JPH0334705B2 - - Google Patents

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JPH0334705B2
JPH0334705B2 JP59268881A JP26888184A JPH0334705B2 JP H0334705 B2 JPH0334705 B2 JP H0334705B2 JP 59268881 A JP59268881 A JP 59268881A JP 26888184 A JP26888184 A JP 26888184A JP H0334705 B2 JPH0334705 B2 JP H0334705B2
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Japan
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signal
clock
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circuit
clock signal
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JP59268881A
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JPS61146031A (ja
Inventor
Yasutsune Yoshida
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NEC Corp
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Nippon Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS61146031A publication Critical patent/JPS61146031A/ja
Publication of JPH0334705B2 publication Critical patent/JPH0334705B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/02Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information
    • H04L7/033Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information using the transitions of the received signal to control the phase of the synchronising-signal-generating means, e.g. using a phase-locked loop
    • H04L7/0334Processing of samples having at least three levels, e.g. soft decisions

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はクロツク再生回路に関し、特にデイジ
タル伝送方式に用いる受信装置においてベースバ
ンド信号からクロツク信号を再生するクロツク再
生回路に関する。
〔従来の技術〕
デイジタル伝送方式に用いる受信装置において
は、ベースバンド信号をデイジタル信号に変換す
るためにクロツク信号が必要である。
クロツク信号を再生する従来の技術を図面を参
照して説明する。
第2図は、従来のクロツク信号発生器の一例を
用いる受信装置を示すブロツク図であり、ベース
バンド段以降を示している。
この受信装置は、2値のベースバンド信号B1
を入力し2逓倍して出力する全波整流器101
と、全波整流器101の出力の電圧制御発信器
(以下VCOという)104の出力とを入力し位相
比較して電圧信号を出力する位相比較器102
と、電圧信号の低域成分のみを通過させ出力する
低域波器(以下LPFという)103と、LPF
103の出力により出力周波数が変化するVCO
104とを備えるクロツク信号発生器7と、クロ
ツク信号発生器7の出力の位相をかえてクロツク
信号Cとして出力する移相器8と、クロツク信号
Cによりベースバンド信号B1を識別してデータ
