JP2568437Y2 - 給紙用吸着装置 - Google Patents

給紙用吸着装置

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JP2568437Y2
JP2568437Y2 JP1992067551U JP6755192U JP2568437Y2 JP 2568437 Y2 JP2568437 Y2 JP 2568437Y2 JP 1992067551 U JP1992067551 U JP 1992067551U JP 6755192 U JP6755192 U JP 6755192U JP 2568437 Y2 JP2568437 Y2 JP 2568437Y2
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suction port
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suction
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paper
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典雄 広瀬
正昭 石田
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Komori Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H3/00Separating articles from piles
    • B65H3/08Separating articles from piles using pneumatic force
    • B65H3/0808Suction grippers
    • B65H3/0883Construction of suction grippers or their holding devices

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は枚葉印刷機等において、
紙積台等に積載された紙を上層のものから1枚ずつ吸着
して給紙後段部へ供給する給紙用吸着装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】枚葉印刷機や紙折機等において、紙を本
機へ供給する給紙装置には、紙積台等に積載された紙
を、上層のものから1枚ずつ吸着して給紙装置の後段部
である例えば紙送りローラへ送り込むサッカ装置と称す
る給紙用吸着装置が設けられている。
【0003】従来におけるこの種の給紙用吸着装置とし
てのサッカ装置は、例えば特公平1−34903号公報
に開示されているように、サッカフレーム側に支持され
た第1吸口と第2吸口とを備えており、このうちの第1
吸口は、3重構造となっている。
【0004】すなわち、この第1吸口は、サッカフレー
ムに支持されて吸引エア源に接続された円筒状のガイド
ノズルと、このガイドノズルの下半小径部に上下動自在
に嵌装されて外ばねの弾発力で下方へ付勢された円筒状
の中間ノズルと、この中間ノズルの外周に上下動自在に
嵌装されて内ばねの弾発力で下方へ付勢された円筒状の
吸口とによって3重構造に形成されており、吸口の下端
部には、吸口の内孔と外部とを連通させる吸気孔が穿設
されている。
【0005】このように構成されていることにより、印
刷作業が開始されるときには、カム機構により中間ノズ
ルと吸口とが下降しており、吸口の下端面は積載紙の上
端面に近接している。この状態で給紙が開始されて吸気
が行われると、最上層の紙が吸口の吸気孔で吸引されて
吸口の下端面に吸着され、この紙で吸気孔が閉塞される
ことにより、さらに吸気を続けると、吸口,中間ノズ
ル,ガイドノズルの内部が大気に対し負圧になるので、
大気圧により内ばねが圧縮され、吸口は紙を下端面に吸
着させたまゝ上昇する。
【0006】そして、吸口の鍔が中間ノズルの鍔に当接
することにより上昇が瞬間的にいったん停止すると同時
に、カム機構で中間ノズルが上昇するので、吸口と中間
ノズルとが一体となって外ばねと内ばねとを圧縮しなが
ら上昇する。上昇限において第2吸口に吸気が作用し、
第1吸口への吸気が解かれるので、紙は第1吸口から第
2吸口に吸い替えられ、第2吸口が前進して紙を給紙後
段部の紙送りローラに捕捉させる。
【0007】しかしながら、このような従来の給紙用吸
着装置は、上記のように第1吸口が3重構造であるため
に構成部品の点数が多くなり、重量が増すばかりでな
く、カム機構による中間ノズルの強制的な上下動により
中間ノズルとガイドノズルとの間にこじれが生じ、給紙
