JPH0335532B2 - - Google Patents

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JPH0335532B2
JPH0335532B2 JP58105206A JP10520683A JPH0335532B2 JP H0335532 B2 JPH0335532 B2 JP H0335532B2 JP 58105206 A JP58105206 A JP 58105206A JP 10520683 A JP10520683 A JP 10520683A JP H0335532 B2 JPH0335532 B2 JP H0335532B2
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JP
Japan
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vibration
vibrating body
damping member
damping
speaker box
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP58105206A
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English (en)
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JPS59231240A (ja
Inventor
Kenichi Kumazawa
Ikuo Ogata
Hiroshi Takahashi
Mitsukane Matsushita
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Takaoka Co Ltd
Original Assignee
Aisin Takaoka Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10KSOUND-PRODUCING DEVICES; METHODS OR DEVICES FOR PROTECTING AGAINST, OR FOR DAMPING, NOISE OR OTHER ACOUSTIC WAVES IN GENERAL; ACOUSTICS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G10K11/00Methods or devices for transmitting, conducting or directing sound in general; Methods or devices for protecting against, or for damping, noise or other acoustic waves in general
    • G10K11/16Methods or devices for protecting against, or for damping, noise or other acoustic waves in general

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、振動を吸収する制振部材、特に低周
波の振動を吸収する制振部材に関する。
従来、振動を吸収する部材として、バイメタル
のように弾性率の異なつた2種類の材料を張り合
わせて使用するものとか、振動吸収合金のように
材料自体の特性により振動を吸収するものが知ら
れている。
本発明は従来の制振部材の原理と異なつた新し
いタイプの制振部材を提供するものである。
本発明の制振体部材は、音波等の振動を受けて
空気中で振動する板状の振動体と、該振動体の少
なくとも一面より空気中に突出した棒状の制振体
とから構成されることを特徴とする。
本発明の制振部材を構成する振動体は、板状で
ある。この振動体は音波等の振動を受けて自ら振
動する。板状の形状は長方形でも正方形でも、あ
るいは円板状でもよい。厚さは他の構成要素であ
る制振体の形状とか用途によつて任意に選択され
る。
本発明の制振部材の他の構成要素である制振体
は、上記振動体の少なくとも一面に突出した棒状
体である。この制振体は振動体の振動により長軸
方向に振動が伝達され、制振体の内部で振動を吸
収するものである。制振体の長さ、断面形状等は
用途に応じて任意に選択することができる。この
制振体は振動体の一面に突出して固定されてい
る。制振体が固定されている振動体の表面は最も
振幅の大きい部分であるのが望ましい。振動体の
表面に固定される制振体は、1個でも2個以上で
もよい。また、振動体の板状両面に制振体が固定
されていてもよい。多くの場合に、板状の振動体
で最も振幅の大きい部分は振動体の中央である。
したがつて第1図の斜視図に示すように振動体の
中央に制振体を固定するのが好ましい。振動体の
一面に多数の制振体を設ける場合には、第2図の
斜視図に示すように振動体の中央に位置する制振
体の長さを最も長くし、他の制振体の長さはそれ
ぞれの制振体の中央よりの距離の2乗に逆比例す
る長さの短いものとするのが効果的であると思わ
れる。これは振動体の振動部分の振幅の大きさに
比例して制振体の長さを規定したもので、振幅の
大きい部分に長い制振体を付けるという考えに基
づいている。複雑な振動が生ずる場合には、第3
図にその斜視図を示すように、振動体の全面に制
振体を形成した制振部材が好ましい。
本発明の制振部材を構成する振動体および制振
体は構造材料で作られる。構造材料としては、木
