JP2001116268A - 温水供給装置 - Google Patents

温水供給装置

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JP2001116268A
JP2001116268A JP29013899A JP29013899A JP2001116268A JP 2001116268 A JP2001116268 A JP 2001116268A JP 29013899 A JP29013899 A JP 29013899A JP 29013899 A JP29013899 A JP 29013899A JP 2001116268 A JP2001116268 A JP 2001116268A
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F24DDOMESTIC- OR SPACE-HEATING SYSTEMS, e.g. CENTRAL HEATING SYSTEMS; DOMESTIC HOT-WATER SUPPLY SYSTEMS; ELEMENTS OR COMPONENTS THEREFOR
    • F24D9/00Central heating systems employing combinations of heat transfer fluids covered by two or more of groups F24D1/00 - F24D7/00

Abstract

(57)【要約】 【課題】暖房機との間の通信が不良となったときに、誤
動作によりエネルギーが無駄に消費されることを防止し
た温水供給装置を提供する。 【解決手段】温水供給コントローラ26は、床暖房コン
トローラ37及び温風暖房コントローラ34と通信線3
0,28によりそれぞれ接続され、床暖房コントローラ
37及び温水暖房コントローラ34から温水供給コント
ローラ26への一方向の通信を行う。故障検知手段43
は、トランジスタ67をOFF状態としたときに、入力
ポートIN0,IN1に入力される信号の種類により入
力回路40aの故障を検知し、同一時点におけるIN2
とIN4及びIN3とIN5の入力信号が一致する否か
により入力回路40bの故障を検知する。故障対処手段
44は、故障検知手段43により入力回路40a又は4
0bの故障が検知されたときに、温水供給制御手段45
に対して温水供給の禁止を指示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、温水を熱源とす
る暖房機から出力される信号の種類に応じて、該暖房機
への温水の供給を制御する温水供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、バーナを熱源とする熱交換器を
有し、該熱交換器で加熱生成された温水を、該温水を熱
源として室内の暖房を行う温風暖房機や床暖房パネル等
に供給する温水供給装置が知られている。かかる温水供
給装置はこれらの暖房機から離れた場所に設置されるの
が一般的であるため、温水供給装置と暖房機との間は通
信可能に接続され、使用者の便宜を考慮して暖房の開始
や停止を指示するスイッチ類は暖房機に設けられる。
【0003】そして、使用者により暖房機に設けられた
暖房開始スイッチが操作されると、暖房機から温水供給
装置に対して暖房の開始を指示する信号が送信され、該
信号を受信した温水供給装置はバーナに点火して暖房機
への温水の供給を開始する。また、暖房機に設けられた
暖房停止スイッチが操作されると、暖房機から温水供給
装置に対して暖房の停止を指示する信号が送信され、該
信号を受信した温水供給装置はバーナを消火して暖房機
への温水の供給を停止する。
【0004】ここで、温水供給装置と暖房機との間の通
信が不良となると、暖房機に設けられたスイッチ類を操
作して温水供給装置の作動を指示することができなくな
る。そこで、温水供給装置と暖房機の間で双方向の通信
を行う機能を備えている場合は、温水供給装置と暖房機
との間で定期的に接続チェック信号を送受信して通信状
態を確認する処理を行って通信不良の有無を検知し、通
信不良を検知したときは温水供給装置の作動を禁止する
ことが考えられる。
【0005】しかし、暖房機がこのように温水供給装置
との間で双方向の通信を行う機能を備えておらず、温水
供給装置に対して単に信号を出力する一方向の通信機能
しかもたない場合には、上述した処理によって温水供給
装置と暖房機との間の通信不良の有無を検知することは
できず、通信状態を確認する処理は特に行われていなか
った。
【0006】そのため、温水供給装置と暖房機間の通信
が、暖房機の信号入力回路の故障等により不良となる
と、信号の誤検知により実際には暖房機の暖房開始スイ
ッチが操作されていないにも拘らず暖房運転が開始され
たり、或いは、暖房機の暖房停止スイッチが操作されて
も温水供給装置側で暖房の停止を指示する信号を受信で
きずにバーナが燃焼を継続する等の誤作動が生じるおそ
れがあった。
【0007】そして、温水を熱源とする暖房機は、上述
したように温水供給装置から離れた場所に設置されるの
が一般的であるため、温水供給装置から暖房機への温水
の供給が開始されてから実際に温水が暖房機に到達し
て、室温が上昇するまでにある程度時間を要する。その
