JPH0335441A - 情報記録媒体及びその製造方法 - Google Patents

情報記録媒体及びその製造方法

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JPH0335441A
JPH0335441A JP1169637A JP16963789A JPH0335441A JP H0335441 A JPH0335441 A JP H0335441A JP 1169637 A JP1169637 A JP 1169637A JP 16963789 A JP16963789 A JP 16963789A JP H0335441 A JPH0335441 A JP H0335441A
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JP
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information recording
gas
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JP1169637A
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Inventor
Motonari Matsubara
松原 基成
Hideki Okawa
秀樹 大川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、情報記録媒体及びその製造方法に関し、特に
、ピット形成型情報記録媒体において記録層の下層に下
引き層を設けた情報記録媒体及びその製造方法に関する
(従来の技術) 従来、ピットを形成して情報を記録するタイプの情報記
録媒体として、基板上にBi薄膜を形成したものが、M
aydanにより報告されている[D、Maydan、
Be1l 5yst、 Tech、J、、50.176
1(1971);米国特許第3.720.784号公報
] また、1977年には現在実用化されているTe系
の記録層を有する情報記録媒体が、フィリップス(Ph
lllps )社により報告されている[ R,MeP
arlane eLal、、Proceedlngs 
or 5PIE、123,104(1977)]。
Teは、単独では、高温度雰囲気で容易に酸化する。T
ea、の発生は、Tea、が近赤外領域の光を全く吸収
しないために、情報記録媒体の記録感度を減少させる。
さらに、ピット形成時にピット形成領域の周辺部分が酸
化して、この部分にTeO2が生じると、ピット形成領
域の周辺部分の光の反射率が低下し、ピット形成領域が
不明確になり記録情報の再生時において不都合になる。
このように、ピット形成型の記録媒体の記録層の材料は
、記録感度を損わない範囲で耐酸化性を有することが望
まれている。
そこで、TeとSeの合金薄膜を記録層に使用して記録
層の耐酸化性を向上させることが、寺尾等によって報告
されている[ M、Terao etal、、J、Ap
pl、Phys、、50.8881(1979) ] 
。しかし、Te−3e合金薄膜は、クラックが発生し易
いため、実際にはpbを加えて、Pb−Te−8C合金
薄膜にして使用している。このように、記録層の材料に
Te系の合金が使用されている。
一方、金属TeをCH4ガスを含む雰囲気中でスパッタ
リングすることにより、Te−Cとよばれる耐酸化性に
優れる記録層を形成することができることが、真下等に
よって報告されている[M、M、ashlta and
 N、Yasuda、Proceedlngs ofS
PIB、129,190(1982) ;米国特許第4
.433.340号公報]。また、CS2ガスを用いて
プラズマ重合を行いながらTeを蒸着することにより耐
酸化性の優れたC3z−Te薄膜が得られることが開示
されている[Y、^5ano et al、+;米国特
許第4.373.004号公報;J、J、A、P、、2
2.480(1983) :特公昭第58−17038
号公報]。
しかしながら、これらの記録層を持つ記録媒体は、情報
記録を行う際にレーザー光の反射が充分でなく記録感度
が悪いものであった。特開昭59−90246号公報で
は、記録層の下にフルオロカーボンからなる下引き層を
設けて記録感度を向上させた情報記録媒体が開示されて
いる。さらに、特開昭62−154343号公報では、
