JPH0331113A - 上下面反転装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は重量構造物を上下面反転（以下トンボと称す）
と回転動作を行う上下面反転装置に関する。

（従来の技術） 電気機器修理作業において固定子コイルの点検、樹脂処
理に機器反転を要する作業がある。

この作業は第５図に示した固定子断面のＬ側、反し側を
順次点検、樹脂処理する場合、機器構造上必ずトンボを
伴う作業である。

従来、反転装置としては、実公昭５１−２９８８０号公
報にあるような対象物を直角に横倒しする装置や、クレ
ーンを利用して反転するのが一般的であった。

（発明が解決しようとする問題点） 従来装置のみで１８０°反転のトンボ作業を行なうとす
れば他の装置の助けを要し、必ずクレーン等吊荷装置の
移動範囲内に配置を要するほか、クレーンの稼動スケジ
ュール等によって作業効率が低下する問題がある。

またトンボ作業時に吊荷装置を使用するため荷　１− 振れ反転時の衝撃対策を要し、品質管理の面で充分な対
応が必要で、反転毎に準備作業が膨大となっている。

このため本発明はトンボ作業を他の装置の介入なく実行
でき、かつ品質、作業能率の良い反転装置の提供を目的
とする。

（課題を解決するための手段） 本発明は移動自在でかつ張出し構造の受台を内蔵した台
車と、該台車上に反転機構に接続され９０°傾倒自在に
配置した逆り字型フレームと、該フレームの垂直フレー
ム側に駆動機構に接続されフレームに沿って移動し、か
つ反転対象物を載置して回転自在に構成し配置したレベ
ル調整用ターンテーブルと、前記逆り字型フレームの水
平フレーム側に駆動機構に接続され、フレームに沿って
移動し、かつ反転対象物を載置して回転自在に構成し配
置したセンター調整用ターンテーブルとから成ることを
特徴とする上下面反転装置であり、何れか一方または双
方のターンテーブルのテーブル回転用駆動源が可変速モ
ータでする上下面反転装置である。

（実施例） 以下、図面に示す実施例にもとすき本発明の詳細な説明
する。

第１図は正面図、第２図は平面図、第３図は第１図の右
側面図である。

図において、１は台車で２の車輪によって重量反転物を
搭載して移動自在である。３は台車１の両側に設けたケ
ース４内に引出し自在に収納されたフレームに伸縮自在
に接続された張出構造型受台で、後述するように台車１
に搭載されて、９０°反転自在な逆り字型フレームの反
転時、反転対象物の重量を含めた荷重を与える役目をす
る。

５は前記受台３の下部に設けたユニバーサルレベラーで
床面に傾斜があっても自在に変位して受台３を与える。

６は前記受台３の床面までの高さを調整するジヤツキハ
ンドル、７ａは逆り字型反転フレームの反転時ショック
を緩和するクツションダンパー　７ｂはクツションダン
パーの受台で張出構造型受台３のフレーム先端側に配置
しである。

８はフレームを直交接続して逆り字型に構成し、後述す
る反転機構により、台車１上に９０°反転自在に搭載さ
れた逆り字型反転フレームで、該フレームを構成する水
平、垂直の両フレームには夫々後述するスライド式ター
ンテーブルを備えている。９は反転機構の駆動源である
油圧シリンダで、一端を台車１に設けたブラケット１０
に軸１１を介して接続され、他端を軸１２を介して逆り
字型反転フレーム８の水平フレームに接続されている。

１３は反転機構の反転支点となるひじ継手で、端が逆り
字型反転フレーム８の直交部裏面に接続され、他端は軸
１４を介して台車１に回転自在に連結されている。これ
により油圧シリンダ９を作動させると逆り字型反転フレ
ーム８をひじ継手１３を支点として９０°転動でき、か
つ転勤時の重心移動を、台車１に内蔵した引出し自在の
フレームを備えた張出し構造型受台３で支持できること
になる。

１５は逆り字型反転フレーム８の垂直フレーム− 側にフレームに沿って移動自在に設けたレベル調整用タ
ーンテーブル、１６は該ターンテーブル１５の裏面に接
続され、スクリュー２０に係合しているスクリュ一連結
部、１７はスクリュー駆動モータでチェーン１８及びス
クリュー１９を介してスクリュー２０を駆動し、ターン
テーブル１５を移動する。

