JPH0331890B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0331890B2
JPH0331890B2 JP59229090A JP22909084A JPH0331890B2 JP H0331890 B2 JPH0331890 B2 JP H0331890B2 JP 59229090 A JP59229090 A JP 59229090A JP 22909084 A JP22909084 A JP 22909084A JP H0331890 B2 JPH0331890 B2 JP H0331890B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
intake
timing
engine
intake air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59229090A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61106919A (ja
Inventor
Masakimi Kono
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP59229090A priority Critical patent/JPS61106919A/ja
Publication of JPS61106919A publication Critical patent/JPS61106919A/ja
Publication of JPH0331890B2 publication Critical patent/JPH0331890B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B29/00Engines characterised by provision for charging or scavenging not provided for in groups F02B25/00, F02B27/00 or F02B33/00 - F02B39/00; Details thereof
    • F02B29/08Modifying distribution valve timing for charging purposes
    • F02B29/083Cyclically operated valves disposed upstream of the cylinder intake valve, controlled by external means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B29/00Engines characterised by provision for charging or scavenging not provided for in groups F02B25/00, F02B27/00 or F02B33/00 - F02B39/00; Details thereof
    • F02B29/08Modifying distribution valve timing for charging purposes
    • F02B29/086Modifying distribution valve timing for charging purposes the engine having two or more inlet valves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B2275/00Other engines, components or details, not provided for in other groups of this subclass
    • F02B2275/32Miller cycle
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ミラーサイクルにおいて加速応答
性を向上させるエンジンの吸気制御装置に関する
ものである。
(従来技術) ガソリンエンジンやテイーゼルエンジンの熱効
率等を向上させる手段として、いわゆるミラーサ
イクルがある(特開昭55−148932号公報参照)。
これは、吸気通路に、下死点の近傍で閉じる吸気
弁とは別個にタイミングバルブを設けて、吸気通
路をピストンの下死点手前の時点で上記タイミン
グバルブにより閉じることにより、この時点から
下死点までは断熱膨張させるものである。
このミラーサイクルを通常のオツトーサイクル
と比較した場合、つぎのような利点がある。
(1) スロツトル弁の代りにタイミングバルブを用
い、このタイミングバルブの開弁期間を移行さ
せることによりエンジンの回転制御を行なうも
のであるから、吸気通路がスロツトル弁により
絞られて負圧になることがなく、常時大気圧に
保たれるので、ピストンのポンピングロスが少
ない。
(2) 吸気行程の末期で断熱膨張するから、上死点
での圧縮圧力が低下する一方で、膨張比は同一
に保たれるので、出力の低下を抑制しながら、
機械負荷(燃焼室の最大圧力)および熱負荷
(燃焼温度)を低減させることができる。
