JPH0252946A - 風呂用ボイラの凍結防止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、給水ポンプで浴槽内の水をボイラの水管を介
して循環させ加熱する風呂用ボイラの改良に関し、更に
詳しくは、ボイラ停止時において、水管内の水が凍結し
該水管が破損するのを防止する凍結防止装置に関する。

（従来の技術） 浴槽内の水を昇温し温水とする装置として、該浴槽内の
水を水管を介してボイラの燃焼室内に供給・循環させ、
加熱する風呂用ボイラが知られている。

斯かる風呂用ボイラにあっては、ボイラ停止時において
、冬期等に外気の温度が低下した場合、ボイラの水管内
の水（以下水管水と記す）が凍結して水管の破損を招く
ことがあった。

そこで従来より、水管水の凍結防止装置として、ボイラ
停止時に外気の温度が所定温度以下となった場合に給水
ポンプを作動させ、水管水を流動させてるようにしたも
のがある。

（発明が解決しようとする課題） ところが、かかる水管水の凍結防止装置は、浴槽内の水
を水管に供給し循環させるものであるため、浴槽内に水
がないと作動不可能であった。

本発明は、斯かる現状に鑑み為されたものであり、浴槽
内の水の有無にかかわらず作動でき、且つ使用電力の少
ない凍結防止装置を提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段） 以上の課題を解決する手段として本考案は、第１図に示
すように、給水ポンプ１により、浴槽内の水をボイラの
水管に供給するとともに循環させ加熱する風呂用ボイラ
の凍結防止装置を、ボイラ停止時の外気温度を検出する
外気温度検出手段２と、浴槽内の水の有無を検出する浴
槽内水検出手段３と、給水ポンプ１の駆動及び駆動停止
を行なう給水ポンプ駆動手段５と、水管水の凍結を防止
するに十分な温度に水管を加熱するヒータ７の作動及び
作動停止を行なうヒータ作動手段９と、外気温度検出手
段２による検出温度が所定温度以下で、且つ前記浴槽内
水検出手段３により浴槽内の水が検出されたときに給水
ポンプ駆動手段５に給水ポンプ１の作動をさせる給水ポ
ンプ作動決定手段１１と、温度検出手段２による検出温
度か所定温度以下で、且つ前記浴槽内水検出手段３によ
り浴槽内の水が検出されなかったときにヒータ作動手段
にヒータ７の作動をさせるヒータ作動決定手段１３とで
構成した。

（作用） 以上の手段によれば、浴槽内に水があれば比較的使用電
力が少なくですむ給水ポンプが作動し、浴槽内に水がな
ければヒータが作動するため、浴槽の水の有無にかかわ
らず水管水の凍結を防止できる。

また、給水ポンプとヒータが同時に作動することがない
ため、使用電力に無敗がない。

（実施例） 以下に本発明の実施例として、第１図に示す構成の凍結
防止装置を用いた風呂用ボイラを添付図面に基づいて説
明する。

第２図は、本発明に係る風呂用ボイラの回路構成を示す
系統図であり、図示の如く風呂用ボイラ２０は、ガスバ
ーナー２１とガスバーナー２１上方の燃焼室２３と、燃
焼室２３に嵌装されるとともに、上流側配管２５及び下
流側配管２６により浴槽と連通する水管２８と、上流側
配管２５上に配設される給水ポンプ１及び給水ポンプ１
による水流の有無を検出する水流スイッチ２９とを備え
る。

以上の風呂用ボイラ２０は、作動時において、給水ポン
プ１をマイクロコンピュータ３０のガスバーナー２１の
点火に基づく駆動信号により、給水ポンプ駆動回路３１
にて駆動し、浴槽３内の水を水管７に供給・循環させ、
昇温させるようになっている。尚、風呂用ボイラ２０Ｌ
ｆ）槽内の水加熱動作、及び装置は本発明の要部と関係
がないため、その詳細を省略する。

また風呂用ボイラ２ｏは、水管２８近傍に配設される水
管用ヒータ７．７を備える。

水流スイッチ２９は水流検出回路３６を介してマイクロ
コンピュータ３０に接続されている。また、水管用ヒー
タ７．７は、電源３９とバイメタルスイッチ４１を介し
て接続されており、バイメタルスイッチ４１近傍にはバ
イメタル用ヒータ４３が配設される。

バイメタルスイッチ４１は、外気温度が所定温度、例え
ば０℃以下となると閉成状態となるよう設定されている
。バイメタル用ヒータ４３は、作動時にバイメタルを加
熱し外気温度にかかわらず開成状態とするのであり、ヒ
ータ作動回路４５を介してマイクロコンピュータ３０に
接続されている。

また、マイクロコンピュータ３０は外気温度を検出する
外気温度検出器５１が接続されており、ここで、以上構
成の水管水の凍結防止装置の動作に付き第３図を参照し
て説明する。

第３図は凍結防止装置の作動順を示すフローチャートで
あり、図示の如く凍結防止装置では、風呂用ボイラ５の
作動が操作者により停止される（ステップ１０１）と、
外気温度検出器５１により検出される温度が０℃である
かどうかの判別が行なわれ（ステップ１０３）、温度が
０℃以下となった場合には給水ポンプ駆動回路３１によ
り給水ポンプ１が作動され（ステップ１０５）、水流検
出回路３６からの水流検出信号の有無の判別（ステップ
１０７）、即ち給水ポンプ１により循環可能な水が浴槽
２７内にあるかどうかの判別が行なわれる。

