JPH045784Y2 - - Google Patents

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JPH045784Y2
JPH045784Y2 JP10058086U JP10058086U JPH045784Y2 JP H045784 Y2 JPH045784 Y2 JP H045784Y2 JP 10058086 U JP10058086 U JP 10058086U JP 10058086 U JP10058086 U JP 10058086U JP H045784 Y2 JPH045784 Y2 JP H045784Y2
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JP
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case
damping
vibration isolating
rubber
laminated
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JP10058086U
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JPS636239U (ja
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  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、精密機器を防振支持する防振装置に
関する。
(従来の技術) ペローズを備えた防振装置においては、所要の
防振性能を得るためには水平方向の固有振動数を
下げることが一つの課題となつている。
従来、この種の防振装置として第2図に示すよ
うなものが提案されている(例えば実願昭60−
203718号)。この装置は、上面開口したケース1
と、このケースの上面を封止するように設けられ
たベローズ2と、複数のゴム層3aおよび金属板
3bが交互に積層され、かつベローズ2上に載置
された積層防振ゴム3と、この積層防振ゴム3を
没入させるダンピング油4を収容し、かつベロー
ズ2上に設けられたダンピングケース5とを備え
たものである。
この従来の防振装置においては、振動によりケ
ース5と荷重受板6との間に水平方向力Fによつ
て相対水平方向の運動が起こり、ケース1が固定
され荷重受板6が図中、左方向に移動したとすれ
ば、水平方向力Fによつてベローズ2および積層
防振ゴム3にそれぞれせん断変形が起こる。この
ため、ベローズ2のせん断変形に積層防振ゴム3
のせん断変形が付加されることとなるので、水平
方向の固有振動数を大幅に下げることが可能とな
る。また積層防振ゴム3が振動したときダンピン
グケース5内のダンピング油4によつて同運動が
早急に減衰される。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来の防振装置は積
層防振ゴム3がダンピング油4中に配設されてい
るためゴム14a内に油4が浸透して所定のダン
ピング特性を得ることが困難であり、さらに積層
防振ゴム3のゴムとして耐油性ゴムしか使用する
ことができないから適用ゴムが限定されることに
なり、各種仕様に対する特性の向上が阻害される
という難点があつた。
本考案は、かかる従来の難点を解消すべくなさ
れたもので、水平方向の固有振動数を小さくする
ことができ、かつ各種仕様に対する特性の向上を
図り得る防振装置を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案の防振装置は、上面開口したケースと、
ケース上面を封止するよう設けられたベローズ
と、複数のゴム層および金属板が交互に積層され
てなり、前記ベローズ上に載置された積層防振ゴ
ムと、この積層防振ゴムに固定され、前記ケース
の外側方に垂下された垂直部を有するダンピング
プレートと、ダンピングプレートの垂直部を没入
させるダンピング液を収容し、かつ前記ケースの
外側方に設けられたダンピングケースとを備えた
ことを特徴とする。
(実施例) 以下、実施例に基づき本考案を説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す図である。
第1図において、上面開口のケース10は、上
面にベローズ11を配し、ベローズ外縁部をリン
グ状の押え金具12で押えることにより上面封止
されている。ベローズ11上には下金具13を介
して積層防振ゴム14が載置固定されている。積
層防振ゴム14は複数のゴム層14aおよび金属
板14bが交互に積層されてなる。この積層防振
ゴム14に上金具15を介してダンピングプレー
ト16が固定されている。下金具13および上金
具15は積層防振ゴム14の上、下面にそれぞれ
加硫接着されている。ダンピングプレート16
は、水平部16aと垂直部16bとからなる。水
平部16aは積層防振ゴム14の上面に固定され
て荷重受板の役目を有し、垂直部16bはケース
10の外側方に垂下されてダンピング板の役目を
有している。ケース10の外側方にダンピングケ
ース17が設けられ、ケース10との間にダンピ
ングプレートの垂直部16bの下部を没入させる
ダンピング液18が収容されている。ダンピング
液18は適度な粘性を有するもの、例えばシリコ
ーンオイルが好ましい。ケース10とダンピング
ケース17の各底板は図示のように共通していて
もよいが、別体に設けられてもよい。
上記のように構成された防振装置は使用の際に
ケース10内に圧縮空気が封入され、ダンピング
プレート16上に精密機器が載置される。振動に
よりケース10とダンピングケース17との間に
水平方向力を受けて相対水平運動が起こつた場
合、ベローズ11および積層防振ゴム14にそれ
ぞれせん断変形が生じ、これらが直列に付加され
ることになつて有効なばね作用を行う。このと
き、ダンピングプレート16とダンピング液18
とにより同運動が早急に減衰される。
(考案の効果) 以上、本考案の防振装置は、ベローズ上に積層
防振ゴムを設けたことにより水平方向の固有振動
数を小さくすることができる。またダンピングプ
レートの垂直部のうち、特に振幅が大きい下部
を、ダンピングケース内のダンピング液に没入さ
せるようにしたので、大きなダンピング効果が得
られると共に、積層防振ゴムのゴムが油中に没入
していないことから各種仕様に対して耐油性ゴム
以外のゴムも適用可能であり従つて特性の向上を
図り得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の防振装置の一実施例を示す断
面図、第2図は従来の防振装置を示す断面図であ
る。 10……ケース、11……ベローズ、14……
積層防振ゴム、16……ダンピングプレート、1
7……ダンピングケース、18……ダンピング
液。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上面開口したケースと、ケース上面を封止する
    よう設けられたベローズと、複数のゴム層および
    金属板が交互に積層されてなり、前記ベローズ上
    に載置された積層防振ゴムと、この積層防振ゴム
    に固定され、前記ケースの外側方に垂下された垂
    直部を有するダンピングプレートと、ダンピング
    プレートの垂直部を没入させるダンピング液を収
    容し、かつ前記ケースの外側方に設けられたダン
    ピングケースとを備えたことを特徴とする防振装
    置。
JP10058086U 1986-06-30 1986-06-30 Expired JPH045784Y2 (ja)

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JP10058086U JPH045784Y2 (ja) 1986-06-30 1986-06-30

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10058086U JPH045784Y2 (ja) 1986-06-30 1986-06-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS636239U JPS636239U (ja) 1988-01-16
JPH045784Y2 true JPH045784Y2 (ja) 1992-02-18

Family

ID=30970538

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JP10058086U Expired JPH045784Y2 (ja) 1986-06-30 1986-06-30

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