JPH0330674Y2 - - Google Patents

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JPH0330674Y2
JPH0330674Y2 JP1985195144U JP19514485U JPH0330674Y2 JP H0330674 Y2 JPH0330674 Y2 JP H0330674Y2 JP 1985195144 U JP1985195144 U JP 1985195144U JP 19514485 U JP19514485 U JP 19514485U JP H0330674 Y2 JPH0330674 Y2 JP H0330674Y2
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JP
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low
pressure
exhaust gas
pressure section
soot
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、排ガスエコノマイザの除煤装置に関
するもので、詳しくは、船舶用または陸用デイー
ゼル発電所用あるいは排ガスボイラ用などの排ガ
スエコノマイザの除煤装置に関するものである。
従来の技術 従来の船舶用排ガスエコノマイザシステムは、
たとえば、第2図に示すような構成からなつてい
る。第2図において、1はデイーゼル主機、2は
高圧部排ガスエコノマイザ、3は低圧部排ガスエ
コノマイザ、4は高圧部加熱管、5は低圧部加熱
管、6は高圧部煤吹器、7は低圧部煤吹器、8は
高圧部煤吹器噴射管、9は低圧部煤吹器噴射管、
10は高圧部汽水分離ドラム、11は低圧部汽水
分離ドラム、12と12′は高圧部循環水管、1
3と13′は低圧部循環水管、14は高圧部ボイ
ラ水循環水ポンプ、15は低圧部ボイラ水循環ポ
ンプ、16は排ガスダクト、17は高圧部蒸気取
出しライン、18は低圧部蒸気取出しライン、1
9は噴射媒体供給管、20は制御器である。すな
わち、デイーゼル主機1の高温排ガスは、排ガス
ダクト16により高圧部排ガスエコノマイザ2お
よび低圧部排ガスエコノマイザ3へ導かれ、それ
ぞれの加熱管4と5でボイラ水を加熱して外部へ
排出される。そして、高圧部のボイラ水は、高圧
部ボイラ水循環水ポンプ14により、高圧部汽水
ドラム10→高圧部循環水管12→前記ポンプ1
4→高圧部加熱管4→高圧部循環水管12′と循
環して汽水混合体となつて高圧部汽水分離ドラム
10に入り、該ドラム10で分離された蒸気は高
圧部蒸気取出しライン17から外部へ取出され
る。また低圧部のボイラ水は、低圧部ボイラ水循
環ポンプ15により、低圧部汽水分離ドラム11
→低圧部循環水管13→前記ポンプ15→低圧部
加熱管5→低圧部循環水管13′と循環して汽水
混合体となつて低圧部汽水分離ドラム11に入
り、該ドラム11で分離された蒸気は低圧部蒸気
取出しライン18から外部へ取出される。一方、
高圧部排ガスエコノマイザ2に取付けられた高圧
部煤吹器6および低圧部排ガスエコノマイザ3に
取付けられた低圧部煤吹器7は、制御器20から
の信号により、高圧部から低圧部へ連続的に作動
し、噴射媒体は、噴射媒体供給管19からそれぞ
れの噴射管8と9に供給され、これら噴射管8と
9からそれぞれの加熱管4と5に向けて噴射され
る。こうように、デイーゼル主機1からの排ガス
んの熱エネルギーの回収を増加させるため、高圧
部排ガスエコノマイザ2のほかに、低圧部排ガス
エコノマイザ3を設け、蒸気圧力を下げて低圧部
排ガスエコノマイザ3での排ガスの温度が110℃
程度に下がるまで熱回収を行なつている。
考案が解決しようとする問題点 第2図に示した従来の排ガスエコノマイザシス
テムにおいては、高圧部の蒸気圧力は、一般に3
〜8Kg/cm2gであり、高圧部排ガスエコノマイザ
2の加熱管4のメタル温度は約140℃、排ガス温
度は約150℃以上というように、いずれも、排ガ
スの露点より高く維持されているため、該加熱管
4へ付着した煤は乾燥していて剥離しやすく、高
圧部煤吹器6により、充分な除煤効果が得られ
る。しかし、低下部の蒸気圧力は、熱回収の増加
