JPH0330670Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0330670Y2
JPH0330670Y2 JP2906287U JP2906287U JPH0330670Y2 JP H0330670 Y2 JPH0330670 Y2 JP H0330670Y2 JP 2906287 U JP2906287 U JP 2906287U JP 2906287 U JP2906287 U JP 2906287U JP H0330670 Y2 JPH0330670 Y2 JP H0330670Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
block
flue
furnace
incinerator
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP2906287U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63142530U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP2906287U priority Critical patent/JPH0330670Y2/ja
Publication of JPS63142530U publication Critical patent/JPS63142530U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0330670Y2 publication Critical patent/JPH0330670Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Incineration Of Waste (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は炉内に燃焼用空気を圧送する手段を
備えている焼却炉に関する。
〔従来の技術〕
焼却炉においては、燃焼用空気を炉内に送給し
て焼却物の燃焼を促進する。例えば、実公昭60−
26261号公報において、炉床と平行に水平回転す
る送気管で燃焼空気を下向きに噴き出すようにし
た焼却炉が開示されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
例えば焼却量の増加に応じて炉内容積を増加し
たり、燃焼熱を利用して温水を生成する装置を付
加するなど、焼却炉の構造変更や機能の付加を容
易に行う目的のもとに、本考案者は炉本を複数個
のブロツクに分割して形成することを考えた。例
えば、焼却物の投入口を炉体側面に開口する焼却
炉において、投入口ブロツクと、中間ブロツクと
煙道口ブロツクとに炉体を分割し、中間ブロツク
を増設ないしは交換することにより、炉内容積を
増加しようとするものである。
このように、炉体を複数区に分割したセクシヨ
ナル構造の焼却炉では、炉内空間の変更を伴う構
造変更を行う場合に、燃焼用空気の供給を均等に
行えなくなる点に問題がある。つまり、一般的な
焼却炉では投入口の近傍に送気口を設けることが
多いが、区分された投入口ブロツクに同様の送気
口を配置して燃焼用空気を供給する場合、例えば
増設された中間ブロツクの分だけ炉内の奥行寸法
が大きくなり、炉内における燃焼用空気の分布が
投入口側と奥側とで不均一になる。そして、奥側
に投入された焼却物が不完全燃焼状態に陥つた
り、燃焼ガス中に末燃ガスが含まれてしまうなど
の不具合を生じる。このため、炉内空間が変更さ
れる場合は空気供給系統を根本的に改造しなけれ
ばならず、そのコストが高く付く点で問題があつ
た。
この考案は上記のような問題点を解消するもの
であつて、炉内空間の変更を伴う構造変更を行う
場合でも、燃焼用空気を均等に送給できるものと
して、焼却物の効率的な燃焼を実現し、有害な末
燃ガスが生じることを確実に防止し、全体として
低コストで焼却炉の構造変更や機能の変更等を実
現することを主たる目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案では、第1図に示すように投入口ブロ
ツク21と煙道口ブロツク22、および必要に応
じて両ブロツク21,22間に介装される増設用
の中間ブロツク23で炉本体2を形成し、少なく
とも投入口ブロツク21と煙道口ブロツク22に
燃焼用空気を送給する送気管33を設けて、燃焼
空気を均等に供給できるものとする。
〔実施例〕
第1図ないし第4図は本考案の実施例を示して
いる。
第1図において、本案焼却炉1は炉本体2と付
属装置3および炉本体2のそれぞれをセクシヨナ
ル構造として、構造変更や機能の付加等を可能と
している。
炉本体2は耐火壁で直方体状に形成され、その
内部を上側の炉室4と、下側の灰室5とに区画
し、両室4,5を区画する炉床6にロストル7を
有する。炉室4の外側壁には焼却物用の投入口8
を、また投入口8と対向する側壁の上部2個所に
は煙道口9をそれぞれ開口する。投入口8は扉1
0で開閉される。この扉10は図例のように垂直
軸回りに揺動して、あるいは上下に昇降して投入
口8を開閉する。11は投入シユートである。
第2図において、灰室5の前面壁の左右2個所
に灰出口13を開口してあり、この灰出口13は
上下に揺動する蓋14で開閉できる。灰出口13
の上部に灰かぐら防止用の散水管15を有する。
灰出口13の下部の炉体据付面を凹設して灰だめ
缶16を収容し、その上部に灰受ホツパ17を配
設する。灰受ホツパ17は灰出口13から掻き出
した灰を灰だめ缶16に落とし込む位置と、灰だ
め缶16の上部から退避して灰だめ缶16の外部
搬出を可能とする退避位置との間で前後移動可能
である。そのために左右一対のレール18を敷設
し、ホツパ両側に車輪19を設けてある。
炉本体2は左右方向に分割された3個のブロツ
クで形成する。詳しくは、炉本体2を左右の灰出
口13の中間部と左側の灰出口13の左方とで左
右方向に分割して、投入口8および右方の灰出口
13を含む投入口ブロツク21と、煙道口9を含
む煙道口ブロツク22と、両ブロツク21,22
間に介装されて左方の灰出口13を含む中間ブロ
ツク23との3ブロツクで構成する。各ブロツク
21,22,23の接合面のそれぞれには、接合
用のフランジ24,25,26を張り出し、各フ
ランジ24と26、および25と26どうしをボ
ルトで締結固定することにより一体化する。
炉室4内に燃焼用空気を送給するために、空気
供給装置28を設ける。この装置28は第1図に
示すごとくモータ29で駆動される送風フアン3
0と、送風フアン30の吐出口から連出される送
風ダクト31と、炉本体2の上壁外面でダクト3
1と連結される分配管32、および分配管32に
接続される4個の送気管33とからなる。第3図
に示すように、分配管32は逆T字状に形成さ
