JPH03295889A - 半導体単結晶およびその製造方法 - Google Patents
半導体単結晶およびその製造方法Info
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- JPH03295889A JPH03295889A JP9584590A JP9584590A JPH03295889A JP H03295889 A JPH03295889 A JP H03295889A JP 9584590 A JP9584590 A JP 9584590A JP 9584590 A JP9584590 A JP 9584590A JP H03295889 A JPH03295889 A JP H03295889A
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Landscapes
- Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野コ
本発明は均質な半導体単結晶およびその成長方法に係わ
り、特に結晶成長中のマクロステップの発生を抑制する
ことによる、均一性に優れた品質の半導体単結晶にかか
わるものである。
り、特に結晶成長中のマクロステップの発生を抑制する
ことによる、均一性に優れた品質の半導体単結晶にかか
わるものである。
[従来の技術]
半導体単結晶は各種電子デバイスの基礎材料として重用
され、集積回路や発光素子は半導体単結晶基板の上にさ
らに各種の単結晶薄膜を堆積させて様々な機能を発揮さ
せている。これら単結晶は種結晶や単結晶基板を元にし
て各種の結晶成長法て造られている。たとえば単結晶イ
ンゴットは原料融液からチョクラルスキー法(CZ法)
等の融液成長法て造られ、単結晶薄膜は液相成長法(L
PE法)等の溶液成長法によって造られる。
され、集積回路や発光素子は半導体単結晶基板の上にさ
らに各種の単結晶薄膜を堆積させて様々な機能を発揮さ
せている。これら単結晶は種結晶や単結晶基板を元にし
て各種の結晶成長法て造られている。たとえば単結晶イ
ンゴットは原料融液からチョクラルスキー法(CZ法)
等の融液成長法て造られ、単結晶薄膜は液相成長法(L
PE法)等の溶液成長法によって造られる。
融液成長や溶液成長させた半導体結晶表面には、一般に
マクロステップと呼ばれる波状の表面構造か形成される
。この発生メカニズムについては従来より研究か行なわ
れ、ステップ形状の近傍ては溶質の拡散現象によって、
界面過飽和度の分布か生しるためにマクロステップか形
成され、形成されたマクロステップは結晶成長の異方性
と Gibbs−Tho■son効果により定常的な形
に維持されることか分かっている。即ち、マクロステッ
プは成長力イネティックスと形態不安定性による極めて
自然な現象であり、従来の結晶成長方法てはその発生を
抑制できなかった。
マクロステップと呼ばれる波状の表面構造か形成される
。この発生メカニズムについては従来より研究か行なわ
れ、ステップ形状の近傍ては溶質の拡散現象によって、
界面過飽和度の分布か生しるためにマクロステップか形
成され、形成されたマクロステップは結晶成長の異方性
と Gibbs−Tho■son効果により定常的な形
に維持されることか分かっている。即ち、マクロステッ
プは成長力イネティックスと形態不安定性による極めて
自然な現象であり、従来の結晶成長方法てはその発生を
抑制できなかった。
[発明か解決しようとする課題]
マクロステップは微視的には第2図に示すような形状を
している。第2図において折れ線abの上部34か融液
(または溶液)部てあり、折れ線abの下部33か成長
結晶部である。折れ線abは固液界面であり、上面部2
1と下面部23をトレッド、段部22をライザーと呼ぶ
、結晶成長過程においてマクロステップはこの形を保っ
たまま第2図において上方に向ワて成長するわけである
か、ライザ一部はトレッド部に比べて原子ステップ密度
か大きいため、原子ステップの水平移動速度はトレッド
部のほうかライザ一部に比べて著しく大きい。
している。第2図において折れ線abの上部34か融液
(または溶液)部てあり、折れ線abの下部33か成長
結晶部である。折れ線abは固液界面であり、上面部2
1と下面部23をトレッド、段部22をライザーと呼ぶ
、結晶成長過程においてマクロステップはこの形を保っ
たまま第2図において上方に向ワて成長するわけである
か、ライザ一部はトレッド部に比べて原子ステップ密度
か大きいため、原子ステップの水平移動速度はトレッド