下引き層中のフッ素と炭素の比率を特定することによっ
て、よりいっそう記録感度が向上することを開示してい
る。
(発明が解決しようとする課題) しかし、これらの情報記録媒体の記録感度は、情報転送
速度の増大及び情報記録容量の増大に伴う、ディスクの
高速回転での情報記録において充分でない。したがって
、より高い記録感度を有する情報記録媒体への開発が望
まれている。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、優れ
た記録感度を有する情報記録媒体及びこのような記録媒
体を容易に製造することができる情報記録媒体及びその
製造方法を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は、基板と、ピットが形成されることにより情報
が記録される記録層と、基板と記録層との間に設けられ
、原料ガスをフルオロカーボンとするプラズマ重合によ
って形成された下引き層とを具備する情報記録媒体であ
って、前記記録層はA u s r e s Cs及び
Hを含有し、Au及びTeの含有量は、これらの比をA
u、Tel。。−1なる式で表した場合に、原子%で表
示されたXが2≦x≦43の範囲内であることを特徴と
する。
また、本発明は、基板上に原料ガスをフルオロカーボン
とするプラズマ重合によりF引き層を設ける工程と、A
rガスと炭化水素ガスとの混合ガスを、全流量に占める
炭化水素ガスの流量割合が5ないし50%になるように
して導入し、この混合ガスのガス圧が0 、  I T
orr以下の条件下で反応性スパッタリングにより前記
下引き層上に、Au。
Te、C,及びHを含有し、Au及びTeの含有量は、
これらの比をAumTe+oo−なる式で表した場合に
、原子%で表示されたXが2≦x≦43の範囲内である
記録層を形成する工程とを具備することを特徴とする。
(作 用〉 本発明の情報記録媒体によれば、得られた記録層がAu
、Te5C,及びHを含有し、該AuとTeの含有量の
比が、A u xTe、oo−8なる式でXが2≦xS
43原子%の範囲のものである。
この範囲のAuとTeの含有量比を有する合金は、Au
とTeの合金系において融点が低い。このため、光ビー
ムによる記録感度が向上する。これによって、情報記録
ピット形成に要する光ビームのエネルギーの閾値パワー
を減少させても充分に情報記録をすることができる。
また、本発明の情報記録媒体の製造方法によれば、Au
及びTeを含有するピット形感型の記録層をA「ガスと
炭化水素ガスからなる混合ガスの存在下において、混合
ガスの全流量中の炭化水素ガスの流量の割合が5ないし
5o96である条件下における反応性スパッタリングに
よって設けている。これによって、安定した記録感度を
示す記録膜を容易に得ることができる。さらに、下引き
層を形成する際に、フルオロカーボンガス圧が0.01
ないし0 、  I Torr、フルオロカーボンガス
流量が1m’当り2oないし400 cc/分、電極電
流密度が0.5ないし2.0−^/ cjの条件下にお
いて行うことにより、下引き層を形成する際の成膜速度
を上げることができる。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の実施例について具体的に
説明する。
第1図は、本発明にかかる情報記録媒体の断面図である
。情報記録媒体は、基板1と、基板1上にプラズマ重合
により形成された下引き層2と、下引き層2上に反応性
スパッタリングにより形成された記録層3とからなって
いる。
この基板1は、経時変化が比較的少ないポリカーボネー
ト樹脂、ガラス等の材料からなるものである。また、情
報記録媒体のいずれの側から光ビームを照射しても情報
の記録が行われるように基板1は透明体であることが好
ましい。
下引き層2は、原料ガスをフルオロカーボンとしたプラ
ズマ重合により得られたものである。フルオロカーボン
としてはC4F、等が好ましい。
この下引き層の厚みは、600ないし1600λの範囲
内であることが好ましい。第2図は、下引き層厚と情報
記録媒体の反射率の関係を示したものである。図中10
は、各々の層の厚みを考慮して、屈折率及び消衰係数等
を使用して反射率を算出した時の特性曲線である。また
、図中12は、従来の下引き層を有しない情報記録媒体
の反射率を前述と同様にして算出した特性曲線である。