不良が発生し易いという問題があった。
【0008】そこで本出願人は上記のような問題点を解
消するものとして実公平3−24511号公報に開示さ
れている給紙用吸着装置を提案したので、以下これを図
3に示す給紙用吸着装置の側面図と、図4に示す第1吸
口の縦断面図とを用いて説明する。
【0009】図において、紙積台上に紙積板を介して積
載された紙1の上方には、サッカフレーム2が給紙フレ
ームの上端部から後方へ向って突設されており、このサ
ッカフレーム2に軸支された軸には、カム3が軸着され
ている。また、サッカフレーム2の下端部には、左右一
対の第1吸口4が、サッカフレーム2から突出するU字
状のホルダ5に支持されて設けられており、さらに、第
1吸口4の前方には、エア源に接続された図示しない左
右一対の第2吸口が第1吸口4に対応して配設されてい
る。
【0010】第1吸口4は、前記ホルダ5にピン6で揺
動自在に支持されて内孔をエア源に接続された円筒状の
ガイドノズル7を備えており、このガイドノズル7は、
上端のU字状部に連結された図示しない調節装置により
第1吸口4全体の傾斜角度が調節されるように構成され
ている。
【0011】8は有底円筒状に形成されてガイドノズル
7の外周面に昇降自在に嵌合された吸口であって、その
下端面には複数個の吸着孔8aが穿設されており、この
吸口8は、内孔の下端段部とガイドノズル7の段部との
間に介装された吸口ばね9により下方へ向って付勢され
ている。また、吸口8はホルダ5に固定されて垂下する
ガイド10に鍔8bの一端を摺接させることにより回動
を規制されている。
【0012】一方、左右のサッカフレーム2間に回動自
在に軸架されたアーム軸11の中央部には、ころレバー
12とアーム13とがL字状に一体形成されて軸着され
ており、ころレバー12に枢着されたカムフォロア14
は、大径部と小径部とからなるカム面を備えたカム3に
対接している。15はカムフォロア14をカム3のカム
面に圧接させる方向の回動力をアーム13に付与する引
っ張りばねである。
【0013】アーム13の遊端部には、アーム軸11と
平行状態で左右方向に延びるガイド棒16が割締めによ
って中央部を固定支持されており、その両端部には、ホ
ルダ17がそれぞれ割締め固定されている。ホルダ17
の上端部には、上部ストッパ軸18が割締め固定されて
おり、その先端部には、上部ストッパ19が、前記鍔8
bの上方に位置して回動自在に嵌装されている。
【0014】また、ホルダ17の下端部には、下部スト
ッパ軸20が上部ストッパ軸18と平行状態で固定され
ており、その先端部には、下部ストッパ21が鍔8bの
下方に位置して回動自在に嵌装されている。こうするこ
とにより、吸口8の上昇と下降とが、上部ストッパ19
と下部ストッパ21とへの当接によってそれぞれ規制さ
れるように構成されている。
【0015】以上のように構成されていることにより、
吸口8が下降して下部ストッパ21に支承され下端面を
紙1に近接させて停止している状態で印刷作業が開始さ
れ、第1吸口4に吸引エアが作用すると、一番上の紙1
が吸口8の下端面に吸着される。吸着によって吸口8の
吸着孔8aが紙1で閉塞されると、吸口8とガイドノズ
ル7との内孔が負圧になり、外部の大気との圧力差によ
り吸口8が吸口ばね9の弾発力に打勝って紙1を保持し
ながら上昇する。
【0016】そして、鍔8bが上部ストッパ19に当接
すると、吸口8は瞬間的にいったん停止する。このとき
回転しているカム3は、そのカムフォロア14への対接
箇所が大径部から小径部へと移動するので、アーム13
の揺動を介してホルダ17が上昇し、上部ストッパ19
が鍔8bから逃げるように上昇するとともに、吸口8は
上部ストッパ19に追従して上昇する。そしてその上昇
限において第1吸口4への吸引エアが断たれ、第2吸口
へ吸引エアが作用することにより、紙1は第1吸口8か
ら第2吸口に吸替えられて給紙のために搬送される。
【0017】なお、吸引エアによる吸口8の上昇限にお
いては、カムフォロア14がカム3の小径部へ下がり切
っているが、このとき下部ストッパ21は鍔8bに接触
していない。したがって紙1の受渡しが終わると、吸口
8の内部がほゞ大気圧になることにより吸口8は吸口ば
ね9の弾発力で下降し、鍔8bが下部ストッパ21に当
接することにより瞬間的にいったん停止する。このとき
カム3のカムフォロア14への対接箇所が小径部から大
径部へ移行するので、アーム13の揺動を介して下部ス
トッパ21が下降し、吸口8もこれに追従して下降す
る。
【0018】下部ストッパ21は下降限において吸口8
の鍔8bを支承し、吸口8を、紙1との間に所定の間隔
をおいて停止させる。このように紙1を吸着して急上昇