材、プラスチツク、金属、セラミツク等を用いる
ことができる。振動体と制振体とをそれぞれ異つ
た構造材料とすることもできる。好ましくは、構
造材料は吸振特性のすぐれたもの程よい。かかる
構造材料としてねずみ鋳鉄がある。ねずみ鋳鉄の
組成としては炭素が3.0〜4.2%、ケイ素を1.5〜
3.0%残部主として鉄とするのがよい。炭素を3.0
〜4.2%含有する理由は、ねずみ鋳鉄において、
黒鉛を粗大成長させるためには、少なくとも炭素
を3.0%以上含有することが好ましいが、4.2%を
超えるとキツシユ黒鉛の生成による強度低下およ
び加工面が肌荒れして外観上好ましくないためで
ある。
又、ケイ素を1.5〜3.0%含有する理由は、炭素
量が3.0〜4.2%のねずみ鋳鉄において、鋳造段階
で黒鉛を粗大成長させるためには、ケイ素を少な
くとも1.5%含有させる必要があるが、3.0%を超
えるとフエライトが硬化するためである。
ねずみ鋳鉄において、黒鉛が片状で、その上量
の多いものほど加えられた振動をすみやかに吸引
し、摩擦熱として消散する能力が大きい。このた
め共振状態の起き方が急激ではなく、同一エネル
ギに対しても振り巾が小さい。
本発明の制振部材を構成する振動体と制振体と
は一体的に固定されているものでなければならな
い。この意味で制振部材としては振動体と制振体
とが一体的に鋳造された鋳造品、プラスチツクス
等の射出成形品がよい。
本発明の制振部材は、空気中で使用され、びび
り振動の激しい壁面等に張り付けられて壁面の振
動を吸収したり、箱鳴りのするスピーカボツクス
の壁面に一体的に接着されて使用される。また、
本発明の制振部材を用いて直接スピーカボツクス
の壁体を構成することができる。すなわち、振動
体の部分をスピーカボツクス等の構成板材として
用いるものである。この場合には板材の周辺部が
他の板材により固定され、中央部の振動が大きい
ものとなる。他の具体的な例としては、スピーカ
ボツクスの置き台の材料として使用できる。すな
わちスピーカボツクスの底板底面を支える支持台
として本発明の制振部材を使用する。この場合制
振部材の振動体の両端に脚部を設け、制振体は振
動体を下面につり下げられた状態となる。
本発明の制振部材は、音波等の振動を受けて振
動体自体が振動し、その振動体の振動を棒状の制
振体の軸方向の振動として伝える。そして、制振
体内で振動が吸収され、振動体の振動を押えるも
のである。
本発明の制振部材は2000Hz以下の低い周波数の
振動に特に有効である。また、制振体の長さ、断
面形状、材質、重さ等を、例えば試行錯誤的に選
択することにより、特定の周波数の振動を選択的
によく吸収する制振部材とすることもできる。
実施例 1 本発明の第1実施例の制振部材の斜視図を第1
図に示す。この制振部材は振動体1と、この振動
体1の上面中央に一体的に設けられた制振体2と
で構成されている。振動体1は縦23.5cm、横34
cm、厚さ1.2cmの木板製である。また、制振体2
は長さ11cm、断面円形で断面積12.5cm2の鋳鉄製で
重さ960gである。この制御部材は振動体1で振
動を受け、振動体自らが振動し、その振動を制振
体の軸方向に伝達するものである。制振体2は軸
方向に振動する振動を受けて振動を吸収し、振動
体1の振動を著しく減衰させる 本実施例の制振部材の振動吸収効果をみるため
に、本実施例の制振部材をスピーカーボツクスの
裏板として用いた。このスピーカボツクスを第4
図に示す。スピーカボツクスは高さ80cm、横幅34
cm、深さ23.5cmの木板製である。このスピーカボ
ツクスはスピーカが固定保持され、放音孔を有す
る正面板11、両側板12,13、本実施例の制
振部材で構成された裏板14、上板15、下板1
6で構成されている。
本実施例の制振部材の効果をみるために、比較
用のスピーカボツクスとして裏板に本実施例の制
振部材の振動体のみで構成された裏板を用い、他
は上記のスピーカボツクスと全く同一にして比較
用のスピーカボツクスを構成した。この2つのス
ピーカボツクスを用い、2〜2000Hzのランダム音
波を発生し、裏板中央部の振動強度を加速度計で
測定した。その結果を第5図に示す。なお、第5
図の縦軸は振動強度、横軸は周波数である。
本実施例の制振部材を用いたスピーカボツクス
の裏板の振動強度、周波数曲線を実線で、比較用
のスピーカボツクスの振動強度、周波数曲線を破
線で示す。なお、縦軸の振動強度の目盛は比較用
の振動強度の平均値を0とした。第5図より、本
発明の実施例1の制振部材を用いたスピーカボツ
クスの裏板の振動強度は、約20dB低下している
のがわかる。
なお、本実施例の制振部材に変えて第2図、第
3図のように多数の制振体をもつ制振部材を用い
ることもできる。第2図に示す制振部材は振動体
3の上面に5本の制振体41〜45を固定したも
ので中央の制振体43が最も長く、その中央より
端部にいくに従つて各制振体の長さは短くなつて
おり、各制振体の上端を結ぶ直線は二次曲線とな
るように形成されている。この制振部材には、振
動体の両端を支点として振動する場合にすぐれた
振動吸収特性を示す。第3図の制振部材は正方形
板状の振動体5と16本の制振体6を一体的に結合
したものである。このような等間隔に多数の制振
体をもつ制振部材は、振動体に複雑な振動が作用
し、その振幅の大きい部分が振動体の多数の表面
に現われて変化するような場合に優れた制振効果
を奏する。
実施例 2 本発明の実施例2の制振部材の斜視図を第6図
に示す。この制振部材は正方形板状の振動体8
と、この振動体8の一面に固定された5個の制振
体81〜85とで構成されている。振動体8は一
辺40cm、厚さ1.9cm、のガラス製である。5個の
制振体81〜85は中央部の制振体81が長さ19
