JPH0333382A - 自動車用ドアロックの解錠装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ドアの解除操作を可能又は不能にする施解錠
機構を有するドアロック本体と、施解錠機構をモータ駆
動等によって解錠操作可能な電動式アクチュエータとを
備える自動車用ドアロックの解錠装置に関する。

〔従来の技術〕

自動車のドアロックは、車体側に固着されるストライカ
と係合することによって、ドアを完全に閉じたフルラッ
チ状態と若干量いたハーフラッチ状態とに拘束可能なラ
ッチ及びボール等を有する噛合機構と、車室内外に設け
られる施解錠ノブ。

キーシリンダ及び電動式アクチュエータに連結され、か
つ車室内外に設けられるインサイドハンドル、アウトサ
イドハンドルのドア解除操作を不能にして、噛合機構の
ストライカとの係合を保持してドアを開けることができ
ない施錠位置と、前記のドア解Ｍ操作を可能にして、噛
合機構とストライカとの係合を解除し、ドアを開けるこ
とができる解錠位置とに作動可能な施解錠機構とを備え
ている。

また、施解錠機構は、ドアが開いているときに。

施解錠ノブを施錠操作した後、アウトサイドハンドルの
解除操作を保持しつつ、ドアを閉止することによって、
施錠状態を保持してキーを使用することなく、車外から
施錠操作できるようにしたキーレスロック機構を有して
いる。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述のような装置においては、特にキーレスロック操作
にてドアを閉止したとき、ドアの閉止力が弱いと、ドア
のシール反力によって、ドアロックがハーフラッチ状態
で噛合して止まってしまうことが多々ある。そのときは
、ドアのアウターパネルを、シール反力に抗してフルラ
ッチになるまで強く押し込むか、または、キーを使用し
て施解錠機構を解錠してドアを開けて、再度閉じ直さな
ければならない。

しかし、ドアをシール反力に抗して押し込むには、相当
の力を要し、女性や、子供には困難であり、また、キー
を使用して閉じ直すことは、キーを所持している運転者
のみしかできなく、かつ面倒である。

キーレスロック機構及びキーシリンダを備えていないリ
ヤドアのドアロックにおいても、同様に。

ハーフラッチになってしまうと強く押し込まなければな
らない。

本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、ドアがハーフラッチ状態で、かつ
施錠状態になった場合には、簡単にドアを開けることが
できるようにすることによって、操作性に優れた自動車
用ドアロックの解錠装置を堤供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

前記目的を達成するため、本発明の装置は、ドアを閉止
状態に拘束可能な噛合機構と該噛合機構の係合を解除す
る解除操作を可能または不能にする施解錠機構を有する
ドアロック本体と、前記施解錠機構を解錠操作可能な電
動式のアクチュエータとを備える自動車用ドアロックの
解錠装置において。

車外側に設けられるアウトサイドハンドルの解除操作の
復帰作動を検出可能なハンドル検出スイッチと、 前記ドアの開閉及びハーフラッチ状態を検出可能なドア
開閉検出スイッチと、 前記ドア開閉検出スイッチが、ドア開のハーフラッチ状
態を検出し、かつ前記ハンドル検出スイッチが復帰動作
を検出したとき、前記アクチュエータを解錠駆動可能に
する制御回路 とを備えることを特徴としている。

〔作　用〕

ドアロックの噛合機構が、ハーフラッチ状態で、ドア開
閉検出スイッチがドア開を検出している状態で、かつ施
解錠機構が施錠状態で、施解錠検出スイッチが施錠状態
を検出しているとき、ドアの車外側に設けられるアウト
サイドハンドルを解除操作して、復帰作動させると、ハ
ンドル検出スイッチがその作動を検出し、これによって
、アクチュエータは解錠作動して施解錠機構を解錠状態
とする。

その後、アウトサイドハンドルを解除操作することによ
り、ドアロックの噛合機構の係合を解除して、ドアを開
けることができる。

〔実施例〕

以ｆ、本発明の一実施例を、第１図及び第２図に基づい
て説明する。

第２図は、ドアロック本体（Ａ）とアクチュエータ（Ｂ
）を示す、このドアロック本体（Ａ）とアクチュエータ
（Ｂ）自体は、公知の構成であるので、ＷＲ単に説明す
る。

ドアロック本体（Ａ）は、車体側に固着されるストライ
カ（図示略）と係合することによって、ドアを完全に閉
じたフルラッチ状態と、若干量いたハーフラッチ状態と
に拘束可能なラッチ及びポール等を有する噛合機構を、
そのボディ（Ａ１）に収納してなり、かつそのベースプ
レート（Ａ２）上には、施解錠機構を有する施解錠レバ
ー（１）、オープンレバー（２）、サブレバー（３）、
アウトサイドレバー（４）が配設されている。

