JPH05302645A - 防振台 - Google Patents

防振台

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Publication number
JPH05302645A
JPH05302645A JP12992092A JP12992092A JPH05302645A JP H05302645 A JPH05302645 A JP H05302645A JP 12992092 A JP12992092 A JP 12992092A JP 12992092 A JP12992092 A JP 12992092A JP H05302645 A JPH05302645 A JP H05302645A
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JP
Japan
Prior art keywords
piston
vibration
leg
suspension
air spring
Prior art date
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Pending
Application number
JP12992092A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Uematsu
茂 植松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HERUTSU KOGYO KK
Original Assignee
HERUTSU KOGYO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by HERUTSU KOGYO KK filed Critical HERUTSU KOGYO KK
Priority to JP12992092A priority Critical patent/JPH05302645A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】振動の減衰時間を短くして防振効果を高め、ま
た空気バネのエアータンクを極力邪魔にならないように
する。 【構成】ベンチを支える中空状の各脚体1の上端開口部
から、上端が開口した筒状のピストン10を挿入し、こ
の脚体1の上部開口部に設けた空気バネ9によりピスト
ン10を脚体1内に揺動自在に支持させ、上記ベンチの
下面から垂下した吊り下げ枠12を上記ピストン10内
に垂直方向に摺動自在に挿入し、この吊り下げ枠12の
上部両側を通した吊り下げ支持板14を当該ピストン1
0内に固定し、この吊り下げ支持板14と吊り下げ枠1
2の底板12aとを夫々遊貫するシャフト15を設け、
吊り下げ支持板12の上面から突出するシャフト15の
上部及び吊り下げ枠体12の底板12aの下面から突出
するシャフト15の下部に防振体16、18を夫々設け
上記脚体1の中空部を空気バネ9のエアータンク20と
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は光学、精密測定機械等
を載せる防振台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】防振台は垂直方向と水平方向の振動を吸
収するように構成されており、従来垂直方向の振動に対
しては、空気バネによって吸収させ、また水平方向の振
動に対しては振り子構造の弾性体から成る防振体によっ
て吸収していた。これは例えば、図6に示す如く、方形
のベンチ51が適宜の支持板52を介して空気バネ53
で支持され、この空気バネ53は支持体となる支持枠5
4の上面にある受け台55で支持されており、この支持
枠54の垂直部は脚体56の中空部に、垂直方向に摺動
自在に挿入され、この脚体56内に固定した懸架支持部
材57及び上記支持枠54の下端面に適宜のシャフト5
8を遊貫させ、当該シャフト58の上部と懸架支持部材
57の上面間、及びシャフト58の突出下部と上記支持
枠54の下端面との間には防振ゴム59を夫々介在させ
たものである。また上記空気バネ53のエアータンク6
0はベンチ51の下面に設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの従来
のものは、水平方向及び垂直方向の振動に対して夫々別
個に吸収しているため、振動減衰時間がそれだけ長くな
ってしまう。また上述の如く、空気バネ53のエアータ
ンク60がベンチ51の下面に設けられており、スペー
スをとって取扱上不便であった。
【0004】この発明は、これらの欠点を除去し、垂直
方向及び水平方向の振動の減衰時間を短くし、さらに防
振効果を高めるとともに、空気バネのエアータンクのス
ペースを極力邪魔にならないようにした防振台を提供す
ることを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこでこの発明は、従来
の垂直方向の振動に対する空気バネと水平方向の振動に
対する振り子構造の防振体とを一体化させ、相互に振動
