JPH033449Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH033449Y2 JPH033449Y2 JP1982001264U JP126482U JPH033449Y2 JP H033449 Y2 JPH033449 Y2 JP H033449Y2 JP 1982001264 U JP1982001264 U JP 1982001264U JP 126482 U JP126482 U JP 126482U JP H033449 Y2 JPH033449 Y2 JP H033449Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clamping plate
- shaft
- rotation
- screw
- lower clamping
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000008859 change Effects 0.000 claims description 5
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 2
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 5
- 230000009471 action Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000001266 bandaging Methods 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000008569 process Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Basic Packing Technique (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
a 産業上の利用分野
この考案は帯掛け装置に関し、特に、所要の厚
さに重ねられた紙葉類(紙幣)を圧縮して封帯を
施すための新規な制御機構を得るための改良に関
するものである。
さに重ねられた紙葉類(紙幣)を圧縮して封帯を
施すための新規な制御機構を得るための改良に関
するものである。
b 従来の技術
従来、紙幣の封帯作業では100枚を単位として
積み重ねた紙幣に封帯を施して小束を作り、この
小束を10束に重ねて縦帯と横帯を十文字に掛けて
大束にする封帯手段がとられている。
積み重ねた紙幣に封帯を施して小束を作り、この
小束を10束に重ねて縦帯と横帯を十文字に掛けて
大束にする封帯手段がとられている。
前記封帯作業のうち、小束の封帯は比較的筒単
にできるが、大束封帯作業の場合、封帯後に帯が
外れないように10束の小束を圧縮した状態で封帯
を施している。
にできるが、大束封帯作業の場合、封帯後に帯が
外れないように10束の小束を圧縮した状態で封帯
を施している。
しかしながら、このような作業は人力による場
合は多大の労力と熟練とを要していた。
合は多大の労力と熟練とを要していた。
又、機械的な主段としては、第5図に示す構成
が用いられている。
が用いられている。
第5図は従来用いられていた封帯装置の代表例
を示すもので、特開昭56−64924号公報の第3図
に示される構成である。
を示すもので、特開昭56−64924号公報の第3図
に示される構成である。
すなわち、第5図において、12は本体ケース
で、この本体ケース12内には垂直軸2が直立支
持され、この垂直軸2は電動機8により、ベルト
11、ギヤ9および10等を介して回転駆動され
るようになつている。
で、この本体ケース12内には垂直軸2が直立支
持され、この垂直軸2は電動機8により、ベルト
11、ギヤ9および10等を介して回転駆動され
るようになつている。
この垂直軸2にはその雄ねじ部3に上締板1の
基部が係合されると共に、下締板4の基部が遊嵌
され、下締板4は軸台5にスプリング6を介して
弾支され、上締板1及び下締板4共その先端部は
本体ケース12の窓孔より外部に突出してこの窓
孔のエツジにより回転方向には拘止された状態と
なつている。
基部が係合されると共に、下締板4の基部が遊嵌
され、下締板4は軸台5にスプリング6を介して
弾支され、上締板1及び下締板4共その先端部は
本体ケース12の窓孔より外部に突出してこの窓
孔のエツジにより回転方向には拘止された状態と
なつている。
7は前述の上締板1及び下締板4を貫通して垂
下する止杆で、これらの締板1及び4の左右両側
に設けられている。
下する止杆で、これらの締板1及び4の左右両側
に設けられている。