施解錠レバー（１）の一端は、ドアの車室内側に設けら
れる施解錠ノブ（５）にロッド（６）を介して連結され
、同じく、他端は、ドアの車外側に設けられるキーシリ
ンダ（図示路）に連結され、かつモータを備える施解錠
駆動可能な公知のアクチュエータ（Ｂ）の出力部材（Ｂ
１）に連結されており、施解錠ノブ（５）、　　キーシ
リンダ又はアクチュエータ（Ｂ）の操作によって、後述
する作用をなす実線で示す施錠位置と２点鎖線で示す解
錠位置とに移動することができるようになっている。

アウトサイドレバー（４）は、ドアの車外側に設けられ
るアウトサイドハンドル（７）にロッド（８）を介して
連結され、アウトサイドハンドル（７）の解除操作（第
２図において矢示方向）によって反時計方向に回動し、
サブレバー（３）を介して、オープンレバー（２〉　を
解除方向に作動させ、噛合機構とストライカとの係合を
解除してドアを開けることができるようになっている。

アウトサイドレバー（４）と施解錠レバー（１）の連結
軸（ｌａ）との間には、サブレバー（３）が架設されて
いる。

施解錠機構は、施錠操作によって、施解錠レバー（１）
が施錠位置にあるときは、施解錠レバー（１）及びサブ
レバー（３）が実線で示す位置にあり、アウトサイドレ
バー（４）の反時計方向への回動によってサブレバー（
３）が下方に移動するが、その係合部（３ａ）が噛合機
構のボールに連結されたオープンレバー（２）の解除部
（２ａ）に対して空振りして、噛合機構の係合を解除す
ることはできない。

しかし、解錠操作によって、施解錠レバー（１）が解錠
位置にあるときは、施解錠レバー（１）及びサブレバー
（３）が２点鎖線で示す位置にあって。

前記のサブレバーの下方への移動に伴ない、係合部（３
ａ）がオープンレバー（２）の解除部（２ａ）に当接す
ることにより、オープンレバー（２）を反時計方向へ回
動させ、噛合機構の係合を解除してドアを開けることが
できる。

また、施解錠機構は、ドアが開いた状態で、施解錠ノブ
（５）を施錠操作して、施解錠レバー（１）及びサブレ
バー（３）を施錠位置に作動させた後、アウトサイドハ
ンドル（７）を解除操作し、アウトサイドレバー（４）
を介してサブレバー（３）を下方に移動させた状態を保
持しつつ、ドアを閉止することによって、施錠状態を保
持してキーを使用することなく、車外から施錠操作でき
るキーレスロック機構を有している。

第１図は、制御回路を示す。

（９）は、アウトサイドハンドル（７）を解除操作した
とき、その復帰作動を検出しうる常開酸のハンドル検出
スイッチである。

（１０）は、施解錠レバー（１）の施解錠状態を検出し
、施錠状態を検出したときＯＮシ、解錠状態をしたとき
ＯＦＦ作動する施解錠検出スイッチである。

（１１）は、ドアの開閉を検出し、ドアが開いていると
き、又はハーフラッチ状態のときＯＮＬ、、ドアが閉じ
ているときＯＦＦ作動するドア開閉検出スイッチである
。

（１２）　、　（１３）　、　（１４）はアンド回路、
　（１５）は単安定マルチバイブレータである。

アンド回路（１２）の一方の入力端子はハンドル検出ス
イッチ（９）に、同じく他方の入力端子は施解錠検出ス
イッチ（ｌＯ）に接続され、ハンドル検出スイッチ（９
）及び施解錠構出スイッチ（１０）が共にＯＮしたとき
、出力端子よりＯＮ信号を出力することができる。

アンド回路（１３）の一方の入力端子は、単安定マルチ
バイブレータ（１５）を介してアンド回路（１２）の出
力端子に、同じく他方の入力端子は、インバータ（１６
）を介してアンド回路（１２）の出力端子に共に接続さ
れ、アンド回路（１２）の出力端子よりＯＮ信号が出力
されて、そのＯＮ信号を単安定マルチバイブレータ（１
５）が設定時間保持している間に、ハンドル検出力スイ
ッチ（９）がＯＦＦ　Ｌ、アンド回路（１２）の出力端
子よりＯＮ信号が出力されなくなると、その論理積を得
て、出力端子よりＯＮ信号を出力することができる。