２１はターンテーブル１５の移動車輪、２２はターンテ
ーブル支持車輪でそれぞれスクリュ一連結部１６に固定
配置され、逆り字型反転フレーム８の垂直フレームのＣ
型鋼材を表裏より挟持する格好で設けである。このよう
な車輪の配置によって、個々の車輪に加わる偏荷重の防
止が可能である。

２３は前記ターンテーブル１５の荷重受け、２４は可変
速モータで２５はそのギヤボックス、２６はギヤボック
ス２５で減速された回転力をターンテーブルの裏面に固
定配置したギヤ２７に伝達するギヤである。

以上の構成によって、レベル調整用ターンテープル１５
は作業内容に合致した回転速度で反転物の回転が可能で
あり、かつ垂直フレーム上の位置を任意に設定すること
が可能である。

２９は前述のレベル調整用ターンテーブル１５とほぼ同
様の構成で逆り字型反転フレーム８の水平フレーム側に
移動自在に配置されたセンター調整用ターンテーブルで
、移動のための駆動源が手動ハンドル３４である点のみ
相異するが、全く同一にスクリュー駆動モータを配置す
ることも可能である。尚３０はギヤボックス、３１は移
動用車輪、３２は支持車輪、３３はテーブル２９の駆動
スクリューである。

加えて、該テーブル回転機構について図示省略したが、
レベル調整用ターンテーブル１５の場合と同様に構成し
ても良いし、一定速回転に設定しても良い。

これにてセンター調整用ターンテーブル２９は反転物を
載置したまま回転動作と、レベル調整用ターンテーブル
１５側に接近又は離反が可能である。

図中２８ａ、２８ｂはカサ歯車、３５はギヤ保護カバー
　３６はシリンダ９用オイルタンク、３７はシリンダ作
動用ポンプモータ、３８は操作盤である。

次に本発明実施例装置を用いたトンボ作業を第４図にも
とずき説明する。

第４図（ａ）はクレーン等の吊荷装置によって大型重量
物である反転対象物Ａを逆り字型反転フレーム８のセン
ター調整用ターンテーブル２９上に載置しくこのとき該
テーブル２９の位置はセンター調整用ターンテーブルス
ライド用ハンドル３４の操作によりセンター調整され、
反転対象物Ａは安定位置に置かれる）、載置後ひきつづ
き前記スライド用ハンドル３４の操作により、反転対象
物Ａは、レベル調整用ターンテーブル１５側へ移動し密
着位置にて停止する。

次にレベル調整用ターンテーブルスライド用モータ１７
を起動し、該ターンテーブル１５の位置を反転対象物Ａ
の重心に合致させた状態とする。

尚反転対象物Ａの斜線ハツチング側を反し側、反対側を
Ｌ側とする。

第４図（ｂ）は台車１より張出し構造型受台３を引き出
しジヤツキハンドル６にてレベル調整後、油圧シリンダ
９を作動させて、逆り字型反転フレーム８を９０°傾倒
し反転対象物Ａをレベル調整用ターンテーブル１５上に
載置し、その荷重を張出し構造型受台３で支持するとと
もに、該ターンテーブルスライド用モータ１７を起動し
てターンテーブル１５を図の右側へ移動し、反転対象物
Ａと、センター調整用ターンテーブル２９間に空間を設
け、可変速モータ２４を起動し、レベル調整用ターンテ
ーブル１５を回転させ反転対象物Ａを回転している状態
を示す。

第４図（ｃ）（ｄ）（ｅ）は、第４図（ｂ）で反転対象
物Ａの反し側を上部にする。つまり、反転対象物Ａをト
ンボさせている図である。

第４図（Ｃ）は第４図（ｂ）の状態から可変速モータ２
４の駆動を停止し、レベル調整用ターンテーブル１５の
回転を止め、レベル調整用ターンテーブルスライド用モ
ータ１７を操作して反転対９− 象物Ａをセンター調整用ターンテーブル２９に密着させ
、油圧シリンダ９の縮み駆動で、逆り字型反転フレーム
８を９０°起こした状態から、スライド用ハンドル３４
を操作して、センター調整用ターンテーブル２９を反転
対象物Ａがレベル調整用ターンテーブル１５から離れて
回転可能位置までスライドさせ、センター調整用ターン
テーブル回転駆動モータを起動し、反転対象物Ａを半回
転し、反転対象物Ａの反し側を第４図（ｄ）の向きにし
ようとしている状態を示す。

