JPH0330655B2 - - Google Patents

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JPH0330655B2
JPH0330655B2 JP60129705A JP12970585A JPH0330655B2 JP H0330655 B2 JPH0330655 B2 JP H0330655B2 JP 60129705 A JP60129705 A JP 60129705A JP 12970585 A JP12970585 A JP 12970585A JP H0330655 B2 JPH0330655 B2 JP H0330655B2
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JP
Japan
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mud
cam rotor
cam
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floater
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JPS61290128A (ja
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Katsuyoshi Harada
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HARADA SOGO DOBOKU KK
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、軟弱な地盤を自走しながらヘドロ等
の堆積物を浚渫する浚渫装置に関するものであ
る。
〔発明の背景〕
一般に、ヘドロ等の水底堆積物の浚渫におい
て、単位置間当りのヘドロ浚渫量を増大させて工
期を短くすることと、浚渫したヘドロに含まれる
水分を少なくして埋立予定地等に投棄したヘドロ
の乾燥を早め、埋立地の地盤を早く固めさせるこ
とが近年要求されている。
そこで、このような要求を満足させるものとし
て、浚渫泥土を浚渫場所から圧縮空気によつて送
泥管を介して陸上等に圧送するようにした浚渫設
備が提案されている。
第13図はこのような浚渫設備の一例を示して
いる。この浚渫設備は中小河川、運河、貯水池、
湖沼等の内陸地における浚渫に適したもので、陸
上輸送可能な剛性浮体小ブロツク2を複数個連結
した台船1上に、ヘドロ等の水底堆積物を掘削す
るバツクホウ3と、掘削されたヘドロ等を選別粉
砕してプリン状の流動体にする泥土選別ユニツト
4と、ヘドロを交互に貯溜圧送する2基一組の泥
土圧送タンク5a,5bからなる泥土圧送タンク
ユニツト5と前記泥土選別粉砕ユニツト4から排
出されるヘドロを前記泥土圧送タンクユニツト5
に搬送するベルトコンベア6と、エアコンプレツ
サ7a、発電機7b、エアーレシーバータンク7
cからなるパワーユニツトとを搭載し、該泥土圧
送タンクユニツト5に送泥管8が接続されてい
る。
バツクホウ3によつて掘削されたヘドロ等の堆
積物は、泥土選別粉砕ユニツト4の選別機9に投
入され、大塊状の堆積物、空缶、漁網等がスクリ
ーン9aによつて選別されて、該選別機9に続く
トロンメル型粉砕機10の回転ドラム籠10a内
に搬送される。泥土は圧縮空気によつて送泥管8
中を圧送されるために流動性に欠けると途中で管
詰りを起こし易いので、この回転ドラム籠10a
で粉砕されてプリン状の流動体にされた後、ベル
トコンベア6によつて泥土圧送タンクユニツト5
の上方から各泥土圧送タンク5a,5b内に交互
に落下貯溜される。そして、一方の泥土圧送タン
ク5a内に泥土が満杯に貯溜されると、この泥土
圧送タンク5a内に圧縮空気を供給して、泥土を
送泥管8を介して遠隔地に圧送し、その間に他方