を打ち消しあう構造とした。
【0006】そしてこの発明の具体的構造は、ベンチを
支える適宜数の中空状の脚体を設け、これらの各脚体の
上端開口部から、上端が開口した筒状のピストンを挿入
し、これらの各脚体の上端開口部に設けた弾性体から成
る空気バネの内周縁を上記ピストンの外周に固定してピ
ストンを脚体内に揺動自在に支持させている。そして上
記ベンチの下面から垂下した吊り下げ枠を上記ピストン
内に垂直方向に摺動自在に挿入し、この吊り下げ枠の上
部の相対向する両側板に穿った縦長孔を通した吊り下げ
支持板を当該ピストン内に固定している。
【0007】またこの吊り下げ支持板と吊り下げ枠の底
板とを夫々遊貫するシャフト材をピストン内に設け、こ
のシャフト材の、吊り下げ支持板の上面とシャフト材の
突出上部との間及び吊り下げ枠体の底板の下面とシャフ
ト材の突出下部との間にゴム等の弾性体から成る防振体
を串刺し状に夫々介在させ、さらに上記ピストンが挿入
された脚体の中空部を上記空気バネのエアータンクとし
たものである。
【0008】また上記防振体を、薄い防振ゴムと薄い金
属板とを交互に多数重ねて設けた積層構造とする場合も
ある。
【0009】
【作用】上記ベンチが振動した場合、垂直方向の振動に
対しては、脚体内で上記ピストンを支える空気バネがこ
れらを吸収し、また水平方向の振動に対しては、このピ
ストン内に設けられた防振体がこれらを吸収する。そし
てこれらの固有振動数の異なるバネである、空気バネと
防振体(一種のバネ)とが極めて近接しているため、こ
れらが互いに打ち消しあい、相互にダンピングする。
【0010】またエアータンクは各脚体に入っているた
め、外部に突出していない。また上記防振体を、薄い防
振ゴムと薄い金属板とを交互に設けた積層構造とする場
合、ねじれ方向の振動に対しても多数の金属板に挾まれ
た各防振ゴムが夫々伸縮し、全体として均一に伸縮す
る。
【0011】
【実施例】以下この発明の実施例を図について説明す
る。
【0012】図1及び図2はこの発明の防振台の正面図
及び側面図を示し、四本の脚体1を横桟2で枠体状に固
定し、これらの脚体1の上面にフラットベンチ3を載せ
ている。各脚体1の下部にはレベリングボルト4及びレ
ベリングボルト受け座5を設けている。また上記横桟2
の内、下方の横さん下面に自在キャスター6を設けてい
る。
【0013】次ぎに図3は、図2の脚体1の拡大断面図
を示し、上記各脚体1は中空状と成っており、この脚体
1の上端開口部を上端板7で塞いでいる。この上端板7
には中央孔8が設けられ、この中央孔8の内周縁に沿っ
て弾性体から成る、上端縁を内側に曲げた略筒状の空気
バネ9を固定している。この脚体1の中空部には上端が
開口し、下端が閉口した筒状のピストン10が挿入さ
れ、このピストン10の上部外周に、空気バネ9の内周
上縁11が固定されている。従ってこのピストン10は
この空気バネ9によって脚体1の中空部内に揺動自在に
支持されている。
【0014】また上記フラットベンチ3の下面に上端を
固定して垂下した吊り下げ枠12がこのピストン10内
に垂直方向に摺動自在に挿入されている。そしてこの吊
り下げ枠12の上部の相対する両側板に縦長孔13が設
けられ、これらの各縦長孔13を遊貫した、水平な吊り
下げ支持板14の両端をピストン10の内周面に夫々固
定している。
【0015】この吊り下げ支持板14と吊り下げ枠12
の底板12aとを遊貫するシャフト15をピストン10
内に設けている。この吊り下げ支持板14の上面から突
出するシャフト15に、防振体16を串刺し状に設け、
その上からボルト17で固定している。また吊り下げ枠
12の底板12aの下面から突出したシャフト15に防
振体18を串刺し状に設け、その下面をボルト19で押
さえている。これらの防振体16及び18は夫々薄い防
振ゴムと薄い金属板とを交互に多数積層した構造であ
る。
【0016】また上記脚体1の中空部は、上記ピストン
10が入ったエアータンク20とこのエアータンク20
と隔壁21で分離された補助タンク22が設けられ、こ
れらのエアータンク20と補助タンク22とは隔壁21
のオリフィス23で通じている。また上記フラットベン
チ3の下面から、上記脚体1の上端板7の外周縁に近接
して鍵型の浮上防止ストッパー24が設けられている。
【0017】この実施例の場合、フラットベンチ3は吊
り下げ枠12、防振体16及び18、シャフト15を介
して吊り下げ支持板14に支持されており、さらにこの
吊り下げ支持板14はピストン10に固定され、このピ
ストン10は脚体1に空気バネ9で支持されている。
【0018】従って、フラットベンチ3が水平方向に振
動すると、各吊り下げ枠12が振動し、基本的にはこれ
をシャフト15の防振体16及び18が吸収する。また
垂直方向の振動に対しては基本的には上記空気バネ9が
作用し、脚体1内でピストン10が上下左右に揺動し、
これを吸収する。しかしながら水平方向や垂直方向の振
動であっても、空気バネ9及び防振体16、18の双方
が作用し、これらの空気バネ9と防振体16とが極めて
接近しているため、これらの固有振動数の異なるバネの
振動を相互に打ち消し合い、振動減衰時間が極めて速
