JP3073708B2 - 風呂給湯装置 - Google Patents

風呂給湯装置

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JP3073708B2
JP3073708B2 JP09156950A JP15695097A JP3073708B2 JP 3073708 B2 JP3073708 B2 JP 3073708B2 JP 09156950 A JP09156950 A JP 09156950A JP 15695097 A JP15695097 A JP 15695097A JP 3073708 B2 JP3073708 B2 JP 3073708B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、凍結防止機能を
有する風呂用給湯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、屋内に設置され、浴槽内の湯水を
加熱して昇温させる、所謂追い焚きを行う風呂加熱手段
を備えた風呂給湯装置が知られている。
【0003】一般に、風呂加熱手段は、浴槽内の湯水を
風呂循環回路を経由して循環させる循環ポンプと、該風
呂循環回路中に設けられた風呂用熱交換器と、該風呂用
熱交換器を加熱する風呂用バーナと、該風呂用バーナに
燃焼用空気を供給する風呂用燃焼ファンとを有する。
【0004】このような風呂給湯装置を、寒冷地で使用
しても風呂循環回路中の湯水が凍結しないようにするた
め、凍結防止処理を行う凍結防止制御手段を設けたもの
が提案されている。
【0005】具体的な凍結防止処理としては、例えば、
給気通路に、給気温度を検出する温度センサを設け、該
温度センサの検出温度が所定温度以下となったときに、
前記循環ポンプを稼動させて風呂循環回路中の湯水を循
環させることで、風呂循環回路中の湯水が凍結しないよ
うにしたものがある。
【0006】しかし、循環ポンプの作動音は比較的大き
いため、特に風呂給湯装置を屋内に設置したときには、
循環ポンプを長時間継続的に作動さたり、循環ポンプを
頻繁に作動させると、使用者に不快感を生じさせる。
【0007】そこで、このような不快感を生じさせない
ように、循環ポンプを間欠的に作動させて凍結防止処理
を行うようにした風呂給湯装置がある。この風呂給湯装
置では、温度センサの検出温度が所定温度以下となった
ときに、短時間(例えば3分間、以後、動作期間とい
う)循環ポンプを動作させ、動作終了後も、温度センサ
の検出温度が前記所定温度以下であるときは、その後長
時間(例えば40分間))循環ポンプを動作させるよう
にし、一方、前記動作期間の間に温度センサの検出温度
が前記所定温度を超えたときには、前記長時間の間循環
ポンプを停止するようにしている。
【0008】そして、このように、短時間である前記動
作期間における、循環ポンプの動作後に、温度センサの
検出温度に基づいて、その後、循環ポンプを継続動作さ
せるか停止させるかを決定することで、不必要に長時間
継続して循環ポンプを動作させることがないと共に、頻
繁に循環ポンプが間欠的に動作することを防止すること
ができる。
【0009】ところで、風呂加熱手段の他に、浴槽や浴
室のシャワーに湯を供給する給湯加熱手段を設ける場
合、これらの加熱手段の設置スペースを小さくするた
め、風呂加熱手段と給湯加熱手段とを一体の筐体内に配
置し、風呂加熱手段の有する風呂用バーナの燃焼排ガス
と、給湯加熱手段の有する給湯用バーナの燃焼排ガスと
を、該筐体に設けた共通の集合排気管から排出させる構
成とすることが考えられる。
【0010】そして、このような構成とした場合は、風
呂用バーナのみ、或いは給湯用バーナのみを燃焼させた