13は電動機8の回転による上締板1の下降及
び上昇をそれぞれ限定する調整子である。
び上昇をそれぞれ限定する調整子である。
従つて、図示しない電源を投入し、電動機8を
作動させることにより、垂直軸2が回転し、上締
板1が下方に押圧され、下締板4もスプリング6
に抗して下方に押圧され紙葉束Pが圧締される。
次に、テープTをその外周に手で巻回してのり付
けし、電動機8を逆回転させると、上締板1と下
締板4が同時に上方に上昇し、スプリング6の力
が少なくなる分だけ紙葉束Pに対する押圧力が減
少し、テープTで巻回した状態の紙葉束Pを各締
板1及び4の間から取り出すことができる。
作動させることにより、垂直軸2が回転し、上締
板1が下方に押圧され、下締板4もスプリング6
に抗して下方に押圧され紙葉束Pが圧締される。
次に、テープTをその外周に手で巻回してのり付
けし、電動機8を逆回転させると、上締板1と下
締板4が同時に上方に上昇し、スプリング6の力
が少なくなる分だけ紙葉束Pに対する押圧力が減
少し、テープTで巻回した状態の紙葉束Pを各締
板1及び4の間から取り出すことができる。
c 考案が解決しようとする問題点
しかしながら、前述の従来構成では、紙葉類束
を圧締する作業は機械的にできるものの、帯掛け
は人的作業にならざるを得ず、帯掛け作業を自動
化することが不可能であつた。
を圧締する作業は機械的にできるものの、帯掛け
は人的作業にならざるを得ず、帯掛け作業を自動
化することが不可能であつた。
この考案は以上のような欠点を除去するための
極めて効果的な手段を提供することを目的とする
もので、特に、紙葉類を圧締するための上部締板
および下部締板を保持する主軸および外筒の回転
を停止カムおよび転回停止レバー等よりなる外筒
回転制御手段により規制し、紙葉類の圧締および
封帯作業を自動的に行なうようにした帯掛け装置
を提供することを目的とする。
極めて効果的な手段を提供することを目的とする
もので、特に、紙葉類を圧締するための上部締板
および下部締板を保持する主軸および外筒の回転
を停止カムおよび転回停止レバー等よりなる外筒
回転制御手段により規制し、紙葉類の圧締および
封帯作業を自動的に行なうようにした帯掛け装置
を提供することを目的とする。
d 問題点を解決するための手段
本考案による帯掛け装置は、本体ケースに回動
可能に設けられた内部に主軸を有する外筒と、こ
の外筒の一端に設けられ前記主軸に設けられた傘
歯車を保持する軸受箱と、この軸受箱に固定され
た下部締板と、この下部締板に回転自在に立設さ
れ前記傘歯車と噛合するねじ軸と、このねじ軸に
螺合され上部締板を一体的に有するチエンジナツ
トと、前記主軸に接続されこの主軸を回転させる
ためのモータと、このモータの作動を制御するた
めのスイツチと、前記外筒に接続された歯車と、
前記歯車の回転を連動して作動する外筒回転制御
手段と、前記外筒回転制御手段と連動し前記外筒
の回転を停止させるための電磁ブレーキとを備え
た構成である。
可能に設けられた内部に主軸を有する外筒と、こ
の外筒の一端に設けられ前記主軸に設けられた傘
歯車を保持する軸受箱と、この軸受箱に固定され
た下部締板と、この下部締板に回転自在に立設さ
れ前記傘歯車と噛合するねじ軸と、このねじ軸に
螺合され上部締板を一体的に有するチエンジナツ
トと、前記主軸に接続されこの主軸を回転させる
ためのモータと、このモータの作動を制御するた
めのスイツチと、前記外筒に接続された歯車と、
前記歯車の回転を連動して作動する外筒回転制御
手段と、前記外筒回転制御手段と連動し前記外筒
の回転を停止させるための電磁ブレーキとを備え
た構成である。
e 作用
本考案による帯掛け装置においては、モータの
作動により主軸及びねじ軸を介して上部締板を降
下させ、さらに前記ねじ軸を回転させた場合、前
記外筒が回転し、外筒が所定回転した後、前記外
筒回転制御手段によつて前記電磁ブレーキを作動
し、外筒の回転を停止させることができ、紙葉束
の圧締め状態にある上、下締板の停止動作を自動
的且つ確実に行うことができる。
作動により主軸及びねじ軸を介して上部締板を降
下させ、さらに前記ねじ軸を回転させた場合、前
記外筒が回転し、外筒が所定回転した後、前記外
筒回転制御手段によつて前記電磁ブレーキを作動
し、外筒の回転を停止させることができ、紙葉束
の圧締め状態にある上、下締板の停止動作を自動
的且つ確実に行うことができる。
f 実施例
以下、図面と共にこの考案による帯掛け装置の
好適な実施例について詳細に説明する。
好適な実施例について詳細に説明する。
第1図から第4図において符号1で示されるも
のは本体ケースであり、この本体ケース1には外
筒2が回転可能に設けられていると共に、この外
筒2の一端には軸受箱3が装着されると共に、そ
