JPH0331826B2 - - Google Patents
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- JPH0331826B2 JPH0331826B2 JP62259057A JP25905787A JPH0331826B2 JP H0331826 B2 JPH0331826 B2 JP H0331826B2 JP 62259057 A JP62259057 A JP 62259057A JP 25905787 A JP25905787 A JP 25905787A JP H0331826 B2 JPH0331826 B2 JP H0331826B2
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- spray
- dyeing
- pattern
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Landscapes
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、長尺生地の連続スプレー染色装置
に関するものである。
に関するものである。
従来、長尺生地にスプレーによつて連続して染
色を施すようにした処理方法として、本出願人が
特開昭61−207661号公報で提案したものがある。
色を施すようにした処理方法として、本出願人が
特開昭61−207661号公報で提案したものがある。
この処理方法は、所要の反応温度に昇温させた
原反生地を搬送させ、その生地上に、水蒸気雰囲
気中で加熱処理液をスプレーにより噴射して染色
するもので、生地が反応温度の状態にあるため、
噴射された処理液がそのまま生地上に染色し、極
めて効率の良い染色が行える利点がある。しか
し、その反面、上記の処理方法では、生地上に噴
射された染色量が正確に染色濃度に反映するた
め、付着する染色の量に少しでも差異があると染
色状態にむらが生じる特性をもつている。
原反生地を搬送させ、その生地上に、水蒸気雰囲
気中で加熱処理液をスプレーにより噴射して染色
するもので、生地が反応温度の状態にあるため、
噴射された処理液がそのまま生地上に染色し、極
めて効率の良い染色が行える利点がある。しか
し、その反面、上記の処理方法では、生地上に噴
射された染色量が正確に染色濃度に反映するた
め、付着する染色の量に少しでも差異があると染
色状態にむらが生じる特性をもつている。
ところで、長尺生地に連続して染色液を施す方
法としては、通常、長尺生地の搬送方向とは直交
する方向に複数の染色噴射ノズルを配置し、その
各噴射ノズルの長尺生地に対する噴射パターンを
それぞれ交わらせて、生地の全幅をカバーする方
法がとられるが、このような方法では、噴射パタ
ーンの交差部分とそうでない部分が生じた場合、
両者の間で染色付着量の差異が生じ、均一な染色
が行えない欠点がある。
法としては、通常、長尺生地の搬送方向とは直交
する方向に複数の染色噴射ノズルを配置し、その
各噴射ノズルの長尺生地に対する噴射パターンを
それぞれ交わらせて、生地の全幅をカバーする方
法がとられるが、このような方法では、噴射パタ
ーンの交差部分とそうでない部分が生じた場合、
両者の間で染色付着量の差異が生じ、均一な染色
が行えない欠点がある。
特に、上述した提案の処理方法のように、付着
した染色液の量が正確に染色の濃度に影響する方
法では、長尺生地の幅方向の各点において付着す
る染色液の量が均等でなければ、均一な染色を行
えない問題がある。
した染色液の量が正確に染色の濃度に影響する方
法では、長尺生地の幅方向の各点において付着す
る染色液の量が均等でなければ、均一な染色を行
えない問題がある。
また、長尺生地の全幅を噴射ノズルでカバーす
る方法としては、複数の噴射パターンをれぞれ搬
送方向に位相をずらしつつ交差させて配置する方
法があるが、この方法では、複数の噴射ノズルを
生地の搬送方向に並べて配置する必要があるた
め、装置のスペースが大きくなる欠点がある。
る方法としては、複数の噴射パターンをれぞれ搬
送方向に位相をずらしつつ交差させて配置する方
法があるが、この方法では、複数の噴射ノズルを
生地の搬送方向に並べて配置する必要があるた
め、装置のスペースが大きくなる欠点がある。
この発明は、上記の問題点を解決し、長尺生地
に対する染色液の付着量を均等にし、コンパクト
なスペースで均一な染色が連続して行える染色装