する吸口8は、上部ストッパ19に当接することにより
瞬間的にいったん停止するので、一気に上昇する場合と
比較して上昇量が少なく、且つ上部ストッパ19への当
接によってショックが付与されることにより、吸着され
た紙1と2枚目の紙とが確実に分離される。
【0019】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の給紙用吸着装置においては、吸口8の重量が
重くなるので、高速運転の場合の追従性が悪くなり、こ
の結果、吸口8の鍔8bが上部ストッパ19に当接する
タイミングが遅れることになるので、吸口8の動きをい
ったん停止させることができなくなるというおそれがあ
る。
【0020】すなわち、吸口8の鍔8bが上部ストッパ
19に当接していったん停止したのちに、カム3の作用
によりアーム13と吸口8とが一体的に動くようになる
が、このときにタイミングが遅れると、吸口8の鍔8b
が上部ストッパ19に当接する前にアーム13が動いて
しまい、吸引エアで作動する左右の吸口8の動作ずれを
解消するために必要な一時停止のタイミングが遅れた
り、一時停止するタイミングが無くなってしまったりす
るおそれがある。
【0021】本考案は以上のような点に鑑みなされたも
ので、こじれの発生を無くし安定した吸口の高速追従性
を確保することを可能にした給紙用吸着装置を提供する
ことを目的としている。
【0022】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本考案では給紙用給紙装置において、内孔を吸
引エア源に接続された円筒状のガイドノズルをフレーム
側に支持させ、このガイドノズルに鍔付き円筒状の中間
ノズルを上下動自在に嵌合し、この中間ノズルと同軸上
に配設されるように上端部をガイドノズル側に固定され
て下端部を中間ノズル側に固定されて中間ノズルを上方
へ付勢する引張りコイルばねを設け、かつ下端面に吸気
孔を備えた有底円筒状の吸口を中間ノズルに上下動自在
に嵌装し、この吸口を下方へ付勢する圧縮コイルばねを
設けるとともに、中間ノズルの上昇端限を規制するスト
ッパを中間ノズルの鍔の上方に位置するようにフレーム
側に上下動自在に支持させた。
【0023】
【作用】印刷作業が開始されるときには、カム機構によ
るストッパの下降により中間ノズルと吸口とが下降して
おり、吸口の下端部が積載紙の上端面に近接している。
この状態で給紙が開始されて吸気が行われると、最上層
の紙が吸口の吸気孔で吸引されて吸口の下端面に吸着さ
れ、この紙で吸気孔が閉塞されることにより、さらに吸
気を続けると、吸口,中間ノズル,ガイドノズルの内部
が大気に対し負圧になるので、大気圧により圧縮コイル
ばねが圧縮され、吸口は紙を下端面に吸着させたまゝ上
昇する。
【0024】そして、吸口の上昇が中間ノズルにより
間的にいったん停止するが、この後、カム機構によって
ストッパが上昇するので、これに当接している中間ノズ
ルが吸口とが一体となって引張りばねの引張り力により
ストッパの上昇に追従して上昇する。この場合、中間ノ
ズルと吸口とは、エアの吸引力と引張りばねの引張り力
とによって上昇するので、追従性がきわめてよい。ま
た、中間ノズルと吸口とを上昇させる駆動力は中間ノズ
ルの軸芯に作用するので、中間ノズルがこじれることが
ない。
【0025】このあと、中間ノズルと吸口とが上昇限ま
で上昇すると、第2吸口に吸気が作用し、第1吸口への
吸気が解かれるので、紙は第1吸口から第2吸口に吸い
替えられ、第2吸口が前進して紙を給紙後段部の紙送り
ローラに捕捉させる。
【0026】
【実施例】図1および図2は本考案に係る給紙用吸着装
置の実施例を示し、図1は給紙用吸着装置の正面図、図
2は第1吸口の縦断面図である。図において、紙積台上
に紙積板を介して積載された紙30の上方には、サッカ
フレーム31が給紙フレームの上端部から後方へ向って
突設されており、このサッカフレーム31に軸支された
軸32には、大径部と小径部とからなるカム面を備えた
カム33が軸着されている。
【0027】また、サッカフレーム31の下端部には、
左右一対の第1吸口34が、サッカフレーム31から突
出するU字状のホルダ35に支持されて設けられてお
り、また、第1吸口34の前方には、エア源に接続され
た図示しない左右一対の第2吸口が第1吸口34に対応
して配設されている。
【0028】第1吸口34は、前記ホルダ35にピン3
6で揺動自在に支持されて内孔をエア源に接続された円
筒状のガイドノズル37を備えており、このガイドノズ
ル37は上端のU字状部に連結された調節装置38によ
り第1吸口34全体の傾斜角度が調節されるように構成
されている。
【0029】39は円筒状に形成されてガイドノズル3
