JPH0331229A - 2,6―ジクロロトルエンの製造方法 - Google Patents

2,6―ジクロロトルエンの製造方法

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JPH0331229A
JPH0331229A JP1165235A JP16523589A JPH0331229A JP H0331229 A JPH0331229 A JP H0331229A JP 1165235 A JP1165235 A JP 1165235A JP 16523589 A JP16523589 A JP 16523589A JP H0331229 A JPH0331229 A JP H0331229A
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JP
Japan
Prior art keywords
dichlorotoluene
butyl
catalyst
benzene
friedel
Prior art date
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Pending
Application number
JP1165235A
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English (en)
Inventor
Yoshio Hironaka
義雄 弘中
Hirotaka Yamazaki
広隆 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idemitsu Kosan Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Kosan Co Ltd
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Publication date
Application filed by Idemitsu Kosan Co Ltd filed Critical Idemitsu Kosan Co Ltd
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Publication of JPH0331229A publication Critical patent/JPH0331229A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/584Recycling of catalysts

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、2.6−ジクロロトルエンの製造方法に関し
、詳しくはt−ブチル基を有する特定のジクロロトルエ
ン誘導体から2.6−ジクロロトルエンを、選択的にか
つ効率よく製造する方法に関する。
[従来の技術及び発明が解決しようとする課題]これま
でに、2.6−ジクロロトルエンを製造する方法として
は、トルエンの4−位をアルキル化して4−アルキルト
ルエンを合成し、さらに2゜6−位をハロゲン化して4
−t−アルキル−2゜6−シハロゲノトルエンに導き、
しかる後にフリーデル・クラフツ触媒存在下でアルキル
ベンゼンと接触反応を行うことによって、トランスアル
キル化反応を進行させて2,6−ジクロロトルエンを製
造する方法が知られている(特開昭60−152429
号公報)。
しかし、上記方法では、4−アルキルトルエンの2.5
−ジクロロ体が主生成物となってしまい、2.6−位を
選択的に塩素化することは困難であった。
また、トルエンの3.5−位をt−ブチル化して3,5
−ジ−t−ブチルトルエンを合成し、塩化スルフリルに
よって塩素化して3.5−’;−tブチルー2.6−ジ
クロロトルエンとし、さらにフリーデル・クラフツ触媒
存在下でアルキルベンゼンと接触反応させてトランスア
ルキル化し、2.6−ジクロロトルエンとt −ブチル
アルキルベンゼンを製造する方法も知られている(オラ
ンダ国特許第6907390号明細書、英国特許第11
10030号明細書)。
しかしながら、上記方法では、アルキルベンゼンとして
トルエンを使用する場合が多いため、生成物である2、
6−ジクロロトルエンとも一ブチルトルエンを分離する
必要がある。しかし、2゜6−ジクロロトルエンの沸点
は198°C,バラーL−ブチルトルエンの沸点は18
9〜192°C1またメタ−t−ブチルトルエンの沸点
は186〜188°Cと近接しているため、通常の蒸留
方法では収率よく分離することは困難であった。そのた
