JPH0334701Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0334701Y2 JPH0334701Y2 JP1984178679U JP17867984U JPH0334701Y2 JP H0334701 Y2 JPH0334701 Y2 JP H0334701Y2 JP 1984178679 U JP1984178679 U JP 1984178679U JP 17867984 U JP17867984 U JP 17867984U JP H0334701 Y2 JPH0334701 Y2 JP H0334701Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotating shaft
- coil spring
- rotation
- grease
- bearings
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000004519 grease Substances 0.000 claims description 13
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 9
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 2
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 3
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 description 2
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は回転検出センサにおける回転軸の制御
装置に係り、特に磁性体と一体になつた回転軸が
外部振動により回転軸方向に加振されてこの回転
軸方向の移動を検出部が検出し異常信号を発生す
ることのないようにした制御装置に関する。
装置に係り、特に磁性体と一体になつた回転軸が
外部振動により回転軸方向に加振されてこの回転
軸方向の移動を検出部が検出し異常信号を発生す
ることのないようにした制御装置に関する。
従来のこの種の装置を第5図乃至第8図に基づ
いて説明する。
いて説明する。
第5図は従来装置の断面図である。筒状のケー
ス1内には、両端部が軸受2,3によつて支持さ
れる回転軸4が貫通しており、回転軸4の中間部
分には、その外周部をL字状に成形した円盤状の
磁性体5を取り付け、磁性体5の折り曲げた先端
5aは回転軸4の外周部円周上に配された回転検
出部6に対向している。
ス1内には、両端部が軸受2,3によつて支持さ
れる回転軸4が貫通しており、回転軸4の中間部
分には、その外周部をL字状に成形した円盤状の
磁性体5を取り付け、磁性体5の折り曲げた先端
5aは回転軸4の外周部円周上に配された回転検
出部6に対向している。
第6図は上記装置の一方の軸受2と回転軸4と
の係合部分を拡大して示したもので、軸受2の一
端面と回転軸4に形成した段部4aとの間には、
平ワツシヤ7と波形ワツシヤ8とが介在してお
り、波形ワツシヤ8の弾性力が回転軸4をスラス
ト方向に押圧している。
の係合部分を拡大して示したもので、軸受2の一
端面と回転軸4に形成した段部4aとの間には、
平ワツシヤ7と波形ワツシヤ8とが介在してお
り、波形ワツシヤ8の弾性力が回転軸4をスラス
ト方向に押圧している。
この様な回転軸の支持構造にあつては、上記波
形ワツシヤ8により回転軸4にスラスト方向の力
を加えて、外部振動による回転軸の移動を押え、
検出装置からの異常信号の発生を防止するととも
に、前記スラスト方向への荷重は平ワツシヤによ
り調整しているのであるが、波形ワツシヤ8のた
わみ量はさほど大きくとることができないため、
支えるべきスラスト方向の荷重の調整が極めて難
しい。
形ワツシヤ8により回転軸4にスラスト方向の力
を加えて、外部振動による回転軸の移動を押え、
検出装置からの異常信号の発生を防止するととも
に、前記スラスト方向への荷重は平ワツシヤによ
り調整しているのであるが、波形ワツシヤ8のた
わみ量はさほど大きくとることができないため、
支えるべきスラスト方向の荷重の調整が極めて難
しい。
また、回転軸4にスラスト方向の荷重を加える
と、平ワツシヤ7、波形ワツシヤ8等の摩耗が激
しく、耐久性に乏しいという問題が発生する。
と、平ワツシヤ7、波形ワツシヤ8等の摩耗が激
しく、耐久性に乏しいという問題が発生する。
そこで摩耗に対しては第7図に示すように、平
ワツシヤ7、波形ワツシヤ8が嵌合する部分の外
周部にグリス9を塗布する対策がとられている
が、グリス9は単に塗布されるだけで保持される
構造とはなつていないため、使用の後にはグリス
9は離反してしまう。もちろん第8図に示す如く
塗布部分の外周部にグリス9保持用のハウジング
10でも形成すれば良いのであるが、それでは装
置が大型化するとともに、低温時などにグリス9
が凍結して回転軸4が回転しにくくなつたり、劣
化したグリス9がかえつて回転の妨げとなつたり
することがある。
ワツシヤ7、波形ワツシヤ8が嵌合する部分の外
周部にグリス9を塗布する対策がとられている
が、グリス9は単に塗布されるだけで保持される
構造とはなつていないため、使用の後にはグリス
9は離反してしまう。もちろん第8図に示す如く
塗布部分の外周部にグリス9保持用のハウジング
10でも形成すれば良いのであるが、それでは装
置が大型化するとともに、低温時などにグリス9
が凍結して回転軸4が回転しにくくなつたり、劣
化したグリス9がかえつて回転の妨げとなつたり
することがある。
本考案は上記の点に鑑みてなされたもので、回