信号D1を出力するA−D変換器1とを具備して
構成されている。
全波整流器101はベースバンド信号B1を2
逓倍するので、その出力にクロツク成分が抽出さ
れる。移相比較器102・LPF103・VCO1
04で構成される位相同期回路により、VCO1
04の出力が全波整流器101の出力のクロツク
成分に位相同期されるので、クロツク信号発生器
7の出力周波数はクロツク周波数に一致する。
移相器8は、クロツク信号Cの位相がA−D変
換器1にとつて最適なサンプリング点になるよう
にクロツク信号発生器7の出力を移相する。この
移相値は、クロツク信号発生器7の入力端から出
力端までの径路におけるクロツク成分の移相値に
よりきまり、クロツク信号発生器7の温度変化や
経時変化によつて変動する。
以上に説明したように、従来のクロツク信号発
生器を用いる受信装置は、クロツク信号発生器の
温度変化や経時変化によつてクロツク信号の位相
が変動するという欠点がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明が解決しようとする問題点いいかえれば
本発明の目的は、上記の欠点を解決して温度変化
や経時変化によつてクロツク信号の位相が変動し
ない。しかもIC化に適したクロツク再生装置を
提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明のクロツク再生回路は、ベースバンド信
号からクロツク信号を再生するクロツク再生回路
において、前記クロツク信号により第一のサンプ
リング点で前記ベースバンド信号を識別して第一
のデータ信号を出力する第一のA−D変換器と、
前記クロツク信号と逆相関係にある信号により第
二のサンプリング点で前記ベースバンド信号を識
別して第二のデータ信号を出力する第二のA−D
変換器と、前記第一のデータ信号から前記第二の
サンプリング点における前記ベースバンド信号の
時間微分の極性を判別し、判別結果により前記第
二のデータ信号を同相で、あるいは逆相に変換し
て出力する論理回路と、前記論理回路の出力によ
つて出力周波数あるいは出力位相が制御されるク
ロツク信号発生手段とを備えて構成される。
〔実施例〕
以下実施例を示す図面を参照して本発明につい
て詳細に説明する。
第1図aは、本発明の第一の実施例を示すブロ
ツク図である。
第1図aに示す実施例は、2値の信号であるベ
ースバンド信号B1とクロツク信号Cとを入力し
クロツク信号Cによりベースバンド信号B1を識
別してデータ信号D1を出力するA−D変換器1
と、ベースバンド信号B1とインバータ6の出力
とを入力しインバータ6の出力でベースバンド信
号B1を識別してデータ信号Eを出力するA−D
変換器2と、データ信号D1・Eおよびクロツク
信号Cを入力しA−D変換器2のサンプリング点
におけるベースバンド信号B1の時間微分の極性
をデータ信号D1から判別し極性が負の場合はデ
ータ信号Eと同相の信号を出力し極性が正の場合
はデータ信号Eと逆相の信号を出力する論理回路
3と、論理回路3の出力の低周波成分を電圧信号
として出力するLPF4と、電圧信号の値により
制御される周波数の信号をクロツク信号Cとして
出力するVCO5と、クロツク信号Cと極性を反
転するインバータ6とを具備して構成されてい
る。
第1図bはベースバンド信号B1の時間変化を
示すグラフである。
第1bを参照して第1図aに示す実施例の動作
を説明する。
クロツク信号CできまるA−D変換器1のサン
プリング点が最適の時刻t0および(t0+T)であ
る場合(Tはクロツク信号Cの周期である)、A
−D変換器2のサンプリング点は、インバータ6
の出力でありクロツク信号Cと逆相関係にある信
号できまり、時刻t0と(t0+T)との中間点であ
る時刻(t0+T/2)である。サンプリング点t0
および(t0+T)でデータ信号D1の値が異なるな
らばベースバンド信号B1は曲線m1またはm2をた
どり、サンプリング点(t0+T/2)はベースバ
ンド信号B1の変換点であるからこのサンプリン
グ点でベースバンド信号B1の値は“0”となる。
データ信号Eは、ベースバンド信号B1のわずか
なゆらぎにより論理値“1”および“0”をそれ
ぞれ同じ確率でとる。サンプリング点が最適の時
刻より微少時間Δtずれていればデータ信号Eが
とる二つの論理値の発生確率が異なり、その差は
Δtにほぼ比例して増大する。
論理回路3は、サンプリング点t0および(t0
T)におけるデータ信号D1からサンプリング点
