JPH0138096Y2 - - Google Patents

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JPH0138096Y2
JPH0138096Y2 JP15253784U JP15253784U JPH0138096Y2 JP H0138096 Y2 JPH0138096 Y2 JP H0138096Y2 JP 15253784 U JP15253784 U JP 15253784U JP 15253784 U JP15253784 U JP 15253784U JP H0138096 Y2 JPH0138096 Y2 JP H0138096Y2
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JP
Japan
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paper
air
suction cup
piston
sucked
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JP15253784U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は給紙装置特に真空吸引による給紙装
置に関する。
(従来の技術) 積載されてある紙を真空吸引して一枚ずつ給紙
する給紙装置はすでによく知られている。この種
の給紙装置では、積載されてある紙の一方の端部
に捌き用のエアーを吹き付けて、その紙の端を一
枚ずつ僅かに浮上させ、この状態で紙を吸着する
ピストンをその紙の上に降下させて、ピストンの
負圧によつて紙を持ち上げるようにし、この持ち
上げによつてその紙と積載してある紙との間に〓
間ができたとき、その〓間に分離用の強いエアー
を吹き付けて、持ち上げた紙全体を、積載してあ
る紙から分離するようにしている。
しかしこのような給紙動作において、前記のよ
うに捌き用のエアーを吹き付けておいても、ピス
トンによつて紙を持ち上げるとき、次の紙も引き
連れられるようにして一緒に持ち上げられていく
ことがよくある。このような現象はピストンが高
速で動作する程、顕著に現れる。このように次の
紙までが持ち上げられるようになると、如加に強
い分離用のエアーを吹き付けても、二枚給紙とな
りやすくなる。
(考案が解決しようとする問題点) この考案は給紙のためのピストンによる紙の吸
引持ち上げに際し、次の紙までが引き連れられて
いくのを、分離用のエアーを利用して確実に防止
することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) この考案はピストンに支持されている吸盤が紙
を吸引して上昇するとき、その上昇の初期の段階
でそれまで閉塞されていた分離用のエアーを、紙
の端部からその端部の斜め下方に向けて吹き付け
るようにし、このエアーの吹き付けによつて次の
紙を叩き落とすようにするとともに、このエアー
の吹き付けの方向の転換をピストンの移動に連動
させるようにしたことを特徴とする。
(作用) 分離用のエアーをその本来の分離のために使用
する以前に、ピストンの当初の上昇に連動してこ
のエアーを次の紙の端部に向けて吹き付けるの
で、次の紙はこれによつて叩かれるようになり、
そのためピストンによつて吸引されていく紙と一
緒に引き連れられていくようなことは、これをも
つて確実に防止されるようになる。そしてピスト
ンの吸盤に吸引された紙が十分に上昇したとき、
これに連動して分離用のエアーが、本来の目的で
ある分離のための方向に向かつて吹き付けられる
ようにその吹き付け方向が転換される。このエア
ーによつて紙は積載されている紙から確実に分離
され、給紙されるようになる。
(実施例) この考案の実施例を図によつて説明すると、1
は給紙本体部で、その内部に昇降自在にピストン
2が配置されている。このピストン2の先端には
吸盤3が取付けられており、真空ポンプに連なる
吸引口4によつて吸盤3に真空吸引力が作用す
る。この吸引力によつて、積載されてある紙5の
うちの最上層の紙を吸引する。
吸引本体部1には又エアー流入口6が設置され
ている。そしてこのエアー流入口6をヒンジとし
て捌き本体部7が回動自在に支持されている。す
なわちこれと給紙本体部1との間に介在するバネ
8によつて常時反時計方向に回動力が与えられて
おり、この回動角度はツマミ9によつて調整自在
とされている。
この捌き本体部7には捌き用のためのエアーノ
ズル10が取り付けられている。このエアーノズ
ル10には、エアー流入口6からのエアーが通路
11を通つて供給される。このエアーノズル11
は紙5の端部に向い合つており、これからの弱い
エアーによつて最上層の一枚の紙が捌かれて僅か
に浮上するようにしてある。
捌き本体部7にはエアー流入口6から供給され
るエアーが供給される通路12が形成されてあ
る。この通路12は紙5の端部側に開口してエア
ー供給部たとえば開口部13を構成している。こ
の開口部13からのエアーは、吸盤3によつて吸
引されて持ち上げられてくる紙の端部に吹き付け
られる。この強いエアーは紙の他方の端部を越え
て流れる。これによつて前記のように持ち上げら
れた紙は、積載されてある紙から確実に分離され
るようになる。14は紙押えで、前記した捌き用
のエアーによつて紙が飛び舞うのを防止してい
る。
以上の構成は通常のこの種給紙装置と特に相違
するところはないが、この考案にしたがい、前記
開口部13からのエアーを分離に用いるととも
に、これを紙叩きに兼用しようとするために、図
に示すようにピストン2の先端にエアーシヤツタ
15を一体に設置する。このエアーシヤツタ15
の先端部16は開口部13に微細な間隔を介して
相対している。前記先端部16の下端は傾斜部1
7とされている。これは開口部13から暫時遠ざ
かる方向に傾斜している。
第1図において、鎖線で示すピストン2、吸盤
3、エアーシヤツタ15は、積載されてある紙5
の最上層の紙を吸引するべく、降下した位置にあ
る。この状態では吸引口4による吸盤3に作用す
る吸引力によつて紙は吸引される。このときはエ
アーシヤツタ15の先端部16は開口部13に相
対しており、そのため開口部13からのエアーは
紙5に何等作用していない。ただし捌き用のエア
ーはエアーノズル10から常時吹き出ていて紙を
捌いている。
吸盤3が紙を吸着した状態でピストン2が上昇
を開始すると、その開始当初において第3図に示
すようにエアーシヤツタ15の先端部16は、開
