JPH0654018B2 - 浚渫装置 - Google Patents

浚渫装置

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JPH0654018B2
JPH0654018B2 JP62234578A JP23457887A JPH0654018B2 JP H0654018 B2 JPH0654018 B2 JP H0654018B2 JP 62234578 A JP62234578 A JP 62234578A JP 23457887 A JP23457887 A JP 23457887A JP H0654018 B2 JPH0654018 B2 JP H0654018B2
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勝吉 原田
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株式会社原田総合土木
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F3/00Dredgers; Soil-shifting machines
    • E02F3/04Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
    • E02F3/88Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with arrangements acting by a sucking or forcing effect, e.g. suction dredgers
    • E02F3/8833Floating installations
    • E02F3/8841Floating installations wherein at least a part of the soil-shifting equipment is mounted on a ladder or boom

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、軟弱な地盤を自走しながらヘドロ等の堆積物
を浚渫し、送泥管を介して浚渫物を遠隔地に圧送する浚
渫装置に関するものである。
〔発明の背景〕
一般に、ヘドロ等の水底堆積物の浚渫において、単位置
間当りのヘドロ浚渫量を増大させて工期を短くすること
と、浚渫したヘドロに含まれる水分を少なくして埋立予
定地等に投棄したヘドロの乾燥を早め、埋立地の地盤を
早く固めさせることが近年要求されている。
そこで、このような要求を満足させるものとして、浚渫
泥土を浚渫場所から圧縮空気によって送泥管を介して陸
上等に圧送するようにした浚渫設備が提案されている。
第11図はこのような浚渫設備の一例を示している。こ
の浚渫設備は中小河川、運河、貯水池、湖沼等の内陸地
における浚渫に適したもので、陸上輸送可能な剛性浮体
小ブロック2を複数個連結した台船1上に、ヘドロ等の
水底堆積物を掘削するバックホウ3と、掘削されたヘド
ロ等を選別粉砕してプリン状の流動体にする泥土選別ユ
ニット4と、ヘドロを交互に貯溜圧送する2基一組の泥
土圧送タンク5a,5bからなる泥土圧送タンクユニッ
ト5と前記泥土選別粉砕ユニット4から排出されるヘド
ロを前記泥土圧送タンクユニット5に搬送するベルトコ
ンベア6と、エアコンプレッサ7a、発電機7b、エア
ーレシーバータンク7cからなるパワーユニットとを搭
載し、該泥土圧送タンクユニット5に送電管8が接続さ
れている。
バックホウ3によって掘削されたヘドロ等の堆積物は、
泥土選別粉砕ユニット4の選別機9に投入され、大塊状
の堆積物、空缶、漁網等がスクリーン9aによって選別
されて、該選別機9に続くトロンメル型粉砕機10の回
転ドラム籠10a内に搬送される。泥土は圧縮空気によ
って送泥管8中を圧送されるために流動性に欠けると途
中で管詰りを起こし易いので、この回転ドラム籠10a
は粉砕されてプリン状の流動体にされた後、ベルトコン
ベア6によって泥土圧送タンクユニット5の上方から各
泥土圧送タンク5a,5b内に交互に落下貯溜される。