場合であっても、風呂用バーナに燃焼用空気を供給する
風呂用燃焼ファンと給湯用バーナに燃焼用空気を供給す
る給湯用燃焼ファンとの双方を動作させる必要がある。
【0011】これは、例えば給湯用バーナを燃焼させた
ときに、給湯用燃焼ファンと共に風呂用燃焼ファンを動
作させ、風呂用燃焼ファンから集合排気口方向への空気
流を生じさせることで、給湯用バーナからの燃焼排ガス
が風呂用バーナ側に逆流することを防止するための処理
である。この処理により、給湯用バーナから集合排気口
へと流れた燃焼排ガスが、風呂用バーナ側に流れて、再
び給湯用燃焼ファンに吸入され、給湯用バーナの燃焼状
態が悪化することを防止することができる。
【0012】しかし、本願発明者らは、このように、風
呂加熱手段と給湯加熱手段とを一体の筐体に配置し、風
呂用燃焼ファンと給湯用燃焼ファンとを共に作動させる
風呂用給湯装置において、上述した、間欠的に循環ポン
プを動作させて風呂循環回路中の湯水の凍結防止処理を
行ったときに、以下の不都合が生じることを知見した。
【0013】即ち、凍結防止処理中の循環ポンプの間欠
運転における、前記停止期間中に、給湯用バーナの燃焼
が開始され、給湯用燃焼ファンと共に風呂用燃焼ファン
が作動したときに、室内に設けられた風呂給湯装置に外
気が吸入されるため、外気温が低かったときには、冷気
が風呂燃焼ファンから吸入されて、風呂用熱交換器にあ
たる。そのため、風呂循環回路中の湯水が急速に冷却さ
れ、風呂循環回路中の湯水が凍結してしまうという不都
合が生じることを知見した。
【0014】また、短時間の循環ポンプの動作終了後
も、温度センサの検出温度が前記所定温度以下のままで
あったときには、さらに長時間延長して循環ポンプを継
続動作させることが行われている。
【0015】このように循環ポンプを動作させていると
きに、給湯用バーナが燃焼状態から燃焼停止状態に変化
し、風呂用燃焼ファンが停止したときには、冷気が吸入
されなくなるため、風呂用熱交換器の外気による冷却が
行われず、風呂循環回路中の湯水の温度が上昇して、凍
結防止処理を行う必要がなくなることが期待できる。
【0016】しかし、従来は、動作期間が延長されたと
きは、無条件に延長期間が経過するまで循環ポンプを継
続動作させていたため、実際には凍結防止処理を行う必
要がないにも拘らず、循環ポンプを無駄に長時間動作さ
せてしまうという不都合があった。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記不都合
を解消し、凍結防止処理を確実に、かつ循環ポンプの動
作を極力抑えて行う風呂給湯装置を提供することを目的
とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、浴槽内の湯を風呂循環回路を経由して循環
させる循環ポンプと、該風呂循環回路中に設けられた風
呂用熱交換器と、該風呂用熱交換器を加熱する風呂用バ
ーナと、該風呂用バーナに燃焼用空気を供給する風呂用
燃焼ファンとを有する風呂加熱手段と、湯を供給する給
湯回路中に設けられた給湯用熱交換器と、該給湯用熱交
換器を加熱する給湯用バーナと、該給湯用バーナに燃焼
用空気を供給する給湯用燃焼ファンとを有する給湯加熱
手段と、前記風呂加熱手段と、前記給湯加熱手段とを収
納し、前記風呂用バーナの燃焼排ガスと、前記給湯用バ
ーナの燃焼排ガスとを集合させて排出する集合排気口を
有する筐体と、前記給湯用バーナの燃焼時に、前記給湯
用燃焼ファンと前記風呂用燃焼ファンとを共に作動させ
る燃焼ファン制御手段と、給気通路に設けられ、給気温
度を検出する温度センサと、該温度センサの検出温度が
第1所定温度以下のとき、前記循環ポンプを間欠的に作
動させる凍結防止処理を行う凍結防止制御手段とを備え