口部13より上方に移動していくことにより、開
口部13は次第にそれまでの閉塞状態から開放さ
れていくようになる。しかし直ちに全面開放され
るのではなく、最初に傾斜部17が開口部13に
向い合うようになる。そのため開口部13からの
エアーは紙の端部に向かうことなく、傾斜部17
の傾斜に沿つてすなわち紙の端部の斜め下方に向
かつ吹き出るようになる(第3図参照。)。
そのためもし吸盤3に吸着されている紙に引き
連れられていくような次の紙があるときは、この
紙は前記した開口部13からのエアーによつて下
方に叩き落とされるようになる。ピストン2の更
に続く上昇によりエアーシヤツタ15も上昇する
ので、この上昇によりエアーシヤツタ15は開口
部13から離れてしまう。このような状態になる
と、開口部13からのエアーは紙の端部に強く吹
き付けられ、これが他方の端部にまで達して、持
ち上げられた紙と、残された積載されている紙と
が確実に分離されるようになる。すなわち開口部
13からのエアーは本来の分離作用を行うのであ
る。
(考案の効果) 以上詳述したようにこの考案によれば、給紙時
における紙の分離に使用するエアーをもつて、次
の引き連れられようとする紙を叩き落とすように
したので、1枚ずつ確実に給紙することができる
とともに、これによつても本来の分離のための機
能は何等阻害されることはないし、更に前記エア
ーの、紙叩き落とし用と分離用との切り換えは、
給紙動作に確実に連動するようになり、したがつ
て前記紙の叩き落とし動作は確実となるといつた
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す正面図、第2
図は同底面図、第3図は動作過程を示す一部の正
面図である。 1……給紙本体部、2……ピストン、3……吸
盤、5……紙、7……捌き本体部、10……エア
ーノズル、12……通路、13……開口部、15
……エアーシヤツタ、16……先端部、17……
傾斜部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 給紙本体部に昇降自在に設置されてあるピスト
    ンに、積載されてある紙を一枚ずつ真空吸引する
    吸盤を取り付け、又前記紙の端部から紙捌き用の
    エアーを供給するエアーノズルを設置するととも
    に、前記吸盤によつて吸引されて持ち上げられて
    きた1枚の紙と次の紙との間に両紙を分離するた
    めのエアーを吹き付けるエアー供給部を設けてな
    る給紙装置において、前記吸盤が紙を吸引して持
    ち上げるまで前記エアー供給部を閉塞する先端部
    と、持ち上げられた当初においてのみ、前記供給
    部からのエアーを、引き連れられる次の紙を叩き
    落とすように前記吸盤に吸引されている紙の斜め
    下方に向けて吹き付けるようにガイドする傾斜部
    とを有するエアーシヤツタを、前記ピストンに設
    置してなる給紙装置。
JP15253784U 1984-10-08 1984-10-08 Expired JPH0138096Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15253784U JPH0138096Y2 (ja) 1984-10-08 1984-10-08

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15253784U JPH0138096Y2 (ja) 1984-10-08 1984-10-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6168052U JPS6168052U (ja) 1986-05-09
JPH0138096Y2 true JPH0138096Y2 (ja) 1989-11-15

Family

ID=30710598

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JP15253784U Expired JPH0138096Y2 (ja) 1984-10-08 1984-10-08

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JP (1) JPH0138096Y2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10384890B2 (en) 2017-10-10 2019-08-20 Kabushiki Kaisha Toshiba Paper feeding device
US11124375B2 (en) 2019-03-18 2021-09-21 Kabushiki Kaisha Toshiba Paper feeding device, image forming device, and electrode feeding device
US11256212B2 (en) 2019-04-01 2022-02-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Paper feeding device and image processing apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10384890B2 (en) 2017-10-10 2019-08-20 Kabushiki Kaisha Toshiba Paper feeding device
US11124375B2 (en) 2019-03-18 2021-09-21 Kabushiki Kaisha Toshiba Paper feeding device, image forming device, and electrode feeding device
US11256212B2 (en) 2019-04-01 2022-02-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Paper feeding device and image processing apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6168052U (ja) 1986-05-09

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