転軸の回転方向の振動を効果的に制動して、検出
部が異常信号を発生しないようにするとともに、
小型で耐久性に富んだ回転検出センサにおける回
転軸の制動装置の提供を目的としている。
転軸の回転方向の振動を効果的に制動して、検出
部が異常信号を発生しないようにするとともに、
小型で耐久性に富んだ回転検出センサにおける回
転軸の制動装置の提供を目的としている。
上記目的を達成するため本考案により成された
回転軸の制御装置は、回転軸の両端部を軸受によ
つて回転自在に軸支し、該回転軸と一体化された
磁性体の回転により回転軸の回転検出を行う回転
検出センサにおいて、一方の軸受の一端面と回転
軸の一段部との間にワツシヤをそれぞれ介してコ
イルスプリングを縮設して回転軸に対してスラス
ト方向の付勢力を付与し、回転軸の他の段部を他
方の軸受の一端面に押圧すると共に、前記コイル
スプリング内径と該コイルスプリングによつて囲
まれる前記回転軸の外周面との間の空隙内にグリ
スを封じ込めてなることを特徴としている。
回転軸の制御装置は、回転軸の両端部を軸受によ
つて回転自在に軸支し、該回転軸と一体化された
磁性体の回転により回転軸の回転検出を行う回転
検出センサにおいて、一方の軸受の一端面と回転
軸の一段部との間にワツシヤをそれぞれ介してコ
イルスプリングを縮設して回転軸に対してスラス
ト方向の付勢力を付与し、回転軸の他の段部を他
方の軸受の一端面に押圧すると共に、前記コイル
スプリング内径と該コイルスプリングによつて囲
まれる前記回転軸の外周面との間の空隙内にグリ
スを封じ込めてなることを特徴としている。
第1図は本考案実施例の断面図である。図にお
いて、ケース1、軸受2,3、回転軸4、磁性体
5、回転検出部6の構造は第5図に示す従来装置
と全く同様であるので詳細な説明は省略する。
いて、ケース1、軸受2,3、回転軸4、磁性体
5、回転検出部6の構造は第5図に示す従来装置
と全く同様であるので詳細な説明は省略する。
本実施例では、コイルスプリング11が一方の
軸受2の一端面と回転軸4の段部4aとの間に介
在している。即ち、軸受2はケース1に固定され
た固定部であつて内側にリブ状に拡がつた拡径部
を有し、この拡径部の端面は、回転軸4の外周部
に形成した段部4aと略同径線上で対面してい
る。そしてこの端面と段部4aとの間には平ワツ
シヤ12とともにコイルスプリング11が弾設介
在され、コイルスプリング11の周囲及びコイル
スプリング11と回転軸4の小径部との間にグリ
ス9が塗布されている。
軸受2の一端面と回転軸4の段部4aとの間に介
在している。即ち、軸受2はケース1に固定され
た固定部であつて内側にリブ状に拡がつた拡径部
を有し、この拡径部の端面は、回転軸4の外周部
に形成した段部4aと略同径線上で対面してい
る。そしてこの端面と段部4aとの間には平ワツ
シヤ12とともにコイルスプリング11が弾設介
在され、コイルスプリング11の周囲及びコイル
スプリング11と回転軸4の小径部との間にグリ
ス9が塗布されている。
第2図,第3図は第1図のコイルスプリング1
1の取付部分を拡大した図で、第2図は回転軸4
のケース1への装着前、第3図は装着後を示す。
1の取付部分を拡大した図で、第2図は回転軸4
のケース1への装着前、第3図は装着後を示す。
図からわかるように、コイルスプリング11は
2枚のワツシヤ12を介して軸受2の一端面と回
転軸4の段部4a間に弾設され、その径の内側に
は回転軸4の小径部外周面との間に空隙13を形
成している。従つてグリス9はこの空隙13内に
大部分が閉じ込められ、外部に流出することが少
ない。そしてコイルスプリング11は回転軸4に
スラスト方向の付勢力を与えるとともに、そのた
わみ量は波形ワツシヤに比べ非常に大きいものと
なり、平ワツシヤ12の挿入枚数あるいは厚みの
調整によるコイルスプリング11のバネ力の調整
範囲は比較的大である。
2枚のワツシヤ12を介して軸受2の一端面と回
転軸4の段部4a間に弾設され、その径の内側に
は回転軸4の小径部外周面との間に空隙13を形
成している。従つてグリス9はこの空隙13内に
大部分が閉じ込められ、外部に流出することが少
ない。そしてコイルスプリング11は回転軸4に
スラスト方向の付勢力を与えるとともに、そのた
わみ量は波形ワツシヤに比べ非常に大きいものと
なり、平ワツシヤ12の挿入枚数あるいは厚みの
調整によるコイルスプリング11のバネ力の調整
範囲は比較的大である。
第4図は本考案のコイルスプリングと従来の波
形ワツシヤとの荷重−たわみ量特性と比較したも
ので、aに示すように波形ワツシヤの場合は設定
荷重範囲において許容たわみ量の変化は小さく、
一方bに示すようにコイルスプリング11では、
許容たわみ量の変化は大きい。
形ワツシヤとの荷重−たわみ量特性と比較したも
ので、aに示すように波形ワツシヤの場合は設定
荷重範囲において許容たわみ量の変化は小さく、
一方bに示すようにコイルスプリング11では、
許容たわみ量の変化は大きい。
従つて、コイルスプリングの方がそのたわみ量
を調整することにより、回転軸4に与える荷重を
微妙にかつ容易に調整することができるのであ
る。
を調整することにより、回転軸4に与える荷重を
微妙にかつ容易に調整することができるのであ
る。
以上のように本考案の実施例では、コイルスプ
リング11によつて回転軸4は常にスラスト方向
に付勢されており、グリスによつてその回転は滑
らかである。
リング11によつて回転軸4は常にスラスト方向
に付勢されており、グリスによつてその回転は滑
らかである。
また付勢力の調整は平ワツシヤの厚み、枚数の
変更、あるいはコイルスプリング11自身のバネ
力の変更等によつて任意に行うことができる。
変更、あるいはコイルスプリング11自身のバネ
力の変更等によつて任意に行うことができる。
本考案は以上の如くであり、回転軸をコイルス
