JPH0332591Y2 - - Google Patents

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JPH0332591Y2
JPH0332591Y2 JP11465385U JP11465385U JPH0332591Y2 JP H0332591 Y2 JPH0332591 Y2 JP H0332591Y2 JP 11465385 U JP11465385 U JP 11465385U JP 11465385 U JP11465385 U JP 11465385U JP H0332591 Y2 JPH0332591 Y2 JP H0332591Y2
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JP
Japan
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cylindrical body
pole
concrete
outer periphery
band ring
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JP11465385U
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Description

【考案の詳細な説明】 イ 産業上の利用分野 本考案は照明灯ポール等のように大地に基礎部
分を埋め込んで地上に建設するためのコンクリー
ト基礎管の改良に関する。
ロ 従来の技術 従来、ポールを建て込む場合には、大口径の杭
孔を掘削した後、該杭孔内に枠組した枠体内に上
記ポールの埋込み部を定置してからコンクリート
を流し込み、該コンクリートの固化によりポール
の支持力を得ており、穴の掘削、枠体の組立等煩
雑な工程を経なければならないばかりでなく、コ
ンクリートが完全に固化するまでポールに支持材
を取り付けておき、固化後該支持材を撤去してし
まわなければならず工期が長期化する問題を有し
ていた。
従つてポールを大地に建て込むに際して適宜大
きさのコンクリート管を土中に埋設して該コンク
リート管にポールの埋込み部を内挿し、立設する
基礎が使用されているが、コンクリート管にクラ
ツクを生じ易く充分な支持力が得られない問題を
有していた。
ハ 考案が解決しようとする問題点 本考案は上記問題に鑑み、ポールを大地に建て
込むに当たり、基礎の設置からポールの建込みに
至る工程が簡単であり工期が短縮できると共に、
充分なポール支持力を得ることができるコンクリ
ート基礎管を提供することを目的とするものであ
る。
ニ 問題点を解決するための手段 本考案のコンクリート基礎管は、建込むポール
の外径より大径の挿設孔を有する適宜長さの有筋
又は無筋のコンクリート製筒状本体に対して、該
筒状本体の一端外周に鋼製の帯環を環着すると共
に、該筒状本体の外周に対して軸方向に延びる複
数枚の鋼製抵抗板を放射状に固設した構造に成
る。
ホ 作用 従つて上記コンクリート基礎管を使つてポール
を建込む場合は、先ずポールを建込み位置にアー
スオーガ等に依つて筒状本体の外径に略等しい掘
削穴を掘り下げた後、外掘削穴に筒状本体の下端
部を挿入し、更に該筒状本体の上端を叩打して抵
抗板を土中に打ち込む、上記筒状本体の上端が略
土面と面一に成つたところでコンクリート基礎管
の埋設を完了し、該筒状本体の挿設孔内にポール
の下端部を挿入し、ポールと挿設孔間の隙間に速
乾性セメントを充填固化せしめ、ポールを支持立
設するものである。
即ち、上記ポールの建込み作業に於いて、コン
クリート基礎管は堀壊していない土中に複数の抵
抗板を叩き込むことに依り、強大な支持力を確保
することができると共に、その打設に際して筒状
本体の上端部外周に鋼製の帯環を環着している
為、コンクリート端部の破壊が無く、強大な圧力
を加えることができる。
また、上記鋼製の帯環に依り、拡径方向の内圧
に抗する締付力を発揮する構造に成る為、永年の
使用に際してクラツク等を阻止し、初期支持力を
維持する作用を成すものである。
ヘ 実施例 以下、本考案コンクリート基礎管の一実施例を
図面に従つて説明する。符号1はコンクリート製
の筒状本体であり、建込むポールaの外径より大
径の挿設孔2を構成すると共に、上端部外周に形
成した周段部3には鋼製の帯環4を該筒状本体1
の遠心成形と同時にインサートし、環着一体化す
るものであり、必要に応じて管厚内に鉄筋を配設
し、有筋又は無筋の筒状体を構成してなる。上記
筒状本体1にはそれぞれ3個ずつ軸方向にナツト
