JPH0624592Y2 - 防振装置 - Google Patents

防振装置

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JPH0624592Y2
JPH0624592Y2 JP1986193431U JP19343186U JPH0624592Y2 JP H0624592 Y2 JPH0624592 Y2 JP H0624592Y2 JP 1986193431 U JP1986193431 U JP 1986193431U JP 19343186 U JP19343186 U JP 19343186U JP H0624592 Y2 JPH0624592 Y2 JP H0624592Y2
Authority
JP
Japan
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damping
vibration
case
inner case
rubber
Prior art date
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Application number
JP1986193431U
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English (en)
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JPS6397736U (ja
Inventor
宏幸 田中
一弥 清水
博司 山下
仁 前川
Original Assignee
昭和電線電纜株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、精密機器を防振支持する防振装置に関する。
(従来の技術) ベローズを備えた防振装置においては、所要の防振性能
を得るためには水平方向の固有振動数を下げることが一
つの課題となっている。
本願出願人は既にこの種の防振装置として第2図に示す
防振装置につき出願をしている(実願昭61−1005
80号)。
この装置は、上面開口したケース1と、ケース上面を封
止するよう設けられたベローズ2と、複数のゴム層3a
および金属板3bが交互に積層されてなり、ベローズ2
上に載置された積層防振ゴム3と、この積層防振ゴム3
に固定され、ケース1の外側方に垂下された垂直部4a
を有するダンピングプレート4と、ダンピングプレート
4の垂直部4aを没入させるダンピング液5を収容し、
かつケース1の外側方に設けられたダンピングケース6
とを備えたものである。
この防振装置においては、ベローズ2と積層防振ゴム3
とを組合わせたことにより水平方向の固有振動数を小さ
くすることができる。またケース1のダンピングプレー
トをダンピングケース6内のダンピング液に没入させた
ことから大きなダンピング効果が得られ、さらに積層防
振ゴム3のゴムが油中に没入していないことから各種仕
様に対して耐油性ゴム以外のゴムも適用可能であり従っ
て特性の向上を図り得る等の利点がある。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような防振装置は使用に際しダンピ
ングプレート4上に機器等を載置するが、機器の移動等
の偏荷重によりダンピングプレート4が傾斜した場合こ
れに伴い積層防振ゴム3も簡単に傾斜する。このため安
定性がよくないという難点がある。
本考案は、かかる難点を解消すべくなされたもので、上
記装置の利点を備えると共に安定性の良好な防振装置を
提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案の防振装置は、上面開口した内ケースと、複数の
ゴム層および金属板が交互に積層されてなり、前記内ケ
ース内に配置された積層防振ゴムと、この積層防振ゴム
上部にベローズを介して支持され、かつ積層防振ゴム上
部との間に空気室を形成する支持部材とを備えた防振装
置において、前記内ケースの外側に、前記内ケースを収
容したダンピングケースを設け、前記支持部材に、前記
内ケースおよびダンピングケース間に垂下されたダンピ
ングプレートを固設し、前記内ケースおよびダンピング
ケース間に、前記ダンピングプレートの下部を没入させ
るダンピング液を収容したことを特徴とする。
(実施例) 以下、実施例に基づき本考案を説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す図である。
第1図において、ダンピングケース10内に上面開口の
内ケース11が収容され、この内ケース11内の中央部
に積層防振ゴム12が配置されている。ダンピングケー
ス10の底板10aは内ケース11のそれと図示のよう
に共通していてもよいが、別体に設けられてもよい。。
積層防振ゴム12は複数のゴム層12aおよび金属板1
2bが交互に積層されてなる。積層防振ゴム12上に上
金具13を介してベローズ14が設けられ、このベロー
ズ14を介して支持部材15が支持されている。積層防
振ゴム12上には支持部材15、ベローズ14により区
画された空気室16が形成されている。空気室16の下
面はベローズ14の外縁部を支持部材15にリング状の
押え金具17で押えることにより封止されている。支持
部材15下部の押え金具17には内ケース11およびダ
ンピングケース10間に垂下されたダンピングプレート
18が固持されている。
内ケース11およびダンピングケース10間には、前記
ダンピングプレート18の下部を没入させるダンピング
液19が収容されている。このダンピング液19は適度
な粘性を有するもの、例えばシリコーンオイルが好まし
い。
上記のように構成された防振装置は使用の際に支持部材
15の側部に設けられた給気管20から空気室16内に
圧縮空気が封入され、支持部材15上に精密機器が載置
される。空気室16には必要に応じ給気管20を介して
付加空気タンク(図示せず)が連結され空気量の調整が
行われる。
振動により支持部材15に水平方向力を受けて水平運動
が起こった場合、ベローズ14および積層防振ゴム12
にそれぞれせん断変形が生じ、これらが直列に付加され
ることになって柔軟なばね作用を行う。このとき、ダン
ピングプレート18とダンピング液19との相対運動に
より早急に振動が減衰される。
(考案の効果) 以上、本考案の防振装置は、ベローズと積層防振ゴムと
を組合わせたことにより水平方向の固有振動数を小さく
することができると共に、積層防振ゴムを内ケース内に
配置したことにより、機器の移動等の偏荷重により支持
部材が傾斜した場合でもベローズがこれを吸収するから
積層防振ゴムが簡単に傾斜することがなく安定性が損な
われることがない。また積層防振ゴムを内ケース内に配
置したことにより、装置全体の高さを低くすることが可
能でありコンパクな防振システムを形成する上で有利で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の防振装置の一実施例を示す断面図、第
2図は従来の防振装置を示す断面図である。 10……ダンピングケース 11……内ケース 12……積層防振ゴム 14……ベローズ 15……支持部材 18……ダンピングプレート 19……ダンビング液
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 前川 仁 東京都千代田区神田淡路町1丁目9番地 株式会社昭和サイエンス内 (56)参考文献 特開 昭57−140937(JP,A) 特開 昭55−123032(JP,A) 実開 昭61−54532(JP,U) 実開 昭60−21049(JP,U) 実開 昭63−6239(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面開口した内ケースと、複数のゴム層お
    よび金属板が交互に積層されてなり、前記内ケース内に
    配置された積層防振ゴムと、この積層防振ゴム上部にベ
    ローズを介して支持され、かつ積層防振ゴム上部との間
    に空気室を形成する支持部材とを備えた防振装置におい
    て、前記内ケースの外側に、前記内ケースを収容したダ
    ンピングケースを設け、前記支持部材に、前記内ケース
    およびダンピングケース間に垂下されたダンピングプレ
    ートを固設し、前記内ケースおよびダンピングケース間
    に、前記ダンピングプレートの下部を没入させるダンピ
    ング液を収容したことを特徴とする防振装置。
JP1986193431U 1986-12-16 1986-12-16 防振装置 Expired - Lifetime JPH0624592Y2 (ja)

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JP1986193431U JPH0624592Y2 (ja) 1986-12-16 1986-12-16 防振装置

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JPS6397736U JPS6397736U (ja) 1988-06-24
JPH0624592Y2 true JPH0624592Y2 (ja) 1994-06-29

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JPS55123032A (en) * 1979-03-12 1980-09-22 Aisin Seiki Co Ltd Device for insulating vibration
JPS57140937A (en) * 1981-02-23 1982-08-31 Bridgestone Corp Bolster spring

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JPS6397736U (ja) 1988-06-24

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