の他端には1歯車4が設けられている。
のは本体ケースであり、この本体ケース1には外
筒2が回転可能に設けられていると共に、この外
筒2の一端には軸受箱3が装着されると共に、そ
の他端には1歯車4が設けられている。
この外筒2内には一端に傘歯車5を他端に第2
歯車6および第3歯車7とを有する主軸8が回転
自在に設けられ、この主軸8の他端は本体ケース
1の軸受9に軸支されている。前記軸受箱3には
下部締板10が固定して設けられ、この下部締板
10にはねじ軸11が回転自在に植立されている
と共に、このねじ軸11はその下端部に形成され
た補助傘歯車12と前記傘歯車5が噛合している
ため主軸8の回転によつて回転されるものであ
る。
歯車6および第3歯車7とを有する主軸8が回転
自在に設けられ、この主軸8の他端は本体ケース
1の軸受9に軸支されている。前記軸受箱3には
下部締板10が固定して設けられ、この下部締板
10にはねじ軸11が回転自在に植立されている
と共に、このねじ軸11はその下端部に形成され
た補助傘歯車12と前記傘歯車5が噛合している
ため主軸8の回転によつて回転されるものであ
る。
さらに、このねじ軸11の上端部にはチエンジ
ナツト13を一体的に有する上部締板14が螺合
されており、ねじ軸11の回転により上部締板1
4が矢印Aの方向に移動できる。このチエンジナ
ツト13は第3図に示されるように四ケ所の凹部
15が形成され、この各凹部15の中、所要の凹
部15は上部締板14に一体に形成されたアーム
体16の第1アーム17に回転自在に保持された
ロツクローラ18が係合しねじ軸11との回転止
めを行なうと共に、アーム体16の第2アーム1
9に設けられたガイドローラ20はロツク解除バ
ー21に係合している。前記上部締板14の端部
と第2アーム19との間には復帰スプリング22
が介装され、ロツク解除バー21を図示しないソ
レノイドの駆動によつて矢印Bの方向に押すこと
により、付勢方向に抗してアーム体16が移動
し、ロツクローラ18が凹部15から離脱してね
じ軸11のロツク状態が解除されるものである。
ナツト13を一体的に有する上部締板14が螺合
されており、ねじ軸11の回転により上部締板1
4が矢印Aの方向に移動できる。このチエンジナ
ツト13は第3図に示されるように四ケ所の凹部
15が形成され、この各凹部15の中、所要の凹
部15は上部締板14に一体に形成されたアーム
体16の第1アーム17に回転自在に保持された
ロツクローラ18が係合しねじ軸11との回転止
めを行なうと共に、アーム体16の第2アーム1
9に設けられたガイドローラ20はロツク解除バ
ー21に係合している。前記上部締板14の端部
と第2アーム19との間には復帰スプリング22
が介装され、ロツク解除バー21を図示しないソ
レノイドの駆動によつて矢印Bの方向に押すこと
により、付勢方向に抗してアーム体16が移動
し、ロツクローラ18が凹部15から離脱してね
じ軸11のロツク状態が解除されるものである。
すなわち、前記ねじ軸11は上部締板14を貫
通すると共に、上部締板14を貫通してねじ軸1
1の両側部位に平行に一対の支柱が立設され、上
部締板14はねじ軸11を移動するに際してこの
支柱を摺動し得るように構成され、又、上部締板
14と下部締板10間には上部締板14の復帰用
の押上げばねが配設されている。
通すると共に、上部締板14を貫通してねじ軸1
1の両側部位に平行に一対の支柱が立設され、上
部締板14はねじ軸11を移動するに際してこの
支柱を摺動し得るように構成され、又、上部締板
14と下部締板10間には上部締板14の復帰用
の押上げばねが配設されている。
さらに、前記第3歯車7には本体ケース1に回
転自在に設けられ第1および第2プーリ23およ
び24を有する駆動軸25の一端に設けられた第
4歯車26と噛合し、第4歯車26が2回転する
と第3歯車7が1回転する構成である。前記各プ
ーリ23および24は大径および小径の同軸状に
形成されているが、第1プーリ23は本体ケース
1に装着された仮締モータ27のプーリ28とベ
ルト29で回転自在に連結され、第2プーリ24
は内部にワンウエイクラツチ30が内蔵されてい
ると共に、ベルト31を介して本体ケース1に装
着された本締モータ32のプーリ33と連結され
ている。
転自在に設けられ第1および第2プーリ23およ
び24を有する駆動軸25の一端に設けられた第
4歯車26と噛合し、第4歯車26が2回転する
と第3歯車7が1回転する構成である。前記各プ
ーリ23および24は大径および小径の同軸状に
形成されているが、第1プーリ23は本体ケース
1に装着された仮締モータ27のプーリ28とベ
ルト29で回転自在に連結され、第2プーリ24
は内部にワンウエイクラツチ30が内蔵されてい
ると共に、ベルト31を介して本体ケース1に装