た風呂給湯装置において、前記凍結防止処理における前
記循環ポンプの停止期間中に、前記温度センサの検出温
度が前記第1所定温度未満である第2所定温度以下にな
ったときに、前記循環ポンプを強制的に作動させる強制
循環手段を設けたことを特徴とする。
【0019】風呂加熱手段と給湯加熱手段とを同一筐体
に配置し、前記給湯用バーナの燃焼時に、前記給湯用燃
焼ファンと前記風呂用燃焼ファンとを共に作動させる風
呂給湯装置にあっては、外気温が低いときに前記給湯用
バーナの燃焼が開始されると、前記風呂用燃焼ファンも
動作を開始するため、該風呂用燃焼ファンによって吸入
された冷気が前記風呂用熱交換器にあてられ、前記風呂
循環回路中の湯水が急速に冷却される。
【0020】この場合、前記凍結防止制御手段による前
記凍結防止処理が実行されていない状態であったとき
は、前記温度センサの検出温度が前記第1所定温度未満
となって、該凍結防止処理が開始されるので、前記風呂
循環回路が凍結することはない。
【0021】しかし、前記凍結防止制御手段による凍結
防止処理が実行されており、前記循環ポンプの停止期間
中であったときに、前記風呂用燃焼ファンの作動によ
り、冷気が吸入されたときには、該停止期間が終了する
まで前記循環ポンプは動作しない。そのため、前記風呂
循環回路中の湯水が凍結するおそれがある。
【0022】かかる場合に、本発明によれば、前記停止
期間中に、前記温度センサの検出温度が前記第2所定温
度以下となったときには、前記強制循環手段により、前
記循環ポンプが強制的に継続作動される。これにより、
風呂循環回路中の湯水が凍結することを防止することが
できる。
【0023】また、前記第2所定温度を、前記凍結防止
処理における前記循環ポンプの停止期間中に、前記温度
センサの検出温度が低下しても、該停止期間が経過する
までの間であれば、前記風呂循環回路中の水が凍結しな
い最低限の温度に設定したことを特徴とする。
【0024】かかる本発明によれば、前記循環ポンプの
停止期間中に、前記風呂循環回路中の凍結を防ぐため、
前記強制循環手段により前記循環ポンプが作動されるこ
とを極力抑えることができる。
【0025】また、浴槽内の湯を風呂循環回路を経由し
て循環させる循環ポンプと、該風呂循環回路中に設けら
れた風呂用熱交換器と、該風呂用熱交換器を加熱する風
呂用バーナと、該風呂用バーナに燃焼用空気を供給する
風呂用燃焼ファンとを有する風呂加熱手段と、湯を供給
する給湯回路中に設けられた給湯用熱交換器と、該給湯
用熱交換器を加熱する給湯用バーナと、該給湯用バーナ
に燃焼用空気を供給する給湯用燃焼ファンとを有する給
湯加熱手段と、前記風呂加熱手段と、前記給湯加熱手段
とを収納し、前記風呂用バーナの燃焼排ガスと、前記給
湯用バーナの燃焼排ガスとを集合させて排出する集合排
気口を有する筐体と、前記給湯用バーナの燃焼時に、前
記給湯用燃焼ファンと前記風呂用燃焼ファンとを共に作
動させる燃焼ファン制御手段と、給気通路に設けられ、
給気温度を検出する温度センサと、該温度センサの検出
温度が第1所定温度未満のとき、前記循環ポンプを間欠
的に作動させる凍結防止処理を行う凍結防止制御手段と
を備えた風呂給湯装置において、前記凍結防止処理にお
ける前記循環ポンプの動作期間中に、前記給湯用バーナ
が燃焼状態から燃焼停止状態へと変化したときに、前記
循環ポンプを停止させて前記凍結防止処理を中断させ、
所定時間経過後に前記凍結防止処理を再開させる循環中
断手段を設けたことを特徴とする。
【0026】前記凍結防止処理における前記循環ポンプ
の動作期間中に、前記給湯用バーナが燃焼状態から燃焼
停止状態へと変化すると、それに伴って、前記風呂用燃
焼ファンが停止する。この風呂用燃焼ファンの停止によ