ため、使用者が温水供給装置の誤動作に気づき難く、温
水供給装置が作動を継続してエネルギーが無駄に消費さ
れてしまうという不都合があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記不都合
を解消し、暖房機と温水供給装置との間の通信が、暖房
機の信号入力回路の故障等により不良となったときに、
誤動作によりエネルギーが無駄に消費されることを防止
した温水供給装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたものであり、本発明の第1の態様
は、温水を供給する温水供給手段と、該温水供給手段の
作動を制御する温水供給制御手段とを備え、温水を熱源
として室内の暖房を行う暖房機に対して前記温水供給手
段により温水を供給する温水供給装置であって、前記暖
房機に備えられた送信手段から出力される信号を通信線
を介して入力する信号入力回路を有する受信手段を備え
て、前記送信手段から該受信手段への一方向通信を行
い、前記温水供給制御手段は、前記信号入力回路に入力
される信号の種類に応じて前記温水供給手段の作動を制
御する温水供給装置の改良に関する。
【0010】そして、前記通信線の途中個所を信号伝達
可能状態と信号伝達不能状態とに切換える切換え回路
と、前記信号入力回路への信号入力の有無を検知する信
号入力検知手段と、前記切換え回路により前記通信線の
前記途中個所を前記信号伝達不能状態としたときに、前
記信号入力検知手段により前記信号入力回路への信号入
力が検知されるか否かに応じて前記信号入力回路の故障
の有無を検知する故障検知手段と、該故障検知手段によ
り前記信号入力回路が故障状態にあることが検知された
ときに、前記温水供給手段の作動の禁止と故障報知との
うち少なくともいずれか一方を行う故障対処手段とを備
えたことを特徴とする。
【0011】かかる本発明によれば、前記信号入力回路
が正常に作動していれば、前記切換え回路により前記通
信線の途中個所を前記信号伝達不能状態としたときは、
前記信号入力回路には何の信号も入力されない状態とな
る。そのため、前記通信線の途中を前記信号伝達不能状
態としたときに、前記信号入力検知手段により前記信号
入力回路への信号入力が検知されたときには、前記故障
検知手段は前記信号入力回路が故障状態にあると判断す
ることができる。
【0012】そして、前記故障検知手段により前記信号
入力回路が故障状態にあることが検知されたときに、前
記故障対処手段により、前記温水供給手段の作動を禁止
し又は前記故障報知により使用者に前記温水供給手段の
停止を促すことによって、前記信号入力回路の誤作動に
より、前記温水供給手段が使用者の意に反して作動を開
始、継続し、無駄なエネルギーが消費されることを防止
することができる。
【0013】また、前記受信手段は前記信号入力回路に
入力される信号の種類を識別する信号識別手段を有し、
前記温水供給制御手段は前記信号識別手段により識別さ
れた信号の種類に応じて前記温水供給手段の作動を制御
し、前記信号入力検知手段は、前記信号識別手段により
所定種類の信号が識別されたときに、前記信号入力回路
に信号が入力されたと判断することを特徴とする。
【0014】かかる本発明によれば、前記信号入力検知
手段は、前記信号入力回路への信号入力の有無を前記信
号識別手段による識別結果によって判断する。そのた
め、前記信号入力回路への信号入力の有無を検知するた
めの手段を新たに設ける必要がない。
【0015】次に、本発明の第2の態様は、温水を供給
する温水供給手段と、該温水供給手段の作動を制御する
温水供給制御手段とを備え、温水を熱源として室内の暖
房を行う暖房機に対して前記温水供給手段により温水を
供給する温水供給装置であって、前記暖房機に備えられ
た送信手段から出力される信号を通信線を介して入力す
る信号入力回路と、該信号入力回路に入力された信号の
種類を識別する信号識別手段とを有する受信手段を備え
て、前記送信手段から該受信手段への一方向通信を行
い、前記温水供給制御手段は、前記信号識別手段により
識別された信号の種類に応じて、前記温水供給手段の作
動を制御する温水供給装置の改良に関する。
【0016】そして、前記通信線と接続された検査用信
号入力回路と、該検査用信号入力回路に入力された信号
の種類を識別する検査用信号識別手段と、同一時点にお
いて、前記信号識別手段により識別された信号の種類と
前記検査用信号識別手段により識別された信号の種類と
が一致するか否かに応じて、前記信号入力回路又は前記
検査用信号入力回路の故障の有無を検知する故障検知手
段と、該故障検知手段により前記信号入力回路又は前記
検査用入力回路が故障状態にあることが検知されたとき
に、前記温水供給手段の作動の禁止と故障報知とのうち
少なくともいずれか一方を行う故障対処手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0017】かかる本発明によれば、前記信号入力回路
と前記検査用信号入力回路とが共に正常に作動していれ
ば、同一時点において、前記信号識別手段により識別さ
れる信号の種類と前記検査用信号識別手段により識別さ
れる信号の種類とは一致するはずである。そのため、前
記故障検知手段は、同一時点において、前記信号識別手