着された本締モータ32のプーリ33と連結され
ている。
さらに、本体ケース1に回転自在に設けられ第
5、第6および第7歯車34,35および36を
有するカム軸37の一端には停止カム38、第1
および第2のリミツトスイツチカム39および4
0が一体的に装着され、各リミツトスイツチカム
39および40の突起41は隣接して設けられた
第1および第2のリミツトスイツチ42および4
3の作動レバー44と衝合可能に構成されてい
る。この停止カム38の一部に形成された位置決
め凹部45には本体ケース1に軸46により回動
自在に設けられた転回停止レバー47の一端に設
けられたカムフオロワ48が係合可能に設けら
れ、転回停止レバー47の他端は本体ケース1に
その一端を固定したスプリング49が装着されて
いる。
5、第6および第7歯車34,35および36を
有するカム軸37の一端には停止カム38、第1
および第2のリミツトスイツチカム39および4
0が一体的に装着され、各リミツトスイツチカム
39および40の突起41は隣接して設けられた
第1および第2のリミツトスイツチ42および4
3の作動レバー44と衝合可能に構成されてい
る。この停止カム38の一部に形成された位置決
め凹部45には本体ケース1に軸46により回動
自在に設けられた転回停止レバー47の一端に設
けられたカムフオロワ48が係合可能に設けら
れ、転回停止レバー47の他端は本体ケース1に
その一端を固定したスプリング49が装着されて
いる。
又、本体ケース1の間に両端を保持した軸体5
0の中央部には第5歯車34と噛合する第8歯車
51が設けられていると共に、軸体50の一端に
は第1リミツトスイツチ42に接続された電磁手
段としての電磁ブレーキ52が装着されている。
前記上部締板14および下部締板10は縦帯を掛
ける時に使用する巾の狭い部分14aと横帯を掛
ける時に使用する巾の広い部分を有しており、そ
の周辺部はやや尖鋭に形成されている。従つて、
前述の各歯車34,35,36、カム軸37、リ
ミツトスイツチ42,43、リミツトスイツチカ
ム39,40、停止カム38、転回停止レバー4
7、カムフオロア48、等により外筒回転制御手
段を構成している。
0の中央部には第5歯車34と噛合する第8歯車
51が設けられていると共に、軸体50の一端に
は第1リミツトスイツチ42に接続された電磁手
段としての電磁ブレーキ52が装着されている。
前記上部締板14および下部締板10は縦帯を掛
ける時に使用する巾の狭い部分14aと横帯を掛
ける時に使用する巾の広い部分を有しており、そ
の周辺部はやや尖鋭に形成されている。従つて、
前述の各歯車34,35,36、カム軸37、リ
ミツトスイツチ42,43、リミツトスイツチカ
ム39,40、停止カム38、転回停止レバー4
7、カムフオロア48、等により外筒回転制御手
段を構成している。
以上のような構成において、この考案による帯
掛け装置を作動させる場合について説明する。
掛け装置を作動させる場合について説明する。
封帯作業の順序としては、まず、封帯しようと
する紙幣小束を10束に重ねた束状となして下部締
板10の上に置き、縦帯掛けを行なう場合には締
板部分10Aに位置づけし、横帯掛けを行なう場
合には締板部分10Bに位置づけしておく。この
ように紙幣束の封帯位置決めをした後、足踏みス
イツチ54を踏んで仮締モータ27を作動させる
と、その回転動作はプーリ28、ベルト29、第
1プーリ23並びに駆動軸25を経、さらに第4
歯車26および第3歯車7を介して主軸8を回転
させ、この主軸8の回転は傘歯車5および補助傘
歯車12を介してねじ軸11が回転し、上部締板
14が下方に下がり始めて紙幣束への予備圧締め
が行なわれる。この場合、紙幣束の姿勢修正可能
な程度の強さに仮圧締されるものであり、この
後、ベルト29がスリツプ状態となつて仮締モー
タ27は空転する。そこで、足踏みスイツチ54
を解放して仮締モータ27を停止させる。次に、
本締めを行なうために本体ケース1の操作パネル
上の図示しないスタートスイツチを操作し、オン
状態にすると本締モータ32が作動し、その回転
動作はプーリ33、ベルト31並びに第2プーリ
24を介すことにより、駆動軸25の回転は前述
と同様の経路を経てねじ軸11に伝達され、上部
締板14が仮締め作動時より大きい力で圧締めが
行なわれる。
する紙幣小束を10束に重ねた束状となして下部締
板10の上に置き、縦帯掛けを行なう場合には締
板部分10Aに位置づけし、横帯掛けを行なう場
合には締板部分10Bに位置づけしておく。この
ように紙幣束の封帯位置決めをした後、足踏みス
イツチ54を踏んで仮締モータ27を作動させる
と、その回転動作はプーリ28、ベルト29、第
1プーリ23並びに駆動軸25を経、さらに第4
