JPH0331533A - 排気ターボ式過給機付エンジンの制御装置 - Google Patents

排気ターボ式過給機付エンジンの制御装置

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JPH0331533A
JPH0331533A JP1164709A JP16470989A JPH0331533A JP H0331533 A JPH0331533 A JP H0331533A JP 1164709 A JP1164709 A JP 1164709A JP 16470989 A JP16470989 A JP 16470989A JP H0331533 A JPH0331533 A JP H0331533A
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closing timing
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intake valve
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engine speed
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Mitsuo Hitomi
光夫 人見
Toshio Nishikawa
西川 俊雄
Nobuo Takeuchi
暢男 竹内
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、排気ターボ式過給機付エンジンの制御装置に
関する。
(従来技術) 吸気弁の開弁期間を所定の期間に維持しつつ吸気弁の開
閉時期を早めあるいは遅(する吸気弁開閉時期変更手段
は知られている。また、充分な吸気量を確保するために
エンジン回転数と負荷に応じて前記吸気弁開閉時期変更
手段を制御して吸気弁開閉時期を適宜変更する手段を備
えたエンジンの制御装置も知られており、例えば、米国
特許第3、015.934号には、吸気弁Q開弁期間を
所定の期間に維持しつつ吸気弁の開閉時期を早めあるい
は遅くする吸気弁開閉時期変更手段を備えた排気ターボ
式過給機付エンジンの制御装置が開示されている。
従来、上述のごとき吸気弁開閉時期変更手段を備えた排
気ターボ式過給機付エンジンの制御装置は、排気ターボ
式過給機の低回転領域における過給圧の不足を補い充分
な吸気量を得るために、低回転高負荷領域において吸気
弁開閉時期を早めるように構成されていた。
(発明が解決しようとする課題) しかし、排気ターボ式過給機付エンジンにおいて低回転
領域で吸気弁開閉時期を早めると、排気ターボ式過給機
の低回転領域における過給圧の不足を補い充分な吸気量
を得ることはできるが、圧縮比が高くなってノッキング
を生じ易くなるという問題があった。
したがって、本発明は、排気ターボ式過給機付エンジン
において、低回転領域における排気ターボ式過給機の過
給圧の不足を補い充分な吸気量を確保しつつ、ノッキン
グを防止できるエンジンの制御装置を提供することを目
的とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため、本発明にあっては、吸気弁の
開弁期間を所定の期間に維持しつつ吸気弁の開閉時期を
早めあるいは遅くする吸気弁開閉時期変更手段と、排気
ターボ式過給機のインターセプト回転数以下のエンジン
の低回転領域で、エンジン回転数の上昇に伴い吸気弁の
開閉時期が徐々に遅くなるように前記吸気弁開閉時期変
更手段を制御する制御手段とを備えている排気ターボ式
過給機付エンジンの制御装置を提供する。
本発明の好ましい実施態様にあっては、前記制御装置は
、更に、排気ターボ式過給機のインターセプト回転数以
下のエンジンの低回転領域で、エンジン回転数の上昇に
伴い設定最高過給圧を徐々に高める手段を備えている。
(作用) 本発明においては、排気ターボ式過給機のインターセプ
ト回転数以下のエンジンの低回転領域で、エンジン回転
数の上昇に伴い吸気弁の開閉時期が徐々に遅くなるよう
に前記吸気弁開閉時期変更手段が制御されるので、 ■低回転領域のなかでも特に回転数が低く排気ターボ式
過給機の過給圧が低い領域で吸気弁の閉弁時期が早こと
により充分な吸気量を確保できる。
