JPH0330554Y2 - - Google Patents

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JPH0330554Y2
JPH0330554Y2 JP1984089848U JP8984884U JPH0330554Y2 JP H0330554 Y2 JPH0330554 Y2 JP H0330554Y2 JP 1984089848 U JP1984089848 U JP 1984089848U JP 8984884 U JP8984884 U JP 8984884U JP H0330554 Y2 JPH0330554 Y2 JP H0330554Y2
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JP
Japan
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door
magnet
frame
head
mounting frame
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JP1984089848U
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JPS615989U (ja
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  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、部屋の間仕切り壁に出入り口とし
て取り付けられ、しかも気密を保持した状態で閉
鎖される室内ドアに関する。
〔従来の技術〕
周知のように、此の種の室内ドアは、ドア本体
の周縁部とドア取付枠の周縁部とが向合する位置
に、磁石を内包した気密部材を着設したものがよ
く知られており、またドアの閉鎖時に一方または
両方の気密部材が他方の気密部材に向かつて浮動
しながら密着するように構成したものもある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
けれども、前記のような構造をドアに適用した
場合、ドア本体の吊元側(蝶番側)の竪框とドア
取付枠の吊元側竪枠とが向合する部分に設けられ
る磁石入りの気密部材には、次のような問題点が
ある。例えば、ドア本体1側の気密部材11とド
ア取付枠2側の気密部材12が第6図の如く吸着
している状態でドアを開くと、取付枠2側の気密
部材12内部にある磁石M2がドア本体1側の磁
石M1で吸引され、第7図図示の如く最も多く突
出した状態となり、続いてドアを閉じようとする
場合、両方の気密部材11,12同士が側面で当
接し、ドアを閉められなくなつたり、気密部材1
1,12をこじるように変形する恐れがある。こ
の現象は、ドア本体1がスチール製で取付枠2側
にのみ磁石入りの気密部材12が設けられている
時にも同様のトラブルを生じるので、通常の場
合、ドアの吊元側の気密部材には磁石を入れてな
いものを使用することが多く、そのため、当然の
ことながら吊元側の気密性が他の部分よりも著し
く低下する欠点を免れ得なかつた。
この考案の目的は、吊元側の気密部材に磁石を
内蔵させてもドアが閉まらなくなつたり、気密部
材をこじたりするトラブルがなく、常に円滑かつ
確実な開閉機能を有し、完全な気密性と遮音性を
発揮し得る室内ドアを提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は前記目的を達成するために案出され
たものであつて、ドア取付枠と該枠内に蝶着した
ドア本体との各対向面に有する支持部材に設けて
いる磁石の相互の吸着によつて気密を保持する室
内ドアであつて、そのうちドア取付枠の吊元側の
竪枠に設けた磁石が気密部材の頭部に内包して浮
動可能に支持してあると共に、該頭部が無負荷の
状態でその竪枠側の端部が支持部材から他端より
も多く突出して傾斜する状態で、しかも負荷によ
つて水平状に傾倒可能に形成してあり、前記両磁
石の極性をドアの完全閉鎖時において内外に対向
する磁極が相互の吸着面で各々異極となるように
配設してあり、ドア取付枠の下枠の上面はほぼ平
坦で、この上面にドア本体の下框下面に設けた磁
石と対面する同じく磁石を内包する気密部材を上
下に浮動可能に取り付けてあることを特徴とする
ものである。
〔考案の実施例〕
以下、この考案を実施例の図面について具体的
に説明すると、第2図及び第3図は本考案による
気密手段を備えた室内ドアの一例を示す縦断面図
及び横断面図であつて、ドア取付枠2の内部にド
ア本体1を嵌設し、蝶番3で矢印図示の如く室外
側に向かつて開閉可能に枢着してあり、ドア本体
1の両竪框1a,1b及び上框1cの室内側周縁
部と下框1dの下面にそれぞれ支持部材4a,4
b,4c,4dを設けると共に、これと対向する
ドア取付枠2の両竪枠2a,2b及び上枠2cの
各戸当り部6a,6b,6cと下枠2d上面に支
持部材5a,5b,5c,5dを設け、これらの
各支持部材のうち、ドア本体1側の支持部材4
a,4b,4c,4dには磁石M1を、ドア取付
枠2側の支持部材5a,5b,5c,5dには磁
石M2を設けてあるが、本考案の場合、吊元側竪
枠2aの支持部材4aのリツプ溝7には気密部材
12の脚部8を上下動可能に嵌設してその頭部9
に磁石M2を内包させ、これを他方の磁石M1に
向かつて浮動し得るように装着し、気密部材12
の頭部はドア開放時つまり無負荷の状態では第1
図に示す如く内側に向かつて斜めに傾くように、
即ち頭部9の竪枠2a側の端部が支持部材5aか
ら他端よりも多く突出する状態に傾斜する状態
に、しかも負荷がかかつた時には水平状に傾倒可
能に形成してある。更に前記ドア取付枠2の下枠
2dは戸当り部を設けずに上面をほぼ平坦に形成
し、該下枠2dにおけるドア本体1の完全閉鎖時
においてその下框1dの支持部材4dに設けた磁
石M1と向合する部分にリツプ溝形の支持部材5
dを設け、この支持部材5dに磁石M2を内包し
た頭部を有する気密部材12を上下動自在に嵌設
し、ドア本体1を開放した際には気密部材12の
頭部が下枠2d内に陥没するようになつている。
そして、前述のドア本体1側に設けた各磁石M1
とドア取付枠2側に設けた各磁石M2は、特に第
5図図示の如くドアの完全閉鎖時において内外に
対する磁極N1,S1,N2,S2が相互の吸着
面F1,F2で各々異極となるように配設されて
いる。
