JPH0332306Y2 - - Google Patents

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JPH0332306Y2
JPH0332306Y2 JP1985166424U JP16642485U JPH0332306Y2 JP H0332306 Y2 JPH0332306 Y2 JP H0332306Y2 JP 1985166424 U JP1985166424 U JP 1985166424U JP 16642485 U JP16642485 U JP 16642485U JP H0332306 Y2 JPH0332306 Y2 JP H0332306Y2
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JP
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bathtub
washing area
screw
back surface
reinforcing material
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JP1985166424U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、補強材の取付けが容易で且つ充分な
強度を有する洗い場付浴槽の改良に係わるもので
ある。
〔従来の技術〕
従来より用いられている洗い場付浴槽は、実公
昭60−19679号公報に示されているように、合成
樹脂を圧縮成形等により洗い場と浴槽とを一体に
成形し底部を補強したものが知られている。即
ち、第5図に示されているように、浴槽1と洗い
場2の底部裏面の両側に下方に突出するリブ7を
一体に設けるとともに、浴槽1裏面と洗い場2裏
面の該リブ側面間を連結板体11によつて連結
し、洗い場2裏面と浴槽1裏面との適所に複数の
脚部であるボルトを取付け、洗い場2と浴槽1間
の変形防止を図つたものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来例にあつては下記の課題が
ある。
1 連結板体11をリブ7に固定するには、洗い
場付浴槽20を反転させて側面で行うが、固定
作業は横向き作業となり作業がしずらく、しか
もリブが格子状に形成されているため隣接する
リブが邪魔になつて作業が煩雑になる欠点があ
る。
2 連結板体11は、単にリブ7,7間を練結す
るするだけのため、洗い場付浴槽20の変形防
止としては有る程度の効果を発揮するが、底部
の強度アツプとしては効果がく、また連結板体
を取付けするにあたつては浴槽底面と洗い場底
面との寸法制度を出しながら固定すので大変難
しく煩雑な作業になる欠点がある。
3 浴槽及び洗い場よりなる洗い場付浴槽は、相
互が浴槽上縁面で接続されているため、成形後
どうしても相互に捩じれ現象が発生する。従つ
て、洗い場付浴槽両側面に設けた連結板体では
押さえきれず、組立て作業中ドア廻りの水平度
及び垂直度に狂いが生じ組立て作業のやり直し
をしなければならないという欠点がある。
4 洗い場付浴槽全体の垂直荷重に対しては、浴
槽裏面及び洗い場裏面に複数のボス部を一体に
形成しボス部にボルトを螺合させているが、設
備ユニツトの完成後の入浴に際して大きな水平
荷重が洗い場床面に発生した場合、洗い場裏面
のあらゆるボルトに方向の異なる捩じれ現象が
発生し、ドア、壁パネル及び天井パネルの水平
度及び垂直度が狂い再度全体の組立てをやり直
さなければならないという欠点がある。
本考案は上記課題に鑑みてなされたものであ
り、浴槽底部と洗い場底部との間隔を補強材で
常に一定にし且つ捩じれを防止して連結作業を
容易にすることが出来るとともに洗い場及び浴
槽底部の強度の向上を図ることの出来る洗い場
付浴槽を安価に提供することを目的としたもの
である。
〔課題を解決するための手段〕
前記の目的を達成するための本考案の構成を第
1図〜第4図を用いて説明すると、本考案は、浴
槽及び洗い場を一体に形成してなる洗い場付浴槽
において、洗い場付浴槽20の浴槽1裏面より洗
い場2裏面に至る長手方向の少なくとも両側に下
方に突出するビスガイド穴12を有する複数のビ
ス受部8を直線的に一体形成するとともに少なく
とも洗い場2裏面のビス受部8の両側に沿つて該
ビス受部8と間隔を設けて下方に突出する捩じれ
防止リブ13を一体に形成し、上方にビス受部8
が嵌挿する受部ガイド孔5と該ガイド孔5と対応
する下方にビス固定孔4を設けた断面略ロ字状の
長尺補強材3を形成し、該補強材3の複数の受部
ガイド孔5を洗い場2裏面及び浴槽1裏面に設け
た複数のビス受部8に嵌挿させるとともにビス受
部8と補強材3のビス固定孔4とをビス10を介
して固定させ、補強材3の裏面に複数の脚部6を
設けた技術手段を講じている。
〔作用〕
そして、本考案は前記の手段により、洗い場付
浴槽を反転し、浴槽裏面より洗い場裏面に至る長
手方向の少なくとも洗い場裏面の両側に一体形成
させた捩じれ防止リブ間の複数のビス受部に、該
受部の径及び間隔に合わせて形成した長尺補強材
の受部ガイド孔を嵌挿し、ビス受部のビスガイド
穴と長尺の補強材のビス固定孔とをビスを介して
固定する。
〔実施例〕
本考案の実施例を第1図〜第4図に基づき以下
説明する。
20は、浴槽1及び洗い場2をガラス繊維強化
不飽和ポリエステル樹脂で加熱加圧成形、いわゆ
るSMC法によつて一体成形した洗い場付浴槽で
あり、浴槽1及び洗い場2とは浴槽上縁面で一体
に接続成形されている。8は、浴槽1裏面より洗
い場2裏面に至る長手方向の両側に、間隔を設け
て直線的に下方に円筒状に突出させ下端中央部に
ビスガイド穴12を設けた複数のビス受部であ
る。
3は、上面に複数のビス受部8に対応してビス
受部8の径よりやや大きい円形の複数の受部ガイ
