JPH0329648Y2 - - Google Patents

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JPH0329648Y2
JPH0329648Y2 JP1984181669U JP18166984U JPH0329648Y2 JP H0329648 Y2 JPH0329648 Y2 JP H0329648Y2 JP 1984181669 U JP1984181669 U JP 1984181669U JP 18166984 U JP18166984 U JP 18166984U JP H0329648 Y2 JPH0329648 Y2 JP H0329648Y2
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JP
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elastic body
elastic
valve body
valve
opening
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JP1984181669U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば自動車内燃機関用潤滑油過
器に用いられる精度が要求される逃がし弁に適用
する弁装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来公知のこの種の弁装置としては、例えば実
公昭56−52897号公報に記載されたものがある。
これは、第9図に示す如く、板状弾性体2を有
し、この弾性体2と弁体3とを過体1の端板1
cを介してリベツト4等にて固設し、前記弾性体
2に弾性力を与えることにより、開弁時の圧力を
調整、設定するものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記、従来のものは、弾性体2の弾性力を調整
するため、中途で折り曲げ「コ」の字状に形成し
てあるが、ばね定数の調整を行うには弾性体の長
さを長くする必要があり、大型化となつて実用さ
れていない。また、板状弾性体の長手方向(第9
図bの左右方向)に対しては、強い拘束力がある
ものの、横手方向(第9図bの上下方向)には、
拘束力がほとんどないため、振動などの条件が加
わつた場合、弁体3と端板1cとに〓間が発生
し、シール不良を招く恐れがある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案では、開口部を有したベース部材と、少
なくともベース部材の開口部を閉鎖可能とする大
きさを有する弁体と、中央部において、弁体の略
中央部と固着されるとともに、略中央部の周りを
囲むように配置された腕部が一体成形された平板
状の弾性体とからなり、ベース部材の開口部を境
にしてベース部材の一方側および他方側をそれぞ
れ弾性体および弁体を配置することにより、弾性
体の弾性変形体による反発力が生じることによつ
て、弁体がベース部材の開口部に圧接する弁装置
である。
〔作用〕
本考案においては、弾性体の腕部が中心部の周
りを囲むように位置している構成であるため、弾
性体のばね定数を調整するには腕部の数を増減し
たり、あるいは腕部の肉厚を増減することで対処
できる。
また、弁体と弾性体とが中心部において固定し
て弾性体の腕部を弾性変形させて弁体を開口部に
圧接させているので、該腕部および中心部を有し
た弾性体は弁体を開閉する動き以外の動きを防止
される。
〔考案の効果〕
このように本考案によれば、従来のように弾性
体の長さを長くしてばね定数を調整する必要がな
いので、従来のコ字形状の弾性体に比べて小型で
あるという効果がある。
また、弾性体は弁体を開閉する動き以外の動き
が防止されるため、、弁体のシール不良をなくす
ことができるという効果がある。
さらに、弾性体の弾性変形による反発力が生じ
ることによつて、弁体がベース部材の開口部に圧
接する構成としたので、例え、弾性体の弾性力の
精度が要求されたとしても、弾性体の弾性力の調
整を、弾性体の構成を変えるのみで成すことがで
き、弾性力の調整を容易にすることができるとい
う効果がある。
〔実施例〕
本考案の一実施例では、第1図に示す平板状の
弾性体5を使用する。この弾性体5は、環状の外
周部5a、弧状の腕部5b、および中心部5cを
一体成形して成る。なお、各部の間には〓間が設
けてある。弾性体5の中心部5cに上下方向に力
が作用した場合、中心部5cが上下に動く。な
お、腕部5bの長さが固定されているため回転運
動を伴なう。これにより、全体としては、ばねの
働きをする。なお、ばね定数の設定としては、腕
部5bの長さ、その数、厚さにより、容易に可能
である。ただし、安定性のため、腕の数としては
3ケ以上が望ましい。
第2図、第3図に示す如く、弾性体5は、ベー
ス部材としての端板1cの開口部1caを境に該
開口部1caの一方側に配置され、該開口部1ca
の他方側に配置された弁体3に固定されている。
該弁体3は突起部3aを有しており、この突起部
3aを変形させて弾性体5と固設するものとす