れ、その左右の張り出し端のそれぞれから前方お
よび後方に分岐管路34を突設し、エルボ継手3
5を介して各送気管33と接続する。送気管33
は投入口ブロツク21と煙道口ブロツク22にの
み設けられ、前後に適当間隔離れた状態で両ブロ
ツク21,22の天井壁21a,22aを貫通し
て炉床6に向かつて突設する。送気管33の下端
は閉塞してあり、管周面に多数通設した噴気口3
6から空気が噴き出る。
運転時に投入口8は扉10で閉じられており、
炉室4内の圧力は大気圧より高い。このため、運
転途中に焼却物を投入するために扉10を開く
と、火炎が投入口8から噴き出して危険である。
このような危険を防止するために、投入口8の周
縁壁に扉10が閉状態から開操作されることを検
知するスイツチ38を配置してあり、このスイツ
チ38の作動信号に基づいて制御回路39でモー
タ29の駆動を停止し、送風フアン30の送風動
作を停止させる。
第1図および第2図において、付属装置3は炉
本体2に対して分離可能に固定される温水槽40
と、温水槽40内に収容される前後一組の集塵器
41とからなる。集塵器41はサイクロン方式に
より排煙中の煤塵を分離除去するものであり、そ
の入口42を炉室4の煙道口9に接続し、遠心分
離室の中央から上向きに導出した煙道43を一本
の煙突44に集合する。集塵器41で分離された
煤塵は、温水槽40の下部に区画された煤塵室4
5に落とし込まれる。第2図において、46は煤
塵室45の前壁に開口される掻出口、47はその
蓋である。
温水槽40は鋼板で形成され、煙道口ブロツク
22にフランジ48を介してボルトで固定する。
温水槽40は給水路51および圧力開放管52を
介して給水タンク50と接続する。また、焼却炉
1とは別設された温水タンク53と温水槽40を
温水取出路54で接続して、温水を温水タンク5
3に貯溜できるようにする。温水槽40内の水は
煙道口9から煙突44に至る煙道および集塵器4
1の排熱によつて加熱される。
以上のように構成した焼却炉1は、第4図aに
示すごとく投入口ブロツク21と煙道口ブロツク
22を基本構成部材として、これに増設用の中間
ブロツク23、温水槽40、集塵器41等を付加
して、焼却炉1の構造変更および機能の向上等を
行う。
例えば第1図に示すものは、第4図aの基本構
成に増設用の中間ブロツク23と、集塵器41お
よび温水槽40を付加したものである。中間ブロ
ツク23の付加によつて、炉室4の奥行が若干増
加するが、送気管33が投入口ブロツク21と煙
道口ブロツク22との双方に設けてあるので、煙
道口側で焼却物が不完全燃焼状態に陥ることはな
く、未燃ガスも完全に燃焼する。つまり、この場
合は中間ブロツク23の幅が小さいので、煙道口
ブロツク22側に投入した焼却物の燃焼状態が悪
化するおそれはない。
炉室4内の容積をさらに拡大する場合は、第4
図bに示すように増設用の中間ブロツク23aを
第1図における中間ブロツク23と投入口ブロツ
ク21との間に介装する。追加された中間ブロツ
ク23aには送気管33を付設しておき、中間ブ
ロツク23,23aの付近で空気が不足して焼却
物が不完全燃焼状態に陥ることを防ぐ。第4図b
は第1図に示す焼却炉1の焼却能力を更に向上す
る場合を例示したが、第4図aの基本構成から第
4図bと同等の構造変更を行う場合には、第4図
cに示すような広幅の中間ブロツク23bを用い
ることもできる。この場合も中間ブロツク23b
に送気管33が設けられる。
以上要するに、当初の設置状態に応じて数種類
の中間ブロツク23,23a,23bのうちの適
当なものを追加あるいは交換することにより、炉
室4内の容積を無駄なく大きくでき、送気管33
を備えた中間ブロツク23a,23bと、送気管
33を備えていない中間ブロツク23を使い分け
ることにより、炉室4内の燃焼用空気の分布を均
等化することができる。
温水槽40および集塵器41は、通常焼却量の
増大や焼却対象の変更等に応じて付加することが
多いが、必ずしも両者40,41を同時に付加す
る必要はなく、選択的に付加することもできる。
因みに、集塵器41だけを付加する場合、その外
面を囲む温水槽40に相当する壁は炉本体2と同
様の耐火壁で形成する。
〔変形実施例〕
上記の実施例では、送気管33を分割された各
ブロツク21,22,23aの上部から下向きに
垂設したが、必ずしもその必要はなく横向きや上
向き、あるいは斜に設けることもできる。
各ブロツク21,22における送気管33の配
置および設置数は炉室4の断面形状や容積に応じ
て自由に増減することができる。
実施例においては、焼却物の燃焼熱だけで燃焼
状態を維持する場合を想定したが、必要があれば
重油バーナなどの補助加熱装置を備えてもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案ではセクシヨナル
構造の焼却炉1において、少なくとも投入口ブロ
ツク21と煙道口ブロツク22に送気管33を設
けるようにしたので、例えば増設用の中間ブロツ
ク23を介装して炉室4の拡大を図つた場合で
も、煙道口9側で燃焼用空気が不足することがな
く、煙道口ブロツク22側に投入された焼却物が
不完全燃焼状態に陥ることを防止でき、同時に有
害な未然焼ガスがそのまま炉外に排出されること
も防止できる。また、セクシヨナル構造によつて
炉室4の容積拡大を図るうえで、既存の送気管3
3をそのまま利用して空気送給を行うことができ
るので、構造変更等に伴う費用を圧縮でき、全体
として焼却炉1の構造および機能の向上等を低コ
ストで行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の実施例を示して
おり、第1図は焼却炉の縦断面図、第2図は一部
を切欠いた斜視図、第3図は平面図、第4図a,
b,cはそれぞれ分割ブロツクの組み合わせ状態
の概要を示す縦断面図である。 2……炉本体、4……炉室、8……投入口、9
……煙道口、21……投入ブロツク、22……煙
道ブロツク、23……中間ブロツク、30……送
風フアン、33……送気管、44……煙突。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 投入口8が設けられる投入口ブロツク21と、
    煙道口9が設けられる煙道口ブロツク22と、必
    要に応じて両ブロツク21,22間に介装される
    増設用の中間ブロツク23とで炉本体2を構成す
    るセクシヨナル構造の焼却炉1において、 少なくとも投入口ブロツク21と煙道口ブロツ
    ク22に、燃焼用空気を供給する送気管33,3
    3が設けてある焼却炉。
JP2906287U 1987-02-27 1987-02-27 Expired JPH0330670Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2906287U JPH0330670Y2 (ja) 1987-02-27 1987-02-27