部のほうかライザ一部に比べて著しく大きい。
そのためたとえば偏析係数か1よりも小さい不純物原子
の場合、トレッド部ては吐き出される余裕がなく結晶内
に取り込まれるため、トレ・ント部かライザ一部より高
い不純物濃度となる。また偏析係数かlよりも大きい場
合にはその逆にトレッド部て不純物濃度か低くなる。従
って、ライザ一部の結晶成長の軌跡にしたかって不純物
の低い(あるいは高い)領域か形成される。これは結晶
断面の観察の際、第2図の24.26のトレ・ント部か
ら成長した結晶部分と25のライザ一部から成長した部
分の結晶格子か異なることから帯状(あるいは縞状)に
見える。この部分は対流によるゆらぎに起因する第1種
ストリエーションと区別して、第2種ストリエーション
と呼ばれるものである。つまり、マクロステップか存在
するかぎり原理的に結晶成長時に取込まれる不純物の濃
度か結晶内てはばらつくことになり、不純物の濃度分布
である第2種ストリエーションか生ずるわけである。そ
してこの不純物濃度の分布は、たとえば不純物か発光デ
バイスにおける発光中心となるものであるならば、発光
強度や色調のばらつきの原因となり、また不純物か電子
デバイスにおけるトナーやアクセプターとなるものてあ
れば、電気特性のばらつきの原因となる。したかって均
一性を高め結晶性を向上させるためには、マクロステッ
プの発生を抑制することか肝要である。
の場合、トレッド部ては吐き出される余裕がなく結晶内
に取り込まれるため、トレ・ント部かライザ一部より高
い不純物濃度となる。また偏析係数かlよりも大きい場
合にはその逆にトレッド部て不純物濃度か低くなる。従
って、ライザ一部の結晶成長の軌跡にしたかって不純物
の低い(あるいは高い)領域か形成される。これは結晶
断面の観察の際、第2図の24.26のトレ・ント部か
ら成長した結晶部分と25のライザ一部から成長した部
分の結晶格子か異なることから帯状(あるいは縞状)に
見える。この部分は対流によるゆらぎに起因する第1種
ストリエーションと区別して、第2種ストリエーション
と呼ばれるものである。つまり、マクロステップか存在
するかぎり原理的に結晶成長時に取込まれる不純物の濃
度か結晶内てはばらつくことになり、不純物の濃度分布
である第2種ストリエーションか生ずるわけである。そ
してこの不純物濃度の分布は、たとえば不純物か発光デ
バイスにおける発光中心となるものであるならば、発光
強度や色調のばらつきの原因となり、また不純物か電子
デバイスにおけるトナーやアクセプターとなるものてあ
れば、電気特性のばらつきの原因となる。したかって均
一性を高め結晶性を向上させるためには、マクロステッ
プの発生を抑制することか肝要である。
[課題を解決するための手段]
われわれはこの問題を解決するために、結晶成長理論に
立ち帰って観察した結果、結晶成長界面に結晶側より溶
液(融液)側が高くなるような温度勾配を付け、温度か
異なることによる飽和溶解度の差によってマクロステッ
プ近傍の界面過飽和度の分布を打消すことにより、マク
ロステップの発生が抑制できると考え、実験により検証
した。
立ち帰って観察した結果、結晶成長界面に結晶側より溶
液(融液)側が高くなるような温度勾配を付け、温度か
異なることによる飽和溶解度の差によってマクロステッ
プ近傍の界面過飽和度の分布を打消すことにより、マク
ロステップの発生が抑制できると考え、実験により検証
した。
我々はこの理論を検証するために次の実験をした。
地球上では重力の影響により溶液(融液)の対流か起こ
りやすいため、本発明の目的を果たす実験を行なうこと
か難しいと予想し、宇宙空間の微小重力下て実験を行な
った。
りやすいため、本発明の目的を果たす実験を行なうこと
か難しいと予想し、宇宙空間の微小重力下て実験を行な
った。
結晶成長方法はT HM (traveling he
atermethod )を用いた。第3図にその装置
を示す。
atermethod )を用いた。第3図にその装置
を示す。
図において加熱部は楕円形の鏡31と、その焦点の一つ
に置かれた赤外線ランプ32により構成され、もう一方
の焦点には試料となる半導体単結晶33〜35を配置す
る。試料は棒状の形をし、装置の中実軸方向に置かれ軸
方向の移動及回転か可能な構造となっている。ランプに
よる加熱を行なった場合の中実軸方向の温度分布を第4
図に示す。楕円の焦点距離を調節することにより、この
図のように融液部34を最高温度として軸方向に温度分
布を付けることか可能てあり、それにより結晶成長界面
