JPH0625604B2 - 重油廃油燃焼ボイラにおける燃料油切換供給装置 - Google Patents

重油廃油燃焼ボイラにおける燃料油切換供給装置

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JPH0625604B2
JPH0625604B2 JP63034999A JP3499988A JPH0625604B2 JP H0625604 B2 JPH0625604 B2 JP H0625604B2 JP 63034999 A JP63034999 A JP 63034999A JP 3499988 A JP3499988 A JP 3499988A JP H0625604 B2 JPH0625604 B2 JP H0625604B2
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waste oil
waste
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oil supply
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、重油と廃油を切り換えて供給する重油廃油供
給ボイラにおける燃料油切換供給装置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
燃料油として廃油を用いることは省エネルギ上好まし
く、燃焼装置がボイラの場合を例にとると、従来は重油
専用或いは廃油専用のボイラに分かれていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来の如く重油或いは廃油それぞれ専用
のボイラに分かれていると、例えば廃油量が少ない場合
には廃油専用ボイラの運転を中断せねばならぬことがあ
り、効率のよい運転ができない、などの問題点があっ
た。
これを改良するために、重油と廃油とを兼用にしようと
すると、廃油は重油よりも一般的に粘度が高いので同じ
装置で取り扱うのが容易でなく、従って一つのボイラで
廃油と重油とを兼用することが困難であった。
本発明は、従来のこの課題を解決しようとするもので、
重油と廃油を切り換えて連続して燃料油を供給し、廃油
と重油とを一つの燃焼装置で連続して使用することので
きる燃料油供給装置を提供することを目的とするもので
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、ボイラに接続され、燃焼供給ポンプを有する
燃料油供給管路の上流に、重油タンクに接続された重油
供給管路と、廃油タンクに接続された廃油供給管路と
を、三方弁を介して接続すると共に、前記廃油タンクに
ヒータ,サーモスタットおよびフロートスイッチを設
け、前記廃油タンクの廃油量が所定量に達したときに前
記ヒータにより廃油を加熱し、廃油温度が所定温度に達
したときに前記三方弁を操作して前記重油供給管路と燃
料油供給管路を遮断し、前記廃油供給管路と燃料油供給
管路を連通せしめる制御装置を設けたことを特徴とする
重油廃油燃焼ボイラにおける燃料油切換供給装置であ
る。
また、本発明は、ボイラに接続され、燃焼供給ポンプを
有する燃料油供給管路の上流に、重油タンクに接続され
た重油供給管路と、廃油タンクに接続された廃油供給管
路とを、三方弁を介して接続すると共に、前記廃油タン
クに油量検出用のフロートスイッチを設け、前記廃油供
給管路にヒータを設け、前記廃油タンクの廃油量が所定
量に達したときに前記ヒータにより廃油を加熱し、前記
三方弁を操作して前記重油供給管路と燃料油供給管路を
遮断し、前記廃油供給配管と燃料油供給管炉を連通せし
める制御装置を設けたことを特徴とする重油廃油燃焼ボ
イラにおける燃料油切換供給装置である。
〔作用〕
本発明の請求項1に記載した燃料油切換供給装置は、燃
料供給ポンプを有する燃料油供給管路の上流に、重油タ
ンクに接続された重油供給管路と、廃油タンクに接続さ
れた廃油供給管路とを、切換弁を介して接続すると共
に、前記廃油タンクに加熱装置,油量検出器及び温度検
出器を設け、前記廃油タンクの廃油量が所定量に達した
ときに前記加熱装置により廃油を加熱し、廃油温度が所
定温度に達したときに前記切換弁を操作して前記重油供
給管路と燃料油供給管路を遮断し、前記廃油供給管路と
燃料油供給管路を連通せしめる制御装置を設けたので、
運転中に、或いは起動時に、重油に連続させて、加熱さ
れて粘度の低下した廃油を供給することができ、重油と
同じ燃料油供給管路に廃油を供給することができる。
従って、重油と廃油とを一つの燃焼装置で連続して燃焼
させることができる。
本発明の請求項2に記載した燃料油切換供給装置は、燃
料供給ポンプを有する燃料油供給管路の上流に、重油タ
ンクに接続された重油供給管路と、廃油タンクに接続さ
れた廃油供給管路とを、切換弁を介して接続すると共
に、前記廃油タンクに油量検出器を設け、前記廃油供給
管路に加熱装置を設け、前記廃油タンクの廃油量が所定
量に達したときに前記加熱装置により廃油を加熱し、前
記切換弁を操作して前記重油供給管路と燃料油供給管路
を遮断し、前記廃油供給管路と燃料油供給管路を連通せ
しめる制御装置を設けたので、温度検出器を用いずに、
上述と同様の作用を得ることができる。
〔実施例〕
本発明を実施例につき図面を用いて説明する。
1はボイラで、燃料供給ポンプ7を有する燃料油供給管
路14が接続されている。燃料油供給管路14の上流に
は切換弁としての三方弁9を介して重油供給管路8と廃
油供給管路3が切換可能に接続されている。重油供給管
路8の上流にはA重油12の重油タンク13が、廃油供
給管路3の上流には廃油11の廃油タンク2が設けられ
ている。
廃油タンク2には加熱装置としてヒータ4が設けられ、