歯車26および第3歯車7を介して主軸8を回転
させ、この主軸8の回転は傘歯車5および補助傘
歯車12を介してねじ軸11が回転し、上部締板
14が下方に下がり始めて紙幣束への予備圧締め
が行なわれる。この場合、紙幣束の姿勢修正可能
な程度の強さに仮圧締されるものであり、この
後、ベルト29がスリツプ状態となつて仮締モー
タ27は空転する。そこで、足踏みスイツチ54
を解放して仮締モータ27を停止させる。次に、
本締めを行なうために本体ケース1の操作パネル
上の図示しないスタートスイツチを操作し、オン
状態にすると本締モータ32が作動し、その回転
動作はプーリ33、ベルト31並びに第2プーリ
24を介すことにより、駆動軸25の回転は前述
と同様の経路を経てねじ軸11に伝達され、上部
締板14が仮締め作動時より大きい力で圧締めが
行なわれる。
そして、前記圧締め工程において、その圧締め
が所定の極限に達し、上部締板の下降が不可能に
なると、ねじ軸11の回転は逆に上部締板14に
よつて拘束されるので、主軸8によつて回転を持
続している傘歯車5と、回転を拘束されたねじ軸
11の補助傘歯車12とがいわゆる差動機構とし
て作用し、傘歯車5が補助傘歯車12のまわりに
転回するとき、この補助傘歯車12と一体関係に
あるねじ軸11、軸受箱3、下部締板10、上部
締板14等の構成部材が一対的に主軸8の軸心を
中心に回転する。
が所定の極限に達し、上部締板の下降が不可能に
なると、ねじ軸11の回転は逆に上部締板14に
よつて拘束されるので、主軸8によつて回転を持
続している傘歯車5と、回転を拘束されたねじ軸
11の補助傘歯車12とがいわゆる差動機構とし
て作用し、傘歯車5が補助傘歯車12のまわりに
転回するとき、この補助傘歯車12と一体関係に
あるねじ軸11、軸受箱3、下部締板10、上部
締板14等の構成部材が一対的に主軸8の軸心を
中心に回転する。
これ等の構成部材の回転時には上部締板14お
よび下部締板10との間に圧締め状態に挟持され
ている紙幣束も一体に転回されるから、前記圧締
め作業の開始に先立ち、下部締板10上の前記紙
幣束の封帯位置決めがなされた部分に対して図示
しない封帯用テープ供給機構から予めテープを供
給しておき、そのテープ端上に前記紙幣束を載置
した上で前記圧締め工程に至ると、本締め作業時
には前記構成部材の回転に伴つて、圧締めされて
いる紙幣束に対し、上部締板14および下部締板
10と共にテープによる封帯が施される。
よび下部締板10との間に圧締め状態に挟持され
ている紙幣束も一体に転回されるから、前記圧締
め作業の開始に先立ち、下部締板10上の前記紙
幣束の封帯位置決めがなされた部分に対して図示
しない封帯用テープ供給機構から予めテープを供
給しておき、そのテープ端上に前記紙幣束を載置
した上で前記圧締め工程に至ると、本締め作業時
には前記構成部材の回転に伴つて、圧締めされて
いる紙幣束に対し、上部締板14および下部締板
10と共にテープによる封帯が施される。
すなわち、前述のようにねじ軸11、軸受箱
3、各締板10および14等が回転を始めると同
時に、軸受箱3に一体に形成された外筒2も回転
し、この外筒2の回転は第1歯車4および第5歯
車34を介してカム軸37並びに停止カム38を
時計方向に回転させる一方、転回停止レバー47
のカムフオロワ48がスプリング49の力に抗し
て停止カム38の位置決め凹部45との係合から
抜け出す。この停止カム38の回転と同時にリミ
ツトスイツチカム39および40も回転し、前記
紙幣束が上部締板14と下部締板10とによる圧
締め状態において略2回転され、テープが二重巻
きにされた時、停止カム38も略一回転近く回転
し、夫々の突起41に各リミツトスイツチ42お
よび43の作動レバー44が当接して作動させ
る。この第1リミツトスイツチ42が作動した
時。電磁手段としての電磁ブレーキ52が働いて
カム軸37の回転が制動され、同時にカムフオロ
ワ48が位置決め凹部45に係合されて停止カム
38の回転を停止させ、さらに第2リミツトスイ
ツチ43が作動して本締モータ32を停止させ
る。他方、この第2リミツトスイツチ43の作動
に連動して、下部締板10の下方に配設されてい
る連結構成の図示しないヒータ/カツター機構が
駆動されて上方に向けて移動し、先ず、ヒータが
テープを熱圧着するとそのまゝ一時停止して待期
状態となる一方、この時緊張状態となつたテープ
を鋏状(図示せず)のカツターが切断し、このテ
ープ切断後ヒータが再度移動してテープ端までの
熱圧着が行われ、紙幣束の縦又は横の設定方向の
帯掛け作業が完了するものである。前記テープの
本締めの後熱圧着及び切断等の一連の動作は、
〔チエーンによる〕伝達機構を介し1モータにて、
且つ複数カムのタイムチヤートに基づいて制御さ
れる。