そして、一方の泥土圧送タンク5a内に泥土が満杯に貯
溜されると、この泥土圧送タンク5a内に圧縮空気を供
給して、泥土を送泥管8を介して遠隔地に圧送し、その
間に他方の泥土圧送タンク5bに泥土を貯溜するように
なっている。
ところで、このような浚渫設備は、泥土を泥土圧送タン
クユニット5によって連続的に圧送するようにしている
ので、浚渫泥土の処理能力が高く、しかも圧縮空気によ
って泥土を圧送するようにしていることから搬送泥土中
の含水率を非常に少なくできるという特長を有している
が、いくつかの難点が指摘されている。
その一つは、水底が非常に浅い場合や、浚渫場所全体が
干潟のように軟弱な地盤の場合には台船1の移動ができ
ず、ある程度の水深を有する場所での浚渫に限られると
いう点である。
また他の難点としては、台船1が大型であるという理由
と、台船1が自力で移動できないという理由から比較的
河幅の狭い場合には機動性に欠けるという点である。
〔発明の目的〕
本発明は、このような問題点を解決するためになされた
もので、軟弱地盤での浚渫作業が行なえ、しかも小型で
機動性を有し、ヘドロ等の堆積物を効率よく浚渫して陸
上等に圧送できる浚渫装置を提供することを目的とする
ものである。
〔発明の概要〕
本発明の目的を達成するための要旨とするところは、離
隔対向して一体的に剛連結された一対の剛性浮体ブロッ
クにその周方向に沿って回動自在な無端軌道を設けた自
走式フロータの前部に、泥土掘削用の掘削機、後部に前
記掘削機で掘削された泥土が投入されて接続される送泥
管に泥土を圧送する泥土圧送ユニットを夫々設け、さら
に該自走式フロータ上に該泥土圧送ユニットを駆動する
駆動ユニットを設けた浚渫装置において、前記泥土圧送
ユニットは、前記送泥管に接続される泥土分配圧送手段
と、該泥土圧送分配手段に夫々接続され、交互に圧縮空
気が供給される2基一対の泥土圧送タンクと、該一対の
泥土圧送タンクの上方に配置され、投入された泥土を夫
々泥土供給管を通して該各泥土圧送タンク内に供給する
ホッパーと、該各泥土圧送タンク毎に設けられ、該各泥
土供給管から該各泥土圧送タンクへの泥土の供給・停止
を交互に行う泥土供給用開閉弁と、該各泥土圧送タンク
から該泥土分配圧送手段に夫々延びる泥土排出用の泥土
排出管とを有し、該泥土分配圧送手段は、該送泥管に連
通すると共に該各泥土排出管と連通する密閉ケーシング
と、該密閉ケーシング内に圧縮空気を常時供給する加圧
管と、該密閉ケーシング内に配置されると共に、該各泥
土排出管の泥土排出端に夫々設けられ、これら泥土排出
管内を該密閉ケーシング内に向けて圧送される泥土の圧
力が該密閉ケーシングの内圧よりも高い時に開弁する常
閉型の逆止弁と、から構成し、該一方の泥土圧送タンク
内に所定量の泥土が貯留されると、該一方の泥土圧送タ
ンク内には、該一方の泥土圧送タンク用の該逆止弁を開
弁することのできる圧力で圧縮空気を供給し、該一方の
泥土圧送タンクの泥土圧送が終了すると、該他方の泥土
圧送タンクに対し、貯留した泥土を圧送する圧縮空気を
該他方の泥土圧送タンク用の該逆止弁を開弁させる圧力
で供給し、2基の該泥土圧送タンク内の泥土を交互に圧
送することを特徴とする浚渫装置にある。
〔発明の実施例〕
以下本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は本発明による浚渫装置の一実施例を示す側面
図、第2図はその平面図、第3図は第1図の背面図、第
4図は第2図のA−A線に沿った断面図、第5図は第2
図のB−B矢視図を示している。
図中、20は自走式フロータであって、離隔対向する一
対の剛性浮体ブロック21,21がその長さ方向に沿っ
て適当間隔に設けられた複数本(本実施例では4本)の
連結パイプ22を介して一体に連結されており、該各剛
性浮体ブロック21,21の外周面に夫々無限軌道2
3,23が回動自在に装着されている。剛性浮体ブロッ
ク21は複数の水密区室に仕切られて亀裂等が生じても
浸水を最小限に留めることができる構造で、外周面の幅
方向中央には、前記無限軌道23のスラストローラ24
が嵌合して、該無限軌道23の幅方向の移動を規制しか
つ該剛性浮体ブロック21の周方向の回動を案内する断
