JPH0531385Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0531385Y2 JPH0531385Y2 JP1986094379U JP9437986U JPH0531385Y2 JP H0531385 Y2 JPH0531385 Y2 JP H0531385Y2 JP 1986094379 U JP1986094379 U JP 1986094379U JP 9437986 U JP9437986 U JP 9437986U JP H0531385 Y2 JPH0531385 Y2 JP H0531385Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- incineration chamber
- flue
- chamber
- partition wall
- discharge port
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 12
- 239000000428 dust Substances 0.000 claims description 11
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 11
- 239000000779 smoke Substances 0.000 description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 2
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 1
- 230000000295 complement effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000001151 other effect Effects 0.000 description 1
- 238000010992 reflux Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Incineration Of Waste (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は主として各官庁、会社、その他個人の
業務、ないし、各家庭に於て事務用書類の焼却、
その他反古、塵芥等要焼却物を焼却することに用
いるものであつて、多くの場合、都会地等に於け
る狭少の場所で使用するものであるから強盛に火
焔、ないし、排煙を発生すること、熱度の高い燃
焼が行われること等を回避することが望ましく本
考案はこれに対応して燻焼というを得る状態で燃
焼させ、然も十分に燃焼させて排煙等の極めて少
ない作用、効果を発揮する焼却炉を得ることを目
的とする。
業務、ないし、各家庭に於て事務用書類の焼却、
その他反古、塵芥等要焼却物を焼却することに用
いるものであつて、多くの場合、都会地等に於け
る狭少の場所で使用するものであるから強盛に火
焔、ないし、排煙を発生すること、熱度の高い燃
焼が行われること等を回避することが望ましく本
考案はこれに対応して燻焼というを得る状態で燃
焼させ、然も十分に燃焼させて排煙等の極めて少
ない作用、効果を発揮する焼却炉を得ることを目
的とする。
本考案は炉壁内部を塵芥貯蔵兼焼却室と煙道と
に仕切壁を以て区劃し、塵芥貯蔵兼焼却室には一
枚板を構成している火床を設定して塵芥貯蔵兼焼
却室の底壁を構成し、上記仕切壁と同火床との間
に比較的狭少の間隙部を設定して炉内の着火燃焼
部兼灰排出口を構成し、仕切壁内に送気通路を設
定して主として上記塵芥貯蔵兼焼却室と同着火燃
焼部兼灰排出口に空気噴出孔を開口し、上記煙道
に排出口を設けた焼却炉であつて、その実施の一
例を図に付いて説明すれば次の通りである。
に仕切壁を以て区劃し、塵芥貯蔵兼焼却室には一
枚板を構成している火床を設定して塵芥貯蔵兼焼
却室の底壁を構成し、上記仕切壁と同火床との間
に比較的狭少の間隙部を設定して炉内の着火燃焼
部兼灰排出口を構成し、仕切壁内に送気通路を設
定して主として上記塵芥貯蔵兼焼却室と同着火燃
焼部兼灰排出口に空気噴出孔を開口し、上記煙道
に排出口を設けた焼却炉であつて、その実施の一
例を図に付いて説明すれば次の通りである。
１は炉壁であつて、周囲壁を構成する状態に造
る。図は平面長四角形をなしている焼却炉を示
す。２は仕切壁であつて、炉壁１内を仕切り、塵
芥貯蔵兼焼却室３と煙道４とを設ける、前者より
