JPH0330356Y2 - - Google Patents

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JPH0330356Y2
JPH0330356Y2 JP1984137803U JP13780384U JPH0330356Y2 JP H0330356 Y2 JPH0330356 Y2 JP H0330356Y2 JP 1984137803 U JP1984137803 U JP 1984137803U JP 13780384 U JP13780384 U JP 13780384U JP H0330356 Y2 JPH0330356 Y2 JP H0330356Y2
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JP
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suction
piston
paper
force
hole
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は給紙装置、特に真空吸引力を用いた
給紙装置に関する。
(従来の技術) この種給紙装置において、真空吸引力によつて
上昇するピストンの先端に紙を吸引する吸盤を設
け、この吸盤に前記真空吸引力を作用させて前記
紙を吸引するようにした給紙装置は既によく知ら
れている。このような給紙装置においてその給紙
動作を高速化するには、紙の吸引時にはその吸引
力が大きく、また吸引された紙を吸盤から引き離
すときはその吸引力が小さく、そして紙が引き離
された後でも次に紙を吸引するまで、小さくされ
た吸引力を保持しておくことが望ましい。
従来のこの種装置において前記したような条件
を満足するような構成は未だその例を知らない。
もつともたとえばピストンに二つの吸気孔を設
け、ピストンの下降時には前記二つの吸気孔に吸
引力を作用させて紙を吸引し、ピストンが所定位
置まで上昇した時、一方の吸気孔を大気と連通す
るようにした例がある。(特公昭49−32364号公報
参照。)このような構成によると、ピストンが上
昇したとき、一方の吸気孔は大気と連通するた
め、その吸引力はなくなるので、紙に対する吸引
力はそれだけで減少するので都合がよいが、その
後紙が吸盤から引き離されてからも、前記吸気孔
の断面積は変らないからピストンに対する吸引力
も変らない。そのため次の給紙のためにピストン
を下降させるに要する力は極めて大きなものとし
なければならないことになる。そのため高速給紙
は極めて困難となる。
また前記した従来構成ではピストンに二つの吸
気孔を設けるだけであるから、必然的に大重量と
なつて慣性が大きくなるので、ピストンの高速動
作の障害となり、これを理由としても高速給紙が
期待出来ないようになる。
(考案が解決しようとする問題点) この考案は簡単な構成によつて、給紙開始時の
紙に対する吸引力を充分大きくして確実に紙を吸
引するようにし、ピストンが所定位置まで上昇し
たときは、その吸引力が減少させて紙の吸盤から
の引き離し力を小さくするようにし、更に紙を吸
盤から引き離した後は急速にピストンが降下でき
るようにすることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) この考案はピストンに一つの通気孔を設け、そ
の下端に吸盤を取り付けるとともに、前記ピスト
ンが所定位置まで上昇したとき、ピストンに作用
する真空吸引力が減少させるように、真空吸引部
に向かう吸気路の断面積を減少させ、同時にピス
トンと吸盤との間に設置された吸気開口部に棒を
進入させるように構成したことを特徴とする。
(作用) 吸盤が紙の表面に接しているときは、前記吸気
路並びに吸気開口部は全開状態にあり、したがつ
て吸盤による紙に対する吸引力は最大となる。吸
盤が紙を吸引したままピストンが前記した吸引力
によつて所定位置まで上昇する過程でピストンに
よつて前記吸引路が縮小され、かつ吸気開口部も
これに棒が進入するので、紙に対する吸引力が減
少する。これによつて紙は吸盤から小さな力で引
き離しが可能となる。
紙が吸盤から引き離されたのちピストンは降下
するが、前記吸引路が縮小されているので、吸気
開口部が小さくなつていてもピストンに対する吸
引力は小さくそのためバネの弾力によつて速やか
に降下していく。しかもピストンが僅かでも降下
すると棒が吸気開口部から抜けでるので吸気開口
部の面積は広くなるから、ここを通つて吸引路に
向かう空気の量が急激に増加する。そのためピス
トンは更に一層急速に降下するようになる。
(実施例) この考案の実施例を図によつて説明すると、図
において1は給紙本体で、内部はシリンダ状とさ
れてあり、また真空吸引力が作用するように上部
に真空ポンプに連なる吸引孔2が形成されてあ
る。3は吸引孔2に連なる吸引部である。給紙本
体1にはそのシリンダ部分に垂下するように棒4
が設置されている。5はピストンで、内部は殆ど
中空の吸気孔5Aとされ、これによつて軽量化し
てある。ピストン5の下端には吸気開口部6が設
けてあり、この吸気開口部6に内部が連通するよ
うに吸盤7が着脱自在に取り付けられてある。8
は給紙されようとする紙で、その多数枚が積み重
ねてある。
ピストン5の上端の一部に吸気溝9が形成され
てある。この吸気溝9はピストン5が最高位置ま
で上昇した状態において前記吸気孔2に相対し、
かつ吸気孔2を部分的に閉塞する大きさに設定さ
れてある。したがつてこの吸気溝9によつて吸気
孔2の吸引面積は縮少され、吸気孔2における真
空吸引力はそれまでよりも減少する。10はピス
トン5と吸気本体1との間にコイル状のバネで、
その弾力によつてピストン5は常時下降力が与え
られている。
なおピストン5にはその下端の端部、厳密には
吸気開口部6よりも紙の給紙方向(矢印P方向)
に対して反対側に位置する端部に一方の開口部
が、またピストン5の側壁内を通つてその側壁の
外周とに開口する通気路11が設けてある。通気
経路11は吸盤7が紙を吸引した状態でピストン
5が最高位置まで上昇したとき、給紙本体1の側
壁に設けてある通気孔12に連通する。この連通
によつて吸盤7の、通気路11の下端に相対する
上面が通気路11を介して大気に開放される。
吸盤7がゴム、ビニールなどのような軟質性の
材質でできているとき、紙が吸盤7から引きはが