面コ字形状のスラストガイドレール25が設けられてお
り、さらに外周面両側には無限軌道23のトラックロー
ラ26が当接してスムーズな回動を得るためのトラック
レール27が設けられている。
一方、無限軌道23は、対向する一対の無端チェーン2
8,28間に、複数の平板状爪板29が周方向に等間隔
で固定され、この爪板29の裏面にスラストローラ24
およびトラックローラ26が取付けられており、前記剛
性浮体ブロック21の前部および後部の両側に夫々設け
られたスプロケット30に、該無端チェーン28,28
が架設されている。剛性浮体ブロック21の前部に設け
られた前部スプロケット30は駆動用スプロケットであ
って、その回転軸30aに取付けられた伝動用スプロケ
ット30bと、該剛性浮体ブロック21の内側壁21a
に取付けられた減速機付駆動用油圧モータ31とが駆動
チェーン32を介して連結され、この油圧モータ31に
接続された後記する掘削機の油圧ユニットからの油圧に
よって回転制御され、前記無限軌道23を時計廻りおよ
び反時計廻りに回転駆動させて自走式フロータ20を前
後進および左右方向に旋回させるようになっている。
したがってこの自走式フロータ20は、一対の剛性浮体
ブロック21,21を連結パイプ21を介して一体的に
連結しているために、フロータ20全体の接地圧が小さ
く、水面上ばかりでなくドロ状の軟弱な地盤上でも安定
して走行することができる。
33は多関節アーム34の先端に掘削用バケット34a
が取付けられたバックホー等の旋回部からなる掘削機本
体35を旋回可能に支持する旋回フレーム台で、第6図
に示すように、掘削機本体35が旋回可能に担持される
台部33aから四方に脚部33bを支出し、各脚部33
bの先端部に、対向する連結パイプ22,22に上方か
ら嵌合する逆凹形状の嵌合部33cを固定し、この嵌合
部33cの下端両側に、固定板38hを引き抜き可能に
貫通固定された一対の連結板ガイドフレーム33gをボ
ルト33eおよびナット33fにより固定している。そ
してこの固定板38hを引き抜くことによりワンタッチ
で旋回フレーム台33を連結パイプ22,22から取り
外すことができ、また固定板38hを一対の連結板ガイ
ドフレーム33gに差し込むことにより旋回フレーム台
33をワンタッチで連結パイプ22に固定することがで
きるようにしている。なお、この掘削機本体35は内蔵
される油圧ユニットにより駆動されるようになってお
り、自走式フロータ20の走行は掘削機本体の運転室で
行なわれる。36は前記一対の剛性浮体ブロック21の
対向内面側に設けられた支持ブラケット37に支持され
て該剛性浮体ブロック21,21の上方に位置する作業
用水平ステージで、前記掘削機33の後方に設けられて
いる。この水平ステージ36には、後記する泥土圧送ユ
ニットを駆動するための動力ユニット38が設けられる
とともに、該水平ステージ36の後端部に泥土圧送ユニ
ット39が設けられ、さらに、泥土圧送ユニット39の
操作室40が設けられている。この動力ユニット38
は、動力源であるエンジン(不図示)によって駆動され
るエアコンプレッサー38aと、該エアコンプレッサか
らの圧縮空気を貯えるエアーレシーバーユニット38b
と、該エンジンによって駆動される発電機38cとから
構成されている。41は前記剛性浮体ブロック21の外
側前後部に昇降自在に設けられたスパットで、自走式フ
ロータ20が水面上に浮いた状態で浚渫作業を行う場
合、水底地盤に打込んで該自走式フロータ20を固定で
きるようにしている。このスパット41は、第7図に示
すように、ブロック21の外側板に固定される角筒状の
ケーシング41a内に、下端に四角錐形の銛部41bを
取付けたスパット本体41cを、油圧シリンダ41dを
介して設け、油圧シリンダ41を駆動することによりス
パット本体41cを昇降させるようにしている。
泥土圧送ユニット39は、前記掘削機本体35のバケッ
ト34aによって掘削された泥土が泥入されるホッパー
部42と、該ホッパー部42からの泥土を送泥管43に
連続的に圧送する圧送部44とにより構成されている、
ホッパー部42は、上方開口部がフロータ20の左右方
向に傾斜したホッパー45と、該ホッパー45の上方開
口部に複数の振動発生機(不図示)を介して設けられた
