JPH0335104A - 3次元アクチュエータ - Google Patents
3次元アクチュエータInfo
- Publication number
- JPH0335104A JPH0335104A JP1170624A JP17062489A JPH0335104A JP H0335104 A JPH0335104 A JP H0335104A JP 1170624 A JP1170624 A JP 1170624A JP 17062489 A JP17062489 A JP 17062489A JP H0335104 A JPH0335104 A JP H0335104A
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- JP
- Japan
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- moving body
- dimensional
- axis
- axes
- flexibly
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Links
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 abstract description 3
- 230000002452 interceptive effect Effects 0.000 abstract 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 238000000691 measurement method Methods 0.000 description 1
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 1
- 239000000523 sample Substances 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
- 230000005641 tunneling Effects 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、高精密な位置決めを3次元的に行なう必要
があるもの、例えばSTM(走査型トンネル顕微鏡)な
どに駆動手段として好ましく適用できる3次元アクチュ
エータに関する。
があるもの、例えばSTM(走査型トンネル顕微鏡)な
どに駆動手段として好ましく適用できる3次元アクチュ
エータに関する。
(発明の背景)
近年の半導体集積回路や光情報デバイスなどにおいては
その高集積化および高密度化の要求が極めて高く、これ
に伴ない超微細な加工および計測技術の確立が望まれて
いる。
その高集積化および高密度化の要求が極めて高く、これ
に伴ない超微細な加工および計測技術の確立が望まれて
いる。
そして、上記測定、加工の際に用い、3次元方向に移動
可能なアクチュエータとして、機械的摺動機構により空
間移動させる方式があり、測定空間等が広くとれる。し
かし、この方式では摺動部の摩擦、がた等の誤差要因に
より10−四方以内の空間座標を測定することは困難と
なり、近年の高集積化に充分に対応することができない
。
可能なアクチュエータとして、機械的摺動機構により空
間移動させる方式があり、測定空間等が広くとれる。し
かし、この方式では摺動部の摩擦、がた等の誤差要因に
より10−四方以内の空間座標を測定することは困難と
なり、近年の高集積化に充分に対応することができない
。
そこで、より高精度に測定等するためのアクチュエータ
として、圧電素子を用いたものがある。
として、圧電素子を用いたものがある。
そして3次元駆動させる1例として積層状の圧電素子を
3軸方向に延ばした構造からなるトライボッド型のもの
がある。
3軸方向に延ばした構造からなるトライボッド型のもの
がある。
しかしこのトライボッド型のアクチュエータでは3本の
圧電素子が1点で結合され一体化されているため、たと
えばX方向に移動させるために、そのX方向に配された
1本の圧電素子のみを伸縮させると、それに係合された
他の2本の圧電素子も上記伸縮にともない伸縮してしま
う。この結果、実際にはX方向でなく若干回転方向にず
れてしまう。
圧電素子が1点で結合され一体化されているため、たと
えばX方向に移動させるために、そのX方向に配された
1本の圧電素子のみを伸縮させると、それに係合された
他の2本の圧電素子も上記伸縮にともない伸縮してしま
う。この結果、実際にはX方向でなく若干回転方向にず
れてしまう。
また、上述した如く、3本の圧電素子は、その交点部(
通常この部分に計測を行なう測定子等が直接取付けられ
ている)に直接結合しているため、上記のように回転移
動すると、その交点部分も回転することになり、交点部
分の水平度を保つことができなくなるという問題も有す
る。そして交点部分の水平度がずれると、その部分に取
付けられる測定子等が傾き、正確に計測等することがで
きるなくなるという問題を生じてしまう。
通常この部分に計測を行なう測定子等が直接取付けられ
ている)に直接結合しているため、上記のように回転移
動すると、その交点部分も回転することになり、交点部
分の水平度を保つことができなくなるという問題も有す