る。この時、弾性体5は、強制変位を与えられる
ため、弾性反力を生じる。この弾性反力が、閉弁
圧となるる。また、この弾性体反力によるつて弁
体3は、端板1cの環状リブ1cbに圧接する。
なお、弾性体5は端板1cの凹部1cd内に収容
される。
なお、上記弁体3の開弁圧は上記リブ1cbの
高さ寸法によつて調整できる。
第2図において、上方(矢印方向)より、液体
の圧力がかかる。この圧力が、弾性体5の弾性反
力より大きくなると、弾性体5が押し下げられ、
弁体3も下がり第4図に示す如く開弁状態とな
る。
第5図に上記実施例の弁装置を用いたスピンオ
ン型オイルフイルタを示す。濾過エレメント10
はスプリング11によつて位置を固定されてい
る。
油の入口12と出口13とを有する底板14の
外周はケース15と巻締めによりシルされてい
る。油は、入口12から入り、濾過エレメント1
0を通り、中心円筒16の内側を通り、出口13
に至る。濾過エレメント目詰まり時等所定以上の
差圧が発生した場合には、油の一部は、濾過エレ
メント10は通らず、弁装置6を通る。なお、油
の逆流を防ぐために、チエツクバルブ17が設け
てあり、機関取付時のシールを確保するために、
ガスケツト18も設けてある。
本考案の他の実施例を第6図に示す。本例は、
前記実施例の弾性体5の外周部5aを廃止したも
のであり、弾性体5の変形時の回転運動を止め、
かつ、ばね定数低減を目的としたものである。
また、弁体3は突起部3aを有する必要はな
く、弾性体5との固定はリベツト等を用いてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である弁装置の弾性
体を示す斜視図、第2図は本考案装置の一実施例
を示す断面図で、第3図のA−A断面図、第3図
は本考案装置の一実施例を示す斜視図、第4図は
本考案装置の作動説明に供する断面図、第5図は
本考案装置を適用した油過器を示す断面図、第
6図は本考案の他の実施例を示す図、第7図a,
bは従来例を示す断面図および平面図である。 1c…端板、1ca…開口部、3…弁体、5…
弾性体、5b…腕部、5c…中心部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 開口部を有したベース部材と、 少なくとも該ベース部材の前記開口部を閉鎖可
    能とする大きさを有する弁体と、 略中央部において、該弁体の略中央部と固着さ
    れるとともに、前記略中央部の周りを囲むように
    配置された腕部が一体成形された平板状の弾性体
    とからなり、 前記ベース部材の前記開口部を境にして前記ベ
    ース部材の一方側および他方側をそれぞれ前記弾
    性体および前記弁体を配置することにより、前記
    弾性体の弾性変形による反発力が生じることによ
    つて、前記弁体が前記ベース部材の開口部に圧接
    することを特徴とする弁装置。
JP1984181669U 1984-11-29 1984-11-29 Expired JPH0329648Y2 (ja)

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JP1984181669U JPH0329648Y2 (ja) 1984-11-29 1984-11-29

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JP1984181669U JPH0329648Y2 (ja) 1984-11-29 1984-11-29

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JPS6196057U JPS6196057U (ja) 1986-06-20
JPH0329648Y2 true JPH0329648Y2 (ja) 1991-06-24

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5552897U (ja) * 1978-10-04 1980-04-09
JPS5552897A (en) * 1978-10-11 1980-04-17 Eaton Corp Lift track control

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5043982U (ja) * 1973-08-16 1975-05-02

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5552897U (ja) * 1978-10-04 1980-04-09
JPS5552897A (en) * 1978-10-11 1980-04-17 Eaton Corp Lift track control

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Publication number Publication date
JPS6196057U (ja) 1986-06-20

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