近傍に温度差を設けることかできるようになっている。
に置かれた赤外線ランプ32により構成され、もう一方
の焦点には試料となる半導体単結晶33〜35を配置す
る。試料は棒状の形をし、装置の中実軸方向に置かれ軸
方向の移動及回転か可能な構造となっている。ランプに
よる加熱を行なった場合の中実軸方向の温度分布を第4
図に示す。楕円の焦点距離を調節することにより、この
図のように融液部34を最高温度として軸方向に温度分
布を付けることか可能てあり、それにより結晶成長界面
近傍に温度差を設けることかできるようになっている。
結晶成長実験の手順は以下のとおりである。
半導体結晶はInPを用いた。ランプて加熱した状態を
第3図に示す。図中て33はシートとなるInP単結晶
、34は(In+P)の融液、35はソースとなる l
nP単結晶である。この実験てはソース単結晶を一旦溶
かした後再結晶させることを試みた。
第3図に示す。図中て33はシートとなるInP単結晶
、34は(In+P)の融液、35はソースとなる l
nP単結晶である。この実験てはソース単結晶を一旦溶
かした後再結晶させることを試みた。
このとき(In+P)融液34の部分は最高温度700
’Cに保たれ、この融液にlnP単結晶か接し平衡状
態になっている。この状態てシード33〜ソース35の
全体を矢印方向36に移動させ、さらにシート単結晶3
3は4回/分の程度の低速て回転させる。このとき融液
34のソース結晶35側てはInPか融液中に溶解し、
逆にシート結晶33側ては InPかシート単結晶33
上に成長する。シード単結晶33を回転させるのは、後
述するように第1種のストリエーションにより正確な結
晶成長速度を得るためである。
’Cに保たれ、この融液にlnP単結晶か接し平衡状
態になっている。この状態てシード33〜ソース35の
全体を矢印方向36に移動させ、さらにシート単結晶3
3は4回/分の程度の低速て回転させる。このとき融液
34のソース結晶35側てはInPか融液中に溶解し、
逆にシート結晶33側ては InPかシート単結晶33
上に成長する。シード単結晶33を回転させるのは、後
述するように第1種のストリエーションにより正確な結
晶成長速度を得るためである。
以上の実験を炉の設定温度を変えて結晶成長界面の温度
勾配を変え、結晶の移動速度を変えた条件で行ない、結
果を比較した。
勾配を変え、結晶の移動速度を変えた条件で行ない、結
果を比較した。
このようにして作成したInP単結晶の縦方向の断面の
エツチング後の模式図を第5図に示す。第5図ては細か
い周期の第1種ストリエーション41か見られる。これ
は微小な成長条件の揺らぎに起因するものてあり、l木
かシート結晶の1回転に対応している。そのためこの第
1種ストリエーションは結晶成長時の結晶表面状態を表
わしている。
エツチング後の模式図を第5図に示す。第5図ては細か
い周期の第1種ストリエーション41か見られる。これ
は微小な成長条件の揺らぎに起因するものてあり、l木
かシート結晶の1回転に対応している。そのためこの第
1種ストリエーションは結晶成長時の結晶表面状態を表
わしている。
また、結晶は一定速度て回転しているため、このストリ
エーションの間隔を測定することにより、結晶成長速度
を正確に知ることかてきる。
エーションの間隔を測定することにより、結晶成長速度
を正確に知ることかてきる。
第5図のAの部分は結晶成長速度の早い部分であり、第
1種ストリエーションの間隔は広い、この第1種ストリ
エーションをたどればわかるようにマクロステップ42
か存在し、そのライザ一部の軌跡には第2種のストリエ
ーション43か見られ、不純物の濃度に分布かあること
を示している。しかるに、第5図のBの部分は成長速度
か遅い部分であるが、この部分ては第1種ストリエーシ
ョン41の間隔は狭くはほぼ直線てあり、マクロステッ
プ42は見られない。AとBの部分の境界を見ると結晶
成長速度が遅くなることにより、マクロステップ42か
無くなっていき、第2種ストリエーション43が消失し
ているのか分かる。このように結晶の断面のストリエー
ションを詳細に観察することによって、マクロステップ
の発生を完全に抑えることかてきる条件を求めることか
てきる。以上の実験を繰返し、マクロステップか発生し
ない結晶成長速度と温度勾配との関係を調査した。
1種ストリエーションの間隔は広い、この第1種ストリ
エーションをたどればわかるようにマクロステップ42
か存在し、そのライザ一部の軌跡には第2種のストリエ
ーション43か見られ、不純物の濃度に分布かあること