後者の容量を小にすることは勿論である。５は火
床であつて、一枚板の耐火板の如きを以て構成す
る。火床５は、通常、煙道側へ軽度に傾斜させ
る。６は火床５の脚台で、煙道４側に設ける。火
床５の下には空間部７を存置する。８は着火燃焼
部兼灰排出口であつて、仕切壁２と火床５の煙道
側端部との間に設けた間隙部であり、第３図図示
のように大体仕切壁２の一端部から他端部に亘つ
て設ける。９は仕切壁２内に埋設した送気通路で
あつて、通常、送気管を適宜資材を以て造りこれ
を埋設するものである。この送気管は上段の管ａ
と下段の管ｂとを所求の間隔を置いて横置し、そ
れ等両管に空気噴出孔ｃを塵芥貯蔵兼焼却室３と
着火燃焼部兼灰排出口８にそれぞれ向つて開口さ
せる。そして、両者間を連結管ｄを以て接続す
る。連結管ｄには上記空気噴出孔を設定してもよ
く、あるいは、しなくてもよいが、する場合は上
述の如く塵芥貯蔵兼焼却室３に向つて開口させ
る。１０は塵芥貯蔵兼焼却室３上に着脱自在に被
装した蓋、１１は送風機で送気通路９に連通しこ
れに送気を行う。１２は集塵器で煙道４の上壁に
透設した排気口４ａに接続してその排煙、排気を
取入れる。１３は煙道の下側壁に設けた開口部で
これに開閉自在の扉１４を取付ける。本考案製品
に於ける炉壁は耐火煉瓦を用い、あるいは、ジヤ
ケツト式に製作するのを通常とするが、炉壁、及
び、その余の構成とも本考案製品に対する資材適
性を有するものを適宜使用することを妨げない。
上記実施例焼却炉の大きさは一例として高さ１メ
ートル全体が２立方メートル程度であるが、然
し、それより大小何れのものたるを問わない。
る。図は平面長四角形をなしている焼却炉を示
す。２は仕切壁であつて、炉壁１内を仕切り、塵
芥貯蔵兼焼却室３と煙道４とを設ける、前者より
後者の容量を小にすることは勿論である。５は火
床であつて、一枚板の耐火板の如きを以て構成す
る。火床５は、通常、煙道側へ軽度に傾斜させ
る。６は火床５の脚台で、煙道４側に設ける。火
床５の下には空間部７を存置する。８は着火燃焼
部兼灰排出口であつて、仕切壁２と火床５の煙道
側端部との間に設けた間隙部であり、第３図図示
のように大体仕切壁２の一端部から他端部に亘つ
て設ける。９は仕切壁２内に埋設した送気通路で
あつて、通常、送気管を適宜資材を以て造りこれ
を埋設するものである。この送気管は上段の管ａ
と下段の管ｂとを所求の間隔を置いて横置し、そ
れ等両管に空気噴出孔ｃを塵芥貯蔵兼焼却室３と
着火燃焼部兼灰排出口８にそれぞれ向つて開口さ
せる。そして、両者間を連結管ｄを以て接続す
る。連結管ｄには上記空気噴出孔を設定してもよ
く、あるいは、しなくてもよいが、する場合は上
述の如く塵芥貯蔵兼焼却室３に向つて開口させ
る。１０は塵芥貯蔵兼焼却室３上に着脱自在に被
装した蓋、１１は送風機で送気通路９に連通しこ
れに送気を行う。１２は集塵器で煙道４の上壁に
透設した排気口４ａに接続してその排煙、排気を
取入れる。１３は煙道の下側壁に設けた開口部で
これに開閉自在の扉１４を取付ける。本考案製品
に於ける炉壁は耐火煉瓦を用い、あるいは、ジヤ
ケツト式に製作するのを通常とするが、炉壁、及
び、その余の構成とも本考案製品に対する資材適
性を有するものを適宜使用することを妨げない。
上記実施例焼却炉の大きさは一例として高さ１メ
ートル全体が２立方メートル程度であるが、然
し、それより大小何れのものたるを問わない。
本考案の作用を上記実施例に依拠して説明する
に、蓋１０を取り除き、塵芥貯蔵兼焼却室３内に
塵芥を充満させて蓋１０を被装し、扉１４を開放
して着火燃焼部兼灰排出口８の個所で室３内の塵
芥に着火すれば室３内は空気の存在が極めて微少
の状態であるから室１内の塵芥は燻焼状態で燃焼
を開始し、その燻焼は漸次室３内の塵芥の内部へ
伝播を招来し、また、一方、送風機１１より送気
通路９、各空気噴出孔ｃを通じ空気を機械的に送
気することにより室３内の塵芥は燻焼性が増大さ
れてそれに貧しいが焔の発生も加坦し、室３内の
煙その他排出気体は室３内で環流状態を形成して
着火燃焼部兼灰排出口８を通じ煙道４内に至り、
排気口４ａから集塵器１２内に取入れられ、ここ
で処理される。また、室３に生じた灰は排出口８
から適宜掻き出され開口部１３より外部へ取出さ
れる。上記開放した扉１４は室３内の塵芥へ着火
後閉鎖し、その他適宜開閉を行う。
に、蓋１０を取り除き、塵芥貯蔵兼焼却室３内に
塵芥を充満させて蓋１０を被装し、扉１４を開放
して着火燃焼部兼灰排出口８の個所で室３内の塵
芥に着火すれば室３内は空気の存在が極めて微少
