JPH0329694A - 縫製物検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動縫製機における縫製物の有無や縫製物端
検知を行うためのＣｄＳ（光導電セル）を用いたセンサ
回路に関する。

〔従来の技術〕

従来からもＣｄＳを利用した縫製物有無検知装置や縫製
物端制御装置が知られている。即ち、ＣｄＳの照度変化
により抵抗値が変化するという特徴を利用し、縫製物有
り時と縫製物無し時とのレベル変化を設定された基準電
圧と比較する事により、縫製物無しの出力を得て制御に
利用するものである。又、感度の安定性を得るために外
部よりバイアス光を照射する事により外乱光の影響を少
なくすると共にＣｄＳの安定領域で作業を行うように工
夫されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、従来の装置は主として回路の簡便さ、低コスト
化に着目したもであり、（ａ）基準電圧が半固定的に設
定されている為、停電或はバイアス光源のフィラメント
断線等の事態が発生し照度不足が発生すると、この状態
を縫製物有りと判別して装置が誤動作する虞れがあり、
更に（ｂ）センサーの断線やコネクタ等の不良接触等の
原因により、これを縫製物有りと判別して装置が誤動作
する虞れがある。更に（ｃ）従来装置では、微少照度変
化における誤動作を防止するために縫製物無しのレベル
と基準電圧レベルを接近させることができない。この為
に、ＣｄＳの周辺の照度の変化（人為的なものを含む）
、日中の作業と夜間の作業あるいは布地材質、色等によ
る検知レベルの変化により基準電圧レベルを調整して安
定動作を行わせる必要がある。

本発明はこの点を改良するもので、停電、バイアス光源
の球切れ、センサー断線、コ不クタ抜け等によっても装
置が誤動作せず、更に照度の変化や布地材質、色等に応
じて装置の感度を調整する必要のない縫製物検出装置を
提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、同一特性のＣｄＳで構戊された縫製物検出セ
ンサーと外光の照度検出センサーとを別々に設け、該照
度検出センサーの出力に所定のバイアス電圧を付加する
手段と、該付加する手段の出力と該縫製物検出センサー
の出力とを比較する手段とを設けることを特徴とする。

更に本発明は、センサーの断線やコネクタ等の不良を検
出した場合には縫製物検出センサーの出力を無効にする
手段を備えることを特徴とする。

〔作用〕

従って、縫製物検出センサーおよび比較基準電圧から外
光の照度変化による影響が除去される。

また、基準電圧を設定するＩ；めのバイアス電圧を小さ
くできる。更に、センサー断線やコネクタ等の不良接触
等の原因による誤動作が防止される。

〔実施例〕

本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は本発明一実施例の要部ブロック構或図を示す。

第１図で、ｌはＣｄＳで構戊された縫製物の有無を検出
するＩ；めの縫製物検出センサーを示し、２はセンサー
ｌと同一特性のＣｄＳで構戊された照度検出センサーを
示す。ここで、センサー２は縫製物により覆われること
がない位置に配置されている。

前記センサー１の出力は光・電変換回路３に接続され、
前記センサー２の出力は光・電変換及びバイアス回路５
に接続されている。この光・電変換及びバイアス回路５
の出力は基準電圧として比較回路６の十端子に接統され
、前記光・電変換回路３及び入カクランプ回路７の出力
は被比較電圧として前記比較回路６の一端子に接続され
ている。

この比較回路６の出力は出力制御回路８に接統されてい
る。また、前記光・電変換回路３の出力はセンサー切断
検出回路９に接続され、このセンサー切断検出回路９の
出力は前記出力制御回路８に接続されている。

また、第１図中Ａ，Ｂ，ＣはＸ印で示した点の出力信号
をそれぞれ示す。

第２図は、本発明一実例の詳細な回路構成図を示す。第
２図で第１図と同一の符号は第１図と同一のものをそれ
ぞれ示す。第２図において、Ｒｌ〜Ｒｌ７は抵抗、ＣＩ
−Ｃ３はコンデンサ、ＤＩ〜Ｄ６はダイオードをそれぞ
れ示し、それぞれ図示の如く接続されている。

即ち、抵抗Ｒｌと、抵抗Ｒ２〜Ｒ４及びセンサー１と、
抵抗Ｒ６〜Ｒ７及びセンサー２と、抵抗Ｒ５とにより図
示の如くブリッジ回路ＩＯが構戊され、抵抗Ｒｌと抵抗
Ｒ２の結合点の出力が被比較電圧として前記比較回路６
の一端子に接続され、抵抗Ｒ５と抵抗Ｒ６の結合点の出
力が基準電圧として前記比較回路６の十端子に接統され
る。また、入カクランプ用のツェナーダイオードＺＤが
前記比較回路６の一端子に接続されている。前記比較回
路６の出力はアンド回路で構成された出力制御回路８に
接続されている。

また、前記ブリッジ回路１０の前記センサー１と抵抗Ｒ
４の結合点の出力が前記センサー断線検出回路９内の増
幅器１ｌに接統され、この増Ｍ器１１の出力が比較回路
ｌ２の被比較端子に接統される。この比較回路ｌ２の基
準電圧端子には抵抗Ｒ１２と抵抗Ｒ１３とで分圧されて
設定された基準電圧が接続されている。この比較回路ｌ
２の出力はＮＯＴ回路１３を介して前記出力制御回路８
に接続されている。

第３図は本発明一実施例の動作説明図を示す。

第３図で曲線Ａはセンサーｌが縫製物に覆われていない
場合のＡ点の電位、曲線Ａ′はセンサーｌが縫製物に覆
われた場合のＡ点の電位、曲線ＢはＢ点の電位（即ち、
比較回路６の基準電圧）をそれぞれ示す。