め、蒸留時に抽出溶剤としてN−アルキル置換アミドを
添加して、比揮発度を改良しようとする試みもあった(
特開昭61−36234号公報)。
しかし、蒸留後、添加したN−アルキル置換アミドを水
に溶解して消費してしまうため、抽出溶剤を水溶液から
回収しなければならないという欠点がある。
本発明者らは、上述の従来技術の問題点を解消し、効率
よく2,6−ジクロロトルエンを製造する方法を開発す
べく、鋭意研究を重ねた。
〔課題を解決するための手段〕
その結果、モノ−及びジーも一ブチルー2,6−ジクロ
ロトルエンとベンゼンとの間でトランスブチル化を行う
ことによって、目的を達成できることを見出した。本発
明はかかる知見に基づいて完成したものである。
すなわち本発明は、一般式〔■〕 で表される2、6−ジクロロトルエンの製造方法を提供
するものである。
本発明の方法において、原料として用いる一最式(1)
で表されるトルエン誘導体のうち、モノL−ブチル−2
6−ジクロロトルエンには、式(1−a)で表される3
−t−ブチル−2,6ジクロロトルエン 〔式中、nは1あるいは2である。] で表されるモノ−t−ブチル−2,6−ジクロロトルエ
ン及びジーし一ブチルー2.6−ジクロロトルエンより
なる群から選ばれた少なくとも一種のトルエン誘導体を
、フリーデル・クラフツ触媒の存在下でベンゼンと反応
させることを特徴とする式(II) 及び式(1−b)で表される4−t−ブチル−2゜6−
ジクロ口トルエン があり、またジ−t−ブチル−2,6−ジクロロトルエ
ンには、式[:I−c)で表される3、5−’;−t−
7’チルー2,6−ジクロロトルエンなどがあり、これ
らを単独でまたは二種以上混合して使用する。
本発明の方法では、もう一方の原料であるベンゼンの使
用量は特に制限はないが、通常は一般式(1)で表され
るトルエン誘導体1モルに対して、過剰量、特に2〜2
0モルの割合で用いる。このモル比が高過ぎると、不用
のベンゼン量が多くなり、分離除去操作の手間がかかる
。また、モル比が低過ぎると、反応速度が遅くなる。
また、原料である一般式(1)のトルエン誘導体とベン
ゼンとの間でトランスブチル化反応を行う際には、触媒
としてフリーデル・クラフツ触媒を用いることが必要で
ある。フリーデル・クラフツ触媒としては、一般に知ら
れている5bCI3゜Al3C13,FeCl3. 5
nC14,B F 3. ZnC1z。
5bCIs、TeCl1.TiC1n、HFなど各種の
ものを使用することができる。また必要に応じてSZC
+□などを助触媒として加えることもできる。
触媒の使用量は、原料の一つである上記一般式(1)の
トルエン誘導体1モルに対して、通常は0.1〜5モル
である。触媒が少ないと反応速度が遅く、多過ぎると副
反応が起こり、後処理が煩雑になる。
本発明の方法では、原料である一般式〔I〕のトルエン
誘導体とベンゼンとをフリーデル・クラフツ触媒の存在
下で反応させるが、その際の温度条件は特に制限はない
が、通常は温度0〜80゛Cの範囲が適当である。この
反応温度はベンゼンの還流が起こるので80°C以上に
はならないが、低過ぎると反応速度が低下し好ましくな
い。また、反応系は固液二相からなるので、反応速度を
速めるため撹拌することが望ましい。
反応終了後、デカンテーション、濾過あるいは遠心分離
によって、使用したフリーデル・クラフツ触媒を容易に
分離でき、反応用触媒として必要に応じて再生処理し、
その後リサイクルして再使用に供することができる。
本発明の方法では、下記反応式 〔式中、nは1あるいは2である。〕 で示される反応が進行し、2.6−ジクロロトルエンが
生成するとともに、通常はL−ブチルベンゼンが併産さ
れる。ここで2,6−ジクロロトルエンは沸点が198
°Cであり、またL−ブチルベンゼンは沸点が169.
3°Cである。したがって、本発明の方法においては、
触媒を取り除いた反応混合液は、水洗後、通常の蒸留操
作によって2゜6−ジクロロトルエンおよびL−ブチル
ベンゼンを容易に分離することができる。また、未反応
のベンゼンは沸点が80.13°Cであるため、これも
上記各化合物から容易に分離することができる。
〔実施例〕
次に、本発明を実施例によりさらに詳しく説明する。
実施例1 3.5−ジ−t−ブチル−2,6−ジクロロトルエン(
DBDCT)13.7g(0,05モル)とベンゼン3
9g(0,5モル)に、無水塩化アルミニウム6.67
g(0,05モル)を加え、16°Cで4時間攪拌した
。得られた混合液をガスクロマトグラフによって分析し
た結果、原料であるDBDCTは全く認められず、2,
6−ジクロロトルエン(DCT)とも−ブチルベンゼン
(TBB)に完全に変換されたことが確認された。