7の外周面に上下動自在に嵌合された中間ノズルであっ
て、その上端部には、鍔39aが水平状に突設されてお
り、この鍔39aの上方に形成された中間ノズル39の
段部と、ガイドノズル37の段部との間には、中間ノズ
ル39を上方へ付勢する引張りコイルばね40が、上下
両端をガイドノズル37の段部と中間ノズル39の段部
とにそれぞれ固着されて介装されている。
【0030】さらに、中間ノズル39の外周面には、有
底円筒状に形成された吸口41が上下動自在に嵌合され
ていて、その下端面には複数個の吸着孔41aが穿設さ
れており、この吸口41は、内孔の下端段部とガイドノ
ズル37の内孔段部との間に介装された圧縮コイルばね
42により下方へ向って付勢されている。43は上部が
前記中間ノズル39の鍔39aに固着されたガイドピン
であって、下部側が吸口41の鍔部の孔に遊挿されるこ
とによって、吸口41の回動を規制するとともに、下端
に形成した鍔部が吸口41の鍔部の下面に係合すること
によって、吸口41の下降を規制している。
【0031】一方、左右のサッカフレーム31間に回動
自在に軸架されたアーム軸44の中央部には、ころレバ
ー45とアーム46とがL字状に一体形成されて軸着さ
れており、ころレバー45に枢着されたカムフォロア4
7は、大径部と小径部とからなるカム面を備えた前記カ
ム33のカム面に対接している。48はカムフォロア4
7をカム33のカム面に圧接させる方向の回動力をアー
ム46に付与する引っ張りばねである。
【0032】アーム46の遊端部で中央部を割締め固定
されたガイド棒49は、アーム軸44と平行状態で左右
の第1吸口34近傍まで延設されており、このガイド棒
49の両端部には、ホルダ50がそれぞれ割締め固定さ
れている。ホルダ50の上端部には、ストッパ軸51が
割締め固定されており、その先端部には、ストッパ52
が、前記鍔39aの上方に位置して回動自在に嵌装され
ている。こうすることにより、中間ノズル39の上昇
が、ストッパ52への当接によって規制されるように構
成されている。
【0033】以上のように構成された給紙用吸着装置の
動作を説明する。印刷作業が開始されるときには、カム
フォロア47がカム33の大径部に対接していることに
よりアーム46の遊端部が下降しているので、ストッパ
52が下降してこれに押された中間ノズル39も下降
る。中間ノズル39の鍔部39aに固定されたガイドピ
ン43も一体的に下降するので、圧縮コイルばね42の
付勢力により吸口41も中間ノズル39に追従して下降
しており、吸口41の下端部が積載し30の上端面に近
接している。
【0034】この状態で給紙が開始されて吸気が行われ
ると、最上層の紙30が吸口41の吸気孔41aで吸引
されて吸口41の下端面に吸着され、この紙30で吸気
孔41aが閉塞されることにより、さらに吸気を続ける
と、吸口41,中間ノズル39,ガイドノズル37の内
部が大気に対し負圧になるので、大気圧により圧縮コイ
ルばね42が圧縮され、吸口41は、紙30を下端面に
吸着させたまゝ上昇する。
【0035】そして、吸口41の上端部が中間ノズル3
9の鍔部39aに当接することにより上昇が瞬間的にい
ったん停止するが、この、カムフォロア47がカム3
3の小径部に対接してアーム46の遊端部が上昇し、ス
トッパ52が上昇するので、これに当接している中間ノ
ズル39が吸口41と一体となって引張りコイルばね4
0の引張り力によりストッパ52の上昇に追従して上昇
する。この場合、中間ノズル39と吸口41とは、エア
の吸引力と引張りコイルばね40の引張り力により上昇
するので、追従性がきわめてよい。また、中間ノズル3
9と吸口41とを上昇させる駆動力は中間ノズル39の
軸芯に作用するので、中間ノズル39がこじれることが
なく、追従性がさらに良好になる。
【0036】このあと、中間ノズル39と吸口41とが
上昇限まで上昇すると、第2吸口に吸気が作用し、第1
吸口34への吸気が解かれるので、紙30は第1吸口3
4から第2吸口に吸い替えられ、第2吸口が前進して紙
30を給紙後段部の紙送りローラに捕捉させる。紙30
が紙送りローラで搬送されたあとの第1吸口34は、先
ず吸口41が圧縮コイルばね42の弾発力で下降し、次
いでカムフォロア47がカム33の大径部に対接してア
ーム46の遊端部が下降するので、ストッパ52が引張
りコイルばね40の引張り力に抗して中間ノズル39の
鍔39aを押下げ、中間ノズル39が下降する。中間ノ
ズル39の鍔部39aに固定されたガイドピン43も一
体的に下降するので、圧縮コイルばね42の付勢力によ
り下降している吸口41も下端面を紙30にほゞ接する
まで下降し、1枚の給紙が終わる。
【0037】なお、本実施例では本発明を枚葉印刷機の