を図るため、一般に0.3〜1Kg/cm2g(飽和温度が
106〜120℃)であり、低圧部排ガスエコノマイザ
3の加熱管5のメタル温度および該エコノマイザ
3の出口ガス温度は排ガスの露点以下となり、該
加熱管5へ付着した煤は湿つた状態となつて粘着
力が大きく、該加熱管5から剥離しにくいため、
低圧部煤吹器7による除煤効果が得られなくな
る。このため、煤は該加熱管5に付着堆積し、蒸
発量の低下とともに該加熱管5の部のガス流路を
閉塞し、デイーゼル主機1が運転不能に陥るとい
う問題点が発生する。本考案は、このような問題
点を解決しようとするものである。すなわち、本
考案は、低圧部排ガスエコノマイザの加熱管へ付
着した煤を容易に除去することができる排ガスエ
コノマイザの除煤装置を提供することを目的とす
るものである。
問題点を解決するための手段 低圧部煤吹器の使用に際して、該煤吹器の作動
および低圧部ボイラ水循環ポンプの作動の発停操
作をする制御器とタイマーならびに制御信号ライ
ンを設け、その制御器により、前記ポンプの作動
を一時的に停止させて低圧部加熱管の温度を上げ
てから該煤吹器を作動させ、そののち、一定時間
後に前記ポンプを作動させるようにした。
作 用 低圧部煤吹器の使用に際して、制御器により、
低圧部ボイラ水循環ポンプの作動を停止させる
と、低圧部排ガスエコノマイザの加熱管への給水
が停止する。すると、該加熱管内に残留している
ボイラ水は次第に蒸発して空焚き状態となり、そ
の加熱管メタル温度および排ガス温度は上昇して
高圧部排ガスエコノマイザの出口排ガス温度と同
等に維持され、該加熱管に付着した煤は乾燥して
剥離しやすい状態になる。このような状態になつ
たき、低圧部煤吹器を始動させて除煤を行ない、
この除煤の終了時に低圧部ボイラ水循環ポンプを
作動させる。このようにすることによつて、低圧
部煤吹器による除煤効果を高めることができる。
実施例 第1図は本考案の一実施例を示している。第1
図において、符号1から19までは、第2図の場
合と同様である。そして、21は後述する制御
器、22は第1タイマー、23は第2タイマー、
24は第1制御信号ライン、25は第2制御信号
ライン、26は第3制御信号ラインである。すな
わち、制御器21は、第1タイマー22と第1制
御信号ライン24を介して高圧部煤吹器6の発停
を、第2タイマー23と第2制御信号ライン25
を介して低圧部煤吹器7の発停を、第2タイマー
23と第3制御信号ライン26を介して低圧部ボ
イラ水循環ポンプ15の発停を、それぞれ制御す
る。
第1図に示すように構成された排ガスエコノマ
イザシステムにおいては、デイーゼル主機1から
の高温排ガスの熱エネルギーを高圧部排ガスエコ
ノマイザ2と低圧部排ガスエコノマイザ3で回収
し、高圧部汽水分離ドラム10の高圧部蒸気取出
しライン17と低圧部汽水分離ドラム11の低圧
部蒸気取出しライン18からそれぞれ蒸気を取出
す点については、第2図の場合と同様である。
そして、除煤を行なう場合には、制御器21を
作動させるスイツチ(図示せず)を入れると、高
圧部煤吹器6は直ちに作動して高圧部排ガスエコ
ノマイザ2の高圧部加熱管4に付着している煤を
除くが、低圧部煤吹器7は、後述するように、第
2タイマー23により、一定時間経過後に作動す
る。すなわち、前記スイツチを入れると、低圧部
ボイラ水循環ポンプ15は第3制御信号ライン2
6からの停止信号により直ちに停止し、低圧部排
ガスエコノマイザ3の低圧部加熱管5への給水が
停止される。これにより該加熱管5の内部に残留
しているボイラ水は次第に蒸発して空焚き状態に
なり、該エコノマイザ3内の加熱管メタル温度お
よび排ガス温度は上昇し、高圧部排ガスエコノマ
イザ2の出口排ガス温度(約150℃)に維持され、
該加熱管5に付着した煤は乾燥して剥離しやすい
状態になる。この状態になつたとき、つまり、前
記した一定時間経過後に、第2タイマー23によ
り第2制御信号ライン25からの作動信号によつ
て低圧部煤吹器7が始動して該エコノマイザ3内
の除煤を行ない、この除煤の終了する時間に、第
2タイマー23により第2制御信号ライン25か
らの停止信号によつて低圧部煤吹器7は停止する
と同時に、第3制御信号ライン26からの作動信
号によつて低圧部ボイラ水循環ポンプ15が作動
し、計画状態に復旧する。このようにすることに