い。
【0019】図4は上記実施例の防振台におけるダンピ
ング測定データであり、図5は上記図6の従来例の防振
台におけるダンピング測定データである。これらは同一
条件下で、同一加速度で外部から水平方向の揺動を与え
た際の振動収束までの時間(ダンピング時間)を測定し
たものである。これらを比較すると、図4の防振台では
約5秒余りで収束しているのに対し、図5の従来の防振
台では約20秒で収束している。なお図4及び図5は夫
々縦軸が振幅の大きさを表し、一目盛を10Vとし、横
軸が時間を表わし、一目盛を5秒としている。従ってこ
の発明のものは従来のものに比べ振動減衰時間は約1/
4の短さとなったことが分かる。
【0020】また上記実施例では、防振体16及び18
を薄い防振ゴムと薄い金属板とを交互に多数積層した構
造としたが、これに限定されるものではなく、単一体か
ら成る防振ゴムとしてもよい。
【0021】
【発明の効果】この発明は以上の構成であり、固有振動
数の異なる、垂直方向の振動に対するバネと水平方向の
振動に対するバネとを接近させて設けているため、各バ
ネが相互に振動を打ち消し合い、従って振動減衰時間が
極めて短い。それ故防振効果は極めて高いものである。
また空気バネのエアータンクを、防振台の各脚体に設け
ているため、従来の如く、エアータンクが突出せず、作
業等の際邪魔にならない。
【0022】また防振体を薄い防振ゴムと薄い金属板と
を相互に多数積層した構造にしたものは、特にねじれ方
向の振動に対しても十分対処でき、防振効果が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の防振台の正面図
【図2】この発明の防振台の側面図
【図3】この発明の防振台の脚体の拡大断面図
【図4】この発明の防振台の振動時のダンピング測定デ
ータ図
【図5】従来例の防振台の振動時のダンピング測定デー
タ図
【図6】従来の防振台の断面図
【符号の説明】
1 脚体 3 フラットベンチ 7 上端板 8 中央孔 9 空気バネ 10 ピストン 12 吊り下げ枠 14 吊り下げ支持板 15 シャフト 16 防振体 18 防振体 20 エアータンク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベンチを支える適宜数の中空状の脚体を
    設け、これらの各脚体の上端開口部から、上端が開口し
    下端が閉口した筒状のピストンを挿入し、この脚体の上
    部開口部に設けた弾性体から成る空気バネの内周縁を上
    記ピストンの外周に固定してピストンを脚体内に揺動自
    在に支持させ、上記ベンチの下面から垂下した吊り下げ
    枠を上記ピストン内に垂直方向に摺動自在に挿入し、こ
    の吊り下げ枠の上部両側を通した吊り下げ支持板を当該
    ピストン内に固定し、この吊り下げ支持板と吊り下げ枠
    の底板とを夫々遊貫するシャフト材をピストン内に設
    け、このシャフト材の、吊り下げ支持板の上面とシャフ
    ト材の突出上部との間及び吊り下げ枠体の底板の下面と
    シャフト材の突出下部との間に防振体を夫々介在させ、
    上記ピストンが挿入された脚体の中空部を上記空気バネ
    のエアータンクとしたことを特徴とする、防振台。
  2. 【請求項2】 ベンチを支える適宜数の中空状の脚体を
    設け、これらの各脚体の上端開口部から、上端が開口し
    下端が閉口した筒状のピストンを挿入し、この脚体の上
    部開口部に設けた弾性体から成る空気バネの内周縁を上
    記ピストンの外周に固定してピストンを脚体内に揺動自
    在に支持させ、上記ベンチの下面から垂下した吊り下げ
    枠を上記ピストン内に垂直方向に摺動自在に挿入し、こ
    の吊り下げ枠の上部両側を通した吊り下げ支持板を当該
    ピストン内に固定し、この吊り下げ支持板と吊り下げ枠
    の底板とを夫々遊貫するシャフト材をピストン内に設
    け、このシャフト材の、吊り下げ支持板の上面とシャフ
    ト材の突出上部との間及び吊り下げ枠体の底板の下面と
    シャフト材の突出下部との間に防振体を夫々介在させ、
    これらの防振体は薄い防振ゴムと薄い金属板とを交互に
    設けた積層構造とし、上記ピストンが挿入された脚体の
    中空部を上記空気バネのエアータンクとしたことを特徴
    とする、防振台。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1097292A1 (en) * 1998-07-14 2001-05-09 Newport Corporation Active isolation module
JP2015127592A (ja) * 2015-04-03 2015-07-09 ヘルツ株式会社 免震機能付防振装置
CN108080471A (zh) * 2017-11-27 2018-05-29 丁伟 一种具有保护性能的五金冲压加工设备及其加工方法

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