り、それまで行われていた冷気の吸入が停止するため、
前記温度センサの検出温度が上昇することが期待でき
る。
【0027】かかる場合に、本発明によれば、前記凍結
防止処理における前記循環ポンプの動作期間中に、前記
給湯用バーナが燃焼状態から燃焼停止状態へと変化した
ときに、前記循環ポンプを停止して、前記第3所定時間
の間、前記温度センサの検出温度が上昇するのを待つ。
そして、前記第3所定時間経過後、前記凍結防止処理を
再開する。
【0028】前記第3所定時間経過時に、前記温度セン
サの検出温度が、前記第1所定温度を超えていたとき
は、前記凍結防止処理が再開されても前記循環ポンプは
作動されない。そのため、従来、前記循環ポンプの動作
期間中は、無条件に該循環ポンプを継続動作させていた
ときのように、該動作期間中に前記温度センサの検出温
度が上昇し、前記循環ポンプを作動させる必要がなくな
ったにも拘らず、該循環ポンプを無駄に動作させること
がなく、循環ポンプの動作時間を短縮することができ
る。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の1例を、図
1〜図4を参照して説明する。図1は本実施の形態の風
呂給湯装置の構成図、図2は図1に示した風呂給湯装置
に備えた制御ユニットの動作ブロック図、図3,図4は
図1に示した制御ユニットの動作を示したフローチャー
トである。
【0030】図1を参照して、本実施の形態の風呂給湯
装置1は、一体の筐体2に風呂加熱手段3と、給湯加熱
手段4とを配置し、風呂加熱手段3の燃焼排ガスと給湯
加熱手段4の燃焼排ガスとを共通の集合排気口5から排
出する構成となっている。
【0031】風呂加熱手段3は、風呂循環回路6と、循
環ポンプ7と、風呂用熱交換器8と、風呂用熱交換器8
を加熱する風呂用バーナ9と、風呂用バーナ9に燃焼用
空気を供給する風呂用燃焼ファン10とからなる。尚、
風呂用バーナ9への燃料ガスは風呂ガス電磁弁11を介
してガス供給管12から供給される。
【0032】風呂加熱手段3は、循環ポンプ7により浴
槽13内の湯水14を風呂循環回路6を介して循環さ
せ、風呂循環回路6の途中に設けられた風呂用熱交換器
8によって、風呂循環回路6中の湯水を加熱する。これ
により浴槽11内の湯水12を昇温させる、所謂追い焚
きが行われる。
【0033】給湯加熱手段4は、給湯回路15と、給湯
用熱交換器16と、給湯用熱交換器16を加熱する給湯
用バーナ17と、給湯用バーナ17に燃焼用空気を供給
する給湯用燃焼ファン18とからなる。尚、給湯用バー
ナ17への燃料ガスは給湯ガス比例弁19、給湯ガス第
1電磁弁20、給湯ガス第2電磁弁21を介してガス供
給管12から供給される。
【0034】給湯加熱手段4は、使用者が、給湯回路1
5の下流側の先端に取り付けられたカラン(図示しな
い)を開け、給湯回路15に水流が生じたことを水流セ
ンサ22によって検知すると、給湯用バーナの燃焼を開
始する。これにより、給湯用熱交換器16中の給湯回路
15を流れる水が加熱され、給湯回路15の下流に湯が
供給される。
【0035】また、給湯回路15の下流側は連絡管路2
3により、注湯電磁弁24、三方弁25を介して風呂循
環回路6と接続されている。これにより、注湯電磁弁2
4を開け、三方弁25を風呂循環回路6側に切替えるこ
とで、給湯用熱交換器16で昇温された湯が、給湯回路
15から風呂循環回路6を介して浴槽13に供給される
ようにしている。
【0036】制御ユニット30は、風呂温度センサ3
1、風呂用放電電極32、風呂用フレームロッド33、
風呂ガス電磁弁11、風呂用燃焼ファン10と接続さ
れ、風呂用バーナの点火/消火、及び所定温度までの追
い炊き制御を行う。また、制御ユニット30は、出湯温