置を提供することを目的としている。
に対する染色液の付着量を均等にし、コンパクト
なスペースで均一な染色が連続して行える染色装
置を提供することを目的としている。
上記の問題点を解決するために、この発明は、
長尺生地の搬送路上に、その搬送方向と直交する
方向に一定間隔で染色液を噴射する複数の噴射ノ
ズルを配置し、その各噴射ノズルの生地に対する
噴射パターンを、その中央部から両端部に向かつ
て先細となる紡錘形状で設定すると共に、各噴射
パターンの長手方向を、隣接する噴射パターン同
士を干渉させることなく上記搬送方向と直交する
方向に対して傾斜させ、かつ、各噴射パターンの
縦長方向の両端部が、上記搬送方向からみてそれ
ぞれ隣接する噴射パターン、又はそれを隔てたつ
ぎの噴射パターンの中央部と同一線上に位置する
ように設定した構造を採用したのである。
長尺生地の搬送路上に、その搬送方向と直交する
方向に一定間隔で染色液を噴射する複数の噴射ノ
ズルを配置し、その各噴射ノズルの生地に対する
噴射パターンを、その中央部から両端部に向かつ
て先細となる紡錘形状で設定すると共に、各噴射
パターンの長手方向を、隣接する噴射パターン同
士を干渉させることなく上記搬送方向と直交する
方向に対して傾斜させ、かつ、各噴射パターンの
縦長方向の両端部が、上記搬送方向からみてそれ
ぞれ隣接する噴射パターン、又はそれを隔てたつ
ぎの噴射パターンの中央部と同一線上に位置する
ように設定した構造を採用したのである。
上記のように、中央が太く、両端部に向かつて
次第に先細となる噴射パターンを傾斜させ、その
両端部を、隣接の又は1つ隔てた次の噴射パター
ンの端部に一致させると、搬送される長尺生地の
幅方向の各点においては、各噴射パターンにおけ
る両端部と中央部が、また先細部と先細部がそれ
ぞれ重なり合うことになるため、上記各点におけ
る噴射パターンの面積の和は略一定になる。この
ため、長尺生地の各点における染色液の付着量は
等しくなり、均一な染色を行うことができる。
次第に先細となる噴射パターンを傾斜させ、その
両端部を、隣接の又は1つ隔てた次の噴射パター
ンの端部に一致させると、搬送される長尺生地の
幅方向の各点においては、各噴射パターンにおけ
る両端部と中央部が、また先細部と先細部がそれ
ぞれ重なり合うことになるため、上記各点におけ
る噴射パターンの面積の和は略一定になる。この
ため、長尺生地の各点における染色液の付着量は
等しくなり、均一な染色を行うことができる。
第1図及び第2図は、この発明の一実施例を示
し、長尺生地に対する噴射ノズルの噴射パターン
を示したものである。
し、長尺生地に対する噴射ノズルの噴射パターン
を示したものである。
図に示すように、長尺生地10の幅方向(搬送
方向11と直交する方向)に、所定間隔をおいて
複数の噴射ノズルa1,a2,a3、……が配置されて
おり、その各噴射ノズルの長尺生地10に対する
噴射パターンは、それぞれ中央が太く、両端部
b1,c1,b2,c2,b3,c3、……に向かつて次第に
先細になる紡錘形状になつている。
方向11と直交する方向)に、所定間隔をおいて
複数の噴射ノズルa1,a2,a3、……が配置されて
おり、その各噴射ノズルの長尺生地10に対する
噴射パターンは、それぞれ中央が太く、両端部
b1,c1,b2,c2,b3,c3、……に向かつて次第に
先細になる紡錘形状になつている。
上記各々の噴射パターンは互いに干渉し合うこ
となく、その長尺方向が、搬送方向11と直交す
る方向に対して所定角度傾斜して、相互に平行に
配列されている。
となく、その長尺方向が、搬送方向11と直交す
る方向に対して所定角度傾斜して、相互に平行に
配列されている。
また、各噴射パターンは、その両端部b1,c1,
b2,c2,b3,c3、……が、長尺生地の搬送方向か
らみて隣接する噴射パターンの中央部と同一線上
に一致しており、その隣接する噴射パターンをお
いた次の噴射形状の端部と同一線上に並ぶように
(すなわち、c0とb2、c1とb3、c2とb4、……が同一
線上に並ぶように)設定されている。
b2,c2,b3,c3、……が、長尺生地の搬送方向か
らみて隣接する噴射パターンの中央部と同一線上
に一致しており、その隣接する噴射パターンをお
いた次の噴射形状の端部と同一線上に並ぶように
(すなわち、c0とb2、c1とb3、c2とb4、……が同一
線上に並ぶように)設定されている。
上記のように噴射パターンの形状と配列を設定
すると、搬送方向に向かつて、噴射パターンの太