給紙装置に実施した例を示したが、紙折機などの給紙装
置にも同様に実施することができ同様の効果が得られ
る。
【0038】
【考案の効果】以上の説明により明らかなように本考案
によれば給紙用吸着装置において、内孔を吸引エア源に
接続された円筒状のガイドノズルをフレーム側に支持さ
せ、このガイドノズルに鍔付き円筒状の中間ノズルを上
下動自在に嵌合し、この中間ノズルと同軸上に配設され
るように上端部をガイドノズル側に固定されて下端部を
中間ノズル側に固定されて中間ノズルを上方へ付勢する
引張りコイルばねを設け、かつ下端面に吸気孔を備えた
有底円筒状の吸口を中間ノズルに上下動自在に嵌装し、
この吸口を下方へ付勢する圧縮コイルばねを設けるとと
もに、中間ノズルの上昇端限を規制するストッパを中間
ノズルの鍔の上方に位置するようにフレーム側に上下動
自在に支持させた。
【0039】こうすることにより、中間ノズルは、その
軸芯方向に作用する引張りコイルばねの引張り力と吸引
エア力とでこじれることなく軽快に上昇し、吸口が紙を
吸着して上昇する場合、中間ノズルの上昇を規制しなが
ら上昇するストッパの上昇に対し吸口と中間ノズルとを
こじれることなく円滑に追従させて上昇させることがで
きるので、給紙不良が発生せず、損紙の発生量が減少す
るとともに、高速運転下においても良好な追従性を確保
でき給紙の高速化を図ることができる。また吸口等のこ
じれがなくなるので、部品の耐久性が向上する。
【0040】さらに、紙を吸着して急上昇する吸口は、
高速運転の場合でも中間ノズルにより瞬間的にいったん
停止するので、一気に上昇する場合と比較して上昇量が
少なくなりかつ左右の吸口の動作ずれが解消され、給紙
機能が向上する。またストッパへの当接によってショッ
クが付与されることにより吸着された紙と2枚目の紙と
が確実に分離されるので、給紙機能がさらに向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】給紙用吸着装置の正面図である。
【図2】第1吸口の縦断面図である。
【図3】従来における給紙用吸着装置の側面図である。
【図4】従来における第1吸口の縦断面図である。
【符号の説明】
30 紙 31 サッカフレーム 34 第1吸口 37 ガイドノズル 39 中間ノズル 39a 鍔 40 引張りコイルばね 41 吸口 41a 吸気孔 42 圧縮コイルばね 52 ストッパ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム側に支持され内孔を吸引エア源
    に接続された円筒状のガイドノズルと、このガイドノズ
    ルに上下動自在に嵌合された鍔付き円筒状の中間ノズル
    と、この中間ノズルと同軸上に配設されるように上端部
    を前記ガイドノズル側に固定され下端部を前記中間ノズ
    ル側に固定されて前記中間ノズルを上方へ付勢する引張
    りコイルばねと、前記中間ノズルに上下動自在に嵌合さ
    れ下端面に吸気孔を備えた有底円筒状の吸口と、この吸
    口を下方へ付勢する圧縮コイルばねと、フレーム側に上
    下動自在に支持されて前記中間ノズルの鍔の上方に位置
    され前記中間ノズルの上昇端限を規制するストッパとを
    設けたことを特徴とする給紙用吸着装置。
JP1992067551U 1992-09-03 1992-09-03 給紙用吸着装置 Expired - Lifetime JP2568437Y2 (ja)

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US08/112,434 US5332206A (en) 1992-09-03 1993-08-26 Paper feed suction apparatus
DE69302874T DE69302874T2 (de) 1992-09-03 1993-09-02 Saugvorrichtung zum Zuführen von Papier
AT93114077T ATE138621T1 (de) 1992-09-03 1993-09-02 Saugvorrichtung zum zuführen von papier
EP93114077A EP0585924B1 (en) 1992-09-03 1993-09-02 Paper feed suction apparatus

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AT (1) ATE138621T1 (ja)
DE (1) DE69302874T2 (ja)

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