JPH0331088A

JPH0331088A - 前後輪駆動自動二輪車

Info

Publication number: JPH0331088A
Application number: JP1163842A
Authority: JP
Inventors: Kosaku Yamauchi; 幸作山内
Original assignee: Suzuki Motor Corp
Current assignee: Suzuki Motor Corp
Priority date: 1989-06-28
Filing date: 1989-06-28
Publication date: 1991-02-08

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、砂地や軟弱路面の走行に適する前１ｐ輪駆
動自動二輪車に関する。

（従来の技術）一般に自動二輪車は、エンジンに手動クランク軸を介し
て多数段歯巾変速機を連結し、更にチ１ンで後輪に連結
して、エンジンで後輪を駆動して走行し、前輪で操舵す
るようになっている。そして、走行速度に応じて、適宜
多段南中変速機の変速歯車を選択して走行するようにな
っＣいる。又、差動クランク軸を介して、伝動軸の出力
を分岐し、前輪も駆動するようにしたものがある。例え
ば、特開昭５８−２０６４７７号公報参照。又、Ｆ、輪
車で、左右後輪の間に差動装置を設けるのを省くため、
左右後輪を駆動するのを１トめで、前輪だりを駆りする
ようにしたものがある。例えば、特開昭６１−１８１７
８９号公報参照。

（発明が解決しようとする課題）砂地や軟弱路面を車輪がスリップすることなくスムース
に走行できる自動二輪車どしては、前後輪を駆動する必
要がある。この場合、前輪の操舵による後輪との回転差
を吸収するために、差動クランク軸又は差動装置を設置
ノる必要があって高価になる。又、差動装置では、ノン
スリップ型にしないと、一方の重輪がスリップすると走
行できない不都合がある。又、砂地や軟弱路面では、路
面の抵抗が大きいので、多段歯車変速機では、変速歯車
の切換えをしている間に、スピードが落ち、スムースに
走行できない問題がある。

この発明は、かかる点に鑑み、エンジンから、二つの無
段ベルト変速機を介して、前輪及び後輪を連結し、二つ
の無段ベルト変速機で、前後輪の回転差を吸収できて差
動クラッチなどを設ける必要が＜’Ｋ　＜て安価に生産
でき、無段ベルト変速機で変速の切換えがなくてスムー
スに走行できる前後輪駆動自動二輪市を得ることを目的
とする。

（ｖＲ題を解決するための手段）上記目的を達成するために、この発明の前侵輪駆動自動
二輪中は、エンジンから無段ベルト変速機を介し、更に
遠心クラッチと歯１１減速機を介しチエンで後輪を駆動
すると共に、エンジンから無段ベルト変速機を介し、更
に遠心クランク軸と歯車減速機を介しチエンで前輪を駆
動するようにしたことにある。

（作　用）前輪及び後輪を各々無段ベルト変速機を介してエンジン
で駆動するので、前輪の操舵による後輪との回転差は、
無段ベルト変速機で吸収できる。

又、前後輪具無段ベルト変速機を介して駆動し、自動変
速されて、クラッチを遮断して変速操作をする必要がな
いので、砂地や軟弱路面の抵抗の大きい場所でもスムー
スに走行できる。そして、前輪又は後輪の一方がスリッ
プしても、他の側には駆動力が伝わるので、差動装置の
ようにスリップして走行できなくなることがなく、スリ
ップ地点を乗り越えて走行することができる。

（実施例）以下、本発明の実施例を図面によって説明する。

１ンジン１のクランク＠２の片側に、二つの無段ベルト
変速機３．４の駆動プーリー５．６を連結する。無段ベ
ルト変速機３，４は、遠心ウェイト７．８を各々、回転
の上昇によって斜面に沿って広げベルトを巻掛けている
部分の径を変えて、無段に増速するものである。一方の
無段ベルト変速機３の被動プーリー９は後側に配置し、
発進用の遠心クラッチ１０を介して歯車減速機１１に連
結し、更にチエン１２で後輪１３に連結する。他方の無
段ベルト変速１４の被動プーリー１４は、上側に配置し
、発進用の遠心クラッチ１５を介して歯車減速機１６に
連結し、更にチエン１７で前輪１８に連結する。前輪１
８を取付けた前ホーク１９！ｉハンドル２０で左右に回
動させて操舵するもので、ヂエン１７の中間軸２１に等
速ポールジヨイント２２が設置ノである。

エンジン１を回転（アイドリング）させると、二つの無
段ベルト変速機３，４が回転する。そして、少しエンジ
ン１の回転を上昇させると、発進用の遠心クラッチ１０
．１５が接続し、前輪１８及び後輪１３が駆動されて走
行が開始される。更に、エンジン１の回転を上昇させる
と、無段ベルト変速機３．４が増速しで、走行速度が速
くなる。

（発明の効果）以上説明したように、この発明は上述のように構成した
ので、二つの無段ベルト変速機を介して前輪及び後輪を
各々駆動できて、前輪と後輪の回転差を二つの無段ベル
ト変速機で吸収できる。そして、無段ベルト変速機で変
速操作によって駆動トルクが切れることがなく、砂地や
軟弱路面をスムースに走行できる。又、一方の中輪がス
リップしても、他方には駆動力が伝わっていて、スリッ
プ地点も乗り越すことがでさ゛る。そして、差動装置が
なく、安価に生産できる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示し、第１図は要部の縦Ｆｌｉ展間平面図、第２図は要部のサイドケースを外した側面図、第３図は
駆動系全体の側面図、第４図は同平面図、である。１・・・エンジン、３・・・無段ベルト変速機、４・・
・無段ベルト変速機、１０・・・遠心クラッチ、１１・
・・歯車減速機、１２・・・チエン、１３・・・後輪、
１５・・・遠心クラッチ、１６・・・歯１■減速機、１
７・・・チエン、１８・・・前輪。

Claims

【特許請求の範囲】

１）エンジンから無段ベルト変速機を介し、更に遠心ク
ランク軸と歯車減速機を介しチエンで後輪を駆動すると
共に、エンジンから無段ベルト変速機を介し、更に遠心
クラッチと歯車減速機を介しチエンで前輪を駆動するよ
うにしたことを特徴とする前後輪駆動自動二輪車。