一方、排気ターボ式過給機にあってはインターセプト回
転数以下のエンジンの低回転領域では吸気圧のほうが排
気圧よりも高いことと、吸気弁の開弁時期が早いことに
より、吸気による排気の掃気が充分に行われて気筒の温
度が下がるので、ノッキングを防止できる。
■エンジン回転数の上昇に伴い排気圧が上昇し過給圧が
高くなるので、エンジン回転数の上昇に伴って吸気弁の
閉弁時期が徐々に遅くなっても、必要な吸気量を確保で
きる。
一方、吸気弁の閉弁時期が遅くなることにより、圧縮比
が小さくなるので、気筒内の燃焼用ガスの温度上昇を抑
制でき、ノッキングを防止できる。
本発明の好ましい実施態様にあっては、前記制御装置は
、更に、排気ターボ式過給機のインターセプト回転数以
下のエンジンの低回転領域で、エンジン回転数の上昇に
伴い設定最高過給圧を徐々に高める手段を備えているの
で、過給圧が過度に高くなる事態が確実に防止され、ノ
ッキングが確実に防止される。
(実施例) 以下、添付の図面に基づいて本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明の実施例に係る制御装置を備えた排気タ
ーボ式過給機付4気筒エンジンの給排気系の全体構成を
示す。
第1図において、本実施例に係る4気筒エンジンAの第
1気筒1a〜第4気筒1dの吸気ポートから延びる独立
吸気通路2a〜2dは集合吸気通路3に接続され、集合
吸気通路3はスロットルバルブ4、インタークーラー5
を経由して排気ターボ式過給機Bのコンプレッサ6に連
通し、コンプレッサ6の上流部はエアフローメータ7、
エアクリーナ8を介して図示しない吸気開口部に連通し
ている。
第1気筒1a〜第4気1dの排気ボートはそれぞれ対応
する独立排気通路8a〜8dを介して集合排気通路9に
接続し、集合排気通路9の排気下流部は排気ターボ式過
給機BのタービンIOを経由して排気通路11に連通し
ている。集合排気通路9のタービン10よりも上流域と
排気通路11は排気バイパス通路であるウェストゲート
12を介して連通し、ウェストゲート12の集合排気通
路9側の開口部にはウェストゲート12を開閉するウェ
ストゲートバルブ13が配設されている。
ウェストゲートバルブ13はロッド14を介してウェス
トゲートバルブ駆動用アクチュエータ15により開閉駆
動される。
ウェスストゲートバルブ駆動用アクチュエータ15は、
大径円筒部15aと、大径円筒部15aと同心の小径円
筒部15bとから成る。大径円筒部15aと小径円筒部
15bにはそれぞれダイヤフラム16aS 16bが配
設されて室15a+、15a=、15b+   15b
zが画成され、室15a  にはダイヤフラム16aを
室15a2側に付勢するためのスプリング17が配設さ
れ、また室15a1.15bzは大気開放されている。
ロッド14はウェストゲートバルブ13とダイヤフラム
16a、16bとに固着され、室15a+の大気開放用
開口及び室15azと室15b1の境界壁に設けた開口
を貫通している。室15atと室15b、の境界壁に設
けた開口とロッド14との間にはシールが配設され、前
記境界壁の気密性が担保されている。大径円筒部15a
の室15a2は連通路18を介してコンプレッサ6の直
近下流の吸気通路に連通しており、小径円筒部15bの
室15 b l は連通路19、三方ソレノイド20、
連通路21を介して連通路18に連通している。
三方ソレノイド20は、連通路19を大気開放し、連通
路21を閉鎖する第1作動位置と、連通路19を連通路
21に連通させ、且つ連通路21の閉鎖を解除する第2
作動位置とを取りつるように構成されている。
30は吸気弁開閉時期制御装置である。吸気弁開閉時期
制御装置30は、吸気バルブを開閉駆動するカム軸31
とカム軸31に組み込まれた略H形の軸方向断面を有す
るスリーブ30aとコントロールユニットによって制御
される駆動レバー30bとから成る。カム軸31は、バ
ルブ開閉駆動用カムに連結された部分31aと図示しな
いベルトをかいして図示しないクランク軸によって回転
駆動されるプーリー32に連結された部分31bとに部
分され、部分31a、31bの対峙する端部には互いに
反対方向に巻いたヘリカルスプライン33a、33bが
それぞれ形成されており、前記スリーブ30aの二つの
フランジ30a+ 、30azの内縁がそれぞれヘリカ
ルスプライン33a、33bにスプライン嵌合している