ところが、このミラーサイクルでは、上記タ
イミングバルブの開弁期間をエンジンの運転状
態に応じて自動的に移行させるのであるが、こ
の移行動作は、タイミングバルブを少しずつ回
転させることによりなされるので、本質的に追
従性に劣る。その結果、急加速時に充分な出力
が得られなくなり、加速不足を招く欠点があ
る。
(発明の目的) この発明は上記従来の欠点を解決するためにな
されたもので、加速時には、オツトーサイクルに
切り換えることにより、急激な出力増大を可能に
して、加速応答性を向上させたエンジンの吸気制
御装置を提供することを目的とする。
(発明の構成) 上記目的を達成するために、この発明は、エン
ジンの加速状態を検出する加速検出手段と、この
加速検出手段の出力を受けて作動する吸気導入装
置とを設け、この吸気導入手段により、加速時に
吸気弁の開弁期間のすべてにわたつて吸気通路を
介して吸気を燃焼室へ導入するようにしている。
吸気弁は下死点の近傍で閉じるから、吸気弁の開
弁期間のすべてにわたつて吸気を燃焼室へ導入す
ることにより、断熱膨張がなくなり、通常のオツ
トーサイクルとなる。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面にしたがつて説
明する。
第1図において、11は複数気筒の4サイクル
エンジンで、各気筒に、2つの吸気弁12a,1
2bと1つの排気弁13とが設けられている。こ
れら各弁12a,12b,13は、単一のカム軸
14に設けられた各カム15a,15b,16に
連動するロツカーアーム17a,17b,18に
より開閉される。
吸気通路21は、サージタンク22よりも下流
側で分岐して、低回転用の第1分岐通路21a
と、高回転用の第2分岐通路21bとが形成され
ており、上記第1分岐通路21aが、低回転用の
タイミングで作動する第1吸気弁12aにより開
閉され、第2分岐通路21bが、高回転用のタイ
ミングで作動する第2吸気弁12bで開閉され
る。上記高回転用のタイミングとは、閉弁時期が
低回転用よりも遅いものを言い、たとえば、下死
点通過後にクランク角度で50°〜70°の時点で閉弁
される。排気通路23は。上記1つの排気弁13
で開閉される。
上記第1分岐通路21aには、上記第1吸気弁
12aとは別個に、ロータリバルブからなるタイ
ミングバルブ24が、軸受25を介して回転自在
に設けられており、このタイミングバルブ24に
より、第1分岐通路21aが開閉される。上記タ
イミングバルブ24は、後述する移行手段26を
介してタイミングプーリ27に連結されており、
このタイミングプーリ27は、歯形ベルト28に
よりクランク軸29の出力プーリ30に連結され
て、クランク軸29の1/2の回転数で回転する。
一方、第2分岐通路21bを開閉する第2吸気
弁12bには、後述する弁停止装置31が設けら
れており、加速時と高負荷高回転時とを除いて
は、この弁停止装置31が作動して、第2吸気弁
12bの作動を停止させ、第2吸気弁12bを閉
弁状態のままに維持する。
上記第1分岐通路21aにおけるサージタンク
22の近傍には、燃料噴射ノズル33が設けられ
るとともに、この燃料噴射ノズル33の下流側
に、噴射された燃料を第2分岐通路21bにも導
くための連通路34が設けられている。また、吸
気通路21には、エアフローメータ35と、その
上流側に位置して補助スロツトルバルブ36とが
設けられている。この補助スロツトルバルブ36
は、オツトーサイクルのときに吸気量を制御する
ため、および、ミラーサイクルで低負荷低回転の
ときに、上記タイミングバルブ24だけでは絞り
切れない吸気量を適正に絞るために必要なもので
ある。
上記移行手段26は、第2図に明示するよう
に、タイミングバルブ24(第1図参照)に一体
形成された弁軸38とタイミングプーリ27の回
転軸39とを連結する連結管40、支持軸41の
まわりに回動自在に支持されてその回動により上
記連結管40を軸方向へ移動させるアーム42、
および、このアーム42に連結された作動ロツド
43の進退により上記アーム42を回動させるリ
ニアソレノイドバルブ44を有している。
上記弁軸38と回転軸39には、互いに逆方向
のねじれを持つヘリカルスプラインHが形成さ
れ、これらヘリカルスプラインHに、上記連結管
40の内面に突設された突起45,45が係合さ
れている。これにより、回転軸39の回転力が連
結管40を介して弁軸38に伝達されるととも
に、連結管40を軸方向に移動させると、弁軸3
8が回転軸39に対して一定方向へ少しずつ回転
することにより角変位して、タイミングバルブ2
4の開弁期間をクランク角度に対して相対的に移
行させる。
上記弁停止装置31は、第3図に示すように、
第2吸気弁12bを開閉するロツカーアーム17
bに設けられている。このロツカーアーム17b
は、2つ割りになつていて、第1図に示すよう
に、カム側アーム体17b1と、これを両側から
挾む平面コ字形のバルブ側アーム体17b2とか
ら構成されており、両アーム体17b1,17b
2、それぞれ別個にロツカーシヤフト51に回動
自在に装着されている。第4図に示すように、上
記弁停止装置31は上記カム側アーム体17b1
に装着されていて、軸孔52に挿入されたプラン
ジヤ53およびこのプランジヤ53に突出方向
(右方向)へばね力を付加するばね部材54と、