下引き層の厚みを600ないし1600Åとしたのは、
第2図に示すように下引き層の厚みがこの範囲にある場
合、情報記録媒体に照射された光が多重干渉効果を示し
て、情報記録媒体の反射率を増加させるからである。反
射率の増加により、情報を読み取る際に、ノイズに影響
されない再生光を効率良く発することができる。
記録層3を構成する金属は、比較的低温で容易に溶融又
は蒸発してピットが形成できるものがよい。このような
ものとして、Tes Se、B15Sb、I n%Au
5Sn、Pb、又はこれらの2種以上の合金が挙げられ
る。ここで、記録層3は、Arガスと炭化水素ガスの混
合ガスの存在下でAuとTeの合金を反応性スパッタリ
ングにより被着したものである。AuとTeの合金の組
成比は、Au、層6.o。−、なる式でXが2≦x≦4
3原子%の範囲のものであることが好ましい。これは、
Auの組成比が2原子%未満であると、反応性スパッタ
リングによって得られた記録層が高温で酸化しやすくな
り、43原子%を超えると合金の融点が高くなり記録感
度が悪くなるためである。
第3図は、本発明の範囲の組成比を有するAuとTeの
合金の示差熱走査カロリーメーター(DSC)による特
性曲線である。第3図に示すように、この合金は、42
0℃近傍で吸熱のピークがあり、この温度付近から融解
を開始する。また、第4図は、AuとTeの状態図であ
る。第4図から、A u 、2T e 層8の組成近傍
に共晶点を持ち、合金の融点として極小値(約420”
C)を持つことが分る。したがって、この範囲(図中a
−b間)の組成比の合金が記録感度の良いものとして適
している。記録層3として使用する場合、これらの合金
は、非晶質であることが望ましい。
さらに、記録層3の記録感度を安定化させるために、記
録層3上にオーバーコート層を設けてもよい。この場合
、オーバーコート層4は、記録層3の記録感度を安定化
させ、記録層3を保護するものを選ぶ。このようなもの
として、例えば、下引き層2と同様に、原料ガスをフル
オロカーボンとしたプラズマ重合により滉られたプラズ
マ重合膜等が挙げられる。オーバーコート層4の厚みは
、50ないし150入の範囲内であることが好ましい。
第5図は、オーバーコート層厚と、使用できる記録用光
ビームパワーの幅及び記録用光ビームエネルギー閾値パ
ワーとの関係を示したものである。図中14は、オーバ
ーコート層厚と使用できる記録用光ビームパワーの幅と
の関係を示した特性曲線で、図中16は、オーバーコー
ト層厚と記録用光ビームエネルギー閾値パワーの関係を
示した特性曲線である。第5図から分るように、オバー
コート層の厚みが50ないし150入の範囲内である情
報記Ii媒体は、記録感度を低下させないで、即ち、記
録用光ビームエネルギー閾値パワーを増大させないで、
使用できる記録レーザパワーの幅を有する。
このような情報記録媒体に情報を記録するためには、記
録層3に光ビームを照射する。このとき記録層3の光照
射部分にエネルギーが照射され、その部分が発熱して溶
融又は蒸発する。これにより、光ビーム照射部分にピッ
トが形成され、情報が記録されたことになる。また、・
記録した情報の再生は、記録層3に記録時よりも出力が
小さい光ビームを照射し、ピット部とピットが形成され
ていない部分との間の光学的特性の差、例えば、反射率
の差を検出することによらてなされる。
次に、本発明にかかる情報記録媒体の製造方法について
説明する。
まず、Ca Fs等のようなフルオロカーボンガスを使
用してプラズマ重合により基板1上に下引き層2を設け
る。次に、ターゲットにAuとTeの合金を使用し、A
「ガスと炭化水素ガスからなる混合ガスを導入して反応
性スパッタリングにより下引き層2上に記録層3を形成
する。なお、プラズマ重合及び反応性スパッタリングは
、一般に使用されている方法で行う。すなわち、プラズ
マ重合は、真空チャンバーと、そのチャンバー内にガス
を導入するガス導入口と、プラズマを発生させる高周波
電源とからなるプラズマ重合装置内で行われる。このよ
うな装置において、真空チャンバー内に基板を設置して
、そのチャンバー内にフルオロカーボンガスを導入して
、そのガスをチャンバー内で高周波よってプラズマにし
て行う。また、反応性スパッタリングは、真空チャンバ
ーと、そのチャンバー内にガスを導入するガス導入口と
、チャンバー内に設置するターゲットに電力を与える電
源からなるスパッタリング装置内で行う。このような装
