JPS6242002Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は間仕切装置における化粧ポストに関し、
その目的とするところは両側端に支柱を取付けた
複数枚の単位間仕切パネルを連結してなる間仕切
装置において、各単位間仕切パネルの連結部にお
ける連結部材として用いるとともに間仕切装置の
端部の支柱を外被する化粧板として用い得るよう
になした化粧ポストを提供しようというものであ
る。

従来のこの種間仕切装置においては、各単位間
仕切パネルの連結は各々の単位間仕切パネルの両
側端に取付けた支柱の上、下端に直杆又は屈曲形
状の連結金具を取付けて単位間仕切パネルの連結
を行うものであつたが、この連結は上、下端の連
結金具のみにて構成されることから連結後の間仕
切装置に安定性を欠くという問題が残されてお
り、又間仕切装置の最側端の単位間仕切パネル
は、その遊側端の支柱に別途成形した化粧板を取
付けねばならず構成、組立等を面倒にする欠点が
残されていた。

本案はこのような従来の間仕切装置の問題に鑑
みて考案したもので、その要旨とするところは各
単位間仕切パネルの連結用の連結金具と端部間仕
切パネルの遊端面を被覆する化粧板を兼用する化
粧ポストを提供するものである。

以下本案を添附の実施図例に基づいて説明すれ
ば各単位間仕切パネルＢの両側端に取付けられる
支柱Ａに掛脱自在に取付けられ単位間仕切パネル
Ｂ……を連結する為の化粧ポストＣは両遊端に連
結用屈曲縁１を形成した単、又は複数の分割部材
２の連結組合せから構成するとともに当該化粧ポ
ストＣと単位間仕切パネルＢの支柱Ａを掛脱可能
に連結する為の連結部材３を単に化粧ポストと支
柱の連結に用いるだけでなく分割部材２の補強、
若しくは当該分割部材２を複数個連結して化粧ポ
ストＣを構成する場合においては各分割部材の連
結部材としても併用し得るようになしたものであ
り、更に詳説すれば、 化粧ポストＣは第１、３図に示すように両遊端
縁に屈曲縁１を形成し、両屈曲縁１，１間には互
いに直交方向に突設される突条４，４を形成し、
若しくは両屈曲縁１，１間に平板、又は曲板状の
平滑面部５を形成した分割部材２を単又は複数個
用いて構成されるもので、第３図に示すように単
位間仕切パネルＢ，Ｂを直角状に連結するコーナ
ー連結部においては平滑面部５を有する分割部材
と平滑面部を有しない分割部材を１個ずつ用いて
構成し、又第６図に示すように間仕切装置の最外
端部に用いられる端部化粧ポストＣにあつては平
滑面部５を有する単一の分割部材２にて化粧ポス
トＣを構成し、更には第４図に示すように各単位
間仕切パネルを平面視十字状に連結する場合には
平滑面部５を有しない分割部材２を支柱Ａの四隅
角部に配置して構成する等、間仕切装置における
各単位間仕切パネルＢ……の連結構造に応じて平
滑面部５を有しない分割部材２を単又は複数個組
合せ若しくは平滑面部５を有する分割部材２を単
独で、又は平滑面部５を有しない他の分割部材２
との組合せによつて構成するものとする。

而して当該化粧ポストＣと各単位間仕切パネル
Ｂの支柱Ａを着脱可能に連結する連結部材３は第
１図に示すように支柱Ａの適所に設けられる掛合
孔（図示せず）に嵌合掛止すべきフツク９を両側
に立起形成した掛止部８をその上下に連続する連
結片１０よりもフツク立起方向、即ち外側に突出
させて形成し、当該連結部材３の化粧ポストＣへ
の取付けは前記した各分割部材２……の連結若し
くは単一の分割部材２によつて化粧ポストＣを構
成する場合には、当該分割部材２の補強を廉ねる
ものであり具体的には第１図に示すように各分割
部材２の屈曲縁１の所定高さ位置に対向して形成
した切欠６を通じてフツク９及び掛止部８を外向
きに突出させ上下の連結片１０は対向する屈曲縁
１，１の内側面に密接させて屈曲縁１に形成した
取付孔７と連結部材３の連結片１０に形成した螺
孔１１を合致させ、ネジ又はボールト等にて螺合
締着することにより化粧ポストＣと連結部材３の
連結を完了するとともに当該連結部材３によつて
化粧ポストＣを構成する分割部材２，２の連結を
も行うことができるのである。

又、第６図に示すように、単一の分割部材２を
用いた化粧ポストＣの場合には、連結部材３の取
付けによつて分割部材２の対向する屈曲縁１，１
間を連結して、ひいては化粧ポストＣの補強効果
を高めることができるのである。

以上のようになる本案によれば 各単位間仕切パネルＢの連結に際して隣接する
単位間仕切パネルＢ，Ｂ間に化粧ポストＣを介在
させ、該化粧ポストの所定高さ位置に取付けた複
数の連結部材３……を利用して連結するものであ
ることから上、下端に連結金具を取付けただけの
連続構造に比べてその連結強度を高めることがで
き、しかも当該化粧ポストＣは両遊端に屈曲縁１
を形成した分割部材２を単又は複数個の連結組合
せによつて構成されるので前記した連結部材３は
化粧ポストＣと単位間仕切パネルＢの支柱Ａとの
連結に用いるだけでなく、当該連結部材３によつ
て各分割部材２……の連結及び／又は補強を行な
わせることができ、又平滑面部５を有する分割部
材２を単独で使用して化粧ポストＣを構成した場
合には当該化粧ポストを端部の単位間仕切パネル
の遊端面に取付けて化粧板として用いることもで
きるのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案の実施例を示す化粧ポストの分解
状態斜視図、第２図は同じく組立状態の側面図、
第３図は第２図中Ｘ−Ｘ断面図、第４，５，６図
は夫々本案の他実施例を示す横断平面図である。 Ａ……支柱、Ｂ……単位間仕切パネル、Ｃ……
化粧ポスト、１……屈曲縁、２……分割部材、３
……連結部材、４……突条、５……平滑面部、６
……切欠、７……取付孔、８……掛止部、９……
フツク、１０……連結片、１１……螺孔。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 両側端に支柱Ａを装着した複数の単位間仕切パ
   ネルＢを直線状、若しくは屈曲状に連結してなる
   間仕切装置において、端部若しくは各単位間仕切
   パネルの連結コーナー部の支柱Ａに取付けられる
   化粧ポストＣを両遊端縁に連結用屈曲縁１を形成
   し当該屈曲縁の所定高さ位置に切欠６を形成した
   単、又は複数の分割部材２と：該分割部材２の屈
   曲縁１内側面に接合状態で螺着される連結片１０
   を上下に有し、両連結片間に上記切欠６から外向
   きに突出可能な掛合部８を突設するとともに該掛
   合部には支柱Ａに掛脱自在に連結する為のフツク
   ９を外向きに形成した連結部材３：の組合せ連結
   にて構成することを特徴とする間仕切装置におけ
   る化粧ポスト。