JPH0330986Y2 - - Google Patents

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JPH0330986Y2
JPH0330986Y2 JP4153885U JP4153885U JPH0330986Y2 JP H0330986 Y2 JPH0330986 Y2 JP H0330986Y2 JP 4153885 U JP4153885 U JP 4153885U JP 4153885 U JP4153885 U JP 4153885U JP H0330986 Y2 JPH0330986 Y2 JP H0330986Y2
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fuse
tubular fuse
glass tube
notch
tube
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] 本考案はテレビジヨン受像機等の電気機器に使
用される管形ヒユーズに関する。
[考案の技術的背景] 従来、テレビジヨン受像機等に使用される耐ラ
ツシユ電流型の管形ヒユーズは第6図及び第7図
に示すように構成されている。第6図は管形ヒユ
ーズの斜視図で、第7図はその分解図を示してい
る。即ち、管形ヒユーズ11は、線エレメント1
2aとスパイラル巻きのエレメント12bから成
る並列可溶体をガラス管13の内部に収納した状
態とし、このガラス管13両端部に夫々口金1
4,15を接着すると共に口金14,15に設け
た貫通孔14a,15aに上記並列可溶体の両端
を通して半田付け16にて固定している。口金1
4,15は電気機器への導電接続部の機能も兼ね
ている。上記並列可溶体を構成するエレメントの
内、線エレメント12aは管形ヒユーズ11が電
気機器の電源部に取り付けられた状態で電源スイ
ツチを投入した場合等に生ずる過渡電流(インラ
ツシユ電流とも呼ばれている)に対して回路機能
を保証するためのエレメントであり、スパイラル
巻きのエレメント12bは機器負荷側の異常状態
等に起因して発生する過大電流に対して回路機能
を保証するためのエレメントである。線エレメン
ト12aはインラツシユ電流の流入時溶断する
が、この時スパイラル巻きのエレメント12bは
インラツシユ電流に対してはチヨークコイルの機
能を有する。
このように構成された管形ヒユーズ11は、テ
レビジヨン受像機等の第8図に示すような電源回
路の電源入力側に接続して使用される。この図に
おいて、交流電源電圧(AC)は電源コンセント
17を通して供給され、コンセント17に接続し
た交流電源ラインには電源スイツチSW及びライ
ンフイルタ18が直列的に接続しており、更に交
流電源ラインの一方には管形ヒユーズ11が接続
し、その後段のラインA,B間に両波整流回路1
9が接続されている。両波整流回路19の直流出
力ライン(負側)Cは抵抗を介してアース点(基
準電位点)に接続し、正側の出力ラインDはコン
デンサ20による平滑回路を経て負荷側回路に接
続している。
上記電源回路において、電源スイツチSWを投
入した時その投入によつて生ずるインラツシユ電
流は管形ヒユーズ11内の線エレメント12aの
溶断で阻止可能となるが、負荷側に短絡状態等の
異常が発生した場合管形ヒユーズ11には過大電
流が流れて並列可溶体が過熱して内部温度が上昇
すると共に内部気圧も上昇し、並列可溶体が溶断
して負荷側回路を保護することになる。
[背景技術の問題点] ところで、上述した耐ラツシユ電流型の管形ヒ
ユーズにおいては、耐ラツシユ電流用に2種類の
エレメントを並列接続しているため、機器負荷側
の異常等に基づいて過大電流が流れた場合、並列
可溶体の溶断時間が一種類のエレメントによる通
常タイプのヒユーズに比べて長時間となる特性を
持つている。このため、上記の異常発生時に、内
部気圧が異常に上昇し、ガラス管13が破裂する
と同時に爆発音を発生する等の危険性が十分あつ
た。また、このような危険性は、第8図の交流電
源ラインA,B間が短絡状態となつた時には電源
側からのエネルギーが大きいので一層生じ易くな
る。そのため、第8図の回路では管形ヒユーズ1
1と直列に電流制限用抵抗を挿入して管形ヒユー
ズの破裂及び爆発音を防止することが必要とな
り、部品数の増加及び回路構成の複雑化を招くと
いう欠点があつた。
[考案の目的] 本考案の目的は上述した点にかんがみ、簡単な
構造で防爆効果を得ることができる管形ヒユーズ
を提供することである。
[考案の概要] 本考案は、管形ヒユーズの口金部に防爆弁機能
を持たせた構造とするものであつて、口金部にV
字状の切溝を形成し、この切溝のある口金部分と
接着される管体の端部(接着部)を部分的に切り
欠いた構成とすることにより、管形ヒユーズの内
部気圧が異常に上昇した時、口金部の切溝部分が
開弁するようにしたものである。
[考案の実施例] 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明す
る。
第1図は本考案に係る管形ヒユーズの一実施例
を示す分解斜視図、第2図は組み立てた状態の斜
視図、第3図は第2図の−線断面図、第4図
は第2図は平面図である。
第1図に示すように、管形ヒユーズ1は線エレ
メント2aとスパイラル巻きのエレメント2bか
ら成る並列可溶体2と、ガラス管3と、貫通孔4
a,5aを夫々有した口金4,5とから構成さ
れ、ガラス管3の一端部には切欠き部3aが設け
られ、切欠き部3aに対応した一方の口金4の外
周面にはV字状に切溝4bが設けられている。そ
して、組立時は並列可溶体2をガラス管3内に収
納した状態とし、ガラス管3の両端部に夫々口金