置において、スパッタリングは、チャンバー内のターゲ
ットと対向するようにして基板を設置し、そのチャンバ
ー内に所定流量に:I!4節されたArガス及び炭化水
素ガスの混合ガスを導入し、ターゲットに電力を与えて
行う。
ここで、下引き層2を形成する際に、フルオロカーボン
ガス圧を0.01ないし0 、  I Torrsフル
オロカーボンガス流量を1m3当り20ないし400 
ee/分、電極電流密度を0.5ないし2.0■A/c
dの条件下において行うことが好ましい。
第6図は、下引き層の成膜速度とフルオロカーボンガス
圧との関係を示したものである。第6図に示すように、
フルオロカーボンガス圧が0.03Torr付近で成膜
速度が極大となる。また、フルオロカーボンガス圧カ’
0. 0ITorr未満であると放電が生じないために
プラズマ重合を行うことができず、0 、  I To
rrを超えるとアブレーション(ablatlon)効
果が著しくなり、成膜速度が低下して、得られる下引き
層の表面が粗くなる。
第7図は、下引き層の成膜速度とフルオロカーボンガス
流量との関係を示したものである。第7図に示すように
、フルオロカーボンガス流量が1m3当り20ないし4
00 cc/分の範囲で成膜速度が大きいことが分る。
フルオロカーボンガス流量が1m’当り20 cc/分
未満であると反応容器内にプラズマ重合生成物が過度に
滞留して成膜速度が低下し、1m1当り400 cc/
分を超えるとアブレーション(ab lat ton)
効果が著しくなり、成膜速度が低下して、得られる下引
き層の表面が粗くなる。
第8図は、下引き層の成膜速度と電極電流密度との関係
を示したものである。18図に示すように、電極電流密
度は0.5ないし2. 0mA/cjの範囲で成膜速度
と比例関係にあることが分る。電極電流密度が0. 5
mA/cj未満であると放電が生じないためにプラズマ
重合を行うことができず、2.01^/ cjを超える
とプラズマ重合生成物の分解反応が生成反応より激しく
なり、成膜速度が低下する。
次に、下引き層2上に反応性スパッタリングにより記録
層3を形成する。記録層3を形成する際に、Arガスと
炭化水素ガスからなる混合ガスの全流量中の炭化水素ガ
スの流量の割合が5ないし50%にすることが好ましい
。また、混合ガスのガス圧を0 、 1 Torr以下
にすることで良好にスパッタリングを行うことができる
第9図は、記録層3の成膜速度と反応性スパッタリング
における混合ガス全流量中の炭化水素ガス流量の割合と
の関係を示したものである。第9図に示すように、混合
ガス流量中の炭化水素ガス流量の割合が小さいほど記録
層の成膜速度が大きいことが分る。混合ガス流量中の炭
化水素ガス流量の割合が5%未満であると得られた記録
層が経時変化に対して弱く、50%を超えるとA「流量
の減少により成膜速度が低下し、さらに炭化物等による
チャンバー内の汚れが著しく製造性の低下を招く。
試験例 次に、この実施例にかかる情報記録媒体を実際に製造し
て特性を評価した試験例について説明する。
直径130mx.厚さ1.2xIx1トラツクピツチ1
.6μmであるプリグループ付ポリカーボネート基板を
プラズマ重合装置の重合容器内に設置した。原料ガスと
してC,F、ガスを使用し、C4F8ガス圧が0.05
Torr、C,F、ガス流量が1m’当り160 cc
/分、電極電流密度が約1 、 0 mA/ cjの条
件下で基板をプラズマ重合に供して厚さ1000人で下
引き層を設けた。次に、下引き層を設けた基板を反応性
スパッタリング装置の反応容器内に設置した。ターゲッ
トにA u 12Te8aの組成の合金を用い、Arガ
スと炭化水素ガスの混合ガスの全混合ガス流量中の炭化
水素ガスの流量の割合が40%、混合ガス圧が5×10
−’Torr、容器内に与える電力密度がI W / 
cdの条件下で、下引き層を設けた基板を反応性スパッ
タリングに供して厚さ300Åで記録層を設けて情報記
録媒体を得た。
得られた情報記録媒体に情報を記録するために情報記録
媒体を1800rpmで回転させた。レーザ波長が0,
83μmである半導体レーザから発生したレーザ光を開
口数が0.55であるレンズで集光して、その集光した
レーザ光を情報記録媒体に記録層と反対側から照射して
情報記録を行った。情報記録された記録媒体を情報再生
して、その時の記録再生信号のキャリアー・ノイズ比を
測定した。また、得られた情報記録媒体の反射率をレー