cm、断面円形断面積7.1cm2で鋳鉄で作られた重さ
977gのものである。他の4個の振動体82〜8
5は長さ12cmでかつ、重さが615gである。他の
形状は中央の振動体81と同一である。この4つ
の振動体82〜85は中央の振動体81を中心に
半径6.5cmの円上に等間隔で配置されている。
本実施例の制振部材は以上の構成よりなる。こ
の制振部材の制振効果をみるために、第7図に示
すように、この振動体8の4隅に長さ20cm、断面
円形、断面積7.1cm2の鋳鉄製の脚部を固定し、ス
ピーカボツクス用置き台とした。そして、このス
ピーカボツクス用置き台を用いて、その振動体8
の裏面に当る置き台の上面にスピーカボツクスを
載置し、スピーカボツクスの底板の上面中央部に
加速度計を取付け、底板中央部の振動強度を測定
した。なお、比較のために実線で用いたのと同じ
スピーカボツクスの底を2個のコンクリートブロ
ツクで支持し、同様にスピーカボツクスの底板の
中央部の振動強度を測定した。得られた結果を第
8図に示す。
本実施例の制振部材を用いた置き台上に載置さ
れたスピーカボツクスの底板の振動強度曲線を実
線で、比較例のスピーカボツクスの振動強度曲線
を破線で示す。第8図より本実施例の制振部材を
用いて作つたスピーカボツクス用置き台はスピー
カボツクスの底板の振動を押え、スピーカボツク
スの底板の振動が約15dB低下しているのがわか
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例1に示す制振部材の斜視図、
第2図は第1図の制振部材の変形例を示す斜視
図、第3図は実施例1の制振部材他の変形例を示
す斜視図、第4図は第1図の制振部材を用いて作
つたスピーカボツクスの概略図、第5図は実施例
1の制振部材を用いて作つたスピーカボツクスの
底板の振動強度を示す線図、第6図は本発明の実
施例2に示す制振部材の斜視図、第7図は第6図
に示す制振部材を用いて作つたスピーカボツクス
用置き台の斜視図、第8図は実施例2の制振部材
を用いて作つた置き台上に載置されたスピーカボ
ツクス底板の振動強度と周波数の関係を示す線図
である。 1,3,5,8……振動体、2,6,41,4
2,43,44,45,81,82,83,8
4,85……制振体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 音波等の振動を受けて空気中で振動する板状
    の振動体と、 該振動体の少なくとも一面より空気中に突出し
    た棒状の制振体とよりなることを特徴とする制振
    部材。 2 制振体は振動体の中央に突出している特許請
    求の範囲第1項記載の制振部材。 3 制振体は複数個設けられている特許請求の範
    囲第1項記載の制振部材。
JP10520683A 1983-06-13 1983-06-13 制振部材 Granted JPS59231240A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10520683A JPS59231240A (ja) 1983-06-13 1983-06-13 制振部材

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JP10520683A JPS59231240A (ja) 1983-06-13 1983-06-13 制振部材

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Publication Number Publication Date
JPS59231240A JPS59231240A (ja) 1984-12-25
JPH0335532B2 true JPH0335532B2 (ja) 1991-05-28

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ID=14401189

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JP10520683A Granted JPS59231240A (ja) 1983-06-13 1983-06-13 制振部材

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2622333B1 (fr) * 1987-10-27 1990-01-26 Thomson Csf Revetement anechoique pour ondes acoustiques
CN108036017B (zh) * 2017-12-07 2019-10-18 上海宇航系统工程研究所 多模块局域共振型声子晶体隔振垫

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5565744A (en) * 1978-11-08 1980-05-17 Alcan Aluminiumwerke Machine casing having member with comparatively thin wall

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5565744A (en) * 1978-11-08 1980-05-17 Alcan Aluminiumwerke Machine casing having member with comparatively thin wall

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