JPH0330552Y2 - - Google Patents

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JPH0330552Y2
JPH0330552Y2 JP1985140553U JP14055385U JPH0330552Y2 JP H0330552 Y2 JPH0330552 Y2 JP H0330552Y2 JP 1985140553 U JP1985140553 U JP 1985140553U JP 14055385 U JP14055385 U JP 14055385U JP H0330552 Y2 JPH0330552 Y2 JP H0330552Y2
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door
door frame
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space
peripheral wall
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JP1985140553U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は、内部の空間に通じる空気抜き孔を設
けることによつて、化粧板の反り、変形を防止し
うる扉に関する。
〔背景技術〕
従来、家屋の玄関等に設ける扉は、第7図に略
示するごとく、木片を用いてフラツシユ加工によ
りパネル体Aを形成したうえ、その表裏に化粧材
B,Bを添設する。又扉周縁の4つの木口面は、
プレーナ処理を施したうえ、その木口面に、いわ
ゆるエツジバンダーを使用して木口テープCを貼
着することにより、扉周縁の仕上げを行つてい
る。
従つてこのような従来の扉体では、前記のよう
に、パネル体Aの生産、化粧板Bの取付け、木口
面の処理、木口テープCの貼付付けなど、多くの
製造工程を要し、生産性に劣るものであつた。
従つて、矩形の扉枠体に、真空成形により成形
した扉化粧板を取付けることにより、生産性を高
め、前記問題点を解決しうる扉を考案した。
しかし、このような扉では、真空成形された扉
化粧板の内部には気密な空間が生じ易く、温度変
化による該空間空気の膨張、収縮によつて、扉化
粧板に反り、変形などを生じさせ、扉の外観とと
もに使い勝手を低下させるという問題があつた。
〔考案の目的〕
本考案は、真空成形により形成する扉化粧板を
取付けることによつて生じる内部の空間に空気抜
き孔を形成することによつて、反り、変形を防止
でき見映えを向上し、前記問題点を解決しうる扉
の提供を目的としている。
〔考案の開示〕
以下本考案の一実施例を図面に基づき説明す
る。
図において、扉1は、扉枠体4の一面に、真空
成形により成形した扉化粧板9を取付けかつ他面
に面材11を添設することにより形成される気密
な空間10に、空気抜き孔12を連通させてい
る。
又本実施例では、前記扉化粧板9は、扉枠体4
の一面を覆う基部6の周囲に扉枠体4の周縁にの
びる周壁7を有するとともに、又扉枠体4の他面
縁部にコーナ飾り材15を取付けている。
前記扉枠体4は、例えば木質材からなる縦の枠
材21,21、横の枠材22,22を矩形に接合
することによりその内部に透孔23を有する厚さ
一定の矩形リング体であり、その一面に、前記扉
化粧板9が取付けられる。
扉化粧板9は、硬質塩化ビニール、ポリエチレ
ン、ポリスチレン、ポリプロピレンなどの熱可塑
性合成樹脂からなる合成樹脂シートを用いて真空
成形により形成され、前記扉枠体4の一面を覆う
前記基部6の周囲に、扉枠体4の周縁にのびる周
壁7を設けた偏平皿状をなす。又基部6には、扉
枠体4の前記透孔23内に突出する複数の段差か
らなる囲壁26を介して、端面が扉枠体4の他面
とほぼ面一となる鏡板部27を設けた膨出部29
を形成する。なお囲壁26は、前記扉枠体4の内
周面4Aとの間に、他面に向かつて拡巾する隙間
を形成する。
又前記周壁7は、本例では、基部6が扉枠体4
の一面に当接することにより、その端部は、扉枠
体4の他面からはみ出す。なおはみ出し部32の
はみ出し長さは、本例では、前記面材11厚さと
同長に形成される。
又扉化粧板9には取付けにより下を向く周壁7
に、前記扉枠体4の下方に位置する横の枠材22
に透設され扉枠体4の周縁で開口する導孔19に
位置合わせしうる小孔20を設けている。これに
より、導孔19と小孔20とは、空間10と外気
とを導通する前記空気抜き孔12を形成する。
面材11は、パーテイクルボード、合板等の外
面を化粧した矩形の板材であり、前記はみ出し部
32との間に間隙13を有して、扉枠体4の他面
に添設される。
又扉化粧板9は、その基部6、周壁7を接着剤
を用いて、夫々扉枠体4の一面、周縁に貼着さ
れ、又前記扉枠体4の内周面4Aと囲壁26との
間の隙間が面材11により囲まれることによつ
て、内部に気密な前記空間10を形成する。又扉
化粧板9の取付けにより、前記導孔19と小孔2
0とが位置合わせされ、前記空間10を外部に導
通する前記空気抜き孔12が、扉枠体4の周縁
で、周壁7を介して開口している。
又扉枠体4の他面縁部には、前記のごとくコー
ナ飾り材15が取付けられる。