る。そして交点部分の水平度がずれると、その部分に取
付けられる測定子等が傾き、正確に計測等することがで
きるなくなるという問題を生じてしまう。
この発明は、上記のような背景に鑑みてなされたもので
あり、3次元的な位置決めを広い範囲で高精密に行なえ
、かつ3次元各軸相互間における干渉を抑止できる3次
元アクチュエータの提供をその目的とする。
あり、3次元的な位置決めを広い範囲で高精密に行なえ
、かつ3次元各軸相互間における干渉を抑止できる3次
元アクチュエータの提供をその目的とする。
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するため、この発明は、X軸。
Y軸およびZ軸の各軸に沿って変位する圧電素子により
移動体が支持されて3次元空間を移動される3次元アク
チュエータにおいて、圧電素子と移動体との間に互いに
平行な4本構成にて介装されてその移動体を柔軟的に支
持する弾性棒を備えたことを特徴とする。
移動体が支持されて3次元空間を移動される3次元アク
チュエータにおいて、圧電素子と移動体との間に互いに
平行な4本構成にて介装されてその移動体を柔軟的に支
持する弾性棒を備えたことを特徴とする。
(作 用〉
以上のように構成すると、例えばX軸の圧電素子に電圧
を印加することにより移動体はX軸方向に移動する。こ
のとき、他の2軸と移動体との間に介装した弾性棒が平
行バネとして作用することとなるので、他軸に対する干
渉が抑止される。
を印加することにより移動体はX軸方向に移動する。こ
のとき、他の2軸と移動体との間に介装した弾性棒が平
行バネとして作用することとなるので、他軸に対する干
渉が抑止される。
また、弾性棒の柔軟的な支持により移動体の当該移動変
位軸まわりの回転も抑制される。
位軸まわりの回転も抑制される。
(実 施 例)
以下、この発明の実施例を添付図面を参照しながら説明
する。
する。
第1図は、本発明による3次元アクチュエータの好適な
一実施例を示す斜視図である。
一実施例を示す斜視図である。
この3次元アクチュエータ1は、X軸、Y軸およびZ軸
の各軸に沿って変位される三個の圧電素子2がそれぞれ
4本の弾性棒3を介して移動体4を柔軟的に支持する構
成となっており、各圧電素子2に電圧を印加して各軸方
向に変位させることで移動体4が3次元空間を移動され
る。
の各軸に沿って変位される三個の圧電素子2がそれぞれ
4本の弾性棒3を介して移動体4を柔軟的に支持する構
成となっており、各圧電素子2に電圧を印加して各軸方
向に変位させることで移動体4が3次元空間を移動され
る。
すなわち、三個の圧電素子2は、基台50に二つの立面
体51が立設されて成る保持体5の互いに直交する三つ
の平面に各々の一端が固着され、保持される。そして、
各々の他端と移動体4との間に弾性棒3が互いに平行な
4本構成にて介装される。
体51が立設されて成る保持体5の互いに直交する三つ
の平面に各々の一端が固着され、保持される。そして、
各々の他端と移動体4との間に弾性棒3が互いに平行な
4本構成にて介装される。
なお、圧電素子2としては、移動させる距離(駆動範囲
)に応じて単体のものあるいは複数枚積層させた構造の
もの何れを用いても良いが、本実施例では駆動範囲が広
い後者を採用している。
)に応じて単体のものあるいは複数枚積層させた構造の
もの何れを用いても良いが、本実施例では駆動範囲が広
い後者を採用している。
また、図示しないが各圧電素子2は、各々を伸縮させる
ための電源と接続されている。
ための電源と接続されている。
第2図は、第1図に示す3次元アクチュエータの作用を
説明する平面図である。
説明する平面図である。
同図に示すように、例えばX軸の圧電素子2に電圧を印
加することにより移動体4はX軸方向に所定の距離Ax
だけ移動する。このとき、他の2軸と移動体4との間に
介装した弾性棒3が平行バネとして作用することとなる
ので、他軸に対する干渉を抑止できる。
加することにより移動体4はX軸方向に所定の距離Ax
だけ移動する。このとき、他の2軸と移動体4との間に
介装した弾性棒3が平行バネとして作用することとなる
ので、他軸に対する干渉を抑止できる。
また、弾性棒3が平行な4本構成にて移動体4を柔軟的
に弾性支持することから、両者の接合部位における移動
体4の当該移動変位軸まわりの回転を抑制できる。
に弾性支持することから、両者の接合部位における移動
体4の当該移動変位軸まわりの回転を抑制できる。
第3図は、この3次元アクチュエータの空間運動特性を
示すグラフである。
示すグラフである。
同図に示す特性は、各軸の圧電素子2に正弦波入力を与
えて移動体4の3次元的運動特性を測定した結果であり
、移動体4は3次元空間を滑らかに移動できる。
えて移動体4の3次元的運動特性を測定した結果であり
、移動体4は3次元空間を滑らかに移動できる。
また、この3次元アクチュエータ1は、圧電素子2と移
動体4との間に弾性棒3を介装したという簡単な構成な
ので、3次元的位置決めを高精密に行なえ、積層型の圧
電素子2により直接的に移動体4を移動させる構成なの
で強度面で有利となり駆動範囲も広くできる。
動体4との間に弾性棒3を介装したという簡単な構成な
ので、3次元的位置決めを高精密に行なえ、積層型の圧
電素子2により直接的に移動体4を移動させる構成なの
で強度面で有利となり駆動範囲も広くできる。
(発明の効果〉