(t0+T/2)におけるベースバンド信号B1の時
間微分の極性を判別する。すなわちサンプリング
点t0でデータ信号D1が論理値“0”(または
“1”)であり、サンプリング点(t0+T)で論理
値“1”(または“0”)であれば、サンプリング
点(t0+T/2)におけるベースバンド信号B1
時間微分の極性は正(または負)である。この判
定結果はサンプリング点が最適の時刻より微少時
間ずれてもほとんどわからない。
サンプリング点が最適の時刻より微少時間Δt
遅れている場合、サンプリング点(t0+T/2+
Δt)でのベースバンド信号B1の時間微分の極性
が負(または正)であればデータ信号Eが論理値
“0”(または“1”をとる確率は1/2より大きく
なり、論理回路3の出力はデータ信号Eと同相
(または逆相)である。したがつてサンプリング
点が最適の時刻より微少時間遅れている場合、ベ
ースバンド信号B1の時間微分の極性の正・負に
かかわらず、論理回路3の出力は論理値“0”を
1/2より大きい確率でとる。
同様に、サンプリング点が最適の時刻より微少
時間Δt進んでいる場合、論理回路3の出力は論
理値“1”を1/2より大きい確率でとる。
LPF4は論理回路3の出力のランダムな成分
を阻止するので、その出力はサンプリング点が最
適の時刻より遅れていれば(または進んでいれ
ば)論理値“0”(または“1”)に対応する論理
回路3の出力電圧V0(またはV1)に近くなる。よ
つてLPF4の出力は、インバータ6の出力が時
刻(t0+T/2)よりずれたときそれに応動する
誤差信号となるとで、VCO5入力に供給されて、
インバータ6の出力が時刻(t0+T/2)すなわ
ちベースバンド信号B1の変換器にロツクするよ
うにVCO5の出力に制御する。
サンプリング点t0および(t0+T)におけるデ
ータ信号D1の値が等しい場合、データ信号Eは
インバータ6の出力の誤差信号とはならずジツタ
成分となるので、論理部3は上記の場合それ以前
の出力値を保持するようにしてVCO5出力の
C/Nを改善している。しかしながら上記保持機
能は付加されなくともVCO5出力のC/Nが若
干劣化するのみであり第1図aに示す実施例は正
常に動作する。よつて上記保持機能は本発明の必
須要件ではない。
以上説明したように第1図aに示す実施例にお
いて、VCO5の出力はA〜D変換器2の入力点
でのインバータ6の出力を第1図bでの時刻(t0
+T/2)すなわちベースバンド信号B1の変換
点にロツクし、ベースバンド信号B1の位相がた
とえ変動してもVCO5がそれに応動するのでイ
ンバータ6の出力は常に時刻(t0+T/2)に保
たれる。一方主信号であるデータ信号D1を出力
するA−D変換器1に供給されるクロツク信号C
はVCO5の出力そのものであり、A−D変換器
2に供給されているクロツク信号と逆相関係にあ
る。すなわち第1図bにおける時刻t0、(t0+T)
となりベースバンド信号B1を識別するためのク
ロツク信号のタイミングとしては最適のタイミン
グとなつている。さらに、A−D変換器1とA−
D変換器2とでのクロツク信号の違いは単にイン
バータ6に挿入されているかいないかだけである
ため、A−D変換器2の入力点でのクロツク信号
の変化とA−D変換器1の入力点でのそれとは同
一であるといえる。よつてA−D変換器1に供給
されるVCO5出力もまたベースバンド信号B1
位相変動に対して応動し、常異に最適タイミング
に保たれる。
第1図cは、論理回路3の詳細を示すブロツク
図である。
論理回路3は、データ信号E・クロツク信号C
を入力しクロツク信号Cにより出力をデータ信号
Eの値にリセツトし時間Tの間保持するフリツプ
フロツプ回路(以下FF回路という)111と、
FF回路111の出力のデータ信号D1とを入力し、
排他的論理和を出力する排他的論理和回路(以下
EO回路という)112とデータ信号D1・クロツ
ク信号Cを入力しデータ信号D1を時間T遅延さ
せて出力するFF回路113と、データ信号D1
FF回路113の出力とを入力し排他的論理和を
出力するEO回路114と、クロツク信号CとEO
回路114の出力とを入力しクロツク信号Cをゲ
ートするANDゲート115と、EO回路112の
出力とANDゲート115の出力とを入力しAND
回路115からクロツク信号Cが到来したとき出
力の直をEO回路112の出力の値に更新するFF
回路116とを構成されている。FF回路11
1・113・116はDタイプFF回路である。
サンプリング点(t0+T)におけるデータ信号