三方ソレノイド20と吸気弁開閉時期制御手段30はコ
ントロールユニットによって制御される。
コントロールユニットは制御プログラムを格納したメモ
リーと入出力インターフェースとCPUとから成る。コ
ントロールユニットには、図示しないエンジン回転数セ
ンサからのエンジン回転数信号が入力され、またコント
ロールユニットからは三方ソレノイド23と吸気弁開閉
時期制御手段30の駆動レバー30bとに制御信号が出
力される。
係る構成を有する本実施例に係るエンジンAの作動を以
下に説明する。
■エンジン回転数が所定値N0未満の低回転数領域では
、吸気弁の開閉タイミングが第2図に実線で示すタイミ
ング、すなわち早期に吸気弁が開閉するタイミングとな
るように、カム軸31aと31bの相対位相角、すなわ
ちカム軸31aと図示しないクランク軸の相対位相角が
スリーブ30によって規制されている。このため、過給
圧は第3図の線■に沿って上昇し、エンジンのトルクは
第3図の線aに沿って上昇する。過給圧の不足は吸気弁
の閉弁時期が早いことにより相殺され、充分な吸気量が
確保される。一方、第2図に示すように排気弁と吸気弁
の重複開弁期間が長いので、吸気による掃気効果が大き
く、気筒が冷却されてノッキングが防止される。
■エンジン回転数がNoから排気式ターボ過給機のイン
ターセプト回転数N1%すなわち、スロットル弁4全開
の全負荷状態で過給圧が設定最高値になり、ウェストゲ
ートバルブ13が開き始める回転数まで上昇するにつれ
、コントロール二二ツトはエンジン回転数信号に基づき
予め設定された制御プログラムに従って駆動レバー30
bに制御信号を送り、スリーブ30を徐々に軸方向に移
動させる。これによりスリーブ30のフランジ30a、
、30a2の内縁とスプライン嵌合したカム軸31aと
31bは、ヘリカルスプライン33aと33bが逆方向
に巻いているために徐々に相対回転を生じ、その結果、
カム軸31aと31bの相対位相角、すなわちカム軸3
1aと図示しないクランク軸の相対位相角が徐々に変化
し、吸気弁の開閉タイミングが第2図に破線で示すタイ
ミング、すなわち吸気弁が遅く開閉するタイミングに徐
々に平行移動する。吸気弁が徐々に遅閉じに移行して吸
気量が減少することにより、エンジン回転数の増加に伴
う過給圧の増加率が減少し、N o”””’ N +の
エンジン回転領域では過給圧はエンジン回転数の増加に
伴って第3図の線■に沿って上昇する。吸気弁が徐々に
遅閉じに移行することによる吸気量の減少は過給圧が徐
々に上昇することにより相殺され、充分な吸気量が確保
されるのでエンジントルクは減少することなく、エンジ
ン回転数の増加に伴って第3図の線すに沿って略−定値
を維持する。一方、吸気弁の閉弁時期が徐々に遅くなる
ので、圧縮比が徐々に小さくなり、気筒内燃焼用ガスの
温度上昇が抑制されてノッキングが防止される。
■エンジン回転数がインターセプト回転数Nlに達した
時点で吸気弁の開閉時期は第2図で破線で示す遅く開閉
するタイミングに移行完了し、以後コントロールユニッ
トはエンジン回転数が上昇しても前記タンミングを維持
する。一方、エンジン回転数がインターセプト回転数N
1に達した時点で、連通路18を介して室15a2に導
入された吸気圧がダイヤフラム16aを押す力がスプリ
ング17の付勢力に打ち勝ち、ウェストゲート13が開
いて排気をウェストゲート12を介して排気通路11に
逃がす。このため、インターセプト回転数以上の回転領
域では過給圧は予め設定した最高過給圧Pに維持される
。このように、インターセプト回転数以上のエンジン回
転領域では吸気弁の閉弁時期、過給圧共に一定に維持さ
れるが、エンジン回転数の上昇に伴い、吸気抵抗の増加
によって吸気の流入遅れが大きくなるので、徐々に吸気
量が減少し、エンジントルクは第3図の、線Cに沿って
徐々に減少する。この領域では、吸気弁が遅閉じなので
、圧縮比が小さく、ノッキングは防止されている。
以上説明したごとく、本実施例に係るエンジンにあって
は、充分な過給圧が得られないインターセプト回転数よ
り低い回転数領域において、エンジン回転数の上昇に伴
って吸気弁の閉弁タイミングが半閉じから遅閉じに徐々
に移行するので、充分な吸気量を確保しつつ、ノッキン
グの発生を防止することができる。
なお、上記の実施例では、過給機Bの最高過給圧は所定