第４図（ｄ）、第４図（ｅ）の操作は、それぞれ第４図
（ａ）、第４図（ｂ）と同様であり、第４図（ｅ）にお
ける反転対象物Ａの反し側は、第４図（ｂ）の場合に対
し、１８ｏ°反転した状態となっている。

（発明の効果） 以上の如く本発明は、移動自在な台車上に逆り字型反転
フレームを設けるとともに、該反転フレームには互に直
交配置した２つのスライド式ターンテーブルを配置し、
かつこのターンテーブルを１　０　− 作業に合せた回転数が選択できる可変速モータで回転駆
動するように構成し、併せて台車には張出し構造型受台
を収納、引き出し自在に内蔵させて構成したので、（１
）不特定形状の反転物に対してセンター合せが可能であ
る。（２）反転物が四角形の場合、回転時に発生する辺
と対角の寸法差を吸収できる。（３）反転物の回転時、
荷振れが発生しない。（４）荷重移動側に密着させてか
ら反転できるので、反転時に衝撃が発生せず、反転物の
品質を損なう恐れがない。（５）台車に張出し構造型受
台を内蔵させたので装置がコンパクトでき敷地の有効利
用が図れる（６）反転物を点検、修理、加工等目的に応
じた回転数で回転できるので作業性の向上が図れる。（
７）反転物の載置、撤去以外は吊荷装置の介入なく実行
できるので吊荷装置の段取り等が不要で能率的であると
ともに反転作業が安全に実行できる等の多大な効果を奏
するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図は本発明の実施例を示し、第１図は正面
図、第２図は平面図、第３図は第１図の右側面図、第４
図は上下反転操作を示す説明図、第５図ａ、ｂ、ｃ、ｄ
、ｅは電動機固定子の断面図である。 １：台車　　　　　　　２：車輪 ３：張出し構造型受台　４：ケース ５：ユニバーサルレベラー ６：ジヤツキハンドル ７ａ：クツションダンバー ７ｂ；クツションダンパー受台 ８：逆り字型反転フレーム ９：油圧シリンダ　　１０ニゲラケット１１：軸　　　
　　　１２：軸 １３：ひじ継手　　　　１４：軸 １５ニレベル調整用ターンテーブル １６：スクリュ一連結部 １７：駆動モータ　　　１８：チェーン１９ニスクリユ
ー　　　２０ニスクリユー２１：移動車輪　　　　２２
：支持車輪２３：荷重受け　　　　２４：可変速モータ
５ ７ ８ ９ ０ ２ ４ ６ ８ ：ギャボックス　　２６：ギヤ ：ギヤ　　　　　　２８ａ：カサ歯車 ミニカサ歯車 ：センター調整用ターンテーブル ：ギヤボックス　　３１；移動用車輪 ：支持車輪　　　　３３：駆動スクリュー：ハンドル　
　　　３５：ギャ保護カバー：オイルタンク　　３７：
ボンプモータ：操作盤　　　　　　ａ：固定子枠

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　移動自在でかつ張出し構造の受台を内蔵した台車と
   、該台車上に反転機構に接続され９０゜傾倒自在に配置
   した逆Ｌ字型フレームと、該フレームの垂直フレーム側
   に駆動機構に接続されフレームに沿って移動し、かつ反
   転対象物を載置して回転自在に構成し配置したレベル調
   整用ターンテーブルと、前記逆Ｌ字型フレームの水平フ
   レーム側に駆動機構に接続され、フレームに沿って移動
   し、かつ反転対象物を載置して回転自在に構成し配置し
   たセンター調整用ターンテーブルとから成ることを特徴
   とする上下面反転装置。 ２　何れか一方または双方のターンテーブルのテーブル
   回転用駆動源が可変速モータであることを特徴とする請
   求項第１項記載の上下面反転装置。