ザ波長が0.83μmである半導体レーザを光源とする
透過・反射率測定装置によって測定した。また、製品と
して必要とされるキャリアー・ノイズ比が少なくとも4
5dBであるため、45dB以上のキャリアー・ノイズ
比が得られる記録用光ビームパワーの幅を調べた。
第10図は、記録再生信号のキャリアー・ノイズ比と記
録エネルギー閾値ビームパワーの関係を示したものであ
る。図中、特性曲線Aは本発明にかかる情報記録媒体の
もので、特性曲線Bは従来の情報記録媒体のものである
。一般に、記録再生信号のキャリアー・ノイズ比が40
dBあればピット形成として充分であることが確認され
ているので、記録再生信号のキャリアー・ノイズ比が4
0dBに達する時の記録エネルギー閾値ビームパワーを
評価した。第1O図から分るように、本発明にかかる情
報記録媒体は、記録再生信号のキャリアー・ノイズ比が
40dBに達する峙の記録エネルギー閾値ビームパワー
が従来のものよりも1ないし1.5−曾程小さく記録感
度が優れていた。
また、第x図は、記録再生信号のキャリアー・ノイズ比
と記録用光ビームパワーの関係を示したものである。図
中、特性曲線Cは本発明にかかる情報記録媒体のもので
、特性曲線りは従来の情報記録媒体のものである。第x
図から分るように、本発明の情報記録媒体は、45dB
以上のキャリアー・ノイズ比が得られる記録用光ビーム
パワーの幅が約3mWであり、従来の情報記録媒体より
も工ないし1.5mWも広いものであった。
[発明の効果] 以上説明した如く、本発明によれば、優れた記録感度を
有する情報記録媒体を容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる情報記録媒体の断面図、第2図
は下引き層厚と情報記録媒体の反射率との関係を示すグ
ラフ図、第3図は本発明にかかる情報記録媒体の記録層
に用いられるAuとTeの合金のDSC曲線を示すグラ
フ図、第4図はAuとTeの合金の状態図、第5図はオ
ーバーコート層厚と、使用できる記録用光ビームパワー
及び記録用光ビームエネルギー閾値パワーの関係を示す
グラフ図、第6図は下引き層成膜速度とフルオロカーボ
ンガス圧の関係を示すグラフ図、第7図は下引き層成膜
速度とフルオロカーボンガス流量の関係を示すグラフ図
、第8図は下引き層成膜速度と電極電流密度の関係を示
すグラフ図、第9図は記録層成膜速度と混合ガス流量中
の炭化水素ガス流量比を示すグラフ図、第1θ図はキャ
リアー・ノイズ比と記録用光ビームエネルギー閾値パワ
ーの関係を示すグラフ図、第x図はキャリアー・ノイズ
比と記録用光ビームパワーの関係を示すグラフ図である
。 1・・・基板、2・・・下引き層、3・・・記録層。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基板と、ピットが形成されることにより情報が記
    録される記録層と、基板と記録層との間に設けられ、原
    料ガスをフルオロカーボンとするプラズマ重合によって
    形成された下引き層とを具備する情報記録媒体であって
    、前記記録層はAu、Te、C、及びHを含有し、Au
    及びTeの含有量は、これらの比をAu_xTe_1_
    0_0_−_xなる式で表した場合に、原子%で表示さ
    れたxが2≦x≦43の範囲内であることを特徴とする
    情報記録媒体。
  2. (2)基板上に原料ガスをフルオロカーボンとするプラ
    ズマ重合により下引き層を設ける工程と、Arガスと炭
    化水素ガスとの混合ガスを、全流量に占める炭化水素ガ
    スの流量割合が5ないし50%になるようにして導入し
    、この混合ガスのガス圧が0.1Torr以下の条件下
    で反応性スパッタリングにより前記下引き層上に、Au
    、Te、C、及びHを含有し、Au及びTeの含有量は
    、これらの比をAu_xTe_1_0_0_−_xなる
    式で表した場合に、原子%で表示されたxが2≦x≦4
    3の範囲内である記録層を形成する工程とを具備するこ
    とを特徴とする情報記録媒体の製造方法。
JP1169637A 1989-06-30 1989-06-30 情報記録媒体及びその製造方法 Pending JPH0335441A (ja)

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