される際、吸盤7の周壁の一部が紙の引きはがし
方向にめくれるようなことがあるが、前記のよう
に通気路11が大気に開放されると、その通気路
11の下端における吸盤7への吸引力がなくなる
ので、前記したような吸盤7のめくれはこれをも
つて回避することができるようになる。
第1図はピストン5が下降して紙8の表面に乗
つている位置にあり、このときは吸気孔2及び吸
気開口部6は全面開放されているので、紙は吸盤
7により最大の真空吸引力で吸引されるようにな
る。同時にこの吸引力によつてピストン5はバネ
10の弾力に抗して上方に引き上げられる。なお
常時紙8の右側から紙さばき用の風が送られてい
るので、紙はその1枚が正しく吸盤7によつて吸
引されて上方に引き上げられるようになる。
ピストン5が上昇して第2図に示すようにその
最高位置に達すると、吸引孔2は吸気溝9に向い
あつてその開口面は縮小され、また吸気開口部6
には棒4が挿入されてその開口面は縮小される。
以上の理由によつて吸盤7による紙8の吸引力並
びにピストン5の上昇力は急速に低下する。この
状態において、紙8はその左端側から給紙ローラ
などによつて引つ張り力が与えられ、吸盤7から
引き離されて所定の箇所に給紙される。このとき
前記したように、吸盤7の紙8に対する吸引力は
減少しているので、給紙ローラによる引つ張り力
は小さくてよい。
吸盤7から紙がひきはがされると、吸気開口部
6は大気に開放されるが、なお吸引孔2は吸気溝
9によつて絞られているので、ピストン5に対す
る吸引力は依然として小さい。そのためバネ10
の弾力によつてピストン5は前記のように低下し
た吸引力に抗して急速に降下していくようにな
る。
ピストン5の降下によつて吸気孔2及び吸気開
口部6は全面的に開放されるので、ピストン5に
は大きな吸引力が作用するが、流入空気抵抗は小
さいので、ピストン5は依然として急速に降下し
ていくようになる。そしてこの降下の結果次の紙
8の表面に到達する。以下これを繰り返す。
第1図の例ではピストン5に吸気溝9を設けて
吸気孔2を縮小するように構成しているが、第5
図のように吸引孔2を吸気本体1と細い径の通路
13を介して連通するように構成しておいてもよ
い。これによれば、ピストン5が最高位置に到達
して吸気孔2を閉塞したときも、通路13を介し
て吸気本体1の内部は吸引部3と連通しているよ
うになる。したがつてこれによつても第1図の構
成と同じ作用を呈するようになる。
(考案の効果) 以上詳述したようにこの考案によれば、給紙の
当初において紙に対する吸引力が充分大きくする
ことができるとともに、吸盤から紙をひきはがす
ときは、僅かな力でよいようになり、しかも紙が
ひきはがされたあとは、ピストンの降下にともな
つて吸気開口部とともに吸引孔が開放されるの
で、ピストンは急速に降下するようになり、しか
もピストンには一つの吸気孔を内部に棒が挿通さ
れる程度に大きく設けるので極めて軽量になり、
これらとあいまつてピストンの移動速度ひいては
給紙速度を従来構成に比較して充分に高めること
ができるといつた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す断面図、第
2図は動作状態を異にする断面図、第3図は底面
図、第4図はピストンの上部の正面図、第5図は
この考案の他の実施例を示す断面図、第6図は動
作状態を異にする断面図である。 1……給紙本体、2……吸引孔、3……吸引
部、4……棒、5……ピストン、5A……吸気
孔、6……吸気開口部、7……吸盤、8……紙、
9……吸気溝、10……バネ、12……通路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 シリンダ状の給紙本体と、 前記給紙本体の内部に配置されてあつて内部を
    吸気孔とし、下端に吸気開口部が形成されてある
    ピストンと、 前記ピストンの前記吸気開口部に内部が連通す
    るように取り付けられてあり、給紙対象の紙を吸
    引する吸盤と、 前記ピストンに前記給紙本体に対して常時下降
    力を与えているバネと、 真空吸引力が作用するように真空ポンプに連結
    されてあつて、前記給紙本体の内部に前記ピスト
    ンを上昇させる方向の真空吸引力並びに前記吸盤
    の紙に対する真空吸引力を前記吸気孔を介して与
    えるように前記給紙本体に設けてあり、かつ前記
    吸盤が前記紙を真空吸引した状態で前記ピストン
    が最高位置まで上昇したときに前記ピストンによ
    つて吸引面積が縮小されて真空吸引力が減少され
    る吸引孔と、 前記ピストンが最高位置まで上昇したときに前
    記吸気開口部内に挿入されて前記吸気開口部にお
    ける開口面を縮小させて真空吸引力を減少させる
    ように前記給紙本体から前記ピストン内の吸気孔
    を通つて前記吸気開口部内に進入するように設置
    してある棒 とからなる給紙装置。
JP1984137803U 1984-09-10 1984-09-10 Expired JPH0330356Y2 (ja)

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JP1984137803U JPH0330356Y2 (ja) 1984-09-10 1984-09-10

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JP1984137803U JPH0330356Y2 (ja) 1984-09-10 1984-09-10

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JPS6152642U JPS6152642U (ja) 1986-04-09
JPH0330356Y2 true JPH0330356Y2 (ja) 1991-06-27

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JPS4932364A (ja) * 1972-07-28 1974-03-25
JPS5337271A (en) * 1976-09-17 1978-04-06 Dainippon Screen Mfg Sucking arm for carrying laminae

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