D1が論理回路3に入力する時刻にFF回路113
の出力はサンプリング点t0におけるデータ信号D1
の値となつている。EO回路114は両サンプリ
ング点におけるデータ信号D1の値が異なれば論
理値“1”出力し、ANDゲート115はクロツ
ク信号Cを通過させFF回路116の出力はEO回
路112の出力の値に更新される。両サンプリン
グ点でデータ信号D1の値が等しければEO回路1
14の出力は論理値“0”となり、ANDゲート
115はクロツク信号を阻止してFF回路116
は以前の値を保持しつづける。FF回路111の
出力はサンプリング点(t0+T/2)におけるデ
ータ信号Eの値になつている。EO回路112は、
サンプリング点(t0+T)におけるデータ信号D1
が論理値“0”のときはFF回路111の出力を
同相で、論理値“1”のときは逆相に変換して出
力する。したがつてEO回路112はサンプリン
グ点(t0+T)におけるデータ信号D1が論理値
“0”(または“1”)のときサンプリング点(t0
+T/2)におけるベースバンド信号B1の時間
微分の極性を負(または正)と判別していること
になる。サンプリング点t0および(t0+T)にお
けるデータ信号D1の値が等しい場合この判別は
かならずしも正しくないが、この場合は上記のよ
うにFF回路116が以前の値を保持しつづけて
EO回路112の出力を阻止する。すでに説明し
たように保持機能は本発明の必須要件ではない。
第3図は、本発明の第二実施例を示すブロツク
図である。
第3図に示す実施例は、第1図に示す本発明の
第一の実施例におけるVCO5を固定周波数発振
器9と電圧制御無限移相器10とでおきかえたも
のである。固定周波数発振器9の出力周波数はク
ロツク信号Cの周波数にほぼ等しい値である。電
圧制御無限移相器10は時間に比例して増大また
は減少する移相値を有する移相器であり、移相値
の時間変化率は電圧により制御される。固定周波
数発振器9の出力が、電圧制御無限移相器10に
よりLPFの出力電圧で制御される時間変化率の
移相値で移相されてクロツク信号Cとなるので、
クロツク信号Cが最適サンプリング点に保たれ
る。
第4図は本発明の第三の実施例を示すブロツク
図である。
第4図に示す実施例は、第1図に示す本発明の
第一の実施例におけるVCO5をクロツク信号発
生器7と電圧制御位相器11とでおきかえたもの
であり、クロツク信号発生器7は〔従来の技術〕
の項で説明した第2図に示す受信装置に含まれる
クロツク信号発生器7の同一のものである。
クロツク信号発生器7はベースバンド信号B1
を入力しクロツク周波数と一致する周波数の信号
を出力する。電圧制御移相器11はLPF4の出
力電圧によつて制御される移相値でクロツク信号
発生器7の出力を移相してクロツク信号Cとして
出力するので、クロツク信号Cは最適タイミング
に保たれる。
第5図は本発明の第四の実施例を示すブロツク
図である。
第5図に示す実施例は、第1図に示す本発明の
第一の実施例におけるA−D変換器1を2ビツト
のA−D変換器21でおきかえたものであり、A
−D変換器21の出力である2ビツトの信号を構
成するデータ信号D1・D2のうち上位の桁である
データ信号D1が論理回路3に入力される。
第6図は、4値のベースバンド信号B2の時間
変化を示すグラフである。
第6図を参照して第5図に示す実施例の動作を
説明する。
サンプリング点t0から(t0+T)にかけてデー
タ信号D1・D2の値が共に変化する場合(その2
例を曲線m3・m4に示す)は、サンプリング点
(t0+T/2)においてベースバンド信号B2の値
が“0”となり、データ信号D1の値が等しい場
合(データ信号D1が値をかえずデータ信号D2
値をかえるときの一例を曲線m5に示す)はサン
プリング点(t0+T/2)においてベースバンド
信号B2の値が“0”にならない。これら両方の
場合は、論理部3・LPF4・VCO5が第1図a
の実施例におけると同じ動作をしてA−D変換器
2のサンプリング点を時刻(t0+T/2)にロツ
クする。
サンプリング点t0および(t0+T)でデータ信
号D1の値が異なりデータ信号D2の値が等しい場
合(その一例を曲線m6で示す)は、サンプリン
グ点(t0+T/2)においてベースバンド信号B2
の値は“0”にならないが、論理回路3の出力の
値は時刻(t0+T)においてサンプリング点(t0
+T/2)におけるデータ信号Eの値に更新され
る。したがつてこの場合の論理回路3の出力はク
ロツク信号Cにジツタを与えることになるが曲線