格子状のスクリーン46と、該スクリーン46の傾斜下
端部から剛性浮体ブロック21の外側まで延設されたシ
ュータ47とを備えている。そして、掘削機本体35の
バケット34aから投入される泥土は、先ず振動してい
るスクリーン46によって大塊状のものが粉砕されてそ
の格子の目からホッパー45内に落下する。スクリーン
46のメッシュサイズは空カン等を通過させない程度の
大きさに形成されている。したがって、ホッパー45内
に落下する泥土は細く、しかもスクリーン46の振動作
用によって流動性を有する程度に粉砕されるので、送泥
管43内で管詰りを生じさせることはない。また、スク
リーン46を通過することができない空カン等はシュー
タ47上を滑り落ちて排出される。なお、シュータ47
の傾斜下端にゴミ受けを設けて掘削した堆積物中のゴミ
を収容するようにしてもよい。さらに、スクリーン46
を傾動シリンダ46aを介して傾動可能とし、ホッパー
45内の点検等を行なえるようにするのが望ましい。
ホッパー45の底部は、第2図および第3図に示すよう
に、前後方向に沿って逆台形状に形成され、幅方向に2
本の泥土供給管45a,45bが上下に取付けられ、こ
れらの泥土供給管45a,45bが可撓管48a,48
bを介して後記する泥土圧送ユニット39の圧送部44
の一対の泥土圧送タンク49,50に接続されている。
次いで、泥土圧送ユニット39の圧送部44を第8図乃
至第10図に基づいて説明する。
49は圧力容器構造に形成された泥土、スラリー等を貯
溜、圧送するための第1泥土圧送タンク、50は第1泥
土圧送タンクと同構造の第2泥土圧送タンクで、双方の
圧送タンク49,49,50はフロータ20の前後方向
に沿って並設されている。双方の泥土圧送タンク49,
50の前部の頂部には泥土供給用の開口51,52が夫
々設けられていて、これらの各開口51,52には第1
0図に示すように、バルブユニット53が夫々設けら
れ、これらのバルブユニット53はホッパー45の各泥
土供給管45a,45bが可撓管48a,48bを介し
て夫々接続されている。
以下バルブユニット53の構造を、第1泥土圧送タンク
49側に取付けられるものについて第10図を参照して
説明する。
バルブユニット53は、タンク49の開口51に立設さ
れた円筒状コーミング53−1の開口先端部を覆うフラ
ンジ板53−2に、円筒状の弁座53−3を固定すると
ともに、フランジ板53−2に弁座53−3に当接する
弁座53−4を支軸53−5を介して揺動自在に取付け
たもので、該支軸53−5は弁体53−4の弁体アーム
53−6が固着されて、コーミング53−1の周壁を径
方向に不図示のシール部材を介して回転可能に貫通し、
弁体開閉制御用のエアーシリンダー54のロッド54a
にレバー53−7を介して接続され、該エアーシリンダ
ー54を駆動することにより支軸53−5を往復回転さ
せて弁体53−4を弁座53−3に当接させたり、弁座
53−3から弁体53−4を略90°の角度回動させて
離したりさせてタンク49内への泥土の供給を制御す
る。弁体53−4は弁座53−3との密封性を良好とす
るために、その前面にゴム等からなるシート状のシール
材53−8が設けられ、また弁座53−3との接合面に
隙間が生じないようにするために弁体アーム53−6に
枢支ピン53−9を介して揺動自在に枢支されている。
なお、以下の説明において、第1泥土圧送タンク49に
設けられる上記した泥土投入制御用のバルブユニットを
第1バルブユニットと称するとともに、第2泥土圧送タ
ンク50に設けられるバルブユニットを第2バルブユニ
ットと称し、また、第1バルブユニットの開閉制御用の
エアシリンダー54を第1エアシリンダーと称し、第2
バルブユニットの開閉制御用のエアシリンダーを第2エ
アシリンダー55と称す。
また、双方のタンク49,50には圧縮空気供給用の空
気管56,57が夫々接続され、不図示の切換弁を介し
て圧縮空気を第1泥土圧送タンク49と第2泥土圧送タ
ンク50内に交互に供給されるようになっている。
さらに、双方のタンク49,50の後部の底部には、泥
土排出用の泥土排出管58,59が曲がりながら夫々後
方に延出され、各泥土排出管58,59の延出端部が後