部材5,5…を並列埋設した抵抗板取付構造を周
方向に複数個(本実施例は3個の例を示す)構成
すると共に、各抵抗板取付構造に対して下端が片
矢羽状に成る適宜幅の鋼製の抵抗板6を、該抵抗
板6の内縁側を直角に屈折してなる取付縁7に穿
設した透孔に挿通したボルト8を上記ナツト部材
5に螺合締結し、一体化してなる。
前記筒状本体1は第5図に示すように、半円筒
状の割型枠10a,10bをそのフランジ部1
1,11を締結一体化して筒状の遠心成形型枠1
0を構成する際、該両割型枠10a,10bの一
端内径に前記帯環4をインサートした状態で、高
速で回転している該遠心成形型枠10内にコンク
リートを流し込み、挿設孔2を有する筒状体を構
成するものであり、12,12…は前記ナツト部
材5をインサート成形するための取付孔である。
上記構成のコンクリート基礎管は、ポールaの
建て込みに際して、先ずポールaを立設する位置
の土壌bをアースオーガ等に依つて筒状本体1の
外径と略同径等長に掘り下げ、掘削穴cを形成し
た後、該掘削穴cに筒状本体1の下端を挿入(固
い場合は圧挿)する。抵抗板6の下面が土面に当
接したところで筒状本体1の上端を叩打して該抵
抗板6を非掘削部土中に打設し、第6図に示す如
く該筒状本体1を掘削穴cに対して完全に挿入す
る。然る後、筒状本体1の挿設孔2にポールaの
下端を挿入し、ポールaと挿設孔2の間隙に速乾
性セメント9を充填固化してポールaの建込み作
業を完了する。
即ち、上記作業では、コンクリート基礎管を土
中に打設したとき、非掘削部土中に抵抗板6が打
設され、該抵抗板6の土中抗力に依つて充分な初
期支持力を発揮する為、ポールaの建て込み後速
乾性セメントが固化することに依り、直ちにポー
ル建て込みの全作業を完了することができる。
ヘ 考案の効果 以上述べた如く、本考案のコンクリート基礎管
に依れば、ポールの建込み作業が非常に簡単にな
ると共に工期も短縮することができるものであ
り、また、筒状本体の上端外周に環着した鋼製の
帯環に依りコンクリート管の割れ等を阻止し、支
持力を維持する特徴を有する等の特徴を有し、本
考案実施後の実用的効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
はコンクリート基礎管の筒状本体を示す斜視図、
第2図は同正面図、第3図は同平面図、第4図は
帯環の斜視図、第5図は遠心成形型枠の実施例と
帯環の関係を示す分解斜視図、第6図は施工状態
を示す正面図である。 1……筒状本体、2……挿設孔、4……帯環、
5……ナツト部材、6……抵抗板、8……ボル
ト、9……速乾性セメント、a……ポール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 遠心成形により成形し、建込むポールの外径よ
    り大径の挿設孔を有する適宜長さの有筋又は無筋
    のコンクリート製筒状本体に対して、該筒状本体
    の一端外周に鋼製の帯環を環着すると共に、該筒
    状本体の外周に対して軸方向に延びる複数枚の鋼
    製抵抗板を放射状に固設した構造に成ることを特
    徴とするコンクリート基礎管。
JP11465385U 1985-07-26 1985-07-26 Expired JPH0332591Y2 (ja)

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JP11465385U JPH0332591Y2 (ja) 1985-07-26 1985-07-26

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JP11465385U JPH0332591Y2 (ja) 1985-07-26 1985-07-26

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JPS6226447U JPS6226447U (ja) 1987-02-18
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JP2000064306A (ja) * 1998-08-27 2000-02-29 Guardrail Kogyo Kk 杭基礎構造における補強部材

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JPS6226447U (ja) 1987-02-18

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