センサ34、給湯用放電電極35、給湯用フレームロッ
ド36、給湯ガス比例弁19、給湯ガス第1電磁弁2
0、給湯ガス第2電磁弁21、給湯用燃焼ファン18と
接続され、給湯用バーナの点火/消火、及び所定温度で
の給湯制御を行う。
【0037】尚、37は風呂用放電電極32と、給湯用
放電電極35とに高電圧を印加するためのイグナイタ、
38は風呂用燃焼ファン10の給気通路に設けられ、給
気温度を検出する温度センサである。尚、該温度センサ
38を給湯用燃焼ファン18の給気通路に設けるように
してもよい。
【0038】次に、図2〜図4を参照して、制御ユニッ
ト30に備えた、風呂循環回路6中の湯水の凍結防止機
能について説明する。
【0039】図2を参照して、制御ユニット30に備え
られた凍結防止制御手段50は、温度センサ38の検出
温度が第1所定温度以下となったときに、循環ポンプ7
を作動させ、風呂循環回路6中の湯水を循環させること
で、風呂循環回路6中の湯水が凍結することを防止す
る。
【0040】ここで、図1に示したように、風呂加熱手
段3と給湯加熱手段4とを一体の筐体2に配置し、風呂
加熱手段3の燃焼排ガスと給湯加熱手段4の燃焼排ガス
とを集合排気口5から排気させる構成としたときには、
風呂用バーナ9と給湯用バーナ17のいずれか一方のみ
を燃焼させた場合であっても、風呂用燃焼ファン10と
給湯用燃焼ファン18とを共に作動させる必要がある。
【0041】これは、例えば、図1に示すように、給湯
用バーナ17のみを燃焼させたときに、風呂用燃焼ファ
ン10を作動させることで、給湯加熱手段4の排気口4
1から排気された燃焼排ガス(黒矢印)が、風呂加熱手
段3の排気口40から風呂用熱交換器8側に逆流して給
湯用燃焼ファン18から再び吸入され、給湯用バーナ1
7の燃焼状態が悪化することを防止するための処理であ
る。
【0042】図2に示したファン制御手段51は、風呂
用バーナ9の燃焼制御を行う風呂燃焼制御手段52から
の風呂燃焼開始信号、或いは給湯用バーナ17の燃焼制
御を行う給湯制御手段53からの給湯燃焼開始信号の少
なくとも一方を入力したときに、風呂用燃焼ファン10
と給湯用燃焼ファン18を共に作動させる。
【0043】これにより、図1に示したように、給湯用
バーナ17のみを燃焼させたときに、風呂用燃焼ファン
10から風呂加熱手段3の排気口40への空気流が生じ
(白矢印)、給湯加熱手段4の排気口41から排出され
た燃焼排ガスが逆流することを防止することができる。
【0044】しかし、給湯用バーナ17のみを燃焼させ
たときに(燃焼風呂用バーナ9は燃焼停止状態)、ファ
ン制御手段51により、給湯用燃焼ファン18と共に風
呂用燃焼ファン10が作動されると、外気温が低いとき
には、風呂用燃焼ファン10から冷気が吸入され、風呂
循環回路6中の湯水が急速に冷却されるという弊害があ
る。
【0045】図2に示した強制循環手段54と循環中断
手段55とは、この弊害に対処するためのものである。
以下、図3,図4のフローチャートを参照して、制御ユ
ニット30に備えた、凍結防止制御手段50、強制循環
手段54、循環中断手段55による、風呂循環回路6中
の湯水の凍結防止処理について説明する。
【0046】図3を参照して、STEP1で温度センサ
38の検出温度が1℃未満となると、凍結防止制御手段
50は、循環ポンプ7を動作させる凍結防止処理を開始
し、STEP2,STEP3で循環ポンプを70秒間継
続動作させる(動作期間)。
【0047】STEP4で、温度センサ38の検出温度
が1℃(第1所定温度)以上、または風呂温度センサ3
1の検出温度が20℃以上となったときは、図4のST
EP20に進んで循環ポンプ7が停止され、STEP2
1,STEP23(STEP22については後述する)