い中央部と噴射のない両端部が重なり合い、噴射
量の少ない先細部と先細部とが重なり合うため
に、長尺生地の幅方向の各点における噴射パター
ンの面積の和は一定になる。このため、生地上に
付着される処理液の量は各点において等しくな
り、均一な染色を得ることができる。
すると、搬送方向に向かつて、噴射パターンの太
い中央部と噴射のない両端部が重なり合い、噴射
量の少ない先細部と先細部とが重なり合うため
に、長尺生地の幅方向の各点における噴射パター
ンの面積の和は一定になる。このため、生地上に
付着される処理液の量は各点において等しくな
り、均一な染色を得ることができる。
第3図及び第4図は、この発明に係る他の実施
例を示すもので、第1図及び第2図の実施例に対
して、噴射ノズルの間隔を1/2とし、各ノズルの
間隔を1/4ピツチずつずらして配置したものであ
る。
例を示すもので、第1図及び第2図の実施例に対
して、噴射ノズルの間隔を1/2とし、各ノズルの
間隔を1/4ピツチずつずらして配置したものであ
る。
すなわち、各噴射ノズルa0,a1,a2、……の噴
射パターンの両端部b0,c0,b1,c1、……は、搬
送方向に対して隣接するパターンをおいた次の噴
射パターンの中央部と同一線上に配置されてお
り、隣接する2つ先の噴射パターンの端部と同一
線上に並ぶように(すなわち、c0とb4、c1とb5、
c2とb6が同一線上に並ぶように)設定されてい
る。
射パターンの両端部b0,c0,b1,c1、……は、搬
送方向に対して隣接するパターンをおいた次の噴
射パターンの中央部と同一線上に配置されてお
り、隣接する2つ先の噴射パターンの端部と同一
線上に並ぶように(すなわち、c0とb4、c1とb5、
c2とb6が同一線上に並ぶように)設定されてい
る。
このように配列すれば、長尺生地の幅方向の各
点は、4個の噴射ノズルから噴射される噴射パタ
ーンで重ね合わされることになり、各々の噴射パ
ターンにおける染色液の塗布量のバラツキを矯正
することができ、より均一な染色を得ることがで
きる。
点は、4個の噴射ノズルから噴射される噴射パタ
ーンで重ね合わされることになり、各々の噴射パ
ターンにおける染色液の塗布量のバラツキを矯正
することができ、より均一な染色を得ることがで
きる。
なお、上記の噴射ノズルによる処理液の噴射
は、ノズル先端に溜つた液滴が原反面に落下し
て、染色液保有量の均一性を阻害することのない
ように、長尺生地の横方向から吹き付けるのがよ
く、ノズル先端の真下には原反を走行させないこ
とが肝要である。また、ノズルの先端は処理液の
噴射が効果的に行われるため、原反面に対して直
角もしくはそれに近い角度で、5〜30cmの距離に
あることが望ましい。このため、原反の走行する
方向がどうであつても、ノズル先端から処理液が
噴射される位置に到達するまでに1個もしくは複
数個のガイドローラを設け、原反の走行方向を変
更できるようにすると、上記噴射の条件を満たし
た操業が可能になる。
は、ノズル先端に溜つた液滴が原反面に落下し
て、染色液保有量の均一性を阻害することのない
ように、長尺生地の横方向から吹き付けるのがよ
く、ノズル先端の真下には原反を走行させないこ
とが肝要である。また、ノズルの先端は処理液の
噴射が効果的に行われるため、原反面に対して直
角もしくはそれに近い角度で、5〜30cmの距離に
あることが望ましい。このため、原反の走行する
方向がどうであつても、ノズル先端から処理液が
噴射される位置に到達するまでに1個もしくは複
数個のガイドローラを設け、原反の走行方向を変
更できるようにすると、上記噴射の条件を満たし
た操業が可能になる。
以上述べたこの発明の長尺生地の連続スプレー
染色装置を実用化する際の諸元は、特に限定され
るものではないが、現在のノズル加工技術に起因
する寸法精度、染色液損失等の物理的な制約か
ら、単一の噴射ノズルスプレー幅5〜40cm、液吐
出量100〜3000ml/分、液圧0.5〜50.0Kg・f/cm2
という基準を一つの目安にすることが好ましい。
染色装置を実用化する際の諸元は、特に限定され
るものではないが、現在のノズル加工技術に起因
する寸法精度、染色液損失等の物理的な制約か
ら、単一の噴射ノズルスプレー幅5〜40cm、液吐
出量100〜3000ml/分、液圧0.5〜50.0Kg・f/cm2
という基準を一つの目安にすることが好ましい。
いま、長尺の原反生地として、幅380cmのパイ
ル素材ナイロン6繊維製カーペツト(パイルの質