実施例2 実施例1で得られた混合物からデカンテーションによっ
て有機層を分離し、残渣として触媒である塩化アルミニ
ウム成分を得た。この塩化アルミニウムに、DBDCT
13.7 g(0,05モル)とベンゼン39g(0,
5モル)を加えて、20°Cで8時間攪拌した。ガスク
ロマトグラフによって分析した結果、実施例1の場合と
同様に、DCTとTBBに完全に変換されており、原料
であるDBDCTは全く認められなかった。
実施例3 DBDCT13.7 g(0,05モル)とベンゼン6
2.5g(0,8モル)に無水塩化第二鉄8.11g(
0,05モル)を加えて約80°Cに加熱して、還流さ
せながら24時間攪拌した。ガスクロマトグラフによる
分析の結果、DCTとTBBに完全に変換され、DBD
CTは全く認められなかった。
実施例4 4−t−ブチル−2,6−ジクロロトルエン(BDCT
)IQ、9g(0,05モル)とベンゼン23.4g(
0,3モル)に、無水塩化アルミニウム6.67g(0
,03モル)を加え、20°Cで6時間攪拌した。ガス
クロマトグラフ分析による分析の結果、DCTとTBB
に完全に変換され、原料のBDCTは全く認められなか
った。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の方法によれば、−J[(
I )のトルエン誘導体とベンゼンから、低温で選択的
に効率よく2.6−ジクロロトルエンが生成し、またこ
れとともにL−ブチルベンゼンが生成する。しかもこの
2.6−ジクロロトルエンとt−ブチルベンゼンの両者
は、沸点差が大きいため通常の蒸留操作による分離が容
易である。
さらに、反応に用いたフリーデル・クラフツ触媒も容易
に分離でき、再使用に供することができる。
このようにして製造される2、6−ジクロロトルエンは
、ファインケミカルズ、農薬、医薬あるいは各種ポリマ
ーの合成中間体として、有効に利用することができる。
また、副生ずるt−ブチルベンゼンも化粧品用溶剤等に
利用することができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、nは1あるいは2である。〕 で表されるモノ−t−ブチル−2,6−ジクロロトルエ
    ン及びジ−t−ブチル−2,6−ジクロロトルエンより
    なる群から選ばれた少なくとも一種のトルエン誘導体を
    、フリーデル・クラフツ触媒の存在下でベンゼンと反応
    させることを特徴とする式〔II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔II〕 で表される2,6−ジクロロトルエンの製造方法。
  2. (2)トルエン誘導体が、3−モノ−t−ブチル−2,
    6−ジクロロトルエン、4−モノ−t−ブチル−2,6
    −ジクロロトルエン及び3,5−ジ−t−ブチル−2,
    6−ジクロロトルエンよりなる群から選ばれた少なくと
    も一種である請求項1の製造方法。
  3. (3)t−ブチルベンゼンを併産する請求項1の製造方
    法。
  4. (4)反応に使用したフリーデル・クラフツ触媒を分離
    した後、再使用に供する請求項1の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0837048A1 (en) * 1995-06-13 1998-04-22 Kureha Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Process for the production of 2,6-dichloro-3,5-di(secondary or tertiary alkyl)toluene

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0837048A1 (en) * 1995-06-13 1998-04-22 Kureha Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Process for the production of 2,6-dichloro-3,5-di(secondary or tertiary alkyl)toluene
EP0837048A4 (en) * 1995-06-13 1998-10-07 Kureha Chemical Ind Co Ltd METHOD FOR PRODUCING 2,6-DICHLORO-3,5-DI (SECONDARY OR TERTIARY ALKYL) TOLUOL.

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