JPH0223958Y2 - - Google Patents

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JPH0223958Y2
JPH0223958Y2 JP2562286U JP2562286U JPH0223958Y2 JP H0223958 Y2 JPH0223958 Y2 JP H0223958Y2 JP 2562286 U JP2562286 U JP 2562286U JP 2562286 U JP2562286 U JP 2562286U JP H0223958 Y2 JPH0223958 Y2 JP H0223958Y2
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exhaust gas
soot
economizer
pressure
low
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業分野) 本考案は低温域の低圧排ガスエコノマイザの除
煤効率向上を可能ならしめる排ガスエコノマイザ
除煤装置に関する。
(従来技術とその問題点) 最近のデイーゼル主機排ガスからの熱回収シス
テムでは、省エネルギの観点から排ガスエコノマ
イザ出口温度が110〜120℃程度となるまで廃熱回
収を行つている。第2図において説明するにデイ
ゼル主機101からの排ガスはダクト102によ
り高圧排ガスエコノマイザ106及び低圧排ガス
エコノマイザ107に導かれ、各々の加熱管10
3にてボイラ水を加熱し、ダクト102により船
外に排出される。その際、デイーゼル主機101
から排出された煤が加熱管103に付着し、該付
着した煤の除煤装置として、蒸気又は空気等の噴
射煤体による煤吹器104が装備されるが、低圧
排ガスエコノマイザ107は蒸気圧力が0.3〜1.0
Kgであり、メタル温度は106〜120℃と低く、加熱
管103の付着煤は湿つた状態となり、粘着力が
大きく十分な除煤効果が得られなかつた。加熱管
103への煤付着が増大すると、蒸気量低下、背
圧過大による主機運転不能等につながる。
なお、図において、110,111はポンプ、
112は蒸気、113は排ガス、114は噴射煤
体である。
(考案の目的) 本考案の目的は、上記の従来技術の問題点を解
決し、低圧排ガスエコノマイザの低温域に付着し
た煤の除去を容易ならしめる排ガスエコノマイザ
の除煤装置を提供するにある。
(考案の構成) すなわち、本考案によれば、デイゼル主機の高
圧及び低圧排ガスエコノマイザよりなる排ガスエ
コノマイザの除煤装置において、該主機停止時に
低圧排ガスエコノマイザ内の圧力に対応するダン
パ開度調整のもとで、ボイラからの高温排ガスを
該低圧排ガスエコノマイザに導入して該エコノマ
イザ内の付着煤を乾燥させ、次いで該エコノマイ
ザ内に煤吹器からの噴射煤体を吹込むよう構成し
たことを特徴とする排ガスエコノマイザ除煤装
置、が得られる。
次に、本考案を図面によつて説明する。
第1図は本考案の一実施例の系統図である。
最近のデイーゼル主機排ガスは省エネルギーの
観点から、上述したように、きびしい熱回収を行
うため、低圧排ガスエコノマイザ3の出口では排
ガスは110〜120℃の温度となつている。このよう
な低温域においては排ガス中の煤は粘着性が大き
くなるので、排ガスエコノマイザ3の加熱管7の
内部に付着した煤の除去は困難になつてくる。ま
た、上記の排ガスの温度は該排ガスの露点以下の
温度である。
本考案はそのために、主機1の停止時に、補助
ボイラ4の排ガスを低圧排ガスエコノマイザ3に
導くため、補助ボイラ4の排ガスダクト4aを分
岐し、低圧排ガスエコノマイザ入口側ダクト3a
に接続する。そのため、排ガス通気用として三方
口切換ダンパ5を設置する。このダンパ5はデイ
ゼル主機停止時に低圧排ガスエコノマイザ3へ補
助ボイラ排ガスを通気させる時のみ開とする。
なお、ダンパーコントローラ6は低圧排ガスエ
コノマイザ3の器内圧を検出し、器内圧により、
ダンパ開度を自動的に調節する。器内圧力は、排
ガス露点温度以上の飽和温度に相当する圧力以上
に維持する。
排ガス通気時にはスートフアイヤによる加熱管
焼損防止としてボイラ水循環ポンプ15は連続運
転とする。スートフアイヤが発生した場合伝熱管
に付着した燃料中の未燃分が燃焼しかつ伝熱管を
損傷することがある。
以上の構成によつて、補助ボイラ4の高温排ガ
ス(約400℃)を通気することにより、湿つて粘
着性のある煤は乾燥され、剥離し易くなるので、
煤吹器8からの噴射煤体16を吹込み、それによ
つて加熱管7内面に付着した上記煤を容易に除去
できる。
(考案の効果) 本考案は上記構成をとることによつて、次の効
果を奏するものである。
(1) 煤付着による排ガスエコノマイザ性能低下を
防止することにより、省エネルギーを可能とす
る。
(2) 煤付着によるガス圧損失増加による主機背圧
上昇を防止することにより、デイゼル主機安全
運転を確保でき、それによつて信頼性が向上す
る。
(3) 煤の堆積が過大となると、主機停止時に開放
水洗作業が必要となるが、本考案ではこれらの
作業が不要となり、省力化をもたらす。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の系統図、第2図は
従来例の一例の系統図である。 図において、1……デイゼル主機、2……高圧
排ガスエコノマイザ(高温域)、3……低圧排ガ
スエコノマイザ(低温域)、3a……低圧排ガス
エコノマイザ入口ダクト、4……補助ボイラ、4
a……補助ボイラダクト、4b……分岐管、5…
…三方口切換ダンパ、6……ダンパコントロー
ラ、7……加熱管、8……煤吹器、9……主機排
ガス(110〜120℃)、10……ボイラ排ガス(約
400℃)、11……汽水分離ドラム、12……蒸
気、13……圧力計、14,15……ポンプ(ボ
イラ水循環ポンプ)、16……噴射媒体、101
……デイゼル主機、102……ダクト、103…
…加熱管、104……煤吹器、105……ポン
プ、106……高圧排ガスエコノマイザ、107
……低圧排ガスエコノマイザ、108,109…
…気水分離ドラム、110,111……ボイラ水
循環ポンプ、112……蒸気、113……排ガ
ス、114……噴射媒体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. デイゼル主機の高圧及び低圧排ガスエコノマイ
    ザよりなる排ガスエコノマイザの除煤装置におい
    て、該主機停止時に低圧排ガスエコノマイザ内の
    圧力に対応するダンパの開度調整のもとでボイラ
    からの高温排ガスを該低圧排ガスエコノマイザに
    導入して該エコノマイザ内の付着煤を乾燥させ、
    次いで該エコノマイザ内に煤吹器からの噴射煤体
    を吹込むよう構成したことを特徴とする排ガスエ
    コノマイザ除煤装置。
JP2562286U 1986-02-26 1986-02-26 Expired JPH0223958Y2 (ja)

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JP2562286U JPH0223958Y2 (ja) 1986-02-26 1986-02-26

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JP2562286U JPH0223958Y2 (ja) 1986-02-26 1986-02-26

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JPS62142629U JPS62142629U (ja) 1987-09-09
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