アンド回路（１４）の入力端子は、アンド回路（１３）
の出力端子と施解錠検出スイッチ（１０）とドア開閉ス
イッチ（１１）とに接続され、施解錠検出スイッチ（１
０）及びドア開閉検出スイッチ（１１）がＯＮで、かつ
アンド回路（１３）よりＯＮ信号が出力されたとき、そ
の論理積を得て、出力端子よりＯＮ信号を出力すること
ができる。

（１７）はリレー回路、（１８）はアクチュエータ（Ｂ
）のモータで、リレー回路（１７）がＯＮすることによ
って、モータ（１８）は予め定められた宵口に回転し、
アクチュエータ（Ｂ）の出力部材（Ｂｌ）を解錠方向に
作動させることができる。

ドアが開いているときに、施解錠ノブ（５）を施定操作
すると、施解錠レバー（１）は施錠位置に作動し、施解
錠検出スイッチ（ｌＯ）がＯＮする。この状態で、アウ
トサイドハンドル（７）を解除操作してハンドル検出ス
イッチ（９）をＯＮすると、アンド回路（１２）の論理
積を得て、単安定マルチバイブレータ（１５）が作動し
、設定時間ＯＮ信号出力状態を保持する。

キーレスロック操作によるアウトサイドハンドル（７）
の解除操作を保持しつつ、ドアを閉じたとき、もしドア
の閉止力が弱くてハーフラッチ状態になってしまった場
合には、その後、アウトサイドハンドル（７）の解除操
作を復帰作動させることにより、ハンドル検出スイッチ
（９）がＯＦＦ　して、アンド回路（１３）の論理積が
得られるとともに、ハーフラッチ状態ではドア開閉スイ
ッチ（１１）がＯＮＬ、ていることによってアンド回路
（１４）の論理積を得て、リレー回路（１７）がＯＮＬ
、モータ（１８）が解錠方向に回転する。

これにより、アクチュエータ（Ｂ）の出力部材（旧）は
解錠方向に作動し、施解錠レバー（１）は解錠位置に作
動して、解錠状態になる。

従って、その後、アウトサイドハンドル（７）を解除操
作することにより、ドアを開けることができ、再度閉じ
直すことによって施錠することができる。

ドアを閉じたとき、上述のようにハーフラッチになるこ
となく、フルラッチで完全にドアが閉じたときは、アク
チュエータ（Ｂ）は作動せず、施錠状態を保持すること
ができる。

上述におけるドアロック本体は、キーレスロック機構を
備えるものについて説明したが、例えば、リヤドア、の
ように、キーレスロック機構を備えていないドアロック
本体においては、ドアを閉じたときに１．ハーフラッチ
になったときは、アウトサイドハンドル（７）を解除操
作して復帰作動させることにより、上述と同様にしてア
クチュエータ（Ｂ）を作動させ、解錠状態にすることが
できる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、ドアが施錠状態でハーフラッチになっ
たときには、アウトサイドハンドルの操作により、アク
チュエータを解錠作動させて、施解錠機構を解錠状態に
復帰させることができる。

従って、その後、簡単にドアを開けて閉じ直すことがで
き、操作性は著しく向上し、かつドアのハーブラッチ状
態を未然に防止して、安全性を向上させることができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は１本発明の一実施例の制御回路図。 第２図は、本発明に適用したドアロック本体及びアクチ
ュエータの正面図を示す・ （Ａ）ドアロック本体 （１）施解錠レバー （３）サブレバー （５）施解錠ノブ （９）ハンドル検出スイッチ （１１）ドア開閉検出スイッチ （１５）単安定マルチバイブレータ （Ｂ）アクチュエータ （２）オープンレバー （４）アウトサイドレバー （７）アウトサイドハンドル （１０）施解錠検出スイッチ （１２）　、　（１３）　、　（１４）アンド回路（１
８）モータ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ドアを閉止状態に拘束可能な噛合機構と該噛合機構の係
   合を解除する解除操作を可能または不能にする施解錠機
   構を有するドアロック本体と、前記施解錠機構を解錠操
   作可能な電動式のアクチュエータとを備える自動車用ド
   アロックの解錠装置において、 車外側に設けられるアウトサイドハンドルの解除操作の
   復帰作動を検出可能なハンドル検出スイッチと、 前記ドアの開閉及びハーフラッチ状態を検出可能なドア
   開閉検出スイッチと、 前記ドア開閉検出スイッチが、ドア開のハーフラッチ状
   態を検出し、かつ前記ハンドル検出スイッチが復帰動作
   を検出したとき、前記アクチュエータを解錠駆動可能に
   する制御回路 とを備えることを特徴とする自動車用ドアロックの解錠
   装置。