水流検出信号が発信されると、バイメタル用ヒータ４３
が駆動され（ステップ１０９）、以下バイメタルスイッ
チ４１は開成状態が維持される。

そして、ボイラ２０の作動が行なわれなければ（ステッ
プ１１１）、外気温度検出器５１により検出される外気
温度が０℃を越えたかどうかの判別が為され（ステップ
１１３）、０℃を越えた場合には給水ポンプ１の作動が
停止され（ステップ１１５）以後、ボイラ２０の作動が
行なわれるまで、ステップ１０３〜１０５が順次実行さ
れる。

尚、ボイラ２０が作動されると、バイメタルヒータ４３
の作動停止（ステップ１１７）、及び給水ポンプ１の作
動停止（ステップ１１９）が行なわれ、水管水凍結防止
装置は停止する。

また、ステップ１０７で浴槽２７内の水が確認されない
場合、給水ポンプ作動回路３１により給水ポンプ１が停
止され（ステップ１２１）、次いで電源３９が作動され
（ステップ１２３）、以後ボイラ２０が作動するまで（
ステップ１２５）、水管用ヒータ７．７はバイメタルス
イッチ４１の特性によりオン／オフされることとなる。

即ち、バイメタルスイッチ４１は、外気温度が０℃以下
となると閉成状態となり、Ｏｔを越えると開成状態とな
るよう設定されており、水管用ヒータ７．７は外気温度
０℃以下となったときのみ電源３９より通電される。

そして、ボイラ２０が作動すると電源３９が停止され（
ステップ１２７）、凍結防止装置は停止する。

尚、以上のフローチャートにおいて、ステップ１０９．
１１５，１１９，１２１は給水ポンプ駆動手段５に、ス
テップ１２３はヒータ作動手段９に、ステップ１０３，
１１３，１０７は給水ポンプ作動決定手段１１に相当す
る。

また、温度検出器５１は、給水ポンプ作動決定手段１３
用の外気温度検出手段２に相当し、バイメタルスイッチ
４１は、ヒータ７用の第２の温度検出手段２に相当し、
且つフローチャートのステップ１０７，１０９とともに
ヒータ作動決定手段１３に相当する。

尚、以上説明した本実施例では、給水ポンプ１の作動に
用いる外気温度検出手段２を外気温度検出器５１とし、
給水ポンプ駆動手段５、ヒータ駆動手段９、及び給水ポ
ンプ作動決定手段１１をマイクロコンピュータ３０を用
いて実現し、ヒータ作動時設定手段１３をバイメタルス
イッチ４１を含むものとした。

しかしながら、本発明はこの実施例の構成に限定される
ものではなく、例えば、給水ポンプ作動決定手段１１を
バイメタルスイッチ等を含む回路で構成し、ヒータ作動
決定手段１３を外気温度検出器を含む構成としマイクロ
コンピュータ３０を用いて実現しても良い。

（発明の効果） 以上詳しく説明したように、本発明によれば、浴槽内に
水がある場合、凍結防止手段として給水ポンプ駆動手段
により給水ポンプが作動し、浴槽内に水がなければ水管
加熱手段が作動するため、浴槽の水の有無にかかわらず
水管水の凍結を有効に防止できる。

また、本発明によれば、給水ポンプの作動と水管加熱手
段の作動が、作動停止手段により選択され同時に作動す
ることがないため、使用電力に無駄がない。

【図面の簡単な説明】

添付第１図は本発明の構成を示すブロック図であり、第
２図は本発明をマイクロコンピュータを用いて実現した
場合の系統図であり、第３図は本発明に係る実施例の作
動順を示すフローチャートである。 尚図面中、１は給水ポンプ、２は外気温度検出手段、３
は浴槽内水検出手段、５は給水ポンプ駆動手段、７はヒ
ータ、９はヒータ作動手段、１１は給水ポンプ作動決定
手段、１３はヒータ作動決定手段である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 給水ポンプにより、浴槽内の水をボイラの水管を介して
   循環させ加熱する風呂用ボイラのボイラ停止時における
   凍結防止装置にあって、 前記ボイラ停止時に外気温度を検出する外気温度検出手
   段と、 前記浴槽内の水の有無を検出する浴槽内水検出手段と、 前記給水ポンプの駆動及び駆動停止を行なう給水ポンプ
   駆動手段と、 前記水管水の凍結を防止するに十分な温度に水管を加熱
   するヒータの作動及び作動停止を行なうヒータ作動手段
   と、 前記外気温度検出手段による検出温度が所定温度以下で
   、且つ前記浴槽内水検出手段により浴槽内の水が検出さ
   れたときに前記給水ポンプ駆動手段の作動を決定する給
   水ポンプ作動決定手段と、前記温度検出手段による検出
   温度が所定温度以下で、且つ前記浴槽内水検出手段によ
   り浴槽内の水が検出されなかったときに前記ヒータ作動
   手段の作動を決定するヒータ作動決定手段と、を備える
   ことを特徴とする風呂釜用ボイラの凍結防止装置。