プランジヤ53のロツク溝55に挿入されるスト
ツププレート56とを備えている。
第4図は、ストツププレート56によりプラン
ジヤ53がロツクされた状態を示し、このロツク
状態では、プランジヤ53の先端部がバルブ側ア
ーム体17b2の当接部58を右方向へ押すの
で、カム15bの回転に追従したカム側アーム体
17b1の回動が、プランジヤ53を介してバル
ブ側アーム体17b2に伝達される結果、第2吸
気弁12bはカム15bに追従して正常に作動す
る。
第5図に示すように、上記ストツププレート5
6は、小径のロツク用孔61と大径のアンロツク
用孔62とを有し、第1図に示すように、ソレノ
イドバルブ63の作動ロツド64に連結されて、
このソレノイドバルブ63により、矢印65,6
6方向へ進退する。
ストツププレート56が上記作動ロツド64に
より第5図の矢印65方向へ進出したとき、アン
ロツク用孔62がロツク溝55に対向して、第4
図のプランジヤ53がアンロツク状態になる。こ
のアンロツク状態では、プランジヤ53は進退自
在になるから、ばね部材54のばね力を第2吸気
弁12bの復帰ばね(図示せず)のばね力よりも
充分小さくしておくことにより、カム側アーム体
17b1とバルブ側アーム体17b2とが、矢印
67方向に相対回動可能になる。したがつて、カ
ム15bに追従したカム側アーム体17b1の回
動が、バルブ側アーム体17b2に伝達されなく
なり、第2吸気弁12bが停止して、第2分岐通
路21bを閉塞する。この状態が弁停止装置31
の「作動」状態である。
ストツププレート56が、上記ソレノイドバル
ブ63により第5図の矢印66方向へ後退したと
き、ロツク用孔61がロツク溝55に挿入され
て、第4図に示すプランジヤ53のロツク状態が
得られる。この状態で、前述のように、第2吸気
弁12bは正常に作動する。この状態が弁停止装
置31の「不作動」状態である。
第1図の71は制御回路で、エンジン回転数セ
ンサ72からの回転数検出信号aと、エアフロー
メータ(負荷検出手段に相当)35からの空気量
検出信号(負荷検出信号に相当)bと、アクセル
ポジシヨンセンサ73からのアクセルポジシヨン
信号cと、このアクセルポジシヨン信号cの時間
的変化を検出するアクセルポジシヨン変化量セン
サ(加速検出手段に相当)74からのアクセルポ
ジシヨン変化量信号dとを入力とし、燃料噴射ノ
ズル33へ噴射量制御信号gを、補助スロツトル
バルブ36へバルブ開度信号hを、移行手段26
のリニヤソレノイドバルブ44へ開弁期間制御信
号iを、弁停止装置31を駆動するソレノイドバ
ルブ63へ弁停止信号jを、それぞれ出力する。
上記構成において、第1図のエンジン11が運
転されると、回転数検出信号a、空気量検出信号
(負荷検出信号)b、アクセルポジシヨン信号c、
およびアクセルポジシヨン変化量信号dが、制御
回路71に入力される。この制御回路71は、上
記回転数検出信号aと空気量検出信号bとに基づ
いて演算を行なつて、上記噴射量制御信号gおよ
びバルブ開度信号hを出力し、燃料噴射ノズル3
3と補助スロツトルバルブ36とを制御する。
一方、上記制御回路71は、エンジンの運転状
態、たとえばエンジン負荷に関連するアクセルポ
ジシヨン信号cに基づいて演算を行なつて、上記
開弁期間制御信号iを出力し、移行手段26のリ
ニヤソレノイドバルブ44を制御して、タイミン
グバルブ24の開弁期間を移行させる。この様子
を第6図および第7図により説明する。
まず、第6図に示すように、第1吸気弁12a
は上死点TDCの手前から下死点BDCの直後まで
開弁される。そして、アクセルの踏込量が少ない
とき、すなわち、第1図のアクセルポジシヨン信
号cのレベルが低いときは、第6図のタイミング
バルブ24の開弁期間Tをクランク角度の小さい
方(左方向)へ、つまり、時間的に早い方向へ移
行させる。この移行は、第1図のリニヤソレノイ
ドバルブ44により連結管40の左方向75へ移
動させることによりなされる。これにより、第6
図に示す第1吸気弁12aとタイミングバルブ2
4の両方が開弁されている期間が短くなり、それ
だけ吸気量が抑制される。
つぎに、アクセルの踏込量が多いとき、すなわ
ち、第1図のアクセルポジシヨン信号cのレベル
が高いときは、第7図に示すように、タイミング
バルブ24の開弁期間Tをクランク角度の大きい
方(右方向)へ、つまり、時間的に遅い方向へ移
行させる。この移行は、第1図のリニヤソレノイ
ドバルブ44により連結管40を右方向76へ移
動させることによりなされる。これにより、第7
図に示す第1吸気弁12aとタイミングバルブ2
4の両方が開弁されている期間が長くなり、それ
だけ吸気量が増大する。
上記第6図および第7図は、タイミングバルブ
24が第1吸気弁12aよりも早く閉弁されるミ
ラーサイクルを示す。
さらに、第1図の制御回路71は、アクセルポ
ジシヨン変化量信号dを受けて、この信号dのレ
ベルが所定値以下のとき、すなわち、加速状態で
ないとき、第1図の弁停止信号jを出力する。ま
た、この実施例では、制御回路71は、エンジン
回転数センサ72からの回転数検出信号aと、エ
アフローメータ35からの空気量検出信号(負荷
検出信号に相当)bとに基づいて演算を行なつ
て、加速とは無関係に、高負荷高回転領域以外の
領域でも、上記弁停止信号jを出力する。
