JPH03297573A - 先端弯曲溶接トーチを有する溶接装置 - Google Patents
先端弯曲溶接トーチを有する溶接装置Info
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Abstract
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Description
構成する部材を溶接するのに使用する先端弯曲溶接トー
チを有する溶接装置に関するものである。
、溶接ロボットを使用する傾向になっている。溶接ロボ
ットを大別すると、多数の関節を有する多関節型溶接ロ
ボットと直交方向3軸を有する直交3軸型溶接ロボット
とに分類される。
るが、溶接ロボットが大型であるので、溶接ロボットを
移動しにくいという問題があり、したがって、溶接ロボ
ットの移動を必要としない特殊な部材の溶接に限定して
使用されている。
る溶接トーチの移動範囲に限界があるため、溶接対象物
が制約を受ける。
いので稼働率が低くなるという問題がある。
開先条件、始端および終端の処理条件により適正範囲が
変わる。また溶接作業中での可動能力に対しても条件が
相違する。
部が存在するので、通常の直線またはそれに近い形状の
溶接トーチでは、その溶接l・−チの先端部を溶接部に
近接する位置に到達させることが困難なことが多い。
トーチを有する溶接装置を提供することを目的とするも
のである。
ーチを有する溶接装置においては、レール1に沿って移
動する移動支持台2に、直線部3とその先端に連設され
た円弧状の弯曲部4とからなる先端弯曲溶接トーチ5に
おける前記直線部3が、自転回動し得るように直接また
は間接的に取付けられている。
、この発明の先端弯曲I・−チを有する溶接装置におい
ては、レール1に沿って移動する移動支持台2にL形の
支持部材6が固定され、その支持部材6の屈折部に可動
保持部材7の中間部が枢軸8により枢着され、前記支持
部材6および可動保持部材7には、支持部材6における
一方の腕9または他方の腕10に可動保持部材7を着脱
自在に固定する固定装置が設けられ、前記可動支持部材
7に、可動支承部材11が前記枢軸8に直角な支軸12
の周りに回動し得るように取付けられ、直線部3とその
先端に連設された円弧状の弯曲部4とからなる先端弯曲
溶接トーチ5における前記直線部3が、可動支承部材1
1により自転回動し得るように支承され、その可動支承
部材11に、先端弯曲溶接トーチ5を自転回動させるト
ーチ回動用駆動装置13が取付けられる。
曲溶接トーチを有する溶接装置を示すものであって、レ
ール1にその長手方向に延長するガイド溝15が設けら
れ、そのレール1に沿って移動する移動支持台2に、前
記ガイド溝15に嵌入されるガイド突起が設けられ、前
記レール1の端部に減速機付き電動機からなる移動用駆
動装置14が固定され、その移動用駆動装置14により
移動用伝動機構を介して前記移動支持台2が前進移動ま
たは後退移動される。
ては、(1)レール1の一端部に移動用駆動装置14に
より回転される駆動スプロケットを取付けると共に、レ
ール]の他端部に従動スプロケットを取付け、かつ前記
駆動スプロケットおよび従動スプロケットに巻掛けられ
た無端伝動チェーンに移動支持台2を連結してこれを移
動する手段、(2)レール1の一端部に移動用駆動装置
14により回転される駆動輪を取付けると共に、レール
1の他端部に従動輪を取付け、かつ前記駆動輪および従
動輪に巻掛けられた無端伝動ベルトに移動支持台2を連
結してこれを移動する手段、(3)移動用駆動装置14
により回転される送り螺杵を、レール1の長手方向に延
長するように配置して回転自在に取付け、移動支持台2
に取付けた雌ねじ部材を前記送り螺杵に螺合して、移動
支持台2を移動する手段、その他の任意の移動手段を採
用してもよい。またレール1における移動支持台2のガ
イド構造としては、図示以外の任意のガイド構造を採用
してもよい。
り前後移動自在に支承され、その移動支持台2に、保持
部材前後移動用駆動装置(図示を省略した)が設けられ
、前記保持部材16の前端部にL形の支持部材6におけ
る一方の腕9が固定され、その腕9と移動支持台2とに
、保持部材16を被覆する伸縮性カバー53が介在され
て固定され、前記保持部材前後移動用駆動装置としては
、例えば移動支持台2に回転自在に取付けられて減速機
付き電動機により回転される雌ねじ部材と、前後方向に
延長するように配置されて前記雌ねじ部材に螺合された
送り螺杵とが用いられ、その送す螺杵の前部が保持部材
16の後端部に固定される。
間部が枢軸8により枢着され、かつ支持部材6の各腕9
,10に台形断面の位置決め用突出部17が設けられ、
前記可動保持部材7の両側に、位置決め用突出部17に