量483g/m2、パイル長さ13.5mm、ゲージ1/8
吋、ステツチ24.0/10cm、色相グレー)を選び、
染色液として、次の染料 Lanasyn Black BRL(サンド社製) 0.16g/l Lanasyn Yellow2RL(同社製) 0.044g/l Irgalan Red−Brown RL 0.0051g/l (チバガイギー社製) とつぎの助剤 D5211A(日華化学社製) 1.0g/l レミラー18B(辰洋加工) 1.0g/l SYW−2(バイエル社製) 1.0g/l 酢酸 0.5g/l とを用いた。主な加工条件は加工速度15m/分、
スチーム時間約30秒、ピツクアツプ500%、スプ
レー圧力5Kg・f/cm2、ノズル(共立合金製作所
製:特殊染色用フラツトアトマイジングノズル、
吐出量毎分0.9リツトル(5Kg・f/cm2))傾斜角
15゜である。
ル素材ナイロン6繊維製カーペツト(パイルの質
量483g/m2、パイル長さ13.5mm、ゲージ1/8
吋、ステツチ24.0/10cm、色相グレー)を選び、
染色液として、次の染料 Lanasyn Black BRL(サンド社製) 0.16g/l Lanasyn Yellow2RL(同社製) 0.044g/l Irgalan Red−Brown RL 0.0051g/l (チバガイギー社製) とつぎの助剤 D5211A(日華化学社製) 1.0g/l レミラー18B(辰洋加工) 1.0g/l SYW−2(バイエル社製) 1.0g/l 酢酸 0.5g/l とを用いた。主な加工条件は加工速度15m/分、
スチーム時間約30秒、ピツクアツプ500%、スプ
レー圧力5Kg・f/cm2、ノズル(共立合金製作所
製:特殊染色用フラツトアトマイジングノズル、
吐出量毎分0.9リツトル(5Kg・f/cm2))傾斜角
15゜である。
そして、第5図に示すような装置を用い染色操
作を行つた。すなわち、ガイドロール1およびピ
ンロール2によつて伸長された原反生地3に対峙
する第1スプレーガン群4および第2スプレーガ
ン群5からなる装置において、ガイドロール1と
ピンロール2との間を水平方向に対して約80゜の
角度に傾斜しながら上昇する原反生地3に向つ
て、それぞれがいずれも18cmの距離にあるいずれ
もA連およびB連からなる(A連、B連は共に4
回重ねであり、A連とB連とのノズルは異種)第
1スプレーガン群4および第2スプレーガン群5
から染色液を噴射させる。
作を行つた。すなわち、ガイドロール1およびピ
ンロール2によつて伸長された原反生地3に対峙
する第1スプレーガン群4および第2スプレーガ
ン群5からなる装置において、ガイドロール1と
ピンロール2との間を水平方向に対して約80゜の
角度に傾斜しながら上昇する原反生地3に向つ
て、それぞれがいずれも18cmの距離にあるいずれ
もA連およびB連からなる(A連、B連は共に4
回重ねであり、A連とB連とのノズルは異種)第
1スプレーガン群4および第2スプレーガン群5
から染色液を噴射させる。
この場合、それぞれのスプレーガン群は、A連
またはB連を用い、各連は原反生地3の最大幅
435cmに対応して、噴射ノズルが90または91個が
5cm間隔で一列に並び、もう一つの連は、各ノズ
ルの寸法および配列は前記連と同一であるが、両
連の間隔(A連間もしくはB連間)が約25.6cm
で、かつ両群のノズルはそれぞれの中間に相当す
る位置に設けられて千鳥足状になつており、原反
生地の幅380cm対し、使用ノズル数は80個と79個、
すなわち合計159個を用い、噴射の合計幅は415cm
になつている。
またはB連を用い、各連は原反生地3の最大幅
435cmに対応して、噴射ノズルが90または91個が
5cm間隔で一列に並び、もう一つの連は、各ノズ
ルの寸法および配列は前記連と同一であるが、両
連の間隔(A連間もしくはB連間)が約25.6cm
で、かつ両群のノズルはそれぞれの中間に相当す
る位置に設けられて千鳥足状になつており、原反
生地の幅380cm対し、使用ノズル数は80個と79個、
すなわち合計159個を用い、噴射の合計幅は415cm
になつている。
そして、380cm幅に対する二組のスプレーガン
群から噴射される染液の総吐出量は、毎分143.1
リツトルであり、各ノズルから噴射される噴射パ
ターンは互いに接触しないように、また各パター
ンの両端は、原反生地3の走行方向から見て隣接
するノズルを隔てた次のノズルと同一線上に位置
するように調整および固定した。なお原反生地3