ド孔5を設け、受部ガイド孔5に対応する下面に
複数のビス固定孔4を設けた断面略ロ字状の型鋼
からなる長尺補強材であり、該補強材3のビス固
定孔4を除く適所には貫通孔周囲に溶接したナツ
ト14とボルト15とからなる高さ調整自在な複
数の脚部6が取り付けられている。
13は、洗い場付浴槽20の浴槽1裏面より洗
い場2裏面に至る長手方向の両側に、下方に突出
し且つ直線的に設けた複数のビス受部8のうち洗
い場2裏面の複数のビス受部8の両側に、ビス受
部8と間隔を設けて洗い場付浴槽20底部と一体
に形成した捩じれ防止リブである。捩じれ防止リ
ブ13の間隔は、長尺の補強材3の横幅よりやや
大きめに形成し、該補強材3の複数の受部ガイド
孔5を洗い場2裏面の複数のビス受部8に嵌挿し
た場合、該補強材の両側面と捩じれ防止リブ13
の内面との間隔が極力狭いように形成する。
10は、補強材3の複数の受部ガイド孔5を洗
い場2裏面の複数のビス受部8に嵌挿し、ビス受
部8のビスガイド穴12に補強材3のビス固定孔
4を介して補強材3を固定するビスである。7
は、浴槽1裏面及び洗い場2裏面に成形時一体に
形成された適宜高さを有する格子状のリブであ
る。
洗い場付浴槽20に補強材3を取り付けるに
は、まず洗い場付浴槽20を反転し、洗い場付浴
槽20の長手方向の浴槽1裏面及び洗い場2裏面
の両側に直線的に一体形成した複数のビス受部8
のビス受部根元9に、長尺の補強材3の受部ガイ
ド孔5を嵌挿し、ビス受部8のビスガイド穴12
に補強材3のビス固定孔4を介してビス10で固
定する。
尚、本考案の実施例において、円筒状の複数の
ビス受け部を、浴槽裏面より洗い場裏面に至る長
手方向の両側に間隔を設けて直線的に形成させ、
両側の複数のビス受部に補強材の複数の受部ガイ
ド孔を嵌挿させた構成としたが、上記実施例のご
とくビス受部を両側に限定することなく浴槽裏面
より洗い場裏面に至る長手方向の任意の個所に任
意の列数設けた構成としてもよい。
また、本考案の実施例において、捩じれ防止リ
ブを水平荷重の多くかかる洗い場裏面のビス受け
部の両側に設けた構成としたが、上記実施例に限
定されることなく洗い場裏面及び浴槽裏面のビス
受け部の両側に設けた構成としてもよい。
〔考案の効果〕
本考案は上記構成よりなるので、下記の効果を
するものである。
(1) 補強材の取付け作業は、下向きのため安定し
た姿勢で容易に且つ能率よくおこなえる。
(2) 複数の補強材を浴槽裏面及び洗い場裏面の長
手方向に設けたビス受部に固定させたので、浴
槽及び洗い場底面の強度を向上させることがで
きるとともに、浴槽底面と洗い場底面との間隔
を常に一定に確保することができ、組立て時の
ドア廻りの水平及び垂直度の狂いによる組立て
作業のやり直しはなくなる。
(3) 少なくとも洗い場裏面のビス受部の両側に沿
つて、該ビス受部と間隔を設けて下方に突出す
る捩じれ防止リブを一体に設けたので、完成後
の入浴に際して洗い場面にあらゆる方向の水平
荷重が掛り補強材及びその脚部に水平荷重が伝
達されさらに補強材に捩じれ現象が発生しよう
としても、捩じれ防止リブによつて補強材の捩
じれが防止できるとともに洗い場面の捩じれが
防止でき、ドア廻りの水平度、垂直度及び壁付
面の水の平度の制度が向上し設備ユニツトが容
易に組立てできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す断面図、第2図
は第1図の底面図、第3図は第2図の要部拡大断
面図、第4図は第3図の分解斜視図、第5図は従
来の実施例を示す要部拡大断面図である。 符号の説明、1……浴槽、2……洗い場、2…
…補強材、4……ビス固定孔、5……受部ガイド
孔、6……脚部、7……リブ、8……ビス受部、
9……ビス受部根元、10……ビス、11……連
結板体、12……ビスガイド穴、13……捩じれ
防止リブ、14……ナツト、15……ボルト、2
0……洗い場付浴槽。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 浴槽及び洗い場を一体に形成してなる洗い場付
    浴槽において、洗い場付浴槽の浴槽裏面より洗い
    場裏面に至る長手方向の少なくとも両側に下方に
    突出する複数のビス受部を直線的に一体形成する
    とともに少なくとも洗い場裏面のビス受部の両側
    に沿つて該ビス受部と間隔を設けて下方に突出す
    る捩じれ防止リブを一体に形成し、上方にビス受
    部が嵌挿する受部ガイド孔と該ガイド孔と対応す
    る下方にビス固定孔を設けた断面略ロ字状の長尺
    補強材を形成し、該補強材の複数の受部ガイド孔
    を洗い場裏面及び浴槽裏面に設けた複数のビス受
    部に嵌挿させるとともにビス受部と補強材のビス
    固定孔とをビスを介して固定させ、補強材の裏面
    に複数の脚部を設けたことを特徴とする洗い場付
    浴槽。
JP1985166424U 1985-10-29 1985-10-29 Expired JPH0332306Y2 (ja)

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JPS6273791U JPS6273791U (ja) 1987-05-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS618793Y2 (ja) * 1980-12-19 1986-03-18
JPS5968488U (ja) * 1982-10-29 1984-05-09 株式会社イナックス 浴槽の脚部構造

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JPS6273791U (ja) 1987-05-12

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