段により識別される信号の種類と前記検査用信号識別手
段により識別される信号の種類とが一致しなかったとき
は、前記信号入力回路と前記検査用信号入力回路と少な
くともいずれか一方が故障した状態にあると判断するこ
とができる。
【0018】そして、前記故障検知手段により、前記信
号入力回路又は前記検査用信号入力回路が故障状態にあ
ることが検知されたときに、上述した第1の態様と同
様、前記故障対処手段により、前記温水供給手段の作動
を禁止し又は前記故障報知により使用者に前記温水供給
手段の停止を促すことによって、前記信号入力回路の誤
作動により前記温水供給手段が使用者の意に反して作動
を開始、継続し、無駄なエネルギーが消費されることを
防止することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の一例を、図
1〜図4を参照して説明する。図1は本発明の温水供給
装置を用いた室内暖房システムの全体構成図、図2は図
1に示した室内暖房システムの制御ブロック図、図3は
図1に示した室内暖房システムにおける通信回路図、図
4は通信処理のタイミングチャートである。
【0020】図1を参照して、温水供給装置1は室外に
設置され、温風暖房機2(本発明の暖房機に相当する)
及び床暖房パネル3(本発明の暖房機に相当する)と温
水回路4によって接続されている。温水回路4は、温風
暖房機2に温水を供給するための温風暖房路5と、床暖
房パネル3に温水を供給するための床暖房路6とにより
構成されている。また、温水供給装置1は、バーナ7に
より加熱されて温水回路4中の温水を昇温させる温水熱
交換器8と、温水回路4内の温水を循環させる循環ポン
プ9と、温水回路4内の温水の膨張と収縮を吸収するシ
スターン10とを備えている。
【0021】温風暖房路5は、温風暖房機2に温水を供
給する1次供給路11と、温風暖房機2から温水を還流
する1次還流路12とから構成されている。1次供給路
11は、温水熱交換器8から第1温水サーミスタ13の
取付け箇所を経由して図中下方に直進し、温風暖房機2
に備えられた暖房熱交換器15の流入側に接続されてい
る。一方、1次還流路12は、暖房熱交換器15の流出
側から流量制御弁14を介してシスターン10の流入側
に接続され、シスターン10の流出側から循環ポンプ9
を介して温水熱交換器8に接続されている。温風暖房機
2に設けられた流量制御弁14は、その開度を変化させ
ることにより温風暖房機2に供給される温水の流量を調
節したり、温水の供給を停止したりするものである。
【0022】床暖房路6は、床暖房パネル3に温水を供
給する2次供給路16と、床暖房パネル3から温水を還
流する2次還流路17とから構成されている。2次供給
路16は、循環ポンプ9の吐出側から図中下方向に分岐
し、第2温水サーミスタ18の取付け箇所を経由して、
床暖房パネル3に供給する温水の流量を調節する開閉制
御弁19とを介して床暖房パネル3の流入側に接続され
ている。一方、2次還流路17は、床暖房パネル3の流
出側と接続され、1次還流路12及びバイパス供給路2
0と合流している。
【0023】バイパス供給路20は、1次供給路11か
ら図中左方向に分岐し、温風暖房機2をバイパスして1
次還流路12に接続されている。このバイパス供給路2
0は、温水熱交換器8により加熱された温水と床暖房パ
ネル3からの復水とをシスターン10でミキシングし
て、床暖房パネルからの復水を昇温させるためのもので
ある。
【0024】2次供給路16に設けられた開閉制御弁1
9は、その開閉時間を制御することにより床暖房パネル
3に温水を供給する時間を調節して、床暖房パネル3か
らの放熱量を制御するためのものである。
【0025】21はバーナ7に燃料ガスを供給するガス
供給管であり、ガス供給管21には、ガスの供給と遮断
とを切替える元ガス電磁弁22及びガス電磁弁23と、
ガスの供給流量を調節するガス比例弁24とが設けられ
ている。そして、バーナ7の燃料量は、ガス比例弁24
により燃料ガスの供給流量を調節し、又、燃焼ファン2
5により燃焼用空気の供給流量を調節することによって
制御される。
【0026】温水供給装置1は温水供給コントローラ2
6によってその作動が制御され、スイッチ部27には電
源スイッチやブザー等が備えられる。温水供給コントロ
ーラ26はマイコン等によって構成された電子ユニット
であり、温風暖房機2と通信線28により接続され、床
暖房パネル3の近傍に設置された床暖房端末29と通信
線30により接続される。
【0027】温風暖房機2は、温風ファン31、温風暖
房の開始や停止を指示するスイッチ等が設けられた温風
暖房操作パネル32、室温を検出する温風暖房用サーミ
スタ33、及び温風暖房機2の作動を制御する温風暖房
コントローラ34を備える。また、床暖房端末29は、
床暖房の開始や停止を指示スイッチ等が設けられた床暖
房操作パネル35、室温を検出する床暖房用サーミスタ
36、及び床暖房パネル3への温水の供給と停止を制御
する床暖房コントローラ37を備える。
【0028】次に、図2を参照して、温水供給装置1に
備えられた温水供給コントローラ26は、温風暖房機2
及び床暖房端末29から送信される信号をそれぞれ通信
線28,30を介して入力する信号入力回路40やマイ
コン41等により構成される。そして、マイコン41