3、各締板10および14等が回転を始めると同
時に、軸受箱3に一体に形成された外筒2も回転
し、この外筒2の回転は第1歯車4および第5歯
車34を介してカム軸37並びに停止カム38を
時計方向に回転させる一方、転回停止レバー47
のカムフオロワ48がスプリング49の力に抗し
て停止カム38の位置決め凹部45との係合から
抜け出す。この停止カム38の回転と同時にリミ
ツトスイツチカム39および40も回転し、前記
紙幣束が上部締板14と下部締板10とによる圧
締め状態において略2回転され、テープが二重巻
きにされた時、停止カム38も略一回転近く回転
し、夫々の突起41に各リミツトスイツチ42お
よび43の作動レバー44が当接して作動させ
る。この第1リミツトスイツチ42が作動した
時。電磁手段としての電磁ブレーキ52が働いて
カム軸37の回転が制動され、同時にカムフオロ
ワ48が位置決め凹部45に係合されて停止カム
38の回転を停止させ、さらに第2リミツトスイ
ツチ43が作動して本締モータ32を停止させ
る。他方、この第2リミツトスイツチ43の作動
に連動して、下部締板10の下方に配設されてい
る連結構成の図示しないヒータ/カツター機構が
駆動されて上方に向けて移動し、先ず、ヒータが
テープを熱圧着するとそのまゝ一時停止して待期
状態となる一方、この時緊張状態となつたテープ
を鋏状(図示せず)のカツターが切断し、このテ
ープ切断後ヒータが再度移動してテープ端までの
熱圧着が行われ、紙幣束の縦又は横の設定方向の
帯掛け作業が完了するものである。前記テープの
本締めの後熱圧着及び切断等の一連の動作は、
〔チエーンによる〕伝達機構を介し1モータにて、
且つ複数カムのタイムチヤートに基づいて制御さ
れる。
この後、操作盤上のスイツチを操作し、前記図
示しないソレノイドを作動させると、ロツク解除
レバー21が押圧されてアーム体16が移動し、
ロツクローラ18がチエンジナツト13の凹部1
5から離脱するので、ねじ軸11に対するロツク
状態が解除される。
示しないソレノイドを作動させると、ロツク解除
レバー21が押圧されてアーム体16が移動し、
ロツクローラ18がチエンジナツト13の凹部1
5から離脱するので、ねじ軸11に対するロツク
状態が解除される。
この結果、紙幣束に対する上部締板14と下部
締板10とによる圧締め作用は解除され、紙幣束
を前記締板部材とによる封帯状態から抜き出すこ
とが可能となる。
締板10とによる圧締め作用は解除され、紙幣束
を前記締板部材とによる封帯状態から抜き出すこ
とが可能となる。
次に、この封帯された紙幣束を上部締板14お
よび下部締板10から抜き出すと、この時、上部
締板14は紙幣束との封帯状態から解放されると
共に、且つチエンジナツト13によるねじ軸11
に対する回転止めが解除されているので、上部締
板14と下部締板10との間に配設されている前
記押上げばねの弾発作用により、ねじ軸11にお
ける元の最上位置まで急速に復帰する。
よび下部締板10から抜き出すと、この時、上部
締板14は紙幣束との封帯状態から解放されると
共に、且つチエンジナツト13によるねじ軸11
に対する回転止めが解除されているので、上部締
板14と下部締板10との間に配設されている前
記押上げばねの弾発作用により、ねじ軸11にお
ける元の最上位置まで急速に復帰する。
そして、この上部締板14が元の位置に復帰し
た時、その復帰位置に配設されている図示しない
リミツトスイツチ(図示せず)が作動し、別設の
テープ送り用モータを作動してテープをリールか
ら繰り出し、下部締板10上の紙幣束の封帯位置
決めがなされた部分(施帯定位置)に対して送り
出した後、次の施帯のための待期状態となる。
た時、その復帰位置に配設されている図示しない
リミツトスイツチ(図示せず)が作動し、別設の
テープ送り用モータを作動してテープをリールか
ら繰り出し、下部締板10上の紙幣束の封帯位置
決めがなされた部分(施帯定位置)に対して送り
出した後、次の施帯のための待期状態となる。
次に、前記縦又は横方向に封帯された紙幣束
を、異なる方向に封帯されるようにテープ端上に
位置して載置し、その後、前記足踏みスイツチ5
4を踏み、仮締モータ27を作動させて仮締め作
業を行ない、以下、本締め、ヒータによるテープ
の熱圧着、カツターによるテープ切断等の一連の
作業が、前述の説明と同様な動作にて行なわれ、
十字状の封帯が施されて紙幣束の帯掛けが完了す
るものであり、同一動作についての詳述は省略す
る。
を、異なる方向に封帯されるようにテープ端上に
位置して載置し、その後、前記足踏みスイツチ5
4を踏み、仮締モータ27を作動させて仮締め作
業を行ない、以下、本締め、ヒータによるテープ
の熱圧着、カツターによるテープ切断等の一連の
作業が、前述の説明と同様な動作にて行なわれ、