を示している。しかるに、第5図のBの部分は成長速度
か遅い部分であるが、この部分ては第1種ストリエーシ
ョン41の間隔は狭くはほぼ直線てあり、マクロステッ
プ42は見られない。AとBの部分の境界を見ると結晶
成長速度が遅くなることにより、マクロステップ42か
無くなっていき、第2種ストリエーション43が消失し
ているのか分かる。このように結晶の断面のストリエー
ションを詳細に観察することによって、マクロステップ
の発生を完全に抑えることかてきる条件を求めることか
てきる。以上の実験を繰返し、マクロステップか発生し
ない結晶成長速度と温度勾配との関係を調査した。
この条件を結晶成長速度:X 4m/分(横軸)と温
度勾配 Y ’C/ c m (縦軸)との関係にま
とめて図示したのか第1図である。たとえばInPて融
液部の最高温度か700°Cの場合1図中の2点(3I
Lm1分、 9℃/ c m )およびQ点(0,3u
−m/分、l″C/ c m )てはマクロステップは
発生しない。第1UAの12て示した Y≧X の領域
ては7クロステツプは発生せず、第2種ストリエーショ
ンの発生を完全に抑制てきるといえる。
度勾配 Y ’C/ c m (縦軸)との関係にま
とめて図示したのか第1図である。たとえばInPて融
液部の最高温度か700°Cの場合1図中の2点(3I
Lm1分、 9℃/ c m )およびQ点(0,3u
−m/分、l″C/ c m )てはマクロステップは
発生しない。第1UAの12て示した Y≧X の領域
ては7クロステツプは発生せず、第2種ストリエーショ
ンの発生を完全に抑制てきるといえる。
同一温度勾配てこれより結晶成長速度か早い第1図13
で示した領域の場合には、マクロステップか発生する。
で示した領域の場合には、マクロステップか発生する。
マクロステップの発生を完全に抑制するに、より好まし
くは ¥≧3X(第1図、直線14の上側)を満足する
条件で成長させるのか好ましい。このことは結晶成長速
度か早い場合にマクロステップか安定的に存在するため
に、より大きな過飽和度差が必要であるという結晶成長
の理論と符合する。
くは ¥≧3X(第1図、直線14の上側)を満足する
条件で成長させるのか好ましい。このことは結晶成長速
度か早い場合にマクロステップか安定的に存在するため
に、より大きな過飽和度差が必要であるという結晶成長
の理論と符合する。
本実験は宇宙空間の微小重力下て行なわれたものである
か、この理論は結晶成長速度と温度勾配のみに依存し1
重力の有無とは無関係であるから重力の働く地上ての結
晶成長の場合ても有効である。但し1本発明の効果を最
も有効に発揮させるためには対流を抑えた条件下て結晶
成長を行なうことか望ましい。そのためには例えば磁場
を印加すること等溶液や融液の対流を抑える方法を利用
することか望ましい。
か、この理論は結晶成長速度と温度勾配のみに依存し1
重力の有無とは無関係であるから重力の働く地上ての結
晶成長の場合ても有効である。但し1本発明の効果を最
も有効に発揮させるためには対流を抑えた条件下て結晶
成長を行なうことか望ましい。そのためには例えば磁場
を印加すること等溶液や融液の対流を抑える方法を利用
することか望ましい。
本発明の方法て固液界面近傍の温度勾配を制御するには
、周囲に配置する発熱体の温度分布を調節したり、溶液
の量(Inメタルの高さ)を変えたりする手段を用いる
。本発明の単結晶を得るにはまづ使用する装置による温
度勾配を正確に測定した後、臨界成長速度よりもゆっく
りした成長速度を選択して結晶成長させれば良い。
、周囲に配置する発熱体の温度分布を調節したり、溶液
の量(Inメタルの高さ)を変えたりする手段を用いる
。本発明の単結晶を得るにはまづ使用する装置による温
度勾配を正確に測定した後、臨界成長速度よりもゆっく
りした成長速度を選択して結晶成長させれば良い。
また、今回はlnPの融液結晶成長の例を示したか液相
エピタキシャル成長などの溶液結晶成長ても全く同し論
理により本発明の有効性か発揮される。また、 InP
以外の半導体結晶、たとえばGaPやGaAs等の他の
化合物半導体やGa、 Si等の元素半導体ても同様に
成り立つことは当然である。
エピタキシャル成長などの溶液結晶成長ても全く同し論
理により本発明の有効性か発揮される。また、 InP
以外の半導体結晶、たとえばGaPやGaAs等の他の
化合物半導体やGa、 Si等の元素半導体ても同様に
成り立つことは当然である。
[作用]
前述のとおり、マクロステップは第2図に示すような形
状をしている。このような形状が安定して存在するため