コーナ飾り材15は、前記はみ出し部32の外
面に沿う周片35に、間隙13を越えて前記面材
11の外面にのびる外片36を設けたL字の基体
16に、前記外片36から突出し前記間隙13に
突出する突条17を設けており、前記突条17と
周片35との間で前記はみ出し部32を嵌入させ
る。又コーナ飾り材15は、接着剤を用いて添設
されるとともに、前記扉枠体4の他面周縁に連続
して取付くことにより、該他面縁部を納まりよく
化粧できる。
このように扉1は、枠材21,22を接合した
扉枠体4の一面に真空成形により形成した扉化粧
板9を取付けかつその他面に面材11を添設する
ことにより形成でき、生産性を高めうる。又扉化
粧板9は、基部6の周囲に扉枠体4の周縁にのび
る周壁7を設けており、木口処理を不要とすると
ともに周面の見映えを向上する。又前記周壁7の
他面からのはみ出し部32および面材11との間
の間隙13をコーナ飾り材15を用いて納まりよ
く化粧するため、外観をも向上できる。又内部の
空間10には空気抜き孔12が開口し、従つて気
温の上昇、下降にともなう空間10の空気の膨
張、収縮は、空気抜き孔12からの空気の出入り
により吸収でき、扉化粧板9の反り、変形を防止
する。
又扉1には、適宜、錠、把手を取付けるととも
に、蝶番等を用いて壁開口部に蝶着され、家屋の
扉を形成できる。
なお本考案の扉は、玄関、勝手口などの他、家
屋内部の扉としても形成でき、又開き戸とともに
引違い戸としても利用しうる。又扉化粧板9に
は、引違い戸として用いるための戸車、案内溝等
を予設し、又それらの取付用の透孔等を形成する
こともできる。
〔考案の効果〕
このように本考案の扉は、真空成形により成形
した扉化粧板を扉枠体の一面に取付けかつ他面に
面材を添設することにより内部に形成される気密
な空間に、扉枠体周縁で開口する空気抜き孔を連
通させるため、第7図に示した従来の扉に比して
生産性を高めると同時に、温度変化に伴う、前記
空間内部の空気の膨張収縮による扉化粧板の反
り、変形を防止でき、扉の見映えを向上し又耐久
性をも高めうる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す正面図、第2
図はその側面図、第3図はその要部を拡大して示
す断面図、第4図は分解斜視図、第5図は従来の
扉を例示する断面図である。 4……扉枠体、9……扉化粧板、11……面
材、12……空気抜き孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 枠材を矩形に接合した扉枠体の一面に、真空成
    形により成形されかつ該一面を覆う基部周囲に前
    記扉枠体の周縁にのびる周壁を有する扉化粧板を
    取付けかつ扉枠体の他面に面材を添設することに
    より内部に空間が形成されるとともに、前記扉枠
    体に透設されかつ前記空間に通じかつ周縁で開口
    する導孔と、扉化粧板の前記周壁に設けられかつ
    前記導孔に位置合わせされる小孔とからなる空気
    抜き孔を連通させてなる扉。
JP1985140553U 1985-09-12 1985-09-12 Expired JPH0330552Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985140553U JPH0330552Y2 (ja) 1985-09-12 1985-09-12

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JP1985140553U JPH0330552Y2 (ja) 1985-09-12 1985-09-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6247688U JPS6247688U (ja) 1987-03-24
JPH0330552Y2 true JPH0330552Y2 (ja) 1991-06-27

Family

ID=31047504

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985140553U Expired JPH0330552Y2 (ja) 1985-09-12 1985-09-12

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JP (1) JPH0330552Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5228926U (ja) * 1975-08-22 1977-02-28

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5228926U (ja) * 1975-08-22 1977-02-28

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Publication number Publication date
JPS6247688U (ja) 1987-03-24

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