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2906287U JPH0330670Y2 (ja) 1987-02-27 1987-02-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63142530U JPS63142530U (ja) 1988-09-20
JPH0330670Y2 true JPH0330670Y2 (ja) 1991-06-28

Family

ID=30832607

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2906287U Expired JPH0330670Y2 (ja) 1987-02-27 1987-02-27

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0330670Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63142530U (ja) 1988-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0636840B1 (en) Incinerator
JPH0330670Y2 (ja)
US1651636A (en) Incinerator
US1886760A (en) Garbage and refuse incinerator
WO1997041390A1 (fr) Incinerateur a lit fluidise
JP2678254B2 (ja) ゴミ焼却炉
JP3075516B2 (ja) 焼却炉
US5335607A (en) Rubber tire combuster
JP3019542U (ja) 焼却炉装置
JP2681140B2 (ja) 廃棄物の焼却・溶融処理装置及び焼却・溶融処理方法
JP3120333B2 (ja) 二次燃焼炉
JP3075702U (ja) 焼却炉
JP3004715U (ja) 焼却炉装置
JPS609559Y2 (ja) 焼却炉
KR890001071B1 (ko) 폐기물 연소 보일러
JP3005662U (ja) 塵芥焼却炉
US772681A (en) Incinerating-furnace.
KR200272743Y1 (ko) 일회 일괄 투입방식 소각시설의 폐기물 백회화 장치
JPH0335575B2 (ja)
SU5627A1 (ru) Топка дл сжигани угольной мелочи
JPH0953813A (ja) 焼却炉
JPH0531385Y2 (ja)
US1318666A (en) qagiipiwsta
JPS5838272Y2 (ja) 塵芥焼却炉
JPS5823072Y2 (ja) 塵芥焼却炉