よつて、低圧部煤吹器7による除煤効果を高める
ことができる。なお第1タイマー22の時間の設
定次第で、低圧部煤吹器7の始動時には、高圧部
煤吹器6が作動している場合と、終了直後の場合
と、既に終了している場合とがある。
考案の効果 本考案は、低圧部煤吹器の使用に際して、該煤
吹器の作動および低圧部ボイラ水循環ポンプの作
動の発停操作をする制御器とタイマーならびに制
御信号ラインを設け、その制御器により、前記ポ
ンプの作動を一時的に停止させて低圧部排ガスエ
コノマイザの加熱管への給水を停止し、該加熱管
のメタル温度および排ガス温度を上げて該加熱管
に付着した煤を乾燥させて剥離しやすくなつた時
点で低圧部煤吹器を作動させるので、低圧部煤吹
器による除煤効果を高めることができる。したが
つて、該低圧部排ガスエコノマイザの煤の堆積に
よる加熱部ガス流路の閉塞を防止することができ
るとともに、その加熱部での熱交換効率の低下も
防止することができて、該低圧排ガスエコノマイ
ザの性能の劣化が避けられる。また水洗洗浄によ
る除煤の必要がほとんどなくなり、もし、その必
要があつても、その洗浄作業のインターバルを長
くすることができ、メインテナンスコストを著し
く低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示した説明図、第
2図は従来の技術の説明図である。 1……デイーゼル主機、2……高圧部排ガスエ
コノマイザ、3……低圧部排ガスエコノマイザ、
5……低圧部加熱管、7……低圧部煤吹器、11
……低圧部汽水分離ドラム、13,13′……低
圧部循環水管、15……低圧部ボイラ水循環ポン
プ、21……制御器、22,23……タイマー、
24,25,26……制御信号ライン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高圧部で熱回収されたのちの排ガスで低圧部汽
    水分離ドラムの循環水を加熱する低圧部加熱管を
    有する低圧部排ガスエコノマイザと、この低圧部
    排ガスエコノマイザに設けられて該低圧部加熱管
    に付着した煤を除煤する低圧部煤吹器と、前記低
    圧部汽水分離ドラムの循環水を循環させる低圧部
    ボイラ水循環ポンプとを備えた排ガスエコノマイ
    ザ熱回収装置において、前記低圧部煤吹器の使用
    に際して、該低圧部煤吹器の作動および該低圧部
    ボイラ水循環ポンプの作動を一時的に停止させて
    前記低圧部加熱管の温度を上昇させたのちに該低
    圧部煤吹器を作動させ、かつ、そののちに該低圧
    部ボイラ水循環ポンプを作動させる制御器と、タ
    イマーと、このタイマーを介して前記制御器と該
    低圧部煤吹器および該低圧部ボイラ水循環ポンプ
    をそれぞれ接続した制御信号ラインとを備えてい
    ることを特徴とする、排ガスエコノマイザの除煤
    装置。
JP1985195144U 1985-12-20 1985-12-20 Expired JPH0330674Y2 (ja)

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JPS62107231U JPS62107231U (ja) 1987-07-09
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60140014A (ja) * 1983-12-27 1985-07-24 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 排ガスエコノマイザにおける煤除去方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60140014A (ja) * 1983-12-27 1985-07-24 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 排ガスエコノマイザにおける煤除去方法

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JPS62107231U (ja) 1987-07-09

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