の泥土圧送タンク5bに泥土を貯溜するようにな
つている。
ところで、このような浚渫設備は、泥土を泥土
圧送タンクユニツト5によつて連続的に圧送する
ようにしているので、浚渫泥土の処理能力が高
く、しかも圧縮空気によつて泥土を圧送するよう
にしていることから搬送泥土中の含水率を非常に
少なくできるという特長を有しているが、いくつ
かの難点が指摘されている。
その一つは、水底が非常に浅い場合や、浚渫場
所全体が干潟のように軟弱な地盤の場合には台船
1の移動ができず、ある程度の水深を有する場所
での浚渫に限られるという点である。
また他の難点としては、台船1が大型であると
いう理由と、台船1が自力で移動できないという
理由から比較的河幅の狭い場合には機動性に欠け
るという点である。さらに、交互に貯溜と圧送を
行なう容量の大きい二つの泥土圧送タンクを搭載
するため台船の大型化を招くという問題もある。
〔発明の目的〕 本発明は、このような問題点を解決するために
なされたもので、軟弱地盤での浚渫作業が行え、
しかも小型で機動性を有し、ヘドロ等の堆積物を
効率よく浚渫できる浚渫装置を提供することを目
的とするものである。
〔発明の概要〕
本発明の浚渫装置は、離隔対向して一体的に剛
連結された一対の剛性浮体ブロツクにその周方向
に沿つて回動自在に無端軌道を設けた自走式フロ
ータに、水平方向に旋回可能な泥土掘削用の掘削
機と、掘削泥土を受入れるホツパと、該ホツパよ
り供給される掘削泥土を転動しながら粉砕する横
置回転ドラム籠を有する粉砕機と、該粉砕機から
の排出泥土を送泥管に供給する泥土圧送装置と、
前記自走式フロータ、掘削機、泥土粉砕圧送装置
を駆動するための駆動ユニツトとを搭載してなる
浚渫装置において、前記泥土圧送装置は、円筒状
ケーシングの閉塞両端面に夫々吸込口および吐出
口を形成したカムロータ圧送機により、該カムロ
ータ圧送機の吸込側に供給した泥土を該カムロー
タ圧送機の吐出側に接続した送泥管路系中に搬送
し、前記送泥管路系中に設けた空気ノズルからの
圧縮空気によつて吐出泥土を圧送する泥土圧送装
置であつて、前記カムロータ圧送機は、周側面に
2つのカム面を有し、かつ該各カム面の後端部に
切欠凹部が形成され前記ケーシング内を2室に区
分するように回転するカムロータと、前記吸込口
と吐出口とを仕切るようにしてケーシング内に摺
動自在に挿通され、挿通端面が常時前記カムロー
タのカム面に当接するようにばね付勢されたバル
ブプレートとにより構成されたものであることを
特徴とするものである。
〔発明の実施例〕
以下本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細
に説明する。
第1図は本発明による浚渫装置の一実施例を示
す平面図、第2図は第1図の一部切欠側面図、第
3図は第1図の右側面図、第4図は第1図の左側
面図、第5図は第1図のA−A線に沿つた断面
図、第6図は第1図のB−B矢視図を示してい
る。
図中、20は自走式フロータであつて、離隔対
向する一対の剛性浮体ブロツク21,21が連結
パイプ22,22を介して一体に連結されてお
り、該各剛性浮体ブロツク21,21の外周面に
夫々無限軌道23,23が回動自在に装着されて
いる。剛性浮体ブロツク21は複数の水密区室に
仕切られて亀裂等が生じても浸水を最小限に留め
ることができる構造で、外周面の幅方向中央に
は、前記無限軌道23のスラストローラ24が嵌
合して、該無限軌道23の幅方向の移動を規制し
かつ該剛性浮体ブロツク21の周方向の回動を案
内する断面コ字形状のスラストガイドレール25
が設けられており、さらに外周面側には無限軌道
23のトラツクローラ26が当接してスムーズな
回動を得るためのトラツクレール27が設けられ
ている。
一方、無限軌道23は、対向する一対の無端チ
エーン28,28間に複数の平板状爪板29が周
方向に等間隔で固定され、この爪板29の裏面に
スラストローラ24およびトラツクローラ26が