の状態であるから室１内の塵芥は燻焼状態で燃焼
を開始し、その燻焼は漸次室３内の塵芥の内部へ
伝播を招来し、また、一方、送風機１１より送気
通路９、各空気噴出孔ｃを通じ空気を機械的に送
気することにより室３内の塵芥は燻焼性が増大さ
れてそれに貧しいが焔の発生も加坦し、室３内の
煙その他排出気体は室３内で環流状態を形成して
着火燃焼部兼灰排出口８を通じ煙道４内に至り、
排気口４ａから集塵器１２内に取入れられ、ここ
で処理される。また、室３に生じた灰は排出口８
から適宜掻き出され開口部１３より外部へ取出さ
れる。上記開放した扉１４は室３内の塵芥へ着火
後閉鎖し、その他適宜開閉を行う。
本考案は塵芥貯蔵兼焼却室に塵埃を充満させて
着火燃焼部兼灰排出口で上記充満させた塵芥に着
火させることにより、上述した通り塵芥は燻焼状
態を呈し、時に焔を発すると雖も強盛、熾烈な燃
焼状態になることをよく抑制し、それ等は仕切壁
内に設けた送気通路に送気することの調整と相俟
つてよく所求の目的が達成され、都会地等建物密
集地に於ける狭少の空間に於て事務用書類、反古
その他家庭から排出された塵芥等を焼却するに極
めて適する効果がある。
着火燃焼部兼灰排出口で上記充満させた塵芥に着
火させることにより、上述した通り塵芥は燻焼状
態を呈し、時に焔を発すると雖も強盛、熾烈な燃
焼状態になることをよく抑制し、それ等は仕切壁
内に設けた送気通路に送気することの調整と相俟
つてよく所求の目的が達成され、都会地等建物密
集地に於ける狭少の空間に於て事務用書類、反古
その他家庭から排出された塵芥等を焼却するに極
めて適する効果がある。
図は本考案実施の一例を示すものであつて、第
１図は本考案焼却炉の正面断面図、第２図は同平
面図、第３図は第１図の配置状態に於けるＡ−Ａ
線に於て切截した断面図である。図中、主要部は
実用新案登録請求の範囲記載事項の相互補足関係
に存する。
１図は本考案焼却炉の正面断面図、第２図は同平
面図、第３図は第１図の配置状態に於けるＡ−Ａ
線に於て切截した断面図である。図中、主要部は
実用新案登録請求の範囲記載事項の相互補足関係
に存する。
Claims (1)
- 本文に詳記するように炉壁内部を塵芥貯蔵兼焼
却室と煙道とに仕切壁を以て区劃し、塵芥貯蔵兼
焼却室には一枚板を構成している火床を設定して
塵芥貯蔵兼焼却室の底壁を構成し、上記仕切壁と
同火床との間に比較的狭少の間隙部を設定して炉
内の着火燃焼部兼灰排出口を構成し、仕切壁内に
送気通路を設定して主として上記塵芥貯蔵兼焼却
室と同着火燃焼部兼灰排出口に空気噴出孔を開口
し、上記煙道に排出口を設けた焼却炉。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986094379U JPH0531385Y2 (ja) | 1986-06-19 | 1986-06-19 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986094379U JPH0531385Y2 (ja) | 1986-06-19 | 1986-06-19 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS635237U JPS635237U (ja) | 1988-01-14 |
| JPH0531385Y2 true JPH0531385Y2 (ja) | 1993-08-12 |
Family
ID=30957769
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986094379U Expired - Lifetime JPH0531385Y2 (ja) | 1986-06-19 | 1986-06-19 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0531385Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50102172U (ja) * | 1974-01-05 | 1975-08-23 |
-
1986
- 1986-06-19 JP JP1986094379U patent/JPH0531385Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS635237U (ja) | 1988-01-14 |
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