は100℃まで、また染色液は97℃まで予め加熱さ
れ、噴射部分は常圧飽和に近い蒸気雰囲気で包囲
した。
群から噴射される染液の総吐出量は、毎分143.1
リツトルであり、各ノズルから噴射される噴射パ
ターンは互いに接触しないように、また各パター
ンの両端は、原反生地3の走行方向から見て隣接
するノズルを隔てた次のノズルと同一線上に位置
するように調整および固定した。なお原反生地3
は100℃まで、また染色液は97℃まで予め加熱さ
れ、噴射部分は常圧飽和に近い蒸気雰囲気で包囲
した。
この発明の連続スプレー染色装置の効果を確認
するために、染色の仕上がりを観察したほかに、
染液噴射中におけるスプレー分布状態を共立合金
製作所製スプレー衝突力試験機を用いて、一連4
個重ねの状態において調べたところ、最大値
24mV(18g/2cm幅)、最小値23mV(17.25g/2
cm幅)、中央値23.5mV(17.63g/2cm軸)、公差±
2.1%が得られた。これは、主要部分の染液噴射
のバラツキは従来の技術には見られない優れたも
のであり、また染色後のカーペツトの色差のバラ
ツキも、CIELab.色差で0.1〜0.2(単位無次元)程
度できわめて良好であつた。
するために、染色の仕上がりを観察したほかに、
染液噴射中におけるスプレー分布状態を共立合金
製作所製スプレー衝突力試験機を用いて、一連4
個重ねの状態において調べたところ、最大値
24mV(18g/2cm幅)、最小値23mV(17.25g/2
cm幅)、中央値23.5mV(17.63g/2cm軸)、公差±
2.1%が得られた。これは、主要部分の染液噴射
のバラツキは従来の技術には見られない優れたも
のであり、また染色後のカーペツトの色差のバラ
ツキも、CIELab.色差で0.1〜0.2(単位無次元)程
度できわめて良好であつた。
以上述べたように、この発明の長尺生地の連続
スプレー染色装置は、特有の噴射ノズルの噴射パ
ターン形状およびその配列の仕方によつて、従来
技術には見ることの出来ない優れたスプレーの均
一性および塗布均一性を得ることができ、きわめ
てコンパクトなスペースでバラツキのない仕上が
りが期待出来るので、この発明の意義は非常に大
きいと言うことができる。
スプレー染色装置は、特有の噴射ノズルの噴射パ
ターン形状およびその配列の仕方によつて、従来
技術には見ることの出来ない優れたスプレーの均
一性および塗布均一性を得ることができ、きわめ
てコンパクトなスペースでバラツキのない仕上が
りが期待出来るので、この発明の意義は非常に大
きいと言うことができる。
第1図および第3図はこの発明の連続スプレー
染色装置における噴射ノズルの噴射パターンを模
式的に示す平面図、第2図および第4図は第1図
および第3図の生地の長さ方向から見た正面図、
第5図はこの発明の一実施例を示す要部断面図で
ある。 1……ガイドロール、2……ピンロール、3…
…原反生地、4……第1スプレーガン群、5……
第2スプレーガン群、ao(n=0、1、2、3…)
……噴射ノズル、boおよびCo(nは同上)……噴
射パターンの両端。
染色装置における噴射ノズルの噴射パターンを模
式的に示す平面図、第2図および第4図は第1図
および第3図の生地の長さ方向から見た正面図、
第5図はこの発明の一実施例を示す要部断面図で
ある。 1……ガイドロール、2……ピンロール、3…
…原反生地、4……第1スプレーガン群、5……
第2スプレーガン群、ao(n=0、1、2、3…)
……噴射ノズル、boおよびCo(nは同上)……噴
射パターンの両端。
Claims (1)
- 1 連続して搬送される所要の反応温度に到達し
た長尺生地に、加熱染色液を噴射して染色を行う
長尺生地の連続スプレー染色装置において、上記
長尺生地の搬送路上に、その搬送方向と直交する
方向に一定間隔で染色液を噴射する複数の噴射ノ
ズルを配置し、その各噴射ノズルの生地に対する
噴射パターンを、その中央部から両端部に向かつ
て先細となる紡錘形状で設定すると共に、各噴射
パターンの長手方向を、隣接する噴射パターン同
士を干渉させることなく上記搬送方向と直交する
方向に対して傾斜させ、かつ、各噴射パターンの
縦長方向の両端部が、上記搬送方向からみてそれ
ぞれ隣接する噴射パターン、又はそれを隔てたつ
ぎの噴射パターンの中央部と同一線上に位置する
ように設定したことを特徴とする長尺生地の連続