により、40分間、循環ポンプ7は停止状態を維持する
(停止期間)。
【0048】図3のSTEP4で、温度センサ38の検
出温度が1℃(第1所定温度)未満、かつ風呂温度セン
サ31の検出温度が20℃未満であったときには、ST
EP5で循環ポンプ7の動作期間を3分間延長し、ST
EP6で再び温度センサ38の検出温度と風呂温度セン
サ31の検出温度を確認する。STEP6で、温度セン
サ38の検出温度が1℃(第1所定温度)以上、或いは
風呂温度センサ31の検出温度が20℃以上となったと
きには、図4のSTEP20に進んで循環ポンプ7を停
止し、STEP21,STEP23(STEP22につ
いては後述する)により、40分間循環ポンプ7が停止
状態を維持する(停止期間)。即ち、動作期間3分70
秒、停止期間40分の循環ポンプ7の間欠動作が行われ
る。
【0049】このように、70秒、或いは3分70秒と
いう短時間の循環ポンプ7の動作により、温度センサ3
8の検出温度が第1所定温度以上に上昇したときは、風
呂循環回路6の周囲温度がそれほど低くないと判断でき
る。
【0050】そのため、40分間の停止期間を設けて
も、風呂循環回路6中の湯水が凍結するおそれがなく、
また、循環ポンプ7が頻繁にON/OFFすることがな
いため、循環ポンプ7の作動音により、使用者に不快感
を生じさせることを防止することができる。
【0051】尚、STEP4で、温度センサ38の検出
温度が1℃未満、かつ風呂温度センサ31の検出温度が
20℃未満となったときに(YES分岐)、STEP
5,6を介することなく、STEP7に進むようにして
もよい。
【0052】一方、STEP6で温度センサ38の検出
温度が1℃(第1所定温度)未満、かつ、風呂温度セン
サ31の検出温度が20℃未満であったとき、即ち、3
分70秒間、循環ポンプ7を動作させても温度センサ3
8、及び風呂センサ39の検出温度が上昇しなかったと
きには、風呂循環回路6の周囲温度が低いと判断でき
る。
【0053】このときには、STEP7,STEP9
(STEP8については後述する)で、循環ポンプ7の
動作期間をさらに40分間延長する。そして、この40
分間の循環ポンプ7の動作後、STEP10で温度セン
サ38の検出温度が5℃以上に上昇したときには、ST
EP11で循環ポンプ7をOFFしてSTEP1に戻
る。
【0054】また、STEP10で温度センサ38の検
出温度が5℃未満であったときには、STEP5に戻っ
てさらに循環ポンプ7の動作期間を延長する。即ち、S
TEP6で温度センサ38の検出温度が1℃以上、或い
は風呂温度センサ31の検出温度が20℃以上となる
か、STEP10で温度センサ38の検出温度が5℃以
を超えるまで、循環ポンプの動作が続行される。
【0055】次に、強制循環手段54の動作について説
明する。強制循環手段54は、STEP22で給湯用バ
ーナ17が燃焼中であり、かつ温度センサ38の検出温
度が−5℃(第2所定温度)未満となったときに、ST
EP30に進んで循環ポンプ7をONさせる。
【0056】STEP21〜STEP23の、循環ポン
プ7の停止期間中に、給湯用バーナ17が燃焼状態であ
り、かつ温度センサ38の検出温度が前記第2所定温度
未満となったときは、外気が低く、風呂燃焼ファン10
の動作により、冷気が風呂用熱交換器8にあてられてい
ると考えられる。
【0057】このとき、循環ポンプ7の停止状態を維持
すると、風呂循環回路6が急速に冷却されるため、風呂
循環回路6中の湯水が凍結するおそれがある。そのた
め、強制循環手段54は、STEP32で温度センサ3
8の検出温度が7℃(第3所定温度)以上となるまで、
循環ポンプ7を強制的に作動させ、風呂循環回路6中の