値Pに固定していたが、エンジン回転数領域N0〜N、
でエンジン回転数の上昇に伴って、吸気弁の閉弁時期を
徐々に遅くすると共に、三方ソレノイド20を第1作動
状態から徐々に第2作動状態に移行させてもよい。三方
ソレノイド20が第1作動状態から徐々に第2作動状態
に移行するにつれ、連通路18.21.19を介して吸
気圧が徐々にアクチュエータ15の室15b1に導入さ
れ、ダイヤフラム16bに加わる室15b2方向の付勢
力が徐々に増加し、ひいては前記付勢力とスプリング1
7の付勢力との和であるウェストゲートバルブ13を閉
じようとする力が徐々に増加する。この結果、過給機の
最高過給圧が第3図の線■に沿って初期値P。から最終
値P、に徐々に増加する。すなわち、エンジン回転数領
域N。
〜N1では、過給圧は必ず第3図の線■以下の値に制御
され、これにより、気筒内の燃焼用ガスの圧力が適正値
に維持されノッキングが確実に防止される。
以上本発明の詳細な説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発
明の範囲内で種々改変が可能であることは言うまでもな
い。
(発明の効果) 以上述べたよっに、本発明により、排気ターボ式過給機
付エンジンにおいて、低回転領域における排気ターボ式
過給機の過給圧の不足を補い充分な吸気量を確保しつつ
、ノッキングを防止できるエンジンの制御装置が提供さ
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例に係る制御装置を備えた排気
ターボ式過給機付4気筒エンジンの給排気系の全体構成
図である。 第2図は、吸気弁開閉時期制御装置による吸気弁の開閉
時期の変化を示す図である。 第3図は、エンジン回転数と吸気弁開閉時期、過給圧、
エンジントルクの相関関係を示す図である。 A・・・エンジン、 B・・・排気ターボ式過給機、 6・・・コンプレッサ、 10・・・タービン、 30・・・吸気弁開閉時期制御装置。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)吸気弁の開弁期間を所定の期間に維持しつつ吸気
    弁の開閉時期を早めあるいは遅くする吸気弁開閉時期変
    更手段と、排気ターボ式過給機のインターセプト回転数
    以下のエンジンの低回転領域で、エンジン回転数の上昇
    に伴い吸気弁の開閉時期が徐々に遅くなるように前記吸
    気弁開閉時期変更手段を制御する制御手段とを備えてい
    ることを特徴とする排気ターボ式過給機付エンジンの制
    御装置。
  2. (2)排気ターボ式過給機のインターセプト回転数以下
    のエンジンの低回転領域で、エンジン回転数の上昇に伴
    い設定最高過給圧を徐々に高める手段を備えていること
    を特徴とする請求項第(1)に記載の排気ターボ式過給
    機付エンジンの制御装置。
JP1164709A 1989-06-27 1989-06-27 排気ターボ式過給機付エンジンの制御装置 Expired - Fee Related JP2764742B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7918090B2 (en) 2007-06-26 2011-04-05 Hitachi, Ltd. Method and apparatus for controlling an internal combustion engine
JP2011122532A (ja) * 2009-12-11 2011-06-23 Mazda Motor Corp 過給機付きエンジンの制御装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7918090B2 (en) 2007-06-26 2011-04-05 Hitachi, Ltd. Method and apparatus for controlling an internal combustion engine
JP2011122532A (ja) * 2009-12-11 2011-06-23 Mazda Motor Corp 過給機付きエンジンの制御装置

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