m6が値“0”となる時刻をみてわかるようにジ
ツタの値は小さい。
以上説明したように、第5図に示す実施例は、
サンプリング点t0および(t0+T)においてデー
タ信号D1の値が異なりデータ信号D2の値が等し
い場合を例外として、ベースバンド信号B2の値
が“0”となる変換点にインバータ6の出力をロ
ツクすることによりクロツク信号Cを最適タイミ
ング点に保つ。
第5図に示す実施例のA−D変換器21を3ビ
ツト・4ビツト…のA−D変換器でおきかえれ
ば、8値・16値…のベースバンド信号からクロツ
ク信号を再生する本発明のクロツク再生回路の他
の実施例が得られる。
第7図aは本発明の第五の実施例を示すブロツ
ク図、第7図bは論理部23の詳細を示すブロツ
ク図である。
第7図aに示す実施例は、第5図に示す本発明
の第四の実施例における論理回路3を論理回路2
3でおきかえたものである。
A−D変換器21の出力であるデータ信号
D1・D2は共に論理回路23に入力される。
論理回路23は、第1図cに示す論理回路3に
データ信号D2・クロツク信号Cを入力しデータ
信号D2を時間Tに遅延させて出力するFF回路1
23と、データ信号D2とFF回路123の出力と
を入力し排他的論理和を出力するEO回路124
と、EO回路114・124の出力を入力し論理
積を出力するAND回路125とを追加し、AND
回路125の出力をANDゲート115の入力端
の一方に入力するという変更を加えたものであ
る。
論理回路23において、サンプリング点t0から
(t0+T)にかけてデータ信号D1・D2の値が共に
変化する場合のみAND回路125の出力が論理
値“1”をとり、ANDゲート115がクロツク
信号Cを通過させ、時刻(t0+T)においてFF
回路116の出力(すなわち論理回路23の出
力)の値がEO回路112の出力の値に更新され
る。その他の場合は論理回路23の出力は以前の
値を保持しつづける。
サンプリング点(t0+T/2)においてベース
バンド信号B2の値が“0”となり、データ信号
Eからサンプリング点のずれを検知できるのは、
サンプリング点t0から(t0+T)にかけてデータ
信号D1・D2の値が共に変化する場合のみである
から、第7図aに示す実施例は、ベースバンド信
号B2の値が“0”になる変換点にインバータ6
の出力をロツクすることによつてクロツク信号C
を最適サンプリング点に保つ。
第7図bに示す論理回路23は、ベースバンド
信号B2が第6図における曲線m3・m4のごとく0
レベルを中心として上下対称に変化するときのみ
VCO5を制御する誤差信号としてデータ信号E
を使用している。第6図からあきらかなように、
曲線m3・m4は変換点(t0+T/2)付近におい
てほぼ0レベルとなつており、インバータ6の出
力の時刻(t0+T/2)からのわずかなずれに対
してもデータ信号Eは論理値“1”あるいは論理
値“0”に変化し、非常に感度の高い誤差信号と
なつている。それにくらべてm4のごとき曲線の
場合、インバータ6の出力が時刻(t0+T/2)
から変動してもデータ信号Eは敏感には論理値
“1”から論理値“0”に、あるいは論理値“0”
から論理値“1”に変化しない。このことはデー
タ信号にジツタ成分を多く含むことを意味する。
よつて、第7図bに示す論理回路23を第5図に
示す実施例の論理回路2のかわりに用いれば、ジ
ツタ成分の少ないクロツク信号Cを再生すること
ができる。
第8図aは本発明の第六の実施例を示すブロツ
ク図、第8図aは論理回路33の詳細を示すブロ
ツク図である。
第8図aに示す実施例は、第7図aに示す本発
明の第五の実施例におけるA−D変換器21・論
理回路23をA−D変換器31・論理回路33で
おきかえたものである。A−D変換器31は3ビ
ツトのA−D変換器であり、その出力である3ビ
ツトの信号を構成するデータ信号D1・D2・D3
すべて論理回路33に入力される。
論理回路33は、第7図bに示す論理回路23
にデータ信号D3・クロツク信号Cを入力しデー
タ信号D3を時間T遅延させて出力するFF回路1
33と、データ信号D3とFF回路133の出力と
を入力し排他的論理和を出力するEO回路134
とを追加し、論理回路23のAND回路125を
EO回路114・124・134の出力を入力し
論理積を出力するAND回路135でおきかえる
という変更を加えたものである。
サンプリング点t0から(t0+T)にかけてデー
タ信号D1・D2・D3の値がすべて変化する場合の
