JPH04223942A - 枚葉紙給紙台のサクションヘッドに分離サッカーのサクションノズルをロックする装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、枚葉紙加工機の枚葉紙
給紙台のサクションヘッドに分離サッカーのサクション
ノズルをロックする装置であって、前記分離サッカーの
サクションノズルの垂直運動がサクション空気とばね力
とによって行われ、かつ該サクションノズルが、側面に
配置された支承部を有しており、しかも枚葉紙給紙台に
搬送された枚葉紙の後縁が分離サッカーのサクション域
を離脱するまで、前記サクションノズルの持ち上げ位置
で前記支承部を、可動に配置された対応受けによって支
持するようになっており、かつ少なくとも１つの移送サ
ッカーが枚葉紙加工機の作業周期に合わせて駆動装置に
よって前記サクションヘッドに沿って、枚葉紙平面に対
してほぼ平行に前進・後退運動可能にガイドされている
形式のロック装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】前記形式のロック装置は、西独国特許第
８９１２６７号明細書に基づいて公知になっており、分
離サッカーとしていわゆるスプリングサッカーを使用し
て、該分離サッカーを昇降運動させるための特別の駆動
手段を省くような場合に適用される。公知の構成ではサ
クションヘッドに、水平軸線を中心として旋回可能に支
承されたれバーが設けられており、該レバーは、制御カ
ムと協働するカム従動ローラを有し、また自由端部には
、分離ノズルを高く保持する横棒を有している。該横棒
の端部に支承されたローラが支承部を形成しており、か
つ該ローラは分離サッカーのサクションノズルに沿って
水平に延びるフランジと協働する。従って分離サッカー
のサクションノズルをロックするための手段は、独自の
制御カムを装備した特別の駆動装置を有し、該駆動装置
によって分離サッカーのサクションノズルは、給紙台へ
搬送された枚葉紙の後縁が分離サッカーのサクションノ
ズルの作用域を離脱したときに、強制的に下方に向かっ
てガイドされる。

【０００３】揺動運動を行う分離サッカーのサクション
ノズルを枚葉紙給紙台のサクションヘッドにロックする
装置は西独国特許第８９１２６７号明細書に基づいて公
知になっているが、この場合分離サッカーには、二重レ
バーの形の係止爪が旋回可能に支承されており、該二重
レバーの一方の腕は、サクションノズルに設けた突起の
ための対応受けを有し、また他方の腕は、枚葉紙パイル
触足に配置されたストッパと協働する。分離サッカーは
スプリングサッカーとして構成されているので、サクシ
ョンノズルは、その後方旋回位置において枚葉紙パイル
の最上位枚葉紙を吸着したのち跳ね上がり、次いで係止
爪の対応受けがサクションノズルの突起の背面に係合し
かつ該サクションノズルを上方位置で固定的に保持する
。この保持作用は、枚葉紙給紙台へ搬送された枚葉紙の
後縁が、その間に給気されたサクションノズルの作用域
を離脱するまで続く。サクションノズルと共に枚葉紙給
紙軌道上で揺動運動する分離サッカーが後方終端位置へ
復帰すると、枚葉紙パイル触足に配置された前記ストッ
パはロックを解除するので、サクションノズルは下方へ
降下する。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、スプ
リングサッカーとして構成された分離サッカーを上方終
端位置でロックする機構を改良すると共に、枚葉紙パイ
ルの後縁に載設される触足と一緒にサクションヘッドの
サクションノズルを、機械の作業周期に合わせて強制制
御式に解放できるように構成することである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明の構成手段は、対応受けが、移送サッカー駆動装置に
よって動かされる部材との連結部を有している点にある
。

【０００６】このような構成では、付加的な駆動装置の
必要はなく、また持ち上がった位置で分離サッカーをロ
ックするために付加的な制御装置の必要もなくなる。対
応受けは、移送サッカーと一緒に強制的に動かされ、従
ってサクションノズルに設けた支承部は、枚葉紙給紙台
へ搬送される最上位の枚葉紙の後縁が分離サッカーのサ
クションノズルの作用域を離脱して、次ぎの枚葉紙が枚
葉紙パイルから持ち上げられねばならなくなったときに
始めて解放される。分離サッカーのサクションノズルは
次いでその自重によって、また場合によってはばね力に
よって助成されて、下方に向かって降下し、次いで分離
サッカー内の負圧の作用を受けて再び上方の終端位置へ
跳ね上がる。この上方終端位置でサッカーノズルは、分
離サッカー内の負圧が消滅して枚葉紙が枚葉紙給紙台へ
搬送される前に、改めてロックされる。

【０００７】このような構成の特別の利点は、少数の単
純な構成部材による分離サッカーのサクションノズルの
ロックを生ぜしめる対応受けの運動が、直接に移送サッ
カーの運動によって制御され、従ってまた移送サッカー
の運動に関連していることである。本発明の有利な構成
では、対応受けは、枚葉紙パイルの枚葉紙平面に対して
ほぼ平行に水平運動可能にガイドされている、移送サッ
カー駆動装置の構成部分に固定されておりかつ制御縁を
有し、該制御縁は、移送サッカーの前方運動範囲におい
て分離サッカーのサクションノズルに設けた支承部を、
移送サッカー運動の前方終端位置に達する直前に解放し
かつ移送サッカーの後退運動の開始後直ちに改めてロッ
クするように構成されている。最も単純な構成では、対
応受けは、移送サッカーに固定されたピンから成り、該
ピンの一方の端部は、支承部と協働する対応受けを形成
している。

