JPH0333425Y2 - - Google Patents

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JPH0333425Y2
JPH0333425Y2 JP1985182942U JP18294285U JPH0333425Y2 JP H0333425 Y2 JPH0333425 Y2 JP H0333425Y2 JP 1985182942 U JP1985182942 U JP 1985182942U JP 18294285 U JP18294285 U JP 18294285U JP H0333425 Y2 JPH0333425 Y2 JP H0333425Y2
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JP
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diamond
chip
outer periphery
tip
diamond abrasive
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は石材、コンクリート、アスフアルト等
の材料を切断するためのダイヤモンドブレードの
改良、特に基板の外周に固着されるダイヤモンド
チツプの改良に関するものである。
従来の技術 一般に、石材、コンクリート等切断用ダイヤモ
ンドブレードはダイヤモンド砥粒と結合用金属粉
末との混合物を焼結する方法によつて製造される
ので、それ自体に微細な気孔を有しているが、そ
の気孔は切削時の切粉が逃げ込む程大きくなく、
切粉が金属粉末で結合されたダイヤモンド砥粒間
に形成されるチツプポケツトに堆積して目詰りが
生じやすくなる。
そのため、様々な目詰り抑制型ダイヤモンドブ
レードが提案されている。その1例が実開昭60−
53467号公報に記載されている。このブレードは
第7図に示されている如く所定板厚を有する円形
基板(台金)22と該基板の外周上に間隔を置い
て固着された複数のダイヤモンド砥粒Dと結合用
金属粉末Bから成るダイヤモンドチツプ23とで
構成されている。円形基板22の外周には複数の
切欠溝24が等間隔に設けられており、該切欠溝
間にダイヤモンドチツプ23が固着されている。
該ダイヤモンドチツプ23には切粉の逃込み可能
な小孔25が分散形成されている。該小孔25は
円柱形の直孔で、ダイヤモンドチツプ23の側面
を貫通している。
このようなダイヤモンドブレードでも切粉によ
る目詰りを防止することができ、該小孔を介して
切削熱が放散されるので、ブレードの切れ味を維
持できるが、切れ味向上の点では不十分であると
いう不都合があつた。
考案で解決しようとする問題点 本考案は上述の如き従来技術の不都合を解消し
て目詰り防止と切れ味維持だけでなく、切れ味向
上も十分可能なダイヤモンドブレードのチツプを
提供することを目的とするものである。
また、本考案の他の目的は切削性能の優れたダ
イヤモンドブレードを安価に量産することであ
る。
問題点を解決するための手段 しかして、上記目的を達成するための本考案の
特徴は、小孔によつて生じた板厚方向に伸びる溝
によつてチツプ外周部に鋭角部を形成させて、切
れ味の優れた構成を考案したもので、円板状基板
の外周上にダイヤモンド砥粒と金属粉末から成る
砥粒層(チツプ)を焼結して製造したチツプを固
着てなるダイヤモンドブレードにおいて、該チツ
プに複数個の小孔を分散形成し、該小孔が円錐形
のテーパ孔で、チツプの両側面を貫通し、かつダ
イヤモンド砥粒層の外周から同じ深さの位置にテ
ーパの向きが交互に反対向きに複数列配設されて
いる点にある。
また、各チツプの外周先端部を鋭角にし、切れ
味を一層向上上させることもできる。
なお、テーパのついた貫通孔を形成するという
手段は、ダイヤモンド砥粒と金属粉末から成る円
環状切刃(リム型ダイヤモンドブレード)にも適
用できる。
作 用 上記の如き構成に関し、その作用を第1図から
第6図までを参照して説明する。
本考案のダイヤモンドチツプは通常のダイヤモ
ンドブレードと同じく、円形基板の外周に固着し
て切断作業に供されるもので、第2図、第3図お
よび第5図に示す如くダイヤモンドチツプ3また
は13にテーパ孔5または15が分散形成されて
いて、該テーパ孔5または15はチツプ3または
13の側面を貫通している。またテーパ孔5また
は15はチツプ外周から同じ深さの位置にテーパ
の向きが交互になるように並んでいる。
このような構造にすることによつて、切削作業
中のチツプ3がeだけ摩耗すると、チツプ外周部
6は第4図のような状態になり、テーパ孔5によ
つて生じた板厚方向に伸びる溝によつて分断され
て鋭角部8を右端と左端に交互にもつようになる
ので、従来例のような鋭角部のないチツプより低
い切削圧で切削でき、切削能力を向上させること
ができる。
また、第6図に示す如くチツプ13の外周先端
部17を鋭角にすれば、加工品に切込む瞬時にお
ける加工品との接触関係が点接触の状態になり、
その瞬間には切削力の大半がこの一点に集中し極
めて大きな破壊力が作用するので、切れ味が一層
向上する。
実施例 以下、更に添付図面を参照して本考案の実施例