湯水を循環させる。これにより、風呂循環回路6中の湯
水が凍結することを防止することができる。
【0058】尚、前記第2所定温度は、STEP21〜
STEP23の停止期間中に、温度センサ38の検出温
度が低下しても、該停止期間が経過するまでの間であれ
ば、風呂循環回路中6中の湯水が凍結することのない最
低限の温度に設定される。これにより、循環ポンプ7が
強制動作することを極力抑えるようにしている。
【0059】また、給湯用バーナ17が燃焼状態から、
燃焼停止状態に変化したときは、それまで動作していた
風呂用燃焼ファン10が停止するため、冷気の吸入が停
止する。そのため、温度センサ38の検出温度が上昇す
ることが期待できる。
【0060】そこで、図2に示した循環中断手段55
は、STEP7〜STEP9の動作期間中に、STEP
8で給湯用バーナ17が燃焼中であったときにはSTE
P31に進み、STEP31で給湯用バーナ17が燃焼
停止したか否かを確認しながら、STEP32で温度セ
ンサ38の検出温度が7℃(第3所定温度)以上となる
まで循環ポンプ7を継続動作させる。
【0061】そして、STEP31で給湯用バーナ17
が燃焼停止したことを確認したときには、STEP40
に進んで循環ポンプ7をOFFし、STEP41で5分
が経過するのを待って、STEP1に進む。STEP4
1で5分が経過する間に、温度センサ38の検出温度が
上昇し、1℃(第1所定温度)以上となったときには、
STEP1で待ち状態になり、循環ポンプ7は動作しな
い。
【0062】そのため、STEP9で40分タイマがタ
イムアップする前に循環ポンプ7の動作を中断、停止さ
せることができ、循環ポンプ7の継続動作時間が短縮さ
れる。これにより、温度センサ38の検出温度が高く、
実際には凍結防止処理を行う必要がない状態にあるにも
拘らず、循環ポンプ7が作動されることを防止すること
ができる。
【0063】尚、本実施の形態では、凍結防止処理制御
手段50による凍結防止処理の開始を、温度センサ38
の検出温度と風呂温度センサ31の検出温度から決定す
ることで、凍結防止の監視精度を高めているが、風呂給
湯装置の構成によっては、温度センサ38の検出温度か
ら、凍結防止処理の開始を決定するようにしてもよい。
【0064】また、本実施の形態では、強制循環手段5
4の動作開始条件として、給湯用バーナ17が燃焼中で
あり、かつ温度センサ31の検出温度が−5℃(第2所
定温度)未満であることとしたが、温度センサ31の検
出温度が該第2所定温度未満であることのみを強制循環
手段54の動作開始条件としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の風呂給湯装置の構成図。
【図2】図1の風呂給湯装置に備えた制御ユニットの動
作ブロック図。
【図3】図2に示した制御ユニットの動作フローチャー
ト。
【図4】図2に示した制御ユニットの動作フローチャー
ト。
【符号の説明】
1…風呂給湯装置、2…筐体、3…風呂加熱手段、4…
給湯加熱手段、5…集合排気口、6…風呂循環回路、7
…循環ポンプ、8…風呂用熱交換器、9…風呂用バー
ナ、10…風呂用燃焼ファン、11…風呂ガス電磁弁、
12…ガス供給管、13…浴槽、14…湯水、15…給
湯回路、16…給湯用熱交換器、17…給湯用バーナ、
18…給湯用燃焼ファン、19…給湯ガス比例弁、20
…給湯ガス第1電磁弁、21…給湯ガス第2電磁弁、2
2…水流センサ、23…連絡管路、24…注湯電磁弁、
25…三方弁、30…制御ユニット、31…風呂温度セ
ンサ、32…風呂用放電電極、33…風呂用フレームロ
ッド、35…給湯用放電電極、36…給湯用フレームロ
ッド、37…イグナイタ、38…温度センサ、50…凍
結防止制御手段、51…ファン制御手段、52…風呂燃