は、信号入力回路40に入力された信号の種類を識別す
る信号識別手段42、信号入力回路40の故障を検知す
る故障検知手段43(本発明の信号入力検知手段の機能
を含む)、信号入力回路40の故障に対する処理を行う
故障対処手段44、及び信号識別手段42より識別され
た信号の種類に応じて温水供給装置1の作動を制御する
温水供給制御手段45を備える。
【0029】温水供給コントローラ26は、操作部27
に備えられた電源スイッチ(図示しない)がON操作さ
れることにより、電源の供給が開始されてその作動を開
始する。そして、温水供給コントローラ26は、第1温
水サーミスタ13及び第2温水サーミスタ18と接続さ
れて、これらの検出信号により循環路4中の温水の温度
を認識し、点火電極46,燃焼ファン25,元ガス電磁
弁22,ガス電磁弁23,及びガス比例弁24と接続さ
れて、これらの作動を制御してバーナ7の燃焼制御を行
う。さらに、温水供給コントローラ26は、循環ポンプ
9及び開閉制御弁19と接続され、これらの作動を制御
して循環路4中を流れる温水の流量や経路を制御する。
【0030】図2を参照して、温風暖房機2に備えられ
た温風暖房コントローラ34は、マイコン50や信号出
力回路51等により構成される電子ユニットであり、使
用者により温風暖房操作パネル32が操作されて温風暖
房の開始が指示されると、信号出力回路51を介して温
水の供給を指示する温水供給信号を温水供給装置1に出
力する。
【0031】そして、温風暖房コントローラ34は、温
水供給装置1から温水が供給された状態で温風ファン3
1を作動させ、これにより、図1を参照して暖房熱交換
器15により加熱された空気が温風として室内に送出さ
れる。さらに、温風暖房コントローラ34は、使用者が
温風暖房操作パネル32を操作して設定した目標室温と
温風暖房用サーミスタ33の検出温度が一致するよう
に、流量制御弁14の開度を調節して暖房熱交換器15
に供給される温水の流量を制御し、温風ファン31の回
転数を調節して室内への温風の送出量を制御する。尚、
マイコン50は信号出力回路51と共に本発明の送信手
段を構成する。
【0032】図2を参照して、床暖房端末29に備えら
れた床暖房コントローラ37は、マイコン52や信号出
力回路53等により構成される電子ユニットであり、使
用者により床暖房操作パネル35が操作されて床暖房の
開始が指示されると、送信回路53を介して温水の供給
を指示する温水供給信号を温水供給装置1に出力する。
これにより、図1を参照して、床暖房パネル3に温水が
供給され、温水の放熱により室内の暖房が行われる。ま
た、床暖房コントローラ37は、使用者が床暖房操作パ
ネル35を操作して設定した目標室温と床暖房用サーミ
スタ36の検出温度が一致するように、温水供給信号と
供給停止を指示する温水停止信号を温水供給装置1に送
信して温水の供給量を調節し、床暖房パネル3からの放
熱量を制御する。尚、マイコン52は信号出力回路53
と共に本発明の送信手段を構成する。
【0033】次に、図1及び図2を参照して、温風暖房
機2から温風供給装置1に対して温水供給信号が送信さ
れたとき、及び床暖房端末29から温水供給装置1に対
して温水供給信号が送信されたときの温水供給装置1の
作動について説明する。
【0034】温水供給制御手段45は、温風暖房機2又
は床暖房端末29から出力された温水供給信号を信号識
別手段42によって認識すると、先ずバーナ7の点火処
理を行う。
【0035】即ち、温水供給制御手段45は、燃焼ファ
ン25を作動させてバーナ7に燃焼用空気を供給し、バ
ーナ7の近傍に設けられた点火電極46に火花放電を生
じさせた状態で、元ガス電磁弁22とガス電磁弁23を
開弁してバーナ7への燃料ガスの供給を開始することに
よってバーナ7に点火する。そして、温水供給制御手段
45は、循環ポンプ9を作動させて、バーナ7で加熱さ
れた温水熱交換器8により昇温された温水を温水回路4
内に循環させる。
【0036】温水供給制御手段45は、温風暖房機2か
らのみ温水供給信号を入力したとき(温風暖房機2の単
独運転)は、開閉制御弁19を閉弁状態として温水を循
環させる。これにより、温水は床暖房路6側には流れ
ず、温風暖房路5側を介して循環する。そして、温水供
給制御手段45は、第1温水サーミスタ13により検出
される1次供給路11に供給される湯の温度が60℃又
は80℃(温風暖房機2からの指示信号に応じて設定さ
れる)となるように、ガス比例弁24の開度と燃焼ファ
ン25の回転数を調節してバーナ7の燃焼量を制御す
る。
【0037】また、床暖房端末29からのみ温水供給信
号を入力したとき(床暖房パネル3の単独運転)は、温
水供給制御手段45は、バーナ7の点火後、開閉制御弁
19を開弁状態として循環ポンプ9を作動させる。この
とき、温風暖房機2は作動を停止して流量制御弁14が
閉弁状態となっているので、温水は温風暖房路5側には
流れず、床暖房路6側を介して循環する。そして、温水
供給制御手段45は、第2温水サーミスタ18により検
出される2次供給路16に供給される温水の温度が60
℃となるように、ガス比例弁24の開度と燃焼ファン2
5の回転数を調節してバーナ7の燃焼量を制御する。
【0038】また、温風暖房機2と床暖房端末29の双
方から温水供給開始信号を受信したたとき(温風暖房機