取付けられており、前記剛性浮体ブロツク21の
前部および後部の両側に夫々設けられたスプロケ
ツト30に、該無端チエーン28,28が架設さ
れている。剛性浮体ブロツク21の前部に設けら
れた前部スプロケツト30は駆動用スプロケツト
であつて、その回転軸30aに取付けられた伝動
用スプロケツト30bと、該剛性浮体ブロツク2
1の内側壁21aに取付けられた減速機付駆動用
油圧モータ31とが駆動チエーン32を介して連
結され、この油圧モータ31に接続された後記す
る油圧ユニツトからの油圧によつて回転制御さ
れ、前記無限軌道23と時計廻りおよび反時計廻
りに回転駆動させて自走式フロータ20を前後進
および左右方向に旋回させるようになつている。
したがつてこの自走式フロータ20は、一対の
剛性浮体ブロツク21,21を連結パイプ21,
21を介して一体的に連結しているために、フロ
ータ20全体の接地圧が小さく、水面上ばかりで
なくドロ状の軟弱な地盤上でも安定して走行する
ことができる。
33は前記自走式フロータ20の連結パイプ2
2,22に取外し可能に取付けられた掘削機で、
多関節アーム34の先端に掘削用バケツト34a
が取付けられた掘削機本体35が水平方向に旋回
できるようになつている。36は前記一対の剛性
浮体ブロツク21の対向内面側に設けられた支持
ブラケツト37に支持されて該剛性浮体ブロツク
21,21の上方に位置する水平ステージで、前
記掘削機33の後方に後記する泥土圧送装置が設
けられるとともに、該泥土圧送装置の両側に油圧
ユニツト38、浚渫装置制御室39および圧縮空
気ユニツト40からなる駆動ユニツトが図示のよ
うに配置されている。本実施例において、油圧ユ
ニツト38は前記自走式フロータ20の駆動用油
圧モータ31、掘削機33および泥土粉砕圧送ユ
ニツトの駆動を行うようになつている。41は前
記剛性浮体ブロツク21の外側前後部に昇降自在
に設けられたスパツトで、自走式フロータ20が
水面上に浮いた状態で浚渫作業を行う場合、水底
地盤に打込んで該自走式フロータ20を固定でき
るようにしている。
自走式フロータ20には、上方に開口部43a
を有し、前方側部に排出口43bを有するととも
に、該開口部43aに格子状スクリーン43cを
備えたホツパ43と、該ホツパ43の排出口43
bが挿入される横置傾斜回転ドラム籠(以下回転
ドラムと称す)44aを有するトロンメル型の粉
砕機44と、吐出側が送泥管45に接続された後
述する泥土圧送装置42と、一端側の開口部47
aが前記回転ドラム籠44aの下方に位置し他端
側開口部47bが前記カムロータ式泥土圧送機4
6の吸込側に接続されたスクリユーコンベア47
とが搭載されている。そして、掘削機33のバケ
ツト34aによつて掘削されたヘドロは、ホツパ
43の開口部43aに投入され、この開口部43
aに設けられたスクリーン43cによつて大塊状
のヘドロ、空缶等が選別されて粉砕機44の回転
ドラム44aの傾斜上端側に該ホツパ43の排出
口43cを通して導かれる。回転ドラム44aの
内に導かれたヘドロは、前方に移動しながら該回
転ドラム44aの回転によつて転動して粉砕さ
れ、プリン状の流動体となつて回転ドラム44a
の網目から落下する。この回転ドラム44aの下
部は図示しない泥受ケースによつて覆われてお
り、該回転ドラム44aから落下したヘドロをス
クリユーコンベア47の一端側開口部47aに導
く。スクリユーコンベア47に導かれたヘドロ
は、該スクリユーコンベア47の他端開口部47
bからカムロータ式泥土圧送機46に連続的に供
給される。
次いで泥土圧送装置42の主要部をなすカムロ
ータ式泥土圧送機46を第7図乃至第12図に基
づいて説明する。
カムロータ圧送機46はその吸込管49が泥土
を連続供給する前記スクリユーコンベア47の他
端側開口部47bに接続されるとともに、吐出管
50が曲管51を介して前記送泥管45に接続さ
れ、該スクリユーコンベア47からのヘドロを該