本考案の室内ドアは上記の構造になつているの
で、ドアを開閉する際に、吊元側の竪框1aに設
けてある磁石M1と竪枠2aに設けてある磁石M
2が互いに吸着している状態でドアを開くと、取
付枠2側の気密部材12がドア本体1側の磁石M
1で吸引され、第1図図示の如く最も多く突出し
た時点で頭部9が水平な状態に押さえ込まれてい
た状態から元の内側に傾いた状態に戻るが、この
時点で磁石M1,M2の同じ極性を持つ磁極N
1,N2が第4図図示の如く対向し、互いに反発
し合う力で竪枠2a側の気密部材12が元の状態
に戻る。次にドアを閉じる際には第1図図示の如
く、頭部9が傾斜した状態にあり、ドア本体1の
磁石M1が近接するに従い第4図のN1とN2が
対向して、互いに反発することから頭部9の傾斜
状態が確実に保持され、その状態で磁石M1が更
に接近すると、その磁石M1を保持する支持部材
4aの角部で頭部9の前面を押し付け、その後対
向する磁石M1,M2の磁極N1,N2,S1,
S2が異極の状態で引張り合つて第5図と第3図
図示の如くに互いに吸着する。従つて、従来のよ
うにドアが完全に閉まらなかつたり、磁石M2を
内包する気密部材12がこじられて変形する恐れ
がなく、常に円滑で確実な開閉性能を発揮させる
ことができる。
また下枠2dと下框1dにおいては、下枠2d
がほぼ平坦に形成してあり、その上面に磁石M2
を内包する気密部材12を上下動自在に取付けて
あるため、ドアの開放時に気密部材12の頭部が
支持部材5d内に陥没し、そこを通る人がつまず
くことがなく、室内の間仕切りのドアとして安全
性を確保するものである。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案の室内ドアであれば、そ
のドア取付枠の吊元側に設けた気密部材に磁石を
内包する頭部を、ドア本体の吊元側に設けた磁石
に対して斜めに対向するように傾斜して突設した
ものであるから、ドア本体を閉じるに従つて、そ
の当初は両磁石の反発力で頭部の傾斜状態を確実
に保持し、更に閉鎖されるに従つてドア本体側の
磁石によつて相手の頭部が自然に水平になるよう
に押し付けられ、しかも両磁石の極性が異極であ
ることから、互いに平行して確実に吸着され、そ
の間に気密部材をこじたりするトラブルを生じる
恐れがなくなる。また下枠がほぼ平坦で、その上
面に気密部材を上下動自在に設けたものであるか
ら、ドア本体を開放して人が通るときに気密部材
に引つ掛けてつまずくことがなく、室内の間仕切
りドアとして最適の効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による室内ドアの要部を示す拡
大断面図、第2図は同じく縦断面図、第3図は同
じく横断面図、第4図及び第5図はドアの開閉操
作時における磁極の関係位置を示す正面図、第6
図及び第7図は従来の室内ドアに設けた気密手段
の関係を示す断面図である。 1……ドア本体、1a,1b……竪框、1c…
…上框、1d……下框、2……ドア取付枠、2
a,2b……竪枠、2c……上枠、2d……下
枠、3……蝶番、4a,4b,4c,4d……支
持部材、5a,5b,5c,5d……支持部材、
6a,6b,6c……戸当り部、7……リツプ
溝、8……脚部、9……頭部、11,12……気
密部材、M1,M2……磁石、F1,F2……吸
着面、S1,N1,N2,S2……磁極。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ドア取付枠2と該枠内に蝶着したドア本体1と
    の各対向面に有する各支持部材4a〜4d,5a
    〜5dに設けている磁石M1,M2の相互の吸着
    によつて気密を保持する室内ドアであつて、その
    うちドア取付枠2の吊元側の竪枠2aに設けた磁
    石M2が気密部材12の頭部9に内包して浮動可
    能に支持してあると共に、該頭部9が無負荷の状
    態でその竪枠2a側の端部が支持部材5aから他
    端よりも多く突出して傾斜する状態で、しかも負
    荷によつて水平状に傾倒可能に形成してあり、前
    記両磁石M1,M2の極性をドアの完全閉鎖時に
    おいて内外に対向する磁極N1,S1,S2,N
    2が相互の吸着面で各々異極となるように配設し
    てあり、ドア取付枠の下枠2dの上面はほぼ平坦
    で、この上面にドア本体の下框1d下面に設けた
    磁石と対面する同じく磁石を内包する気密部材1
    2を上下に浮動可能に取り付けてあることを特徴
    とする室内ドア。
JP8984884U 1984-06-16 1984-06-16 室内ドア Granted JPS615989U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8984884U JPS615989U (ja) 1984-06-16 1984-06-16 室内ドア

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8984884U JPS615989U (ja) 1984-06-16 1984-06-16 室内ドア

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS615989U JPS615989U (ja) 1986-01-14
JPH0330554Y2 true JPH0330554Y2 (ja) 1991-06-27

Family

ID=30644314

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8984884U Granted JPS615989U (ja) 1984-06-16 1984-06-16 室内ドア

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JP (1) JPS615989U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58123187U (ja) * 1982-02-15 1983-08-22 ワイケイケイ株式会社 開口枠と建具の気密装置

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JPS615989U (ja) 1986-01-14

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