以上、実施例で詳細に説明したように、この発明にかか
る3次元アクチュエータによれば、次のような優れた効
果を奏することができる。
る3次元アクチュエータによれば、次のような優れた効
果を奏することができる。
(1)弾性棒が他軸に対して平行バネとして作用するの
で各軸相互間の干渉を抑止できる。また、弾性棒の柔軟
的な支持により移動体の回転を抑制できる。
で各軸相互間の干渉を抑止できる。また、弾性棒の柔軟
的な支持により移動体の回転を抑制できる。
(2)構成が簡単なので3次元的な位置決めを高精密に
行なえ、圧電素子が直接的に移動体を移動させる構成な
ので強度面で有利となり駆動範囲も広くできる。
行なえ、圧電素子が直接的に移動体を移動させる構成な
ので強度面で有利となり駆動範囲も広くできる。
第1図は本発明の一実施例を示す斜視図、第2図はその
作用を説明する平面図、第3図はその空間運動特性を示
すグラフである。 1・・・・・・3次元アクチュエータ 2・・・・・・圧電素子 3・・・・・・弾性
棒4・・・・・・移動体 5・・・・・・保
持体第 図 第2図 1
作用を説明する平面図、第3図はその空間運動特性を示
すグラフである。 1・・・・・・3次元アクチュエータ 2・・・・・・圧電素子 3・・・・・・弾性
棒4・・・・・・移動体 5・・・・・・保
持体第 図 第2図 1
Claims (1)
- X軸、Y軸およびZ軸の各軸に沿って変位する圧電素子
により移動体が支持されて3次元空間を移動される3次
元アクチュエータにおいて、該各圧電素子と移動体との
間に互いに平行な4本構成にて介装されて当該移動体を
柔軟的に支持する弾性棒を備えたことを特徴とする3次
元アクチュエータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1170624A JPH0335104A (ja) | 1989-06-30 | 1989-06-30 | 3次元アクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1170624A JPH0335104A (ja) | 1989-06-30 | 1989-06-30 | 3次元アクチュエータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0335104A true JPH0335104A (ja) | 1991-02-15 |
Family
ID=15908327
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1170624A Pending JPH0335104A (ja) | 1989-06-30 | 1989-06-30 | 3次元アクチュエータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0335104A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001330425A (ja) * | 2000-03-14 | 2001-11-30 | Olympus Optical Co Ltd | 走査機構およびこれを用いた機械走査型顕微鏡 |
WO2016046411A1 (en) * | 2014-09-26 | 2016-03-31 | Koninklijke Philips N.V. | Three dimensional piezo actuator for planar motion |
WO2017116155A1 (ko) * | 2015-12-31 | 2017-07-06 | 한국표준과학연구원 | 변위전달용 선형구조물 및 이를 이용한 1차원 및 3차원 미세 이동 장치 |
-
1989
- 1989-06-30 JP JP1170624A patent/JPH0335104A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001330425A (ja) * | 2000-03-14 | 2001-11-30 | Olympus Optical Co Ltd | 走査機構およびこれを用いた機械走査型顕微鏡 |
WO2016046411A1 (en) * | 2014-09-26 | 2016-03-31 | Koninklijke Philips N.V. | Three dimensional piezo actuator for planar motion |
WO2017116155A1 (ko) * | 2015-12-31 | 2017-07-06 | 한국표준과학연구원 | 변위전달용 선형구조물 및 이를 이용한 1차원 및 3차원 미세 이동 장치 |
US11087952B2 (en) | 2015-12-31 | 2021-08-10 | Korea Research Institute Of Standards And Science | Linear structure for displacement transmission, and one-dimensional and three-dimensional micro movement device using same |
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