には、Gibbs−Tho■son効果の帰結として、
凸形であるマクロステップの上端部のAては界面過飽和
度か高く、凹部であるマクロステップの下端部Bては界
面過飽和度か低くなるように過飽和度差△Cが存在しな
ければならない。
状をしている。このような形状が安定して存在するため
には、Gibbs−Tho■son効果の帰結として、
凸形であるマクロステップの上端部のAては界面過飽和
度か高く、凹部であるマクロステップの下端部Bては界
面過飽和度か低くなるように過飽和度差△Cが存在しな
ければならない。
通常の結晶成長ては拡散現象によりこのような界面過飽
和分布か存在しているため、マクロステップか安定的に
存在するわけである。
和分布か存在しているため、マクロステップか安定的に
存在するわけである。
しかるに、溶解度は温度の関数てあり、温度が高くなる
ほど固相と液相が平楠となる飽和溶解度は大きくなる。
ほど固相と液相が平楠となる飽和溶解度は大きくなる。
そこて結晶成長界面に温度勾配を設け、A部をB部より
も高温にすることによってA部の飽和溶解度を上げ、上
記の過飽和差△Cを打消すことにより、マクロステップ
の形態が不安定となり、消滅させることがてきると考え
られる。
も高温にすることによってA部の飽和溶解度を上げ、上
記の過飽和差△Cを打消すことにより、マクロステップ
の形態が不安定となり、消滅させることがてきると考え
られる。
このようにマクロステップが存在てきず、従って、第2
種ストリエーションの発生か完全に抑えられる温度勾配
の境界値か存在すると予想した。
種ストリエーションの発生か完全に抑えられる温度勾配
の境界値か存在すると予想した。
[実施例]
第3図に示す装置を用い、 THM (traveli
ngheater method )により InP単
結晶を製造した。
ngheater method )により InP単
結晶を製造した。
ソースとしてはSをドープした第2種ストリエーション
を有する InP単結晶を用いた。
を有する InP単結晶を用いた。
融液部の最高温度は700°Cとし、固液界面近傍の温
度勾配は 8℃/ c m、結晶成長速度は 2μm
1分とした。シート結晶は毎分4回転の割合いて回転さ
せた。このようにして得られたInP単結晶から、厚さ
0.2−■のミラーウェー八を切り出し、表面を観察し
たか第2種ストリエーションの発生は認められなかった
。また、S不純物はウェーハ全面にわたって4x 10
110l8’±1%以下のレベルて均一に分布しており
、通常のマクロステップ内(第2種ストリエーション部
)て3X1015C11−3、マクロステップ外て4X
10110l8”と20〜30%程度の差かあるのに
比較して、著しく均一性か向上した。
度勾配は 8℃/ c m、結晶成長速度は 2μm
1分とした。シート結晶は毎分4回転の割合いて回転さ
せた。このようにして得られたInP単結晶から、厚さ
0.2−■のミラーウェー八を切り出し、表面を観察し
たか第2種ストリエーションの発生は認められなかった
。また、S不純物はウェーハ全面にわたって4x 10
110l8’±1%以下のレベルて均一に分布しており
、通常のマクロステップ内(第2種ストリエーション部
)て3X1015C11−3、マクロステップ外て4X
10110l8”と20〜30%程度の差かあるのに
比較して、著しく均一性か向上した。
[効果]
マクロステップの発生を抑えることにより、不純物の不
均一な分布である第2種のストリエーションな完全に消
失させる結果、均一性に優れた半導体単結晶を得ること
かてきる0本発明により得られる半導体単結晶を用いて
半導体デバイスを作成すれば、その光特性や電気特性の
均一性を著しく向1させることかてきる。
均一な分布である第2種のストリエーションな完全に消
失させる結果、均一性に優れた半導体単結晶を得ること
かてきる0本発明により得られる半導体単結晶を用いて
半導体デバイスを作成すれば、その光特性や電気特性の
均一性を著しく向1させることかてきる。
第1図は結晶成長速度と温度勾配との関係を示す図、第
2図はマクロステップの微視的形状を示す図、第3図は
実施例て用いた装置の概念図、第4図は結晶成長界面近
傍の温度分布を示す図、第5図は本発明の単結晶の断面
を示す図である。 11・・・・・ 12・・・・・ 13・・・・・ 21・・・・・ 22・・・・・ 23・・・・・ マクロステップの発生を抑えること かてきる境界条件 マクロステップが発生しない領域 マクロステップが発生する領域 上面トレッド部 ライザ一部 下面トレッド部 24.26・・・・・・・トレウト部より成長した結晶
