JPH03295616A - 成形金型の気体通過孔用被覆材 - Google Patents

成形金型の気体通過孔用被覆材

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JPH03295616A
JPH03295616A JP2098879A JP9887990A JPH03295616A JP H03295616 A JPH03295616 A JP H03295616A JP 2098879 A JP2098879 A JP 2098879A JP 9887990 A JP9887990 A JP 9887990A JP H03295616 A JPH03295616 A JP H03295616A
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JP
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mold
porous layer
adhesive layer
gas
gas passage
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JP2098879A
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Yukio Ebihara
海老原 幸雄
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、合成樹脂の