4,5を接着して封口した状態とする一方可溶体
2の両端を口金4,5の各貫通孔4a,5aに通
して半田6にて口金に接続固定する(第2図及び
第4図参照)。以上の組立過程でガラス管3に口
金4を接着する時は口金4の切溝4b部分がガラ
ス管3の切欠き部3aに重なるように結合する。
従つて、口金4の切溝4bに沿つて切断した状態
は第3図に示すようになつている。尚、管形ヒユ
ーズ1に収納される並列可溶体2の各エレメント
には一般に銀合金が使用される。又、上記切溝4
bの形状としてはV字状に限らず第5図に示すよ
うなY字状等の種々の形状が可能である。
以上のように構成された管形ヒユーズ1を電気
機器の電源入力部等に使用し過大電流が流れた場
合、可溶体2が過熱して内部気圧が急上昇すると
管形ヒユーズ内で最も機械的強度の弱い口金のV
字形切溝4b部分で亀裂が生じ、圧抜きがなさ
れ、ガラス管3が破裂したり爆発音が生じたりす
るのを防止することができる。このため、交流電
源ライン短絡時等の電流制限用に必要とされる抵
抗器が不要となり、電源回路設計が簡略化され
る。
尚、上記実施例に示したガラス管3を他の絶縁
性の管体に代えてその管体面に防爆用切溝を形成
する構成も可能である。但し、可溶体の溶断の有
無を確認するため通常はガラス管が使用される。
また、口金4又はガラス管3に予め防爆用の孔を
設けておいてもよいが、可溶体が一般に銀合金で
あるため酸化又は硫化による特性劣化を生じる虞
れがあるため、切溝による密閉構造に構成する方
がよい。
尚、上記実施例は耐ラツシユ電流型の管形ヒユ
ーズについて述べているが、本考案は一種類のエ
レメントにて可溶体を構成した通常タイプの管形
ヒユーズにも適用することができる。
[考案の効果] 以上述べたように本考案によれば、ガラス管内
に可溶体を収納した管形ヒユーズの口金部分に防
爆弁を設けたので、使用される電気機器に異常を
生じて過大電流が流れたとき管形ヒユーズ内の気
圧異常に上昇して破裂したり爆発音を生じるのを
防止することができ、安全性の高い管形ヒユーズ
を実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る管形ヒユーズの分解斜視
図、第2図は管形ヒユーズの斜視図、第3図は第
2図の−線断面図、第4図は第2図の平面
図、第5図は切溝形状の他の実施例を示す平面
図、第6図は従来の管形ヒユーズの斜視図、第7
図は第6図の分解斜視図、第8図は管形ヒユーズ
を使用した電源回路例を示す回路図である。 1……管形ヒユーズ、2……可溶体、3……ガ
ラス管、3a……切欠き部、4,5……口金、4
b……切溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 可溶体を収納可能とし一端部に切欠き部が設け
    られた絶縁性の管状体と、 前記可溶体の両端を支持固定するために前記管
    状体の両端部に蓋状に装着される口金であつて、
    前記切欠き部側に装着される一方の口金には前記
    切欠き部に対応するよう防爆用切溝が設けられて
    成る導電接続部とを具備したことを特徴とする管
    形ヒユーズ。
JP4153885U 1985-03-25 1985-03-25 Expired JPH0330986Y2 (ja)

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JP4153885U JPH0330986Y2 (ja) 1985-03-25 1985-03-25

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JP4153885U JPH0330986Y2 (ja) 1985-03-25 1985-03-25

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Publication Number Publication Date
JPS61158060U JPS61158060U (ja) 1986-09-30
JPH0330986Y2 true JPH0330986Y2 (ja) 1991-07-01

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997033294A1 (fr) * 1996-03-05 1997-09-12 Kabushiki Kaisha Sinzetto Fusible

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2982705B1 (fr) * 2011-11-16 2013-11-15 Ece Dispositif de protection d'un circuit electrique alimente par un courant alternatif integrable dans un contacteur.
WO2015174270A1 (ja) * 2014-05-16 2015-11-19 釜屋電機株式会社 チップヒューズ及びその製造方法

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WO1997033294A1 (fr) * 1996-03-05 1997-09-12 Kabushiki Kaisha Sinzetto Fusible

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JPS61158060U (ja) 1986-09-30

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