を説明する。
第1図は本考案に係るダイヤモンドブレードの
1例を示す正面図、第2図は第1図のダイヤモン
ドブレードのチツプを示す部分拡大正面図、第3
図は第2図の断面図であり、ダイヤモンドブレー
ド1は所定板厚の鋼板で作られた複数の切欠溝4
を有する円形基板2と該基板の外周上に固着され
たダイヤモンド砥粒を含有する複数のダイヤモン
ドチツプ3とで構成されている。該チツプ3の側
面には、第2図および第3図に示されているよう
に、テーパ孔5が分散形成されていて、該テーパ
孔5はチツプ3の側面を貫通している。更に、テ
ーパ孔5はチツプ外周から同じ深さの位置にテー
パの向きが交互になるように並んでいる。第2図
では、同じ深さの位置にあるテーパ孔5の列が三
段になつているが、二段または四段以上にしても
よい。また、第4図はチツプ3がeだけ摩耗した
時にチツプ外周部を示すもので、テーパ孔5によ
つて生じた板厚方向に伸びる溝によつてチツプ外
周部が分断されて、その右端と左端に鋭角部8が
交互に形成されている。
第5図は本考案に係るダイヤモンドブレードの
他の実施例を示す部分正面図であり、ダイヤモン
ドチツプ13の側面には上記第1実施例と同様に
テーパ孔15が分散形成されている。また、第6
図はチツプ13がeだけ摩耗した時のチツプ外周
部を示すもので、テーパ孔15によつて生じた板
厚方向に伸びる溝によつてチツプ外周部が分断さ
れて、その右端と左端に鋭角部が交互に形成され
ている。更に、チツプ13の外周先端部17が鋭
角になつている。
なお、上述した実施例はセグメント型ダイヤモ
ンドブレードに関するもので、先端部が円錐状を
した鉛筆の芯を植設したカーボン型を使つてチツ
プの側面にテーパ孔を形成し、これを基板に固着
したものであるが、リム型ダイヤモンドブレード
の円環状ダイヤモンド切刃にも同様なテーパ孔を
形成することができる。
考案の効果 以上の如く形成のダイヤモンドブレードはダイ
ヤモンドチツプ側面にテーパの付いた貫通孔がチ
ツプ外周から同じ深さの位置にテーパの向きが交
互になるように並んでいるものであるから、切削
作業でチツプが摩耗すると、チツプ外周部がテー
パ貫通孔によつて生じた溝によつて分割されて、
その右端と左端に鋭角部を交互にもつようになる
ので、従来例のような鋭角部のないチツプより低
い切削圧でバランスのとれた切削ができ、切れ味
を向上させることができる。更にチツプの外周先
端部を鋭角にすれば、加工品に切込む瞬間におけ
る加工品との接続関係が点接触の状態となり、そ
の瞬間には切削力の大半がこの一点に集中し極め
て破壊力が作用し、続いてチツプ本体が加工物に
進入して行くので、切れ味が一層向上するだけで
なく、切削作業に要する動力も少なくすむことに
なる。
しかも、本考案にあつては、チツプの側面に貫
通孔が分散形成されたものであるから、切粉によ
り目詰りを防止できるだけでなく、該貫通孔を介
して切削熱が放散され、ダイヤモンド砥粒の劣化
等が防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るダイヤモンドブレードの
1実施例を示す正面図、第2図は第1図のダイヤ
モンドブレードのチツプを示す部分拡大正面図、
第3図は第2図の断面図、第4図はチツプが摩耗
した時のチツプ外周部を示す展開図、第5図は他
の実施例におけるチツプを示す部分正面図、第6
図は第5図のチツプが摩耗した時のチツプ外周部
を示す展開図で、第7図は従来のダイヤモンドブ
レードを示す部分正面図a、チツプを示す部分拡
大図b、ブレードの部分拡大断面図cである。 1…ダイヤモンドブレード、2,12,22…
円形基板、3,13,23…ダイヤモンドチツ
プ、4,14,24…切欠溝、5,15,25…
テーパ孔、6,16…チツプ外周部、7,17…
チツプ外周先端部、8,18…鋭角部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円板状の基板の外周上にダイヤモンド砥粒と結
    合用金属粉末とからなる焼結ダイヤモンド砥粒層
    を固着してなるダイヤモンドブレードにおいて、
    該ダイヤモンド砥粒層本体に複数個のテーパ孔を
    配設し、該テーパ孔が該ダイヤモンド砥粒層本体
    の両側面を貫通し、かつダイヤモンド砥粒層の外
    周から同じ深さの位置にテーパの向きが交互に反
    対向きに複数列配設されていることを特徴とする
    ダイヤモンドブレード。
JP1985182942U 1985-11-29 1985-11-29 Expired JPH0333425Y2 (ja)

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JPS6292158U JPS6292158U (ja) 1987-06-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50153388A (ja) * 1974-05-31 1975-12-10
JPS5329589U (ja) * 1976-08-18 1978-03-14

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