送泥管45に向け連続供給するようになつてお
り、該送泥管45に供給された泥土は該曲管51
内に該送泥管45に向けて挿通された空気ノズル
52からの圧縮空気によつて送泥管45中を圧送
されるようになつている。
このカムロータ圧送機46は、前記空気ノズル
52からの圧縮空気による泥土の逆流を防止しつ
つ、スクリユーコンベア47からの泥土を送泥管
45に向けて連続供給するためのものであつて、
円筒状ケーシング53内に、対称形状の第1のカ
ム面54aと第2のカム面54bとを有する楕円
形状のカムロータ54が矢印方向に回転可能に設
けられている。また、このケーシング53の開口
両端は、前記吸込管49が設けられた第1の側板
55と、前記吐出管50が設けられた第2の側板
56とにより夫々閉塞されており、前記カムロー
タ54の回転軸57の両端部が、該第1の側板5
5および第2の側板56の外面側に夫々設けられ
た軸受58,59に軸承されている。この回転軸
57は一方の軸受58に取付けられた減速機60
を介して油圧モータ61に連結され、低回転・高
トルクで回転されるようになつている。一方、前
記第1の側板55にはその吸込管49に通じる繭
状の吸込口62が穿設され、また前記第2の側板
56にはその吐出管50に通じる円形の吐出口6
3が穿設されている。前記吸込口62と前記吐出
口63とは後記するバルブプレートを挟んでその
両側に位置しており、該吸込口62は前記カムロ
ータ54の回転上流側に、また該吐出口63は該
カムロータ54の回転下流側に位置している。6
4は前記ケーシング53の周壁53aをその全幅
に亘つて貫通するバルブプレートで、該周壁53
aから外方に支出された支持箱65内に支持案内
されて、前記吸込口62と前記吐出口63とを仕
切るように摺動するようになつている。このバル
ブプレート64は前記支持箱65の上部に設けら
れたばね66によつて常時ケーシング53の内方
向に向けて付勢されて、その挿入端が前記カムロ
ータ54のカム面54a,54bに当接するよう
になつており、第12図に示すように、カムロー
タ54の回転に追従して該カムロータ54のカム
面54a,54bに当接しながら摺動するように
なつている。この支持箱65には、その上下両端
部に前記バルブプレート64と当接するローラベ
アリング67が対称的に配置されて、該バルブプ
レート64の横倒れが防止されるとともに、該バ
ルブプレート64のスムーズな摺動が得られるよ
うになつている。また、支持箱65の下端には前
記バルブプレート64と当接するシール材68が
設けられて前記ケーシング53内の気密性を保持
するようになつている。なお、バルブプレート6
4の両側端には図示しないウレタン、テフロン
(商標)等の低摩擦性シール材が埋設され、ケー
シング53内の気密性を保持するようになつてい
る。
次いで、カムロータ54を第11図に基づいて
説明する。このカムロータ54は、その第1のカ
ム面54a、第2のカム面54bの後端部に切欠
凹部54cが設けられ、第12図ニに該カムロー
タ54が吐出口63を通過した後、カムロータ5
4とバルブプレート64との間に残つた泥土を該
バルブプレート64の下端とこの切欠凹部54c
との隙間から吸込口62側に逃がしてカムロータ
54のスムーズな回転を得ることができるように
なつている。69はカムロータ54の両側端面に
埋設されたテフロン(商標)等の低摩擦性材料か
らなるシール材で、板ばね70を介してケーシン
グ53の内周面に向けて付勢され、該カムロータ
54によつて2分されるケーシング53内の2室
間の気密性を保持するようになつている。71は
カムロータ54の両側面に夫々埋設されたテフロ
ン等の低摩擦性材料からなるシール材で、前記第
1、第2の側板55,56の内面と当接し、該カ
ムロータ54によつて2分されるケーシング53
内の2室間の気密性を保持するようになつてい
る。
以上がカムロータ式圧送機の構造であるが、次
にその作用を第12図に基づいて説明する。