上記弁停止装置31のソレノイドバルブ63は
上記弁停止信号jを受けて作動し、作動ロツド6
4を矢印65方向へ進出させることにより、前述
のように弁停止装置31を作動させて、第2吸気
弁12bにより第2分岐通路21bを閉塞し、吸
気を第1分岐通路21aのみから吸入させる。し
たがつて、吸気は、上記第6図および第7図に示
したタイミングで作動するタイミングバルブ24
および第1吸気弁12aにより制御されて、上記
したミラーサイクルとなる。
ところで、このミラーサイクルでは、第1図の
タイミングバルブ24がエンジンの運転状態(こ
の実施例ではアクセルの踏込量)に応じて、移行
手段26により自動的に移行されるのであるが、
この移行動作は、タイミングバルブ24を少しず
つ回転させることによりなされるので、本質的に
追従性に劣る。その結果、加速時に充分な出力が
得られなくなる。
そこで、この発明では、アクセルポジシヨン変
化量信号dのレベルが所定値を越えたとき、すな
わち、加速状態にあるとき、上記制御回路71が
弁停止信号jの出力を停止する。これにより、た
だちに弁停止装置31が不作動になつて、第2吸
気弁12bが作動し、第1分岐通路21aばかり
でなく、タイミングバルブ24を有しない第2分
岐通路21bからも、第2吸気弁12bの開弁期
間のすべてにわたつて、吸気が燃焼室内へ導入さ
れる。その結果、吸気量が急激に増大し、出力が
急速に上昇する。このとき、吸気は下死点まで燃
焼室へ導入され続けることから、燃焼室内での断
熱膨張がなくなり、オツトーサイクルとなる。
また、この発明の実施例では、回転数検出信号
aと、空気量検出信号(負荷検出信号に相当)b
とを受けて、制御回路71が作動し、加速とは無
関係に高負荷高回転領域でも、上記弁停止信号j
の出力を停止して、オツトーサイクルに切り換え
ている。その理由はつぎのとおりである。
すなわち、ミラーサイクルにおけるタイミング
バルブ24の良好な応答性を保ちながら、その開
弁期間を大きく移行させることは、機構的に困難
である。そのために、タイミングバルブ24の開
弁期間の移行範囲には、自ら限度がある。したが
つて、アクセル踏込量が少ない低負荷のときに、
第6図に示すようにタイミングバルブ24の閉弁
タイミング77を左側へ充分進めて、効率のよい
ミラーサイクルを得るようにすると、アクセル踏
込量の多い高負荷のときに、第7図に示すタイミ
ングバルブ24の閉弁タイミング78を右側へ充
分遅らせることができない結果、この閉弁タイミ
ング78が、必然的に下死点BDCよりもかなり
手前になる。したがつて、高い空気充填率が要求
される高負荷のときでも、第1図の第1分岐通路
21aからタイミングバルブ24を通つて燃焼室
に入る吸気の量は充分多くない問題がある。特
に、高負荷で、かつ高回転時には、タイミングバ
ルブ24が早期に閉弁することにより、空気充填
率が要求値よりも大幅に低下する。
そこで、この実施例では、高負荷高回転領域で
も上記弁停止信号jの出力を停止して、弁停止装
置31を不作動にし、第2吸気弁12bを作動さ
せることにより、第1分岐通路21aばかりでな
く、タイミングバルブ24を有しない第2分岐通
路21bからも吸気を燃焼室内へ導入するように
して、空気充填率の向上を図つている。
つまり、この高負荷高回転のときも、吸気は、
第2吸気弁12bの開弁期間のすべてにわたつて
吸気通路21を介して燃焼室へ導入されることに
なる。ここで、上記第2分岐通路21bを開閉す
る第2吸気弁12bは、高回転用に設定されてい
て、たとえば、下死点を若干越えたタイミングで
閉弁されるから、結局、吸気は、下死点を越えた
時点まで燃焼室へ導入され続けるので、大量の吸
気が燃焼室内に入ることになり、空気充填率が向
上し、大きな出力が得られるのである。上記第2
分岐通路21bと、これを開閉する第2吸気弁1
2bと、弁停止装置31と、この弁停止装置31
を不作動にするためのソレノイドバルブ63およ
び作動ロツド64とが、この発明の吸気導入装置
を構成する。
第8図は、この発明の第2実施例を示すもの
で、高回転用のタイミングで作動する吸気弁12
とタイミングバルブ24とが設けられた吸気通路
21に、バイパス通路81が接続されており、こ
のバイパス通路81にシヤツタバルブ82が設け
られている。加速状態でないとき、または高負荷
高回転領域でないときは、上記ソレノイドバルブ
63によりシヤツタバルブ82を閉弁状態にし
て、ミラーサイクルとし、加速状態、または高負
荷高回転領域では、シヤツタバルブ82を開弁状
態にして、吸気を吸気通路21のほかに、バイパ
ス通路81からも燃焼室へ導入し、オツトーサイ
クルとして、出力を向上させる。
この第2実施例では、バイパス通路81と、シ
ヤツタバルブ82と、ソレノイドバルブ63と
が、この発明の吸気導入装置を構成する。
(発明の効果) 以上説明したように、この発明によれば、加速
状態にないときは、ミラーサイクルとなつて、高
い熱効率が得られる一方で、加速状態のときは、
オツトーサイクルに切り換えられて、急激な出力
増大が可能になり、加速応答性が向上する効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1実施例を示す概略構成
図、第2図は第1図の要部を示す側面図、第3図