プリングでスラスト方向に付勢するようにしたか
ら、磁性体が回転する際に外部振動を受けても回
転軸は制動されて検出部より異常信号が発生する
ことがなく、確実な回転検出を行うことができ
る。しかもコイルスプリングは、そのバネ力の調
整が容易であるため、品質を安定したものとする
ことができる。また、特別のハウジングなどを設
けなくてもコイルスプリング内にはグリスが充分
に保持されるから、小型で回転軸の動きは常に確
実であり、ワツシヤ等の摩耗も少なく耐久性が向
上するものである。
プリングでスラスト方向に付勢するようにしたか
ら、磁性体が回転する際に外部振動を受けても回
転軸は制動されて検出部より異常信号が発生する
ことがなく、確実な回転検出を行うことができ
る。しかもコイルスプリングは、そのバネ力の調
整が容易であるため、品質を安定したものとする
ことができる。また、特別のハウジングなどを設
けなくてもコイルスプリング内にはグリスが充分
に保持されるから、小型で回転軸の動きは常に確
実であり、ワツシヤ等の摩耗も少なく耐久性が向
上するものである。
第1図は本考案実施例の断面図、第2図,第3
図は本考案実施例の要部拡大図で、第2図は回転
軸のケース取付け前を示し、第3図は回転軸のケ
ース取付け後を示す。第4図は本考案のコイルス
プリングと従来装置の波形ワツシヤとの荷重−た
わみ量特性を示すもので、aは波形ワツシヤ、b
はコイルスプリングの場合である。第5図は従来
装置の断面図、第6図は従来装置の要部を示す
図、第7図は要部拡大図、第8図は他の従来装置
の要部拡大図である。 2,3……軸受、4……回転軸、5……磁性
体、9……グリス、11……コイルスプリング、
12……ワツシヤ、13……空〓。
図は本考案実施例の要部拡大図で、第2図は回転
軸のケース取付け前を示し、第3図は回転軸のケ
ース取付け後を示す。第4図は本考案のコイルス
プリングと従来装置の波形ワツシヤとの荷重−た
わみ量特性を示すもので、aは波形ワツシヤ、b
はコイルスプリングの場合である。第5図は従来
装置の断面図、第6図は従来装置の要部を示す
図、第7図は要部拡大図、第8図は他の従来装置
の要部拡大図である。 2,3……軸受、4……回転軸、5……磁性
体、9……グリス、11……コイルスプリング、
12……ワツシヤ、13……空〓。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 回転軸の両端部を軸受によつて回転自在に軸支
し、該回転軸と一体化された磁性体の回転により
回転軸の回転検出を行う回転検出センサにおい
て、 一方の軸受の一端面と回転軸の一段部との間に
コイルスプリングを縮設して回転軸に対してスラ
スト方向の付勢力を付与し、回転軸の他の段部を
他方の軸受の一端面に押圧すると共に、前記コイ
ルスプリング内径と該コイルスプリングによつて
囲まれる前記回転軸の外周面との間の空〓内にグ
リスを封じ込めてなる、 ことを特徴とする回転軸の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984178679U JPH0334701Y2 (ja) | 1984-11-27 | 1984-11-27 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984178679U JPH0334701Y2 (ja) | 1984-11-27 | 1984-11-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6194770U JPS6194770U (ja) | 1986-06-18 |
JPH0334701Y2 true JPH0334701Y2 (ja) | 1991-07-23 |
Family
ID=30736245
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984178679U Expired JPH0334701Y2 (ja) | 1984-11-27 | 1984-11-27 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0334701Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0789117B2 (ja) * | 1986-04-08 | 1995-09-27 | 松下電器産業株式会社 | 回転センサ |
US5543672A (en) * | 1989-10-18 | 1996-08-06 | Yazaki Corporation | Rotation detecting device with magnet brake |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5946556A (ja) * | 1982-09-08 | 1984-03-15 | Nippon Denso Co Ltd | 圧縮機の回転速度検出装置 |
-
1984
- 1984-11-27 JP JP1984178679U patent/JPH0334701Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5946556A (ja) * | 1982-09-08 | 1984-03-15 | Nippon Denso Co Ltd | 圧縮機の回転速度検出装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6194770U (ja) | 1986-06-18 |
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