カムロータ圧送機46は、そのケーシング53
内がカムロータ54によつて2分されるが、吸込
口62は繭状に形成されているので、カムロータ
54で該吸込口62が全て覆われることはなく、
吸込口62からは泥土が該カムロータ54によつ
て2分された双方のケーシング103内に供給さ
れる〔第6図イ〕。カムロータ54はその対向す
る2つのカム面54a,54bのどちらか一方が
常にバルブプレート64と当接しており、吸込口
62からケーシング53内に供給された泥土は、
先ず該バルブプレート64と非当接側の第1のカ
ム面54aによつてケーシング53内を吐出口6
3に向け時計廻りに搬送される。
カムロータ54の回転に従つてバルブプレート
64は、第2のカム面54bに当接しながらばね
66のばね力に抗して上方に移動し、さらに該第
2のカム面54bの後端が通過すると、第1のカ
ム面54aの先端側と当接しながら該ばね66の
ばね力によつて下方に移動する〔第6図ハ〕。第
1のカム面54a側によつてケーシング53内を
吐出口63に向けて搬送された泥土は、バルブプ
レート64によつて吸込口62側への移動が阻止
されるので、吐出口63から曲管51を介して送
泥管45に向けて、該カムロータ54の回転力に
よつて強制的に排出される。その際、曲管51に
挿通された空気ノズル52からの圧縮空気が吐出
口63からケーシング53内に加わり、ケーシン
グ53内の泥土を逆流させようとするが、吐出口
63はカムロータ54およびバルブプレート64
によつて常時吸込口62と仕切られているため、
泥土が逆流することなく吐出口63から曲管51
に向けて排出される。
そして、第1のカム面54a側による泥土の排
出が終了する直前に、カムロータ54は吐出口6
3を横切るため、該吐出口63に詰まつた砂利等
の固形物がカムロータ54によつて破砕される。
なお、吸込口62に詰まつた固形物も同様にして
カムロータ54によつて破砕される。
第1のカム面54a側による泥土の排出が終了
しても、第1のカム面54aとバルブプレート6
4との間には若干の泥土が残るが、この残泥土は
第1のカム面54aの後端部に形成された切欠凹
部54cとバルブプレート64との隙間から吸入
口62側に逃がしてカムロータ64のスムーズな
回転が得られて次サイクルの泥土搬送に供せられ
るようになつており、この第1のカム面54a側
による泥土の排出が終了後、直ちに第2のカム面
54b側によつて泥土が同様にして吐出口63か
ら排出される。
以上述べた如く本実施例によれば、軟弱な地盤
上を自走可能な自走式フロータ20上に、ヘドロ
等の泥土を掘削する掘削機33、泥土圧送装置4
2および駆動ユニツトなどを配置し、掘削機33
によつて掘削したヘドロを泥土圧送装置42によ
り送泥管45を介して遠隔地に連続的に圧送する
ようにしたので、河幅の挟い中小河川、運河等の
ように機動性の要求される場所における浚渫作業
が容易に行え、しかも水面下の浚渫および軟弱地
盤の浚渫も容易に行うことができる効果が得られ
る。
また、泥土圧送装置42はその泥土圧送手段と
してカムロータ式圧送機46を用いているので、
従来の貯溜と圧送を交互に行なうための二つの大
容量タンクを必要とせずに、かつ泥土を逆流させ
ることなく圧縮空気により送泥管45を介して連
続的に遠隔地に圧送することができるので、該泥
土圧送装置42全体を、ひいては浚渫装置全体を
小型化できる効果が得られる。
さらに、掘削機33は自走式フロータ20に取
外し可能に設けられているので、運河等の河床を
自走して移動する際、途中に橋等の障害物があつ
ても、掘削機33を取外せば橋の下を容易に通過
できる効果が得られる。
〔発明の効果〕
以上述べた如く本発明によれば、浚渫装置全体
の小型化が図られるとともに水面下の浚渫および
軟弱な地盤の浚渫が容易に行え、しかも掘削した
泥土を泥土圧送装置により送泥管を介して連続的
に遠隔地に圧送できるので浚渫効率が飛躍的に向