【０００８】

【実施例】次ぎに図面に基づいて本発明の実施例を詳説
する。

【０００９】サクションヘッド１には、枚葉紙パイル２
の枚葉紙後端部の上方域に単数の分離サッカー３が配置
されており、あるいは複数の分離サッカー３が、枚葉紙
給紙台での枚葉紙搬送方向に対して直角な横方向に相互
間隔をおいて並列的に配置されている。該分離サッカー
３はスプリングサッカーとして構成されているので、分
離サッカー３に沿って垂直方向に運動可能にガイドされ
ているサクションノズルは、その自重によって、また場
合によっては内設されたばねの作用に助成されて下方の
出発位置へ降下し、この出発位置は、図１では鎖線で示
されている。サクションノズル４のこの下方終端位置は
、図２に示したガイドばね５によって固定され、該ガイ
ドばねは同時にサクションノズルを回動不能に保持する
。サクションノズル４の側面には、持ち上がった位置で
該サクションノズル４をロックする対応受け７のための
支承部６が設けられている。該対応受け７は水平方向に
可動にガイドされておりかつ移送サッカーの水平方向運
動用の駆動装置と連結されている。移送サッカーは、図
面を判り易くするためにその図示を省いた。移送サッカ
ーの水平方向運動は本例では、回転する偏心円盤８から
成る偏心輪駆動装置を介して行われる。前記偏心円盤８
はリング９内で運動し、該リングは揺動レバー１０と枢
着結合されている。該揺動レバー１０の一方の端部はサ
クションヘッド１に設けた揺振軸受１１に支承されてい
る。揺動レバー１０の他端部はローラ付きレバー１２の
一端と枢着結合されており該ローラ付きレバーは、その
他端部で回転可能に軸支されたローラ１３によって、サ
クションヘッド１に配置されたガイド１４内で案内され
ており、これによって移送サッカーの水平方向の前進・
後退運動が得られる。枚葉紙加工機の両側では夫々、支
承部６のための対応受け７を形成する係止ピンが前記ロ
ーラ付きレバー１２と連結されており、該係止ピンは水
平に延びており、かつ、移送サッカーが前方運動位置に
あって新たな枚葉紙が枚葉紙パイル２から持ち上げられ
うるときに、サクションノズル４の支承部６が解放され
た状態にあるような長さを有している。移送サッカーの
後退運動が開始されると即座に前記係止ピン７の自由端
部がサクションノズル４の支承部の下面に係合するので
、該サクションノズルは、分離サッカー３内の負圧が消
滅する前に上方位置でロックされる。図面では、分離サ
ッカー３のサクションノズル４が解放された場合の係止
ピン７の位置が図１に鎖線で示されている。上方終端位
置でサクションノズル４をロックした状態にある、係止
ピンの位置は図１で実線で示されている。スプリングサ
ッカーとして構成された分離サッカーをロックするため
の手段が若干の単純な構成部材から成っているという特
別の利点は、おのずから明らかである。

【００１０】図３に示した実施態様では、センターに装
着されたただ１つの分離サッカー３にも複式スプリング
サッカー１５を装備することが可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】枚葉紙給紙台のサクションヘッドの側面図であ
る。

【図２】図１に示したサクションヘッドの背面図である
。

【図３】分離サッカーの１実施例の側面図である。

【符号の説明】

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　枚葉紙加工機の枚葉紙給紙台のサクシ
   ョンヘッドに分離サッカーのサクションノズルをロック
   する装置であって、前記分離サッカーのサクションノズ
   ルの垂直運動がサクション空気とばね力とによって行わ
   れ、かつ該サクションノズルが、側面に配置された支承
   部を有しており、しかも枚葉紙給紙台に搬送された枚葉
   紙の後縁が分離サッカーのサクション域を離脱するまで
   、前記サクションノズルの持ち上げ位置で前記支承部を
   、可動に配置された対応受けによって支持するようにな
   っており、かつ少なくとも１つの移送サッカーが枚葉紙
   加工機の作業周期に合わせて駆動装置によって前記サク
   ションヘッドに沿って、枚葉紙平面に対してほぼ平行に
   前進・後退運動可能にガイドされている形式のロック装
   置において、対応受け（７）が、移送サッカー駆動装置
   （８，９）によって動かされる部材との連結部を有して
   いることを特徴とする、枚葉紙給紙台のサクションヘッ
   ドに分離サッカーのサクションノズルをロックする装置
   。
2. 【請求項２】　　対応受け（７）が、枚葉紙パイル（２
   ）の枚葉紙平面に対してほぼ平行に水平運動可能にガイ
   ドされている、移送サッカー駆動装置の構成部分（１２
   ）に固定されておりかつ制御縁を有し、該制御縁が、移
   送サッカーの前法運動範囲において分離サッカー（３）
   のサクションノズル（４）に設けた支承部（６）を、移
   送サッカー運動の前方終端位置に達する直前に解放しか
   つ移送サッカーの後退運動の開始後直ちに改めてロック
   するように構成されている、請求項１記載のロック装置
   。
3. 【請求項３】　　対応受け（７）が、移送サッカーに固
   定されたピンから成り、該ピンの一方の端部が、支承部
   （６）と協働する対応受けを形成している、請求項２記
   載のロック装置。