JPH06103957B2 - スピ−カ−スタンド - Google Patents

スピ−カ−スタンド

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JPH06103957B2
JPH06103957B2 JP16929987A JP16929987A JPH06103957B2 JP H06103957 B2 JPH06103957 B2 JP H06103957B2 JP 16929987 A JP16929987 A JP 16929987A JP 16929987 A JP16929987 A JP 16929987A JP H06103957 B2 JPH06103957 B2 JP H06103957B2
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speaker
speaker box
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center
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JP16929987A
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芳範 今井
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芳範 今井
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) この発明は、主にスピーカーを安定支持するためのスピ
ーカースタンドに関する。
(従来の技術) 従来のスピーカースタンドは、第5図(イ)に示すよう
なテーブル型や、第5図(ロ)に示すような箱型、ある
いは第5図(ハ)に示すブロック型などがあり、いずれ
も、その上にスピーカーボックスを単に載せておくと言
う、いわゆる置き台であった。
ところで、オーディオの再生においては、スピーカーの
セッティングが必要であるが、このセッティングに際し
て、置き台の材質や構造の違いによる振動減衰特性、共
振モード、音色等とスピーカーを設置する位置関係、す
なわち設置の高さや壁からの間隔を考慮しつゝ行なって
おり、これによって音のチューニングをしていた。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら従来のスピーカースタンドは、スピーカー
を内蔵するスピーカーボックスを単に載せてその下部を
支えるだけの構造であるから、スピーカーボックスはス
ピーカーからの再生音による音響的振動によって振り子
のように左右に揺動し、さらに壁面からの音響的反射や
床からの振動も受け易く、スピーカーのセッティングが
困難であると共に、いかに巧みなセッティングをしても
スピーカー本来の有する特性を充分に発揮させることが
出来ないという問題点があった。
そこで、この発明は前記問題点を解決するために、人間
が物体を持つとき、その物体の重心の延長上で支えるこ
とが一番軽く且つ安定するという経験に基づき、スピー
カーボックスをその重心で支持することが、スピーカー
ボックスを不動状態で保持する最良の方法であることに
着目して、この発明のスピーカースタンドは案出された
ものであり、その主たる目的はスピーカーの本来の機能
をいかんなく発揮し、一段と理想に近いスピーカーのセ
ッティングを可能にするものである。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) この発明のスピーカースタンドは、スピーカーボックス
が嵌まる間隔をあけて対向する一対の起立壁を支える支
持台を強靱材で形成し、一対の起立壁の各上端面に尖頭
部を有する支承部材を配置し、両起立壁間に介在するス
ピーカーボックスの両側に、そのスピーカーボックスの
重心を含む平面上に位置する張出板を配置し、該張出板
を前記尖頭部により安定支持したことを特徴とする。
(実施例) 以下、この発明のスピーカースタンドの実施例について
図面を参照しながら具体的に説明する。
第1図(イ)はこの発明の代表的な実施例(第1実施
例)を示すもので、図中において1は両側に相対向する
起立壁2,2を有する断面形状が形の支持台であって、
その両起立壁の上端面2A,2Aは、水平面に形成されてい
ると共に同一の高さになっている。この支持台1は金
属、水またはプラスチックにより成形されており、中空
成形した場合には、その中空内に高比重の細粒例えばジ
ルコンサンドを充填して安定した重さを付与している。
3はスピーカーを内蔵するスピーカーボックスであり、
このスピーカーボックス3の両側面には、外方へ向けて
水平に突出する張出板4が取付けられている。この張出
板4はスピーカーボックス3の重心Gを通って張出板4
の取付け位置と平行方向へ水平に引かれた仮想線Xを、
スピーカーボックス3の両側に夫々平行移動した線上に
取付けられており、通常アングル板が用いられている。
5は、ファインセラミックや金属などの減衰特性の優れ
た硬質材により円錐形に成形された支承部材で、この支
承部材5は起立壁の上端面2A,2A上に配置され、支承部
材の鋭い上端である尖頭部5Aによって、支持台1内に収
納されるスピーカーボックス3に取付けた張出板4を支
承している。
上記支承箇所は、一方の起立壁の上端面2Aにおいては、
スピーカーボックスの重心Gを通って張出板4と直交す
る方向へ水平に引いた仮想線Yが、一方の張出板4を通
る線上の一点Aであり、他方の起立壁の上端面2Aにおい
ては、前記仮想線Yが他方の張出板4を通る線上の一点
Bを基準にして、仮想線X方向に等距離にある張出板4
の二点C,Dであって、以上三点AとC及びDに各支承部