嵌合される台形断面の位置決め用凹部18が設けられ、
前記支持部材6における各腕9,10の端部にボルト挿
通用透孔19が設けられ、前記可動保持部材7の両端部
に、前記透孔19に合致する位置においてねじ孔20が
設けられている。
持部材6における一方の腕9に重合した状態で、その腕
9の透孔19に挿通したボルト21を可動保持部材7の
一端部のねじ孔20に螺合して緊締すると、可動保持部
材7が前記一方の腕9に重合された位置に固定され、ま
た第4図に示すように、前記可動保持部材7の他側部を
支持部材6における他方の腕10に重合した状態で、そ
の腕10の透孔19に挿通したボルト21を可動保持部
材7の他端部のねじ孔20に螺合して緊締すると、可動
保持部材7が前記他方の腕10に重合された位置に固定
される。
され、かつ中空の可動支承部材11に、前記4角形突起
22に嵌合される4角形凹部23が設けられ、前記可動
保持部材7および可動支承部材11に、前記4角形突起
22および4角形凹部23の中心を通る支軸]2が挿通
され、さらに可動支承部材11−の内面と支軸12の一
端部のフランジ24との間に押えばね25が圧縮状態で
介在されている。
部4が連設されて、先端弯曲溶接トーチ5が構成され、
その先端弯曲溶接トーチ5は、直線部3の外管27内の
中央に配置された直線状の中心管26と、前記円弧状弯
曲部4内におけるワイヤ43の内側および外側に配置さ
れた複数のワイヤガイドローラ31からなるガイドロー
ラ列と、水冷鋼管28と、前記弯曲部4の先端に取付け
られたノズル29およびチップ3oとを備え、そのチッ
プ30は、ノズル29内に配置され、かつワイヤ通孔を
備え、さらにチップ中心線32は、ノズル中心線33か
ら角度αだけ弯曲部4の弯曲方向の外側に偏位して配置
されている。また前記中心管26内をワイヤおよびガス
が通過する。
部材11により軸受を介して自転回動し得るように支承
され、減速機付き電動機からなるトーチ回動用駆動装置
13は可動支承部材11に固定され、その駆動装置13
の出力軸に固定されたウオーム34は前記直線部3に固
定されたウオーム歯車35に噛み合わされ、前記駆動装
置13により先端弯曲溶接トーチ5が直線部3の中心線
を中心として正回動または逆回動される。
支承部材]−1を可動保持部材7がら離反する方向に移
動すると、4角形突起22がも4角形口部23を外すこ
とができるので、可動支承部材11を支軸12の周りに
回動することができる。
離反する方向に移動したのも900回動し、次いで可動
支承部材11を可動保持部材7に向がって押えばね25
の力により移動させることにより、4角形突起22に4
角形口部23を嵌合させて、先端弯曲溶接トーチ5の向
きを支軸12の周りに90’変更して固定することがで
きる。また前述のように、可動保持部材7を枢軸8の周
りに90’回動して固定することにより、支軸12およ
び先端弯曲溶接トーチ5を枢軸8の周りに90゜回動し
て固定することができる。
曲溶接トーチを有する溶接装置の使用例を示すものであ
って、第8図の場合は、横置きされた柱36の上面に仕
口梁37を載置し、かつその柱36の側面に溶接装置に
おけるレール1を磁石44により固定し、前記柱36の
」−面に仕11梁37のウェブ38を隅肉溶接している
。
におけるレール1を載置して必要に応じ磁石(図示を省
略した)により固定し、かっ]1?i記柱36の側面に
仕[1梁37のウェブ38を隅肉溶接している。また先
端弯曲溶接トーチ5の先端部がウェブ38とフランジ3
9との境界付近すなわちコーナ一部にあるとき、先端弯
曲溶接トーチ5を1・−ヂ回動用駆動装置13により自
転回動させて、廻し溶接を行なう。
置におけるレールを載置して必要に応じ磁石(図示を省
略した)により固定し、かつ柱36とその」−面にある
仕1−]梁37のフランジ39とを横向きし形開先溶接
している。
を配置し、かつ溶接装置におけるレール1 1の端部に締付ボルト45を有するクランプ46を固定
し、そのクランプ46により溶接装置のレール1を垂直
状態で仕11梁37のフランジ39に固定し、前記柱3
6の側面に仕口梁37のフランジ39を縦向きし形開先
溶接している。また第12図の場合は、T−1形鋼製柱
3Gのフランジに溶接される■(形鋼製仕[1梁37の
ウェブ38にスカラップ54を設(J、そのスカラップ
54に先端弯曲溶接l・−チ5を挿入して、仕11梁3
7の下部のフランジ39を柱36にし形開先溶接してい
る。
弯曲溶接トーチ5を成る角度だけ交互に異なる方向に反
復して自転させながらレール1に沿って移動させてもよ
い。
1・−ヂ5を自転回動させて、溶接部に対する弯曲部4
の角度を変更することもでき、また先端弯曲溶接トーチ
5を自転回動させることができるので、被溶接部材の隅