2と床暖房パネル3の複合運転)は、温水供給制御手段
45は、開閉制御弁19を開弁状態として循環ポンプ9
を作動させる。このとき、温風暖房機2の温風暖房コン
トローラ34は流量制御弁14を開弁するので、温水
は、温水暖房路5と床暖房路6の双方を循環する。
【0039】次に、図3を参照して、温水供給コントロ
ーラ26の信号入力回路40(40a,40b)の故障
検知処理について説明する。図3を参照して、床暖房コ
ントローラ37と温水供給コントローラ26は、3線
(VCC,Signal,GND)からなる通信線30で接続さ
れている。
【0040】床暖房コントローラ37に備えられた信号
出力回路53は、マイコン52の出力ポートOUT10
とOUT11からそれぞれ出力される電圧のレベル(ロ
ジック高レベル/ロジック低レベル)に応じて、3種類
のレベルの電圧を出力する。
【0041】先ずOUT10とOUT11の出力電圧が
共にロジック高レベルであるときは、トランジスタ61
とトランジスタ62が共にOFF状態となるので、通信
線30の信号(Signal)ライン63はダイオード64と
ツェナーダイオード65を介してGNDと接続される。
そのため、信号ライン63の出力電圧は0Vとなる。
【0042】また、OUT10の出力電圧がロジック高
レベルであってOUT11の出力電圧がロジック低レベ
ルであるときは、トランジスタ61がOFFでトランジ
スタ62がONである状態となる。そのため、ツェナー
ダイオード65にはトランジスタ62を介してVCCが印
加され、信号ライン63に出力される電圧レベルはツェ
ナーダイオード65のツェナー電圧Vzとなる(トラン
ジスタ62及びダイオード65での電圧降下は無視す
る)。
【0043】また、OUT10の出力電圧がロジック低
レベルであってOUT11の出力電圧がロジック高レベ
ルであるときは、トランジスタ61がONでトランジス
タ62がOFFである状態となる。そのため、信号ライ
ン63はトランジスタ61を介してVCCと接続され、信
号ライン63に出力される電圧はVCCとなる(トランジ
スタ61での電圧降下は無視する)。なお、OUT10
とOUT11の出力電圧が共にロジック低レベルである
ときも、信号ライン63に出力される電圧レベルはVCC
となる。
【0044】したがって、信号ライン63には、0V,
Vz,VCCという3種類の電圧レベルの信号が出力され
る。そして、温水供給コントローラ26に備えられたマ
イコン41は、信号ライン63に出力された電圧信号
を、トランジスタ67(本発明の切換え回路に相当す
る)及び入力回路40aを介して入力ポートIN0とI
N1から信号を入力する。
【0045】そして、マイコン41は、通常は出力ポー
トOUT0からロジック低レベル信号を出力してトラン
ジスタ67をON状態とし、通信線30の信号ライン6
3と入力回路40aを接続する信号伝達可能状態として
床暖房コントローラ37から出力される信号を入力す
る。
【0046】信号伝達可能状態で、床暖房コントローラ
37から信号ライン63にVCCの電圧信号が出力される
と、NOT回路68と69への入力は共にロジック高レ
ベルとなるので、マイコン66の入力ポートIN0とI
N1には共にロジック低レベル信号が入力される。ま
た、床暖房コントローラ37から信号ライン63にVz
の電圧信号が出力されると、NOT回路68への入力は
ロジック高レベルとなるが、ツェナーダイオード70に
よる電圧降下によりNOT回路69への入力はロジック
低レベルとなる。そのため、マイコン41の入力ポート
IN0にはロジック低レベル信号が入力され、IN1に
はロジック高レベル信号が入力される。また、床暖房コ
ントローラ37から信号ライン63に0Vの電圧信号が
出力されると、NOT回路68,69への入力が共にロ
ジック低レベルとなるため、マイコン41の入力ポート
IN0,IN1には共にロジック高レベル信号が入力さ
れる。
【0047】次に、図4(a)を参照して、マイコン4
1は、通常は出力ポートOUT0からロジック低レベル
信号を出力してトランジスタ67をON状態とし、通信
線30の信号ライン63と入力回路40aを接続する信
号伝達可能状態とする。そして、この信号伝達可能状態
で、入力ポートIN0とIN1にロジック高レベル信号
が入力されたとき(図中の状態)、即ち床暖房コント
ローラ37から0Vの信号が出力されたときは、温水供
給制御手段45は開閉制御弁19を閉弁して床暖房パネ
ル3への温水の供給を停止する。
【0048】また、IN0にロジック低レベルの信号が
入力され且つIN1にロジック高レベル信号が入力され
たとき(図中の状態)、即ち床暖房コントローラ37
からVzの信号が出力されたときは、温水制御供給制御
手段45は開閉制御弁19を開弁状態に保って床暖房パ
ネル3に継続的に温水を供給する強温水供給を行う。ま
た、IN0とIN1にロジック低レベル信号が入力され
たとき(図中の状態)、即ち床暖房コントローラ37
からVCCの電圧信号が出力されたときは、温水供給制御
手段45は開閉制御弁19を制御して、床暖房パネル3
に5分間温水を供給し15分間温水を停止する作動を周
期的に実行する弱温水供給を行う。
【0049】このように、床暖房コントローラ37と温
水供給コントローラ26間の通信が正常に行われていれ
ば、床暖房コントローラ37から送信される信号の種類