材の尖頭部5Aを合致させて両張出板4,4の下面より支承
し、よって各支承部材の尖頭部5Aは、スピーカーボック
スの重心Gの延長上を正確に支えることが出来る。
このように構成されるスピーカースタンドは、スピーカ
ーボックスの重心Gの延長線上のA点と、その重心Gの
延長線上から等距離にある二点、すなわちC点及びD点
によって、張出板4を介してスピーカーボックス3を支
承部材5並びに支持台1により支持するようにしたの
で、実質的にスピーカーボックス3はその重心Gで支え
られていることになり、従ってスピーカーボックス3
は、無用な振動が押さえられて安定した不動状態を保持
することが出来るものである。
第2図はこの発明におけるスピーカースタンドの第2実
施例を示すものであり、スピーカーボックス3に直接に
張出板4を取付ける代わりに、支持台1内に収納される
形に枠組された載置部6を有し、且つその載置部6の
上端外方へ向けて水平に突出する張出板4を連設した受
台7を用いても良い。この際、スピーカーボックス3を
載せる載置部6の深さdは、スピーカーボックスの重心
Gの高さに一致するように設定されており、スピーカー
ボックス3を重心Gの高さ位置で支持できるようになっ
ている。
上記第2実施例では、載置部6に載せられるスピーカー
ボックス3は、支持台1の起立壁上端面2A,2Aに配置し
た支承部材5を介在して張出板4を支承することによっ
て支持されている。この支承箇所は、前記第1実施例の
場合と全く同様にして定めた三点であるA点とC点及び
D点である。従って、受台7によって保持されるスピー
カーボックス3は、前記第1実施例と同様にスピーカー
ボックスの重心Gにより実質的に支えられていることに
なる。
この発明は前記実施例に限定されるものではなく、この
発明における要旨の範囲内において種々の変形例を包含
していることは言うまでもない。例えば、前記各実施例
においては、スピーカーボックスをA点とC点及びD点
による三点により支持したが、第3図に示すように、ス
ピーカーボックスの重心Gの高さ位置で保持されると共
に、スピーカーボックスの重心Gを通って張出板4に直
交する方向へ水平に引いた仮想線Yにおける両張出板4,
4の線上の点であるA点とB点を基準にして、前記仮想
線X方向に等距離にある各二点、すなわちE点及びF点
とC点及びD点による四点によって支承し支持しても良
い。
また、支持台1並びに載置部6は、第4図に示すよう
に、角パイプ8によって形成組立て、角パイプ8内に高
比重の細粒、例えばジルコンサンド9を充填したもので
あっても良い。さらに、支承部材5の形状は、円錐形状
に限定されず、上端が鋭くなった尖頭部5Aを有し、且つ
下面が安定した偏平面であれば、いかなる形状であって
も良い。さらに加えて、前記各実施例ではスピーカーボ
ックスについて述べてきたが、アンプ、CDプレヤー、ア
ナログプレヤー、カセットデッキ、レーザディスクプレ
ヤーなどのオーディオ機器一般にも応用が可能である。
〔発明の効果〕
以上説明をしたように、この発明はスピーカーボックス
をその重心で支えるように構成することによって、スピ
ーカーボックスの無用な振動を押えることが出来るの
で、次に列挙する効果を発揮する。
スピーカーからの再生音について、音の大きさ並びに
音の小ささが正確に再生が可能となり、いわゆるダイナ
ミックレンジが上がる。
低音域の再生時においては、その分解能が一段と良好
になる。
再生音における位相の乱れが少なく、よって正確な定
位の音を提供できる。
以上のようにスピーカー本来の有する特性を忠実に発
揮し得るので、スピーカーを置く部屋の環境いかんにか
ゝわらず、スピーカーのセッティングを容易に行なうこ
とが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図(イ)はこの発明の代表的な実施例を示す斜視
図、第1図(ロ)はその分離した状態を示す斜視図、第
2図はこの発明の他の実施例を示す斜視図、第3図はこ
の発明の類例で四点支持の場合を示す説明図、第4図は
さらに他の実施例を示す斜視図、第5図(イ)(ロ)
(ハ)は従来例を示す斜視図である。 1……支持台、2,2……起立壁、2A,2A……起立壁の上端
面、3……スピーカーボックス、4……張出板、5……
支承部材、5A……尖頭部、G……スピーカーボックスの
重心

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スピーカーボックス3が嵌まる間隔をあけ
    て対向する一対の起立壁2,2を備える支持台1を強靱材
    で形成し、一対の起立壁2,2の各上端面に尖頭部5Aを有
    する支承部材5を配置し、両起立壁2,2間に介在するス
    ピーカーボックス3の両側に、そのスピーカーボックス
    3の重心Gを含む平面上に位置する張出板4を配置し、
    該張出板4を前記尖頭部5Aにより安定支持したことを特
    徴とするスピーカースタンド。
JP16929987A 1987-07-07 1987-07-07 スピ−カ−スタンド Expired - Lifetime JPH06103957B2 (ja)

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JP16929987A JPH06103957B2 (ja) 1987-07-07 1987-07-07 スピ−カ−スタンド

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JPS6412794A JPS6412794A (en) 1989-01-17
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