十字状の封帯が施されて紙幣束の帯掛けが完了す
るものであり、同一動作についての詳述は省略す
る。
g 考案の効果
この考案による帯掛け装置は以上のように構成
されているため、停止カムが略1回転近く回転し
た時、第2リミツトスイツチの作動によつて本締
モータを停止させる一方、第1リミツトスイツチ
の作動によつて停止カムのカム軸に対する電磁ブ
レーキを作動させるようになし、カム軸の回転に
制動が掛けられた直後において、その惰性回転に
よつて、停止カムの位置決め凹部に対し、転回係
止レバーのカムフオロワが係合して停止カムの回
転が停止するように外筒回転制御手段を構成した
ので、紙幣束の圧締め状態にある上、下締板の停
止動作を、自動的に且つ確実に行なうことがで
き、この種の封帯作業の能率を極めて高度なもの
にすることができる。
されているため、停止カムが略1回転近く回転し
た時、第2リミツトスイツチの作動によつて本締
モータを停止させる一方、第1リミツトスイツチ
の作動によつて停止カムのカム軸に対する電磁ブ
レーキを作動させるようになし、カム軸の回転に
制動が掛けられた直後において、その惰性回転に
よつて、停止カムの位置決め凹部に対し、転回係
止レバーのカムフオロワが係合して停止カムの回
転が停止するように外筒回転制御手段を構成した
ので、紙幣束の圧締め状態にある上、下締板の停
止動作を、自動的に且つ確実に行なうことがで
き、この種の封帯作業の能率を極めて高度なもの
にすることができる。
図面はこの考案による帯掛け装置を示すもの
で、第1図は全体構成を示す構成図、第2図は第
1図の側面図、第3図は第1図の要部の平面図、
第4図は正面図、第5図は従来の構成を示す構成
図である。 1は本体ケース、2は外筒、3は軸受箱、4は
第1歯車、5は傘歯車、6は第2歯車、7は第3
歯車、8は主軸、10は下部締板、11はねじ
軸、12は補助傘歯車、13はチエンジナツト、
14は上部締板、16はアーム体、25は駆動
軸、26は第4歯車、27は仮締モータ、32は
本締モータ、37はカム軸、38は停止カム、3
9および40はリミツトスイツチカム、42およ
び43はリミツトスイツチ、45は位置決め凹
部、47は転回停止レバー、52は電磁ブレーキ
である。
で、第1図は全体構成を示す構成図、第2図は第
1図の側面図、第3図は第1図の要部の平面図、
第4図は正面図、第5図は従来の構成を示す構成
図である。 1は本体ケース、2は外筒、3は軸受箱、4は
第1歯車、5は傘歯車、6は第2歯車、7は第3
歯車、8は主軸、10は下部締板、11はねじ
軸、12は補助傘歯車、13はチエンジナツト、
14は上部締板、16はアーム体、25は駆動
軸、26は第4歯車、27は仮締モータ、32は
本締モータ、37はカム軸、38は停止カム、3
9および40はリミツトスイツチカム、42およ
び43はリミツトスイツチ、45は位置決め凹
部、47は転回停止レバー、52は電磁ブレーキ
である。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 積み重ねた紙葉類を挟持して圧締めを行うため
対向して配設された上下一対の締板と、 前記下部締板に回動自在に立設されたねじ軸
と、 前記ねじ軸に回転を与える主軸を内部に有して
下部締板と共に回動可能に配設された外筒と、 前記上部締板がねじ軸の軸線に沿つて移動でき
且つ当該ねじ軸の回転によつて螺進されるように
軸部に螺着されたチエンジナツトとを具備し、 前記ねじ軸とそれに回転を与える主軸とは、チ
エンジナツトの螺進が圧締めの極限で制止された
時に当該ねじ軸が外筒と共に主軸の軸線のまわり
に帯掛け転回し得る関係に作動連結して成る帯掛
け装置において、 前記外筒と連動可能なように回転自在に設けら
れた停止カムと、 前記停止カムと同軸にて設けられたスイツチ
と、 前記停止カムの近傍に位置して配設され当該停
止カムの回転を規制するための転回停止レバー
と、 前記スイツチに接続され停止カムのカム軸に作
用する電磁ブレーキとを備え、 前記上部締板および下部締板により紙葉類の圧
締めおよび帯掛けが終了した時、停止カムおよび
転回停止レバーの作動によりねじ軸の定位置停止
を規制するように構成したことを特徴とする帯掛
け装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP126482U JPS58107304U (ja) | 1982-01-11 | 1982-01-11 | 帯掛け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP126482U JPS58107304U (ja) | 1982-01-11 | 1982-01-11 | 帯掛け装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58107304U JPS58107304U (ja) | 1983-07-21 |