焼制御手段、53…給湯燃焼制御手段、54…強制循環
手段、55…循環中断手段

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴槽内の湯水を風呂循環回路を経由して循
    環させる循環ポンプと、該風呂循環回路中に設けられた
    風呂用熱交換器と、該風呂用熱交換器を加熱する風呂用
    バーナと、該風呂用バーナに燃焼用空気を供給する風呂
    用燃焼ファンとを有する風呂加熱手段と、 湯を供給する給湯回路中に設けられた給湯用熱交換器
    と、該給湯用熱交換器を加熱する給湯用バーナと、該給
    湯用バーナに燃焼用空気を供給する給湯用燃焼ファンと
    を有する給湯加熱手段と、 前記風呂加熱手段と、前記給湯加熱手段とを収納し、前
    記風呂用バーナの燃焼排ガスと、前記給湯用バーナの燃
    焼排ガスとを集合させて排出する集合排気口を有する筐
    体と、 前記給湯用バーナの燃焼時に、前記給湯用燃焼ファンと
    前記風呂用燃焼ファンとを共に作動させる燃焼ファン制
    御手段と、給気通路に設けられ、給気温度を検出する温
    度センサと、 該温度センサの検出温度が第1所定温度以下のとき、前
    記循環ポンプを間欠的に作動させる凍結防止処理を行う
    凍結防止制御手段とを備えた風呂給湯装置において、 前記凍結防止処理における前記循環ポンプの停止期間中
    に、前記温度センサの検出温度が前記第1所定温度未満
    である第2所定温度以下になったときに、前記循環ポン
    プを強制的に作動させる強制循環手段を設けたことを特
    徴とする風呂用給湯装置。
  2. 【請求項2】前記第2所定温度を、前記凍結防止処理に
    おける前記循環ポンプの停止期間中に、前記温度センサ
    の検出温度が低下しても、該停止期間が経過するまでの
    間であれば、前記風呂循環回路中の水が凍結しない最低
    限の温度に設定したことを特徴とする請求項1記載の風
    呂用給湯装置。
  3. 【請求項3】浴槽内の湯水を風呂循環回路を経由して循
    環させる循環ポンプと、該風呂循環回路中に設けられた
    風呂用熱交換器と、該風呂用熱交換器を加熱する風呂用
    バーナと、該風呂用バーナに燃焼用空気を供給する風呂
    用燃焼ファンとを有する風呂加熱手段と、 湯を供給する給湯回路中に設けられた給湯用熱交換器
    と、該給湯用熱交換器を加熱する給湯用バーナと、該給
    湯用バーナに燃焼用空気を供給する給湯用燃焼ファンと
    を有する給湯加熱手段と、 前記風呂加熱手段と、前記給湯加熱手段とを収納し、前
    記風呂用バーナの燃焼排ガスと、前記給湯用バーナの燃
    焼排ガスとを集合させて排出する集合排気口を有する筐
    体と、 前記給湯用バーナの燃焼時に、前記給湯用燃焼ファンと
    前記風呂用燃焼ファンとを共に作動させる燃焼ファン制
    御手段と、給気通路に設けられ、給気温度を検出する温
    度センサと、 該温度センサの検出温度が第1所定温度以下のとき、前
    記循環ポンプを間欠的に作動させる凍結防止処理を行う
    凍結防止制御手段とを備えた風呂給湯装置において、 前記凍結防止処理における前記循環ポンプの動作期間中
    に、前記給湯用バーナが燃焼状態から燃焼停止状態へと
    変化したときに、前記循環ポンプを停止させて前記凍結
    防止処理を中断させ、所定時間経過後に前記凍結防止処
    理を再開させる循環中断手段を設けたことを特徴とする
    風呂用給湯装置。
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