JPH0330579Y2 - - Google Patents

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JPH0330579Y2
JPH0330579Y2 JP10733286U JP10733286U JPH0330579Y2 JP H0330579 Y2 JPH0330579 Y2 JP H0330579Y2 JP 10733286 U JP10733286 U JP 10733286U JP 10733286 U JP10733286 U JP 10733286U JP H0330579 Y2 JPH0330579 Y2 JP H0330579Y2
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JP
Japan
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cover
bellows
exhaust pipe
front cover
rear cover
Prior art date
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JP10733286U
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JPS6314823U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 イ 考案の目的 イ−1 産業上の利用分野 本考案は自動車用排気管のフレキシブルジヨイ
ントに関する。
イ−2 従来技術 従来、前記のフレキシブルジヨイントは、連結
すべき両排気管の連結端を離間してこれらを伸縮
可能のベローズで連結し、その外周をワイヤーメ
ツシユよりなるブレードで被覆して構成されてい
るのが一般的である。
イ−3 本考案が解決しようとする問題点 前記のフレキシブルジヨイントは、エンジンよ
りの排気管におけるコンバータの直下に設けられ
るため高温になる。また、特に塩を混入した融雪
剤を散布した積雪地域や海水中の塩素が付着しや
すい海岸地域においては、融雪剤や塩素が前記の
ワイヤーメツシユよりなるブレードの網目を通し
てフレキシブルジヨイント内に侵入し、ベローズ
の表面に付着する。このように融雪剤や塩素の付
着状態においてベローズが高温に加熱されると、
そのベローズは、その高温腐食が促進されて早朝
に折損する問題がある。また、前記従来のジヨイ
ントにおいては、そのベローズによりその架設状
態を保持するためその板厚を厚くする必要があ
る。また、このように板厚を厚くすると、その振
動を吸収するためにはその全長を長くする必要が
ある。ところで、前記のような塩害より防止する
ためにはベローズを耐塩、耐高温腐食性を有する
高価な材料を使用しなければならない。そのた
め、前記のような板厚が厚く長尺なベローズを使
用するジヨイントにおいてはかなりコスト高にな
る問題がある。そこで本考案は、ジヨイント部の
伸縮性や屈曲性の維持を図ると共にベローズへの
融雪剤や塩素の侵入を防止できるように構成し、
ベローズの薄肉化及び短尺化を図つて使用材料の
少量化を図ると共に安価な材料で形成できるよう
にして、フレキシブルジヨイントの耐久性及び低
廉化を図り、前記従来の問題点を解決することを
目的とするものである。
ロ 考案の構成 ロ−1 問題点を解決するための手段 本考案は前記の問題点を解決するために、連結
すべき両排気管1,2の連結端を離間してこれら
を伸縮可能のベローズ3で連結し、一方の排気管
1の連結端部外周には一方の側板を形成する無孔
板よりなる前側カバー4を固着し、該前側カバー
4には、前記ベローズ3の外周部を被覆する無孔
板よりなる筒状の外周カバー5を、ベローズ3の
軸方向に対して前記他方の排気管2と相対移動可
能に取り付けると共に該前側カバー4と外周カバ
ー5間にガスケツト8を介在して外周カバー5の
一端を常時前側カバー4側へ押圧し、また、外周
カバー5の他方の端部には内方へわん曲する係合
部5bを一体的に形成し、他方の排気管2の結合
端部外周には、他方の側板を形成する無孔板より
なる後側カバー10を、これが前記係合部5bの
内側に位置するようにして固設すると共に該後側
カバー10と係合部5b間にガスケツト11を介
在し、更に、前記前側カバー4と後側カバー10
間には、後側カバー10を係合部5b側へ押圧す
るスプリング12を介在したことを特徴とするも
のである ロ−2 作用 常時は、第1図の状態にあり、外周カバー5と
前側カバー4及び後側カバー10との間隙はガス
ケツト8,11により密閉され、融雪剤や塩素の
侵入が防止される。両排気管1,2に、相互に引
き離されるような異常な引張力が軸方向に作用す
ると、ベローズ3が伸長すると共に外周カバー5
が前側カバー4より離間移動してその引張力を吸
収する。また、両排気管1,2に、相互が近ずく
ような圧縮力が軸方向に作用すると、ベローズ3
が縮小すると共に後側カバー10が外周カバー5
の係合部5bより離間移動してその圧縮力を吸収
する。また、両排気管1,2の軸線が折曲するよ
うに排気管が第2図の如く傾斜すると、ベローズ
3もこれに追従して屈曲すると共に、後側カバー
10がガスケツト11と共に係合部5bの内面を
滑動し、その排気管の傾斜に対する応力を吸収す
る。
ロ−3 実施例 次に図面に示す本考案の実施例について説明す
る。
1,2は連結すべき両排気管で、その夫々の結
合側端面が相互に離間して対設され、これらの間
を筒状のベローズ3で連結されている。該ベロー
ズ3は、その軸方向に蛇腹状に形成した金属製薄
板で形成されていると共に、その蛇腹形状が、両
端部をほぼ半円状断面の伸縮部3aとし、これら
の中間部をきのこ状断面の伸縮部3bに形成さ
れ、全体として伸縮及び屈曲可能に形成されてい
る。4は一方の排気管1の端部外周に固着した前