は同実施例の縦断正面図、第4図は同実施例の弁
停止装置を示す縦断正面図、第5図は第4図の
−線に沿つた断面図、第6図および第7図は弁
の開閉タイミングを示す特性図、第8図はこの発
明の第2実施例を示す概略構成図である。 11……エンジン、12a,12b……吸気
弁、21……吸気通路、24……タイミングバル
ブ、26……移行手段、31,63,64,8
1,82……吸気導入装置、74……加速検出手
段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 下死点の近傍で閉じる吸気弁とは別個にエン
    ジンの吸気通路に配設されてこの吸気通路を開閉
    するタイミングバルブと、エンジンの運転状態に
    応じてこのタイミングバルブの開弁期間を移行さ
    せる移行手段とを備えたエンジンの吸気制御装置
    において、エンジンの加速状態を検出する加速検
    出手段と、この加速検出手段の出力を受け、加速
    時に吸気弁の開弁期間のすべてにわたつて吸気通
    路を介して吸気を燃焼室へ導入する吸気導入装置
    とを設けたことを特徴とするエンジンの吸気制御
    装置。
JP59229090A 1984-10-30 1984-10-30 エンジンの吸気制御装置 Granted JPS61106919A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59229090A JPS61106919A (ja) 1984-10-30 1984-10-30 エンジンの吸気制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59229090A JPS61106919A (ja) 1984-10-30 1984-10-30 エンジンの吸気制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61106919A JPS61106919A (ja) 1986-05-24
JPH0331890B2 true JPH0331890B2 (ja) 1991-05-09

Family

ID=16886589

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59229090A Granted JPS61106919A (ja) 1984-10-30 1984-10-30 エンジンの吸気制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61106919A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6361717A (ja) * 1986-09-01 1988-03-17 Mazda Motor Corp デイ−ゼルエンジンの吸気装置
JPS6371521A (ja) * 1986-09-13 1988-03-31 Mazda Motor Corp エンジンの吸気装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61106919A (ja) 1986-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4716863A (en) Internal combustion engine valve actuation system
JP3603398B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JPS60113007A (ja) 内燃機関の吸・排気弁制御装置
EP1409853B1 (en) Hydraulic valve actuation systems and methods
US8001936B2 (en) Control apparatus for internal combustion engine and control method therefor
US7441519B2 (en) Engine valve actuation system
JPH09170462A (ja) 内燃機関の出力制御装置
JP3464698B2 (ja) 多気筒内燃機関における触媒活性化装置
JPS63183329U (ja)
EP1242720B1 (en) Four-stroke internal combustion engine with variable cam timing
JPH0331889B2 (ja)
JPH0331890B2 (ja)
JPH0324838Y2 (ja)
JPH0213133B2 (ja)
JPH073200B2 (ja) 可変バルブタイミング機関の制御方法
JPH0580569B2 (ja)
JPH0621579B2 (ja) 可変バルブタイミング機関の制御方法
JPH09170440A (ja) 内燃機関の出力制御装置
JPS5910357Y2 (ja) 吸入空気量制御装置
JPS6338363Y2 (ja)
JPS647203B2 (ja)
JPS6316803Y2 (ja)
KR100582140B1 (ko) 내연기관의 밸브메커니즘
JPS6246814Y2 (ja)
JPH0380969B2 (ja)