ヒータ4と三方弁9を操作する制御装置10が設けられ
ている。
制御装置10は廃油タンク2に廃油11が所定量貯留さ
れたときにヒータ4で廃油11を加熱し、廃油11が所
定温度に達して粘度が低くなったときに、それまで連通
させていた重油供給管路8と燃料油供給管路14の連通
を遮断し、それまで遮断していた廃油供給管路3と燃料
油供給管路14を連通せしめるもので、廃油タンク2に
制御装置10の検出端として、油量検出器であるフロー
トスイッチ6と温度検出器であるサーモスタット5とを
配備してある。
フロートスイッチ6は廃油11の量が第1の所定量(多
量)を越えたときにONとなり、第2の所定量(少量)を
割ったときにOFF となるように設定する。
第2図は制御装置10のシーケンス制御回路の一例を示
し、回路に直列にa接点のフロートスイッチ6を設け、
回路に並列に、三方弁9の切換スイッチ17とa接点の
リレースイッチ16とを直列に接続したもの、ヒータ4
のスイッチ18及びa接点のサーモスタット5とリレー
15とを直列に接続したものを、組み込んでいる。図示
の状態のとき三方弁9は重油供給管路8を燃料油供給管
路14に連通させている。
しかして、廃油タンク2に廃油11が第1の所定量まで
貯留されるとフロートスイッチ6がONして、ヒータ4が
起動される。廃油11の油温が所定温度に達したら、サ
ーモスタット5がONとなり、リレー15,リレースイッ
チ16により三方弁9の切換スイッチ17が三方弁9を
切り換え、重油供給管路8に代って廃油供給管路3が燃
料油供給管路14に連通される。
従って、廃油11が所定の温度に達するまでは重油供給
管路8が燃料油供給管路14に連通しているので、A重
油12をボイラ1に供給することができ、ボイラ1を停
止させずにすむ。
廃油11の量が第2の所定量を割ったときや廃油11の
温度が所定温度以下になったときには三方弁9が切り換
えられ、再びA重量12がボイラ1に供給される。
第3図は請求項2の実施例を示す。
この例では、廃油タンク2にヒータ4を設けずに廃油供
給管路3にヒータ19を設けたものである。従って、サ
ーモスタット5は不要である。
なお、ヒータ4,19は、熱源として電気を用いるので
あってもよいが、ボイラ1の排熱を利用するものとすれ
ば省エネルギである。
以上ボイラの例で説明したが油を燃焼させる装置すべて
に適用できる。
〔発明の効果〕
本発明は、廃油量並びに廃油温度の変動に応じて、廃油
供給管路と燃料供給管路との自動切換を行ない、重油ボ
イラにおいて、不定期に排出されるテンプラ油などの廃
油をできるだけ燃料として効率よく活用できるもので、
その切換も自動制御して既設汎用燃焼機器をも大規模に
改造することなく燃焼機器の性能を低下させることなく
用いられ、廃油の再利用に寄与できるもので、即ち運転
中或いは起動時に、重油に連続させて、加熱されて粘度
の低下した廃油を供給することができ、重油と同じ燃料
油供給管路に廃油を供給することができる。
従って、重油と廃油とを一つの燃焼装置で連続して燃焼
させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の請求項1の実施例のフロー図、第2図
は制御装置のシーケンス制御回路図の一例、第3図は本
発明の請求項2の実施例のフロー図である。 1……ボイラ、2……廃油タンク、3……廃油供給管
路、4……ヒータ、5……サーモスタット、6……フロ
ートスイッチ、7……燃料供給ポンプ、8……重油供給
管路、9……三方弁、10……制御装置、11……廃
油、12……A重油、13……重油タンク、14……燃
料油供給管路、15……リレー、16……リレースイッ
チ、17……三方弁9の切換スイッチ、18……ヒータ
4のスイッチ、19……ヒータ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボイラ1に接続され、燃焼供給ポンプ7を
    有する燃料油供給管路14の上流に、重油タンク13に
    接続された重油供給管路8と、廃油タンク2に接続され
    た廃油供給管路3とを、三方弁9を介して接続すると共
    に、前記廃油タンク2にヒータ4,サーモスタット5お
    よびフロートスイッチ6を設け、前記廃油タンク2の廃
    油量が所定量に達したときに前記ヒータ4により廃油を
    加熱し、廃油温度が所定温度に達したときに前記三方弁
    9を操作して前記重油供給管路8と燃料油供給管路14
    を遮断し、前記廃油供給管路3と燃料油供給管路14を
    連通せしめる制御装置10を設けたことを特徴とする重
    油廃油燃焼ボイラにおける燃料油切換供給装置。
  2. 【請求項2】ボイラ1に接続され、燃焼供給ポンプ7を
    有する燃料油供給管路14の上流に、重油タンク13に
    接続された重油供給管路8と、廃油タンク2に接続され
    た廃油供給管路3とを、三方弁9を介して接続すると共
    に、前記廃油タンク2に油量検出用のフロートスイッチ
    6を設け、前記廃油供給管路3にヒータ19を設け、前
    記廃油タンク2の廃油量が所定量に達したときに前記ヒ
    ータ19により廃油を加熱し、前記三方弁9を操作して
    前記重油供給管路8と燃料油供給管路14を遮断し、前
    記廃油供給配管3と燃料油供給管炉14を連通せしめる
    制御装置10を設けたことを特徴とする重油廃油燃焼ボ
    イラにおける燃料油切換供給装置。
JP63034999A 1988-02-19 1988-02-19 重油廃油燃焼ボイラにおける燃料油切換供給装置 Expired - Lifetime JPH0625604B2 (ja)

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