スプレー染色装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25905787A JPH01104874A (ja) | 1987-10-13 | 1987-10-13 | 長尺生地の連続スプレー染色装置 |
IT8822271A IT1230513B (it) | 1987-10-13 | 1988-10-12 | Apparecchio per tingere a spruzzo in continuo un nastro di tessuto. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25905787A JPH01104874A (ja) | 1987-10-13 | 1987-10-13 | 長尺生地の連続スプレー染色装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH01104874A JPH01104874A (ja) | 1989-04-21 |
JPH0331826B2 true JPH0331826B2 (ja) | 1991-05-08 |
Family
ID=17328726
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25905787A Granted JPH01104874A (ja) | 1987-10-13 | 1987-10-13 | 長尺生地の連続スプレー染色装置 |
Country Status (2)
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JP (1) | JPH01104874A (ja) |
IT (1) | IT1230513B (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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AU2006332048B2 (en) | 2005-12-28 | 2012-03-15 | Yanmar Co., Ltd. | Tractor |
US7604277B2 (en) | 2005-12-28 | 2009-10-20 | Yanmar Co., Ltd. | Working vehicle equipped with assist grip |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5218989A (en) * | 1975-07-30 | 1977-02-12 | Nakatani Masao | Spray washing apparatus for web |
JPS59168164A (ja) * | 1983-03-16 | 1984-09-21 | 塚本 和子 | 布洗浄方法及び装置 |
JPS61207661A (ja) * | 1985-03-06 | 1986-09-16 | 住江織物株式会社 | 長尺生地の連続スプレ−処理方法 |
-
1987
- 1987-10-13 JP JP25905787A patent/JPH01104874A/ja active Granted
-
1988
- 1988-10-12 IT IT8822271A patent/IT1230513B/it active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5218989A (en) * | 1975-07-30 | 1977-02-12 | Nakatani Masao | Spray washing apparatus for web |
JPS59168164A (ja) * | 1983-03-16 | 1984-09-21 | 塚本 和子 | 布洗浄方法及び装置 |
JPS61207661A (ja) * | 1985-03-06 | 1986-09-16 | 住江織物株式会社 | 長尺生地の連続スプレ−処理方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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IT8822271A0 (it) | 1988-10-12 |
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