上する等の効果が得られ、その実用上の利益は大
なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第12図は本発明による浚渫装置の
一実施例を示し、第1図は浚渫装置の平面図、第
2図は第1図の一部切欠側面図、第3図は第1図
の右側面図、第4図は第1図の左側面図、第5図
は第1図のA−A線に沿つた断面図、第6図は第
1図のB−B矢視図、第7図はカムロータ式圧送
機の正面図、第8図は第7図の右側面図、第9図
は第7図の左側面図、第10図は第7図のC−C
線に沿つた断面図、第11図イはカムロータの平
面図、第11図ロはカムロータの側面図、第12
図イ,ロ,ハ,ニはカムロータ式圧送機の作動状
態を示す図である。第13図は従来の浚渫設備の
平面図を示している。 20:自走式フロータ、21:剛性浮体ブロツ
ク、22:連結パイプ、23:無限軌道、24:
スラストローラ、25:スラストガイドレール、
26:トラツクローラ、27:トラツクレール、
28:無端チエーン、29:爪板、30:スプロ
ケツト、31:油圧モータ、32:駆動チエー
ン、33:掘削機、34:多関節アーム、34
a:バケツト、35:掘削機本体、36:水平ス
テージ、37:支持ブラケツト、38:油圧ユニ
ツト、39:浚渫装置制御室、40:圧縮空気ユ
ニツト、41:スパツト、42:泥土圧送装置、
43:ホツパ、44:粉砕機、44a:回転ドラ
ム、45:送泥管、46:カムロータ式泥土圧送
機、47:スクリユーコンベア、49:吸込管、
50:吐出管、51:曲管、52:空気ノズル、
53:ケーシング、54:カムロータ、54a,
54b:カム面、55,56:側板、57:回転
軸、58,59:軸受、60:減速機、61:油
圧モータ、62:吸込口、63:吐出口、64:
バルブプレート、65:支持箱、66:ばね、6
7:ローラベアリング、68,69,71:シー
ル材、70:板ばね。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 離隔対向して一体的に剛連結された一対の剛
    性浮体ブロツクにその周方向に沿つて回動自在に
    無端軌道を設けた自走式フロータに、水平方向に
    旋回可能な泥土掘削用の掘削機と、掘削泥土を受
    入れるホツパと、該ホツパより供給される掘削泥
    土を転動しながら粉砕する横置回転ドラム籠を有
    する粉砕機と、該粉砕機からの排出泥土を送泥管
    に供給する泥土圧送装置と、前記自走式フロー
    タ、掘削機、泥土粉砕圧送装置を駆動するための
    駆動ユニツトとを搭載してなる浚渫装置におい
    て、 前記泥土圧送装置は、円筒状ケーシングの閉塞
    両端面に夫々吸込口および吐出口を形成したカム
    ロータ圧送機により、該カムロータ圧送機の吸込
    側に供給した泥土を該カムロータ圧送機の吐出側
    に接続した送泥管路系中に搬送し、前記送泥管路
    系中に設けた空気ノズルからの圧縮空気によつて
    吐出泥土を圧送する泥土圧送装置であつて、前記
    カムロータ圧送機は、周側面に2つのカム面を有
    し、かつ該各カム面の後端部に切欠凹部が形成さ
    れ前記ケーシング内を2室に区分するように回転
    するカムロータと、前記吸込口と吐出口とを仕切
    るようにしてケーシング内に摺動自在に挿通さ
    れ、挿通端面が常時前記カムロータのカム面に当
    接するようにばね付勢されたバルブプレートとに
    より構成されたものであることを特徴とする浚渫
    装置。 2 前記掘削機は前記自走式フロータの前部に取
    外し可能に取付けられていることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項に記載の浚渫装置。
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