合、車内の温度や
湿度その他環境条件の変化により基板が伸縮し、
反りや波打ちが生じてインナーパネルへの装着が
解かれたり基板が折損し易く、特に、近時急速に
普及されつつある形成基板にあつては成形部の残
留応力によりこの傾向は著しく、鉄板等による補
強が必要となつてコスト高となるうえ軽量化の障
害となる等種々の問題点があつた。
(考案が解決しようとする課題) 本考案が解決しようとするところは、前記のよ
うな問題点を解決し、車内の環境条件の変化によ
つても波打ちが生ぜず、しかも、軽量なうえ安価
に量産できる自動車のドアトリムを安価に提供し
ようとすることにある。
(課題を解決するための手段) 前記のような課題を解決しようとする本考案の
自動車のドアトリムは、成形基板の上縁に折曲縁
部を後向きに形成するとともに該成形基板の下縁
から両側縁にわたる片面には細長い凹溝をU字状
に形成してその反対面に該凹溝に対応する細長い
隆条を膨出形成し、該成形基板の表面を褥材層と
表皮層をもつて被覆して該凹溝または隆条による
凹凸を隠蔽したことを特徴とするものである。
(実施例) 以下、本考案を図示の実施例について詳細に説
明する。
1は硬質繊維、合成樹脂等をもつて所要形状に
成形された成形基板であつて、その上縁には折曲
縁部1bを後向きに形成するとともに、中間の所
要箇所には必要に応じ成形凹部1aが形成され、
また、該成形基板1の片面の下縁から両側縁の内
側にわたる部分にはU字状となるよう細長い凹溝
2を、また、前記成形凹部1aの周縁等強度的に
問題の生じ易い箇所にも細長い凹溝2aを前記成
形基板1を成形する際に同時に形成するととも
に、その反対面に該凹溝2,2aに対応する細長
い隆条3,3aを膨出形成してある。そして、こ
の成形基板1はその表面をポリエーテルフオーム
等の肉薄の褥材層4により前記凹溝2,2aや隆
条3,3aが目につかないように表面を平滑とし
て被覆したうえ塩化ビニールシートや織布等の表
皮層5をもつて被覆してある。なお、図中6は成
形基板1の所要の側縁方部に配設されたりリテー
ナ組み込み用の孔である。
(作用) このように構成されたものは、在来のこの種自
動車用のドアトリムと同様にドア本体のインナー
パネルに成形基板1の裏面を当接してその所要の
側縁方向に配設されたリナテーナ組み込み孔6に
組み込んだリテーナ等をもつてインナーパネルに
装着使用すれば、基板として成形基板1を使用し
たので自動車の車内に所要の凹凸を有する装飾的
に優れたドアが得られるものであるが、該成形基
板1にはその上縁に折曲縁部1bを形成してある
うえに片面の下縁から両側にわたりU字状に細長
い凹溝2を形成してあり、さらに、反対面にも該
凹溝2に対応する細長い隆条3を膨出形成してあ
るので、自動車の車内の温度や湿度等環境が変化
して成形基板1が膨張或いは収縮して反りや波打
ち等の変形に対抗する働きを細長い凹溝2とこれ
に対応する細長い隆条3が発揮することとなつ
て、成形基板1全体の曲げ剛性は向上し、成形凹
部1aや折曲縁部1b等の残留歪の発生し易い成
形部を有する成形基板1を使用したにも拘らず該
成形基板1が反つたり波打つたりすることがな
く、従つて、鉄板等による補強をしなくてもイン
ナーパネルへの装着が自然に解かれたりインナー
パネルとの間に隙間ができてこの隙間に靴を引つ
掛けるなどして起こる脱落や成形基板1自身の折
損或いはリテーナがインナーパネルから抜け出る
ことによつて生ずるがたつき等を適確に防止する
ことができる。しかも、前記成形基板1の表面を
褥材層4と表皮層5をもつて被覆して前記凹溝2
または隆条3を隠蔽してあるので、外部からは成
形基板1に凹溝2や隆条3を形成してあるとが判
らず、体裁のよいものとなる。なお、図示の実施
例では成形基板1の凹溝2側を裏側として隆条3
側に褥材層4と表皮層5とを被覆しているが、隆
条3側を裏側として凹溝2に褥材層4の表皮層5
を被覆してもよく、また、褥材層4は表皮層5と
別体のものであつても表皮層5の裏面に一体に褥
材層4が装着された積層表皮材をもつて成形基板
1の表面を被覆してもよい。さらに、凹溝2と隆
条3とは成形基板1の両面の対応する位置に形成
してあればよいが、一般的に隆条3の膨出量が成
形基板1の板厚以上で凹溝2の溝幅も成形基板1
の板厚の1〜3倍程度あり、しかも、凹溝2およ
び隆条3の基部と成形基板1の平面部とのなす角
度が90度前後である場合が変形対策効果上或いは
成形加工上もつとも好ましい。
(考案の効果) 本考案は前記説明から明らかなように、折曲縁
部を上縁に形成してある成形基板に細長い凹溝と
これに対応する細長い隆条を下縁から両側縁にわ
たりU字状に形成してあることによつて、自動車
内部の温度や湿度その他の環境変化等によつて起
り易い反りや波打ち或いは成形基板自身の折損、
インナーパネルからの脱落等の問題点を解決した
もので、成形基板の表面を褥材層と表皮層をもつ
て被覆して前記凹溝または隆条が隠蔽されるの
で、極めて体裁のよいものとなるうえに成形基板
全体を肉薄化できるので軽量で安価に提供できる
利点もあり、従来のこの種自動車のドアトリムの
問題点を解決したものとして実用的価値極めて大
なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す一部切欠斜視
図、第2図は同じく要部の断面図である。 1……成形基板、1b……折曲縁部、2……凹
溝、3……隆条、4……褥材層、5……表皮層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 成形基板1の上縁に折曲縁部1bを後向きに形
    成するとともに該成形基板1の下縁から両側縁に
    わたる片面には細長い凹溝2をU字状に形成して
    その反対面に該凹溝2に対応する細長い隆条3を
    膨出形成し、該成形基板1の表面を褥材層4と表
    皮層5をもつて被覆して前記凹溝2または隆条3
    による凹凸を隠蔽したことを特徴とする自動車の
    ドアトリム。
JP952584U 1984-01-25 1984-01-25 自動車の内装トリム Granted JPS60122213U (ja)

Priority Applications (1)

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JP952584U JPS60122213U (ja) 1984-01-25 1984-01-25 自動車の内装トリム

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JP952584U JPS60122213U (ja) 1984-01-25 1984-01-25 自動車の内装トリム

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Publication Number Publication Date
JPS60122213U JPS60122213U (ja) 1985-08-17
JPH0335609Y2 true JPH0335609Y2 (ja) 1991-07-29

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JP952584U Granted JPS60122213U (ja) 1984-01-25 1984-01-25 自動車の内装トリム

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JP (1) JPS60122213U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6127780Y2 (ja) * 1980-11-27 1986-08-19

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JPS60122213U (ja) 1985-08-17

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