記する泥土圧送分配器60に接続されている。なお、双
方のタンク49,50には電磁駆動される開閉弁(不図
示)を有する空気抜管(不図示)が取付けられ、泥土供
給時に該電磁弁が開いてタンク内の空気を大気開放して
泥土の供給が行なえるようにしている。
泥土圧送分配器60は、密閉容器61の一端側に前記泥
土排出管58,59が夫々接続される第1逆止弁62と
第2逆止弁63とを収容するとともに密閉容器61の他
端側に送泥管43を接続し、さらに密閉容器61の一端
側壁面を貫通する圧縮空気供給用の加圧エアー管64を
左右に夫々取付けている。
第1逆止弁62と第2逆止弁63とは同一構造に形成し
ているので、第1逆止弁62の構造のみ説明し、第2逆
止弁63の構造説明を省略する。
第1逆止弁62は、泥土排出管58の延出端が接続され
る後端側が傾斜した切口の円筒状短管65と、上部の支
軸66を介して前後方向に揺動自在に吊持されるととも
に該円筒状短管65の後端開口面に常時当接する弁体6
7とにより構成されていて、弁体67の表面にゴム板6
7aを貼着して密閉性の向上を図っている。すなわち、
加圧エアー管64から容器61内に圧縮空気が常時供給
される状態において、第1、第2逆止弁62,63の各
弁体67は各短管65を容器61内の内圧により閉鎖
し、例えば第1泥土圧送タンク49内に空気管56,5
7を介して圧縮空気が供給され、第1泥土圧送タンク4
9内の泥土が泥土排出管58を通して第1逆止弁62に
達すると、第1逆止弁62の弁体67が容器61の内圧
に抗して開き、第1泥土圧送タンク49内の泥土が容器
61内に供給され、第1泥土圧送タンク49に供給され
る空気圧と、容器61内に供給される空気圧とにより容
器61内の泥土を送泥管43を通して遠隔地に圧送され
る。その際、第2逆止弁63は閉状態にあるため、容器
61内の泥土が第2泥土圧送タンク50に逆流するのが
防がれている。
以上が本実施例の構造であるが、以下にその動作を説明
する。
掘削機本体35のバケット34aにより掘削した泥土
を、ホッパー部42の上方からホッパー45にスクリー
ン46を通して落下投入する。
一方、泥土圧送ユニット39の第1泥土圧送タンク49
の第1バルブユニットおよび第2泥土圧送タンク50の
第2バルブユニットのいずれか一方が開、いずれか他方
が閉状態に夫々タイマー等により交互に第1エアシリン
ダー54と第2エアシリンダー55を駆動して、弁体5
3−4の開閉制御が行なわれ、バルブユニットが閉の泥
土圧送タンクには空気管56,57から圧縮空気が供給
されている。また、泥土圧送分配器60の密閉容器61
内には加圧エアー管64から常時圧縮空気が供給されて
いる。
ここで、第1泥土圧送タンク49の第1バルブユニット
が開状態とすると、ホッパー45に落下投入された泥土
は泥土供給管45aから第1泥土圧送タンク49内に供
給され、所定の時間経過すると、第1バルブユニットが
閉、第2バルブユニットが開に切換り、第1泥土圧送タ
ンク49内に空気管56,57を通して圧縮空気が供給
され、第1泥土圧送タンク49内へ泥土排出管58を通
して泥土圧送分配器60の密閉容器61から送泥管43
を経て遠隔地に圧送される。その際、第2泥土圧送タン
ク50の第2バルブユニットは開状態であるので、ホッ
パー45内の泥土は泥土供給管45bを介して第2泥土
圧送タンク50内に供給され、所定時間経過後、再び第
1バルブユニットが開、第2バルブユニットが閉して第
2泥土圧送タンク50内に貯溜された泥土が泥土排出管
59を通し、泥土圧送分配器60から送泥管43を通し
て遠隔地に圧送される。
この第1バルブユニットと第2バルブユニットとの開閉
を交互に繰返して行うことにより、バケット34aによ
りホッパー45内に投入した泥土を連続的に遠隔地に圧
送できることとなる。
〔発明の効果〕
以上説明してきたように本発明によれば、機動性のある
自走式フロータにより水面下の浚渫や軟弱地盤の浚渫を
行う際、2基の泥土圧送タンクの交互圧送方式の採用に
より、送泥管までの途中で泥土が外部に噴出するという
心配がなく、また常時圧気状態にある密閉ケーシングの
内圧と泥土排出管内を圧送される泥土圧力との差圧によ
り、送泥管と圧送タンクとの間の管路に電磁式開閉弁等