第４図は従来装置の動作説明図を示す。

第４図で第３図と同一の符号は＠３図と同一のものをそ
れぞれ示す。

〔動作〕

この様に構戊した本発明一実施例の特徴ある動作を説明
する。今、第３図に示すａ点の照度において、縫製物の
無い状態でＢ点の電位がＡ点の電位よりΔＶだけ高くバ
イアスされるようにブリッジ回路１０の抵抗Ｒ１及び抵
抗Ｒ５（第２図参照）が調整される。この状態で、外光
が変化するとセンサーｌおよびセンサー２の内部抵抗も
照度変化に比例して変化するが、センサーｌおよび２は
同一特性のＣｄＳで構成さているためセンサーｌ及び２
の内部抵抗の変化量は同一であり、第３図に示す様にＡ
点およびＢ点の電位はバイアス電圧ΔＶを維持して照度
変化に対応して変化する。

いま、センサー１が縫製物により覆われセンサー１にお
いて外光が遮断されると、センサー１の内部抵抗が増加
しＡ点の電位が上昇する。これにより、Ａ点の電位がＢ
点の基準電圧を越え比較回路６から縫製物有りを示す出
力信号を出力する。この時、センサー断線検出回路９か
らの検出出力かなければ出力制御回路８から縫製物有り
が出力される。

また、ＣｄＳはその特性として暗所では比較的高抵抗と
なり回路を不安定にすると共に履歴現象が顕著となるた
め実用照度（５　０　ＬＸ以下）ではＣｄＳのレベルを
固定化することが好ましい。この為、本発明は入カクラ
ンプ用のツエナーダイオードＺＤを比較回路６の被比較
入力端子に接統し、低照度では比較回路６への入力レベ
ルをクランプして装置の安定化を計っている。

次に、センサーの断線やコネクタ抜け等を検出して装置
の誤動作を防止するセンサー断線検出回路９の動作を説
明する。これは第２図に示すＣ点の電圧を監視して行わ
れる。即ち、Ｃ点には抵抗Ｒ４と抵抗Ｒｌ−Ｒ３および
センサーｌの合戊抵抗とで分圧された分圧電圧が現れる
。このＣ点の電圧が増Ｍ器１１で増幅され、比較回路１
２で抵抗Ｒ１２およびｌ３で設定された基準電圧と比較
され、比較出力がＮＯＴ回路ｌ３を介して出力制御回路
８に送られ該回路８のゲートを開く。しかし、センサー
ｌの断線やセンサーをつなぐコ不クタ抜け等が生じると
Ｃ点の電圧は接地され、比較回路ｌ１からの比較出力が
出力されない。これにより、出力制御回路８のゲートが
閉じられ、誤動作によるセンサー１からの誤ったセンサ
ー出力が無効にされる。

ここで、第４図に示す従来装置では基準電圧を固定的に
設定しなければならず、使用可能照度領域はａ一β間の
狭範囲に限られる。また、従来装置では使用可能照度領
域を広くし且つ検知の安定化を計゛る為にバイアス電圧
ΔＶを大きくとる必要性があり、薄い布地や布色によっ
ては該使用可能照度領域内縫製物検知センサーが縫製物
有りを十分に検知することができない虞れがある。

これに対して第３図で述べた如く、本発明は照度検出セ
ンサーに基づく基準電圧レベルと縫製物検出センサーの
レベルとが外光の照度変化ｊこ対応して変化するので使
用可能照度領域を広くとることが可能であり、バイアス
電圧ΔＶも小さくできる。

〔効果〕

以上説明した様に本発明によれば、同一特性のＣｄＳで
構或された縫製物検出センサーと外光の照度検出センサ
ーとを別々に設け、該照度検出センサーの出力に所定の
バイアス電圧を付加する手段と、該付加する手段の出力
と該縫製物検出センサー出力とを比較する手段とも設け
ることとした。

従って、外光の照度変化による影響を除去することがで
きる。また、バイアス電圧を小さくできるので日中の作
業と夜間の作業あるいは縫製物の材質、色等に応じて基
準電圧レベルを調整する必要がない。

更に、センサーの断線やコネクタ等の不良を検出した場
合には縫製物検出センサーの出力を無効にする様に構或
したので、センサー断線やコネクタ等の不良接触等の厚
因による誤動作を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明一実施例の要部ブロック構戊図。 第２図は本発明一実施例の回路構虞図。 第３図は本発明一実施例の動作説明図。 第４図は従来装置の動作説明図。 １．２　　　　センサー 光・電変換回路 光・電変換およびバイアス回路 比較回路 入カクランプ回路 出力制御回路 センサー切断検出回路

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、縫製物の有無を検出する第一のセンサーと、 前記第一のセンサーの近くに前記縫製物に覆われること
   がない様に配置された前記第一のセンサーと同一特性の
   外光の照度を検出する第二のセンサーと、 前記第二のセンサーの出力に所定のバイアス電圧を付加
   する第一の手段と、 前記第一のセンサーの出力と前記第一の手段の出力とを
   比較して縫製物の有無を検出する第二の手段と、 を備えることを特徴とする縫製物検出装置。 ２、前記第一のセンサーの不良を検出する手段と、 前記検出する手段からの検出出力がある場合は前記第二
   の手段の出力を無効にする手段と、を更に備えたことを
   特徴とする請求項１に記載の縫製物検出装置。 ３、前記センサーがＣｄＳで構成されたことを特徴とす
   る請求項１または２に記載の縫製物検出装置。