側カバーで、金属の無孔板により皿状に形成され
ている。5は前記ベローズ3の外周を被覆する外
周カバーで、無孔の金属板により筒体に形成さ
れ、その一端に取付鍔5aを一体形成し、該取付
鍔5aを介してボルト6及びナツト7により前記
前側カバー4に取り付けられている。更に前側カ
バー4と取付鍔5a間にはワイヤメツシユ入焼結
金属、黒鉛等よりなるガスケツト8が介在され、
また、取付鍔5aとボルト6の頭部間にはスプリ
ング9が介在されており、常時は第1図及び第2
図の如く、該スプリング9の押圧力により前側カ
バー4と外周カバー5の取付部をシールしてお
り、両排気管1,2間に引張力、すなわち、前側
カバー4と外周カバー5間に引張力が作用した場
合には、これら両者が第3図に示す如く、スプリ
ング9に抗して相対的に離間移動し、その引張力
を吸収するようになつている。また、外周カバー
5の他端、すなわち他方の排気管2側の端部に
は、前記ベローズ3のほぼ中央部を中心Oとす
る、断面が半径Rの円弧よりなる球面状の係合部
5bが一体的に内方へ屈曲形成されている。10
は他方の排気管2の端部外周に固設した無孔状の
金属板よりなる後側カバーで、前記外周カバー5
内において移動可能でかつ係合部5bと重合する
半径の板状に形成されている。11は前記後側カ
バー10の後面外周部に固着した環状のガスケツ
トで、係合部5bと対向する後面は係合部5bの
内面と合致する円弧面に形成されている。該ガス
ケツト11はワイヤメツシユ入焼結金属で形成さ
れている。12は前記前側カバー4と後側カバー
10間に圧縮介在したスプリングで、常時は、第
1図に示す如く該スプリング12の押圧力により
前記後側カバー10を介してガスケツト11を係
合部5bに押圧して後側カバー10と係合部5b
間をシールしており、両排気管1,2間に圧縮
力、すなわち、外周カバー5と後側カバー10間
に圧縮力が作用した場合には、第4図に示す如
く、後側カバー10がスプリング12に抗して係
合部5bより離間し、その圧縮力を吸収するよう
になつている。尚、前記ボルト6及びこれに備え
たスプリング9は、外周カバー5の周方向に対し
て複数個設けられており、常態においては、これ
らスプリング9の力によつて外周カバー5を前側
カバー4側へ押す力の方が、スプリング12によ
つて外周カバー5を前側カバー4より離間するよ
うに押す力よりも大きくなるように設定されてい
る。
ハ 考案の効果 以上のように本考案によれば、通常の状態時に
おいては、前後カバー及び外周カバーと両ガスケ
ツトにより、その内外が密封されるので、融雪剤
や塩素がベローズへ侵入付着することがない。し
たがつて、ベローズの高温腐食の促進を防止でき
るのでベローズの肉薄化を図ることができると共
にこの肉薄化により振動の吸収化が良くなりベロ
ーズの短尺化を図ることができ、更に、安価な材
料で形成できる。そのため、前記従来のものに比
べて、フレキシブルジヨイントの耐久性の向上と
低廉化を図ることができる。しかもカバーを金属
板で形成しても連結すべき両排気間の伸縮、傾斜
や振動を吸収でき、フレキシブルジヨイントの機
能を損なうことがない。又、前後(軸)方向の圧
縮力に対しては、スプリング12の圧縮力を活用
できるため、ベローズ3自体は屈曲し易い薄板ベ
ローズを使用でき、ベローズの設計の自由度が大
きい。さらに又、大きな曲げに対し、外周カバー
5の球面状の係合部5bとガスケツト11とが滑
らかに摺動し合うため異音や振動が生じる虞れが
ない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
側断面図、第2図は排気管の傾斜状態を示す側断
面図、第3図は排気管の引張時における外周カバ
ーの作動状態を示す要部の側断面図、第4図は排
気管の圧縮時における外周カバーの作動状態を示
す要部の側断面図である。 1,2……排気管、3……ベローズ、4……前
側カバー、5……外周カバー、6,7……ボルト
とナツト、8,11……ガスケツト、9……スプ
リング、10……後側カバー、12……スプリン
グ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 連結すべき両排気管1,2の連結端を離間して
    これらを伸縮可能のベローズ3で連結し、一方の
    排気管1の連結端部外周には一方の側板を形成す
    る無孔板よりなる前側カバー4を固着し、該前側
    カバー4には、前記ベローズ3の外周部を被覆す
    る湯孔板よりなる筒状の外周カバー5を、ベロー
    ズ3の軸方向に対して前記他方の排気管2と相対
    移動可能に取り付けると共に該前側カバー4と外
    周カバー5間にガスケツト8を介在して外周カバ
    ー5の一端を常時前側カバー4側へ押圧し、ま
    た、外周カバー5の他方の端部には内方へわん曲
    する係合部5bを一体的に形成し、他方の排気管
    2の結合端部外周には、他方の側板を形成する無
    孔板よりなる後側カバー10を、これが前記係合
    部5bの内側に位置するようにして固設すると共
    に該後側カバー10と係合部5b間にガスケツト
    11を介在し、更に、前記前側カバー4と後側カ
    バー10間には、後側カバー10を係合部5b側
    へ押圧するスプリング12を介在したことを特徴
    とする自動車用排気管のフレキシブルジヨイン
    ト。
JP10733286U 1986-07-11 1986-07-11 Expired JPH0330579Y2 (ja)

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JPS6314823U JPS6314823U (ja) 1988-01-30
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