の遠隔制御式の弁を設けることなく自動的に圧送状態に
ある泥土圧送タンク内の泥土を密閉ケーシング内に導い
て、2基の泥土圧送タンク内の泥土を交互に送泥管に送
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第10図は本発明による浚渫装置の一実施例
を示し、第1図は浚渫装置の側面図、第2図はその平面
図、第3図はその背面図、第4図は第2図のA−A線に
沿った断面図、第5図は第2図のB−B矢視図、第6図
(A)は旋回フレーム台の平面図、第6図(B)はその側面
図、第7図はスパットの断面図、第8図は泥土圧送ユニ
ットの平面図、第9図はその側面図、第10図はバルブ
ユニットの断面図である。第11図は従来の浚渫設備の
平面図を示している。 20……自走式フロータ、21……剛性浮体ブロック 22……連結パイプ、23……無限軌道 24……スラストローラ、25……スラストガイドレー
ル 26……トラックローラ、27……トラックレール 28……無端チェーン、29……爪板 30……スプロケット、31……油圧モータ 32……駆動チェーン、33……旋回フレーム台 34……多関節アーム、35……掘削機本体 36……水平ステージ、37……支持ブラケット 38……動力ユニット、39……泥土圧送ユニット 40……操作室、41……スパット 42……ホッパー部、43……送泥管 44……圧送部、45……ホッパー 46……スクリーン、47……シュータ 48a,48b……可撓管、49,50……泥土圧送タ
ンク 51,52……開口、53……バルブユニット 54,55……エアーシリンダー、56,57……空気
管 58,59……泥土排出管、60……泥土圧送分配器 61……密閉容器、62,63……逆止弁 64……加圧エアー管、65……短管 66……支軸、67……弁体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】離隔対向して一体的に剛連結された一対の
    剛性浮体ブロックにその周方向に沿って回動自在な無端
    軌道を設けた自走式フロータの前部に、泥土掘削用の掘
    削機、後部に前記掘削機で掘削された泥土が投入されて
    接続される送泥管に泥土を圧送する泥土圧送ユニットを
    夫々設け、さらに該自走式フロータ上に該泥土圧送ユニ
    ットを駆動する駆動ユニットを設けた浚渫装置におい
    て、 前記泥土圧送ユニットは、前記送泥管に接続される泥土
    分配圧送手段と、該泥土圧送分配手段に夫々接続され、
    交互に圧縮空気が供給される2基一対の泥土圧送タンク
    と、該一対の泥土圧送タンクの上方に配置され、投入さ
    れた泥土を夫々泥土供給管を通して該各泥土圧送タンク
    内に供給するホッパーと、該各泥土圧送タンク毎に設け
    られ、該各泥土供給管から該各泥土圧送タンクへの泥土
    の供給・停止を交互に行う泥土供給用開閉弁と、該各泥
    土圧送タンクから該泥土分配圧送手段に夫々延びる泥土
    排出用の泥土排出管とを有し、該泥土分配圧送手段は、
    該送泥管に連通すると共に該各泥土排出管と連通する密
    閉ケーシングと、該密閉ケーシング内に圧縮空気を常時
    供給する加圧管と、該密閉ケーシング内に配置されると
    共に、該各泥土排出管の泥土排出端に夫々設けられ、こ
    れら泥土排出管内を該密閉ケーシング内に向けて圧送さ
    れる泥土の圧力が該密閉ケーシングの内圧よりも高い時
    に開弁する常閉型の逆止弁と、から構成し、該一方の泥
    土圧送タンク内に所定量の泥土が貯留されると、該一方
    の泥土圧送タンク内には、該一方の泥土圧送タンク用の
    該逆止弁を開弁することのできる圧力で圧縮空気を供給
    し、該一方の泥土圧送タンクの泥土圧送が終了すると、
    該他方の泥土圧送タンクに対し、貯留した泥土を圧送す
    る圧縮空気を該他方の泥土圧送タンク用の該逆止弁を開
    弁させる圧力で供給し、2基の該泥土圧送タンク内の泥
    土を交互に圧送することを特徴とする浚渫装置。
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