部で回し溶接を行なう2 ことができ、かつ被溶接部に沿ってトーチ先端をジグザ
グ状に移動させて、ウィービング溶接を行なうこともで
きる。
動支持台2に対する可動支承部材11の取付状態を示す
ものであって、第13図の場合は、移動支持台2により
目1i後移動自在に支持されている保持部材16の前端
部に、垂直な支持板47が固定され、可動支持部材48
は支持板47に対し目?I後方向に延長する横軸49に
より枢着され、かつ前記可動支持部材48に、横@49
を中心とする円弧状長孔50が設けられ、その円弧状長
孔50および支持板47にわたって挿通されたボルト5
1は、支持板47に対し溶接により固着され、さらにそ
のボルト51に固定用ナラ1〜52が螺合され、また先
端弯曲溶接トーチ5を自転回動し得るように支持してい
る可動支承部材11は、in記可動支持部材48に対し
ボルトにより着脱自在に固定され、ii7記ナツト52
を弛緩すると可動支持部材48および可動支承部材11
を横軸49の周りに90゜の範囲にわたって回動するこ
とができ、ナツト52を緊締すると、支持板47に対し
可動支持部材48が固定される。
支持されている保持部材16の前端部に、丁、形の支持
部材6における一方の腕9が固定され、かつ支持部材6
の各腕9,10に、台形断面の位置決め用突出部17が
設けられると共に、その突出部17の横方向の両側にお
いてボルト挿通用透孔19が設けられ、可動保持部材7
に、前記位置決め用突出部]7に嵌合される台形断面の
位置決め用凹部18が設けられると共に、前記透孔19
に合致する位置においてねじ孔20が設けられ、前記可
動保持部材7は支持部材6における一方の腕9にボルト
21により固定されている。またボ月用・21を螺脱し
て可動保持部材7を支持部材6の一方の腕9から取外し
たのち、その可動保持部材7を支持部材6の他方の腕1
0に対しポルI・21により固定することができる。な
おその他の構成は前記実施例の場合と同様であるので、
その説明を省略する。
支持台2に対し自転回動し得るように直接取イ」けても
よい。またこの発明の先端弯曲溶接l・−チを有する溶
接装置を、第8図ないし第12図に示す部材以外の任意
の部材の溶接に使用してもよい。
載するような効果を奏する。
その先端に連設された円弧状の弯曲部4とからなる先端
弯曲溶接l・−チ5における前記直線部3が、自転回動
し得るように直接または間接的に取付けられているので
、狭隘部の溶接を行なうことができ、かつ始終端部にお
いては、溶接1〜−チにおける円弧状の弯曲部4の角度
を変えて溶5 接することができる。
、レール1の長手方向に直角な重接方向。
換できると共に、左右方向の向きの状態で先端弯曲溶接
トーチ5の向きを左右反転できるので、種々の溶接トー
チ姿勢で溶接を行なうことができる。
あって、第1図は先端弯曲溶接トーチを有する溶接装置
の全体を示す斜視図、第2図は先端弯曲溶接トーチをレ
ールに平行な横向きに支持した状態を示す横断平面図、
第3図は第2図のAA線拡大断面図、第4図は先端弯曲
溶接トーチをレールに直角な横向きに支持した状態を示
す横断平面図、第5図は可動支承部材の4角形間部をI
′if動保持部材の4角形突起から外した状態を示す横
断平面図、第6図は先端弯曲溶接トーチを縦向6 きに支持した状態を示す横断平面図、第7図は先端弯曲
溶接l・−チの一部切欠縦断側面図である。 第8図ないし第12図はこの発明の実施例に係る先端弯
曲溶接1−一チを有する溶接装置の使用例を示すもので
あって、第8図は横置きされた柱の上面にある仕口梁の
ウェブを溶接している状態を示す斜視図、第9図は横置
きされた柱の側面にある仕11梁のウェブを溶接してい
る状態を示す斜視図、第10図は横置きされた柱の上面
にある仕口梁のフランジを横向き■形開先溶接している
状態を示す斜視図、第11図は横置きされた柱の側面に
ある仕口梁のフランジを溶接している状態を示す斜視図
、第12図は先端弯曲溶接トーチをラットホールに挿入
して溶接を行なっている状態を示す斜視図である。 第13図は第1発明を実施する場合の移動支持台に対す
る可動支承部材の取付状態の一例を示す斜視図、第14
図は第1発明を実施する場合の移動支持台に対する可動
支承部材の取付状態の他の例を示す斜視図である。 図において、■はレール、2は移動支持台、3は直線部
、4は湾曲部、5は先端湾曲溶接l・−チ、6は支持部
材、7は可動保持部材、8は枢軸、9および10は腕、
11は可動支承部材、12は支軸、13はトーチ回動用
駆動装置、16は保持部材、20はねじ孔、21はボル
ト、22は4角形突起、23は4角形口部、25は押え
ばね、26は中心管、3】はワイヤガイドローラ、34
はウオーム、35はウオーム歯車、36は柱、37は仕
口梁である。 9
Claims (2)