25・・・・・ライザ一部より成長した結晶てあり第2
種ストリエーションの部分 31・・・・・回転楕円面鏡 32・・・・・赤外線ランプ 33・・・・・シート単結晶 34・・・・・溶液 35・・・・・ソース単結晶 36・・・・・結晶駆動方向 37・・・・・赤外線 41・・・・・第1種ストリエーションの部分42・・
・拳・マクロステップ
2図はマクロステップの微視的形状を示す図、第3図は
実施例て用いた装置の概念図、第4図は結晶成長界面近
傍の温度分布を示す図、第5図は本発明の単結晶の断面
を示す図である。 11・・・・・ 12・・・・・ 13・・・・・ 21・・・・・ 22・・・・・ 23・・・・・ マクロステップの発生を抑えること かてきる境界条件 マクロステップが発生しない領域 マクロステップが発生する領域 上面トレッド部 ライザ一部 下面トレッド部 24.26・・・・・・・トレウト部より成長した結晶
25・・・・・ライザ一部より成長した結晶てあり第2
種ストリエーションの部分 31・・・・・回転楕円面鏡 32・・・・・赤外線ランプ 33・・・・・シート単結晶 34・・・・・溶液 35・・・・・ソース単結晶 36・・・・・結晶駆動方向 37・・・・・赤外線 41・・・・・第1種ストリエーションの部分42・・
・拳・マクロステップ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)第2種ストリエーションを含まないことを特徴とす
る半導体単結晶。 2)融液または溶液より半導体単結を成長させるに際し
て、結晶成長速度をX(μm/分)、結晶表面における
温度勾配をY(℃/cm)としたときに、XとYとの関
係がY≧Xを満たす結晶成長速度と温度勾配の条件下で
結晶成長を行なうことを特徴とする半導体単結晶の製造
方法。 3)結晶成長を微小重力下で行なうことを特徴とする請
求項第2項記載の半導体単結の製造方法。 4)結晶成長を磁場印加中で行なうことを特徴とする請
求項第2項記載の半導体単結の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2095845A JP2579027B2 (ja) | 1990-04-10 | 1990-04-10 | 半導体単結晶およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2095845A JP2579027B2 (ja) | 1990-04-10 | 1990-04-10 | 半導体単結晶およびその製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03295889A true JPH03295889A (ja) | 1991-12-26 |
JP2579027B2 JP2579027B2 (ja) | 1997-02-05 |
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ID=14148713
Family Applications (1)
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JP2095845A Expired - Fee Related JP2579027B2 (ja) | 1990-04-10 | 1990-04-10 | 半導体単結晶およびその製造方法 |
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JP (1) | JP2579027B2 (ja) |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5543435A (en) * | 1978-09-22 | 1980-03-27 | Citizen Watch Co Ltd | Electronic watch |
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-
1990
- 1990-04-10 JP JP2095845A patent/JP2579027B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2579027B2 (ja) | 1997-02-05 |
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