に応じて温水供給装置1から床暖房パネル3への温水の
供給/停止が行われる。
【0050】しかし、床暖房コントローラ37と温水供
給コントローラ26間の通信が不良となると、例えば、
使用者が床暖房操作パネル35を操作していないにも拘
らず、マイコン41の入力ポートIN0,IN1に温水
の供給を指示する信号が入力されて温水の供給が開始さ
れたり、また、使用者が床暖房操作パネル35を操作し
て床暖房の停止を指示したにも拘らず、マイコン41の
入力ポートIN0,IN1には温水の供給停止信号が入
力されずに温水の供給が継続されてしまう場合が生じ得
る。
【0051】そして、このように、使用者の意に反して
温水の供給が開始された場合、温水供給制御手段45は
バーナ7に点火して循環ポンプ9を作動させるが、床暖
房パネル3は室外に置かれた温水供給装置1から離れた
場所に設置されるのが一般的であるため、温水供給装置
1が温水供給を開始してから温水が床暖房パネル3に到
達して床暖房パネル3による放熱が開始されるまでには
ある程度時間を要する。
【0052】また、床暖房パネル3での放熱が開始され
てから使用者が室温の上昇を感知するまでにもある程度
時間を要する。そのため、温水供給装置1の誤動作によ
り床暖房パネル3への温水の供給が開始されても、使用
者が直ちにこの誤動作に気づくことは難しく、使用者が
この誤動作に気づいて温水供給装置1の作動を停止する
までの間に、燃料ガスや電力が無駄に消費されてしまう
いう不都合がある。
【0053】また、正常に床暖房が停止されて温水供給
装置1から床暖房パネル3への温水の供給が停止されて
も、床暖房パネル3内に滞留した温水の蓄熱が放熱され
るため、室温は急には低下せずに徐々に低下する。その
ため、通信不良により使用者が床暖房の停止指示をした
にも拘らず、誤作動により温水供給装置が温水の供給を
継続しても、使用者が直ちにこの誤作動に気づくことは
難しく、燃料ガスや電力が無駄に消費されてしまう。
【0054】そこで、マイコン41に備えられた故障検
知手段43は、出力ポートOUT0の出力を周期的にロ
ジック高レベルとしてトランジスタ67をOFF状態と
し、通信線30の信号ライン63と入力回路40aを遮
断する信号伝達不能状態とする。そして、このように信
号伝達不能状態としたときに、信号識別手段42によっ
て識別される入力ポートIN0とIN1への入力信号の
種類によって、入力回路40aの故障を検知する。
【0055】すなわち、入力回路40aが正常に動作し
ているときは、NOT回路68及び69の入力特性か
ら、信号伝達不能状態となるとNOT回路68と69に
はロジック低レベル信号が入力された状態となって、マ
イコン41の入力ポートIN0,IN1にはそれぞれロ
ジック高レベル信号が入力される(図4(a)のT1
2,T3)。
【0056】そのため、信号伝達不能状態としたとき
に、信号識別手段42によって識別される入力ポートI
N0への入力信号の種類又は入力ポートIN1への入力
信号の種類がロジック低レベル(本発明の所定種類の信
号に相当する)となったとき(図4(a)のT4 )、即
ち、信号入力回路40aに信号が入力されたと検知され
たときは、故障検知手段43は入力回路40aが故障状
態にあると判断する。
【0057】そして、故障対処手段44は、故障検知手
段43により入力回路40aの故障が検知されたとき
に、温水供給制御手段45に対して温水の供給を禁止す
る指示を与え、この指示に従って、温水供給制御手段4
5は、元ガス電磁弁22とガス電磁弁23を閉弁してガ
スバーナ7の燃焼を禁止(停止)し、燃焼ファン25と
循環ポンプ9の作動を禁止(停止)する(本発明の温水
供給手段の作動の禁止に相当する)。また、故障対処手
段44は、操作部27(図1、図2参照)に備えられた
ブザー(図示しない)を鳴動させて、使用者に入力回路
40aの故障が生じたことを報知する(本発明の故障報
知に相当する)。
【0058】これにより、故障対処手段44は、入力回
路40aの故障が生じたときに、上述したように使用者
の意に反して温水の供給が開始、継続されて、燃料ガス
や電力が無駄に消費されることを防止している。
【0059】次に、図3を参照して、温風暖房コントロ
ーラ34と温水供給コントローラ26は、3線(VCC
Signal1,Signal2)からなる通信線28で接続されて
いる。
【0060】温風暖房コントローラ34に備えられた信
号出力回路51は、マイコン50の出力ポートOUT2
0とOUT21からそれぞれ出力される電圧のレベル
(ロジック高レベル/ロジック低レベル)に応じて開閉
する接点70,71を備えている。接点70はOUT2
0からロジック高レベル信号が出力されたときに閉成
し、OUT20からロジック低レベル信号が出力された
ときに開成する。同様に、接点71はOUT21からロ
ジック高レベル信号が出力されたときに閉成し、OUT
21からロジック低レベル信号が出力されたときに開成
する。
【0061】そして、接点70の一端はVCCに接続さ
れ、他端は第1信号ライン72に接続されているため、
接点70が閉成すると第1信号ライン72にVCCの電圧
信号が出力され、NOT回路73で反転されてマイコン
41の入力ポートIN2にはロジック低レベル信号が入
力される。また、同様に、接点71の一端はVCCに接続
され、他端は第2信号ライン74に接続されているた