み論理部33の出力の値が更新されるので、ベー
スバンド信号の値が“0”になる変換点にインバ
ータ6の出力がロツクされて、クロツク信号Cが
最適のタイミングに保たれる。
4値のベースバンド信号からクロツク信号を再
生する本発明のクロツク再生回路である第7図a
に示す本発明の第五の実施例を変更して、8値の
ベースバンド信号からクロツク信号を再生する本
発明のクロツク再生回路である本発明の第六の実
施例を得たのと同様の変更をくりかえせば、16
値・32値…のベースバンド信号からクロツク信号
を再生する本発明のクロツク再生回路のさらに他
の実施例が得られる。
以上ベースバンド信号のとる値が等間隔である
場合についていくつかの実施例を説明したが、等
間隔でない場合(たとえば8相位相変調の場合、
ベースバンド信号の値は±2k、±k、0となり等
間隔ではない)にも、ベースバンド信号に適合し
たA−D変換器の第一のA−D変換器として用い
ることにより本発明を用いることができる。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように、本発明はベースバ
ンド信号の値が“0”となる変換点の第二のA−
D変換器のサンプリング点をロツクするという手
段を用いているので、本発明を用いることにより
温度変化や経時変化によつてクロツク信号の位相
が変動しないクロツク再生回路が提供できるとい
う効果があり、また本発明のクロツク再生回路は
動作をデイジタル的に行うのでIC化に適してい
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図aは本発明の第一の実施例を示すブロツ
ク図、第1図bは2値のベースバンド信号B1
時間変化を示すグラフ、第1図cは第1図aにお
ける論理回路3の詳細を示すブロツク図、第2図
は従来のクロツク信号発生器の一例を用いる受信
装置を示すブロツク図、第3図は本発明の第二の
実施例を示すブロツク図、第4図は本発明の第三
の実施例を示すブロツク図、第5図は本発明の第
四の実施例を示すブロツク図、第6図は4値のベ
ースバンド信号B2の時間変化を示すグラフ、第
7図aは本発明の第五の実施例を示すブロツク
図、第7図bは第7図aにおける論理回路23の
詳細を示すブロツク図、第8図aは本発明の第六
の実施例を示すブロツク図、第8図bは第8図a
における論理回路33の詳細を示すブロツク図で
ある。 2……A−D変換器、3……論理回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ベースバンド信号からクロツク信号を再生す
    るクロツク再生回路において、 前記クロツク信号により第一のサンプリング点
    で前記ベースバンド信号を識別して第一のデータ
    信号を出力する第一のA−D変換器と、 前記クロツク信号と逆相関係にある信号により
    第二のサンプリング点で前記ベースバンド信号を
    識別して第二のデータ信号を出力する第二のA−
    D変換器と、 前記第一のデータ信号から前記第二のサンプリ
    ング点における前記ベースバンド信号の時間微分
    の極性を判別し、判別結果により前記第二のデー
    タ信号を同相で、あるいは逆相に変換して出力す
    る論理回路と、 前記論理回路の出力によつて出力周波数あるい
    は出力位相が制御されるクロツク信号発生手段と を具備することを特徴とするクロツク再生回路。 2 前記クロツク信号発生手段は電圧制御発振器
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載のクロツク再生回路。 3 前記クロツク信号発生手段は、固定周波数発
    振器と電圧制御無限移相器とを備えることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載のクロツク再生
    回路。 4 前記クロツク信号発生手段は、前記ベースバ
    ンド信号を非線形操作してクロツク成分を抽出す
    るクロツク抽出手段と前記クロツク成分に位相同
    期する電圧制御発振器を含む位相同期回路とを有
    するクロツク信号発生器と、電圧制御移相器とを
    備えることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載のクロツク再生回路。
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