JPH033449Y2 true JPH033449Y2 (ja) | 1991-01-29 |
Family
ID=30014291
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP126482U Granted JPS58107304U (ja) | 1982-01-11 | 1982-01-11 | 帯掛け装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58107304U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5648920A (en) * | 1979-09-21 | 1981-05-02 | Musashi Eng Kk | Belting hanger |
JPS5674416A (en) * | 1979-11-14 | 1981-06-19 | Tokyo Shibaura Electric Co | Bundling device for paper sheet |
-
1982
- 1982-01-11 JP JP126482U patent/JPS58107304U/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5648920A (en) * | 1979-09-21 | 1981-05-02 | Musashi Eng Kk | Belting hanger |
JPS5674416A (en) * | 1979-11-14 | 1981-06-19 | Tokyo Shibaura Electric Co | Bundling device for paper sheet |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58107304U (ja) | 1983-07-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA1310578C (en) | Band loading apparatus in a packaging machine | |
JPH033449Y2 (ja) | ||
US4250692A (en) | Apparatus for binding paper sheets | |
CA2213616C (en) | Method and apparatus for placing cornerboards and wrapping a load | |
JPH0641283B2 (ja) | 梱包バンド用結束機 | |
DE3116649A1 (de) | Buendelungsvorrichtung fuer blaetter | |
JPH0132088B2 (ja) | ||
JPH0741886B2 (ja) | 紙葉類における大束結束機 | |
CN217074906U (zh) | 一种包扎机 | |
JPH01199820A (ja) | 紙葉類帯掛け装置 | |
CN219545224U (zh) | 一种包装机取袋装置 | |
JPH0723146B2 (ja) | 紙葉類における大束結束機 | |
JP2536798B2 (ja) | コイル用自動テ―ピング方法並びにその装置 | |
CN212636731U (zh) | 一种双片包装箱装钉设备 | |
JPH0150647B2 (ja) | ||
JPS60158022A (ja) | 紙葉類帯掛け装置に於ける紙葉類束回転機構 | |
JPH0150648B2 (ja) | ||
JPS63281924A (ja) | ダンボ−ルケ−ス束二本掛け機 | |
JPH01199822A (ja) | 紙葉類帯掛け装置におけるテープ切断方法 | |
JP3012334U (ja) | 紙幣数え機の紙幣縛り装置 | |
JP3483038B2 (ja) | 包装機の胴巻き装置 | |
CH647993A5 (de) | Vorrichtung und verfahren zum umschnueren eines gegenstandes. | |
US3733774A (en) | Apparatus for packaging stacks of flat articles into packages | |
JP2702034B2 (ja) | 大束結束機における帯封装置 | |
JPS62109716A (ja) | 紙束帯封テ−プの巻付け装置 |