め、接点71が閉成すると第2信号ライン74にVCC
電圧信号が出力され、NOT回路75で反転されてマイ
コン41の入力ポートIN3にはロジック低レベル信号
が入力されるまた、接点70が開成されるとNOT回路
73の入力特性からNOT回路73にはロジック低レベ
ル信号が入力された状態となり、マイコン41の入力ポ
ートIN2にはロジック高レベル信号が入力される。同
様に、接点71が開成されるとNOT回路75にはロジ
ック低レベル信号が入力された状態となり、マイコン4
1の入力ポートIN3にはロジック高レベル信号が入力
される。
【0062】温風暖房コントローラ34は、温水供給コ
ントローラ26に対して60℃の温水の供給を指示する
ときはOUT20からロジック高レベル信号を出力して
接点70を閉成し、温水供給コントローラ26に対して
80℃の温水の供給を指示するときはOUT21からロ
ジック高レベル信号を出力して接点71を開成する。そ
して、これに応じて、マイコン41の入力ポートIN2
にロジック低レベル信号が入力されたときに温水供給制
御手段45は60℃の温水を温風暖房機2に供給し、マ
イコン41の入力ポートIN3にロジック低レベル信号
が入力されたときに温水供給制御手段45は80℃の温
水を温風暖房機2に供給する。
【0063】温水供給コントローラ26に備えられた検
査用入力回路80は入力回路40bの故障を検知するた
めのものであり、NOT回路73,75と同一仕様のN
OT回路81,82を備える。NOT回路81は第1信
号ライン72と接続され、NOT回路82はNOT回路
75と接続されている。そのため、NOT回路73,7
5,81,82が全て正常に作動していれば、同一時点
において、マイコン41の入力ポートIN2とIN4に
入力されて信号識別手段42により識別される信号の種
類は同一となり、また、マイコン41の入力ポートIN
3とIN5に入力されて信号識別手段42により識別さ
れる信号の種類も同一となる。
【0064】そこで、故障検知手段43は、同一時点に
おいて信号識別手段42(本発明の検査用信号識別手段
の機能を含む)により識別された入力ポートIN2とI
N4への入力信号が異なったときは、NOT回路73と
81のうち少なくともいずれか一方が故障状態にあると
判断する。また、同様に、故障検知手段43は、同一時
点において信号識別手段42により識別された入力ポー
トIN3とIN5への入力信号が異なったときは、NO
T回路75と82のうち少なくともいずれか一方が故障
状態にあると判断する。
【0065】図4(b)は、NOT回路73に故障が生
じた場合の例を示したタイミングチャートであり、NO
T回路2とNOT回路4が共に正常に作動していれば、
図中〜に示したようにマイコン41の入力ポートI
N2とIN4に入力される信号の種類は同一となる。そ
して、NOT回路73に故障が生じて(図中Yの時
点)、NOT回路73の出力が常時ロジック低レベルと
なると、入力ポートIN2とIN4に入力される信号の
種類が異なる状態となる。この場合、温風暖房操作パネ
ル32の操作に拘らず、温水供給コントローラ26には
60℃の温水供給の指示する信号が入力される状態とな
るため、使用者の意に反して温風暖房機2への温水供給
が指示される状態となる。
【0066】そして、このように使用者の意に反して温
風暖房機2に温水の供給が指示された場合は、温風ファ
ン31は作動せず、また、流量制御弁14は閉弁されて
いるため温風暖房機2への温水供給は行われず、図1を
参照して温水はバイパス供給路20等を介して温水供給
装置1内でのみ循環する状態となる。そのため、使用者
は温水供給装置1のバーナ7や循環ポンプ9が作動して
いることに気づき難く、燃料ガスや電力が無駄に消費さ
れてしまう。
【0067】そこで、故障対処手段44は、故障検知手
段43により入力回路40b(NOT回路73,75)
又は検査用入力回路80(NOT回路75,82)の故
障が検知されたときに、温水供給制御手段45に対して
温水の供給を禁止する指示を与える。
【0068】そして、この指示に従って、温水供給制御
手段45は、元ガス電磁弁22とガス電磁弁23を閉弁
してガスバーナ7の燃焼を禁止(停止)し、燃焼ファン
25と循環ポンプ9の作動を禁止(停止)する(本発明
の温水供給手段の作動の禁止に相当する)。また、故障
対処手段44は、操作部27(図1、図2参照)に備え
られたブザー(図示しない)を鳴動させて、使用者に入
力回路40aの故障が生じたことを報知する(本発明の
故障報知に相当する)。
【0069】これにより、故障対処手段44は、入力回
路40bの故障が生じたときに、上述したように使用者
の意に反してバーナ7や循環ポンプ9が作動して、燃料
ガスや電力が無駄に消費されることを防止している。
【0070】尚、本実施の形態では、温水供給装置1と
温風暖房機2及び床暖房パネル2間の通信仕様として、
CC,Vz,GNDという3種類の電圧信号を出力する
もの(温水供給装置1と床暖房端末29間)と、VCC
みを出力するもの(温水供給装置1と温風暖房機2間)
を示したが、他の通信仕様による場合であっても、暖房
機から温水供給装置への一方向通信によって温水の供給
/停止を指示する暖房システムに対しては、本発明を有
効に適用することができる。
【0071】また、本実施の形態では、ガスバーナを熱