- (1)レール1に沿って移動する移動支持台2に、直線
部3とその先端に連設された円弧状の弯曲部4とからな
る先端弯曲溶接トーチ5における前記直線部3が、自転
回動し得るように直接または間接的に取付けられている
先端弯曲溶接トーチを有する溶接装置。 - (2)レール1に沿って移動する移動支持台2にL形の
支持部材6が固定され、その支持部材6の屈折部に可動
保持部材7の中間部が枢軸8により枢着され、前記支持
部材6および可動保持部材7には、支持部材6における
一方の腕9または他方の腕10に可動保持部材7を着脱
自在に固定する固定装置が設けられ、前記可動支持部材
7に、可動支承部材11が前記枢軸8に直角な支軸12
の周りに回動し得るように取付けられ、直線部3とその
先端に連設された円弧状の弯曲部4とからなる先端弯曲
溶接トーチ5における前記直線部3が、可動支承部材1
1により自転回動し得るように支承され、その可動支承
部材11に、先端弯曲溶接トーチ5を自転回動させるト
ーチ回動用駆動装置13が取付けられている先端弯曲溶
接トーチを有する溶接装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2099313A JP2534158B2 (ja) | 1990-04-17 | 1990-04-17 | 先端弯曲溶接ト―チを有する溶接装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2099313A JP2534158B2 (ja) | 1990-04-17 | 1990-04-17 | 先端弯曲溶接ト―チを有する溶接装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03297573A true JPH03297573A (ja) | 1991-12-27 |
JP2534158B2 JP2534158B2 (ja) | 1996-09-11 |
Family
ID=14244151
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2099313A Expired - Fee Related JP2534158B2 (ja) | 1990-04-17 | 1990-04-17 | 先端弯曲溶接ト―チを有する溶接装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2534158B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009255137A (ja) * | 2008-04-17 | 2009-11-05 | Nissan Motor Co Ltd | 溶接装置 |
CN115464234A (zh) * | 2022-03-07 | 2022-12-13 | 江苏科技大学 | 摇动电弧快速气电立焊方法及焊炬与应用 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59174278A (ja) * | 1983-03-22 | 1984-10-02 | Yaskawa Electric Mfg Co Ltd | 産業用ロボツトの手首機構 |
-
1990
- 1990-04-17 JP JP2099313A patent/JP2534158B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59174278A (ja) * | 1983-03-22 | 1984-10-02 | Yaskawa Electric Mfg Co Ltd | 産業用ロボツトの手首機構 |
Cited By (3)
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---|---|---|---|---|
JP2009255137A (ja) * | 2008-04-17 | 2009-11-05 | Nissan Motor Co Ltd | 溶接装置 |
CN115464234A (zh) * | 2022-03-07 | 2022-12-13 | 江苏科技大学 | 摇动电弧快速气电立焊方法及焊炬与应用 |
CN115464234B (zh) * | 2022-03-07 | 2023-07-25 | 江苏科技大学 | 摇动电弧快速气电立焊方法及焊炬与应用 |
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JP2534158B2 (ja) | 1996-09-11 |
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