源として温水を昇温する温水供給装置を示したが、石油
バーナや電気ヒータを熱源とする温水供給装置に対して
も本発明の適用が可能である。
【0072】また、本実施の形態では、故障検知手段4
3は信号識別手段42による識別結果から信号入力回路
40への信号入力の有無を検知したが、信号入力回路4
0への信号入力の有無を検知する手段を別に設けてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】室内暖房システムの全体構成図。
【図2】図1に示した室内暖房システムの制御ブロック
図。
【図3】図1に示した室内暖房システムにおける通信回
路図。
【図4】通信処理のタイミングチャート。
【符号の説明】
1…温水供給装置、2…温風暖房機、3…床暖房パネ
ル、4…温水回路、5…温風暖房路、6…床暖房路、7
…バーナ、8…温水熱交換器、9…循環ポンプ、26…
温水供給コントローラ、34…温風暖房コントローラ、
37…床暖房コントローラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】温水を供給する温水供給手段と、該温水供
    給手段の作動を制御する温水供給制御手段とを備え、温
    水を熱源として室内の暖房を行う暖房機に対して前記温
    水供給手段により温水を供給する温水供給装置であっ
    て、 前記暖房機に備えられた送信手段から出力される信号を
    通信線を介して入力する信号入力回路を有する受信手段
    を備えて、前記送信手段から該受信手段への一方向通信
    を行ない、前記温水供給制御手段は、前記信号入力回路
    に入力される信号の種類に応じて前記温水供給手段の作
    動を制御する温水供給装置において、 前記通信線の途中個所を信号伝達可能状態と信号伝達不
    能状態とに切換える切換え回路と、前記入力回路への信
    号入力の有無を検知する信号入力検知手段と、前記切換
    え回路により前記通信線の前記途中個所を前記信号伝達
    不能状態としたときに、前記信号入力検知手段により前
    記入力回路への信号入力が検知されるか否かに応じて前
    記信号入力回路の故障の有無を検知する故障検知手段
    と、 該故障検知手段により前記入力回路が故障状態にあるこ
    とが検知されたときに、前記温水供給手段の作動の禁止
    と故障報知とのうち少なくともいずれか一方を行う故障
    対処手段とを備えたことを特徴とする温水供給装置。
  2. 【請求項2】前記受信手段は前記信号入力回路に入力さ
    れる信号の種類を識別する信号識別手段を有し、前記温
    水供給制御手段は前記信号識別手段により識別された信
    号の種類に応じて前記温水供給手段の作動を制御し、 前記信号入力検知手段は、前記信号識別手段により所定
    種類の信号が識別されたときに、前記信号入力回路に信
    号が入力されたと判断することを特徴とする請求項1記
    載の温水供給装置。
  3. 【請求項3】温水を供給する温水供給手段と、該温水供
    給手段の作動を制御する温水供給制御手段とを備え、温
    水を熱源として室内の暖房を行う暖房機に対して前記温
    水供給手段により温水を供給する温水供給装置であっ
    て、 前記暖房機に備えられた送信手段から出力される信号を
    通信線を介して入力する信号入力回路と、該信号入力回
    路に入力された信号の種類を識別する信号識別手段とを
    有する受信手段を備えて、前記送信手段から該受信手段
    への一方向通信を行い、前記温水供給制御手段は、前記
    信号識別手段により識別された信号の種類に応じて、前
    記温水供給手段の作動を制御する温水供給装置におい
    て、 前記信号線と接続された検査用信号入力回路と、該検査
    用信号入力回路に入力された信号の種類を識別する検査
    用信号識別手段と、同一時点において、前記信号識別手
    段により識別された信号の種類と前記検査用信号識別手
    段により識別された信号の種類とが一致するか否かに応
    じて、前記信号入力回路又は前記検査用信号入力回路の
    故障の有無を検知する故障検知手段と、 該故障検知手段により前記入力回路又は前記検査用入力
    回路が故障状態にあることが検知されたときに、前記温
    水供給手段の作動の禁止と故障報知とのうち少なくとも
    いずれか一方を行う故障対処手段とを備えたことを特徴
    とする温水供給装置。
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JP2008104500A (ja) * 2006-10-23 2008-05-08 Toshiba Corp 蓋スイッチの開閉検出装置
JP2008281248A (ja) * 2007-05-09 2008-11-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 貯湯式給湯機
JP2019011897A (ja) * 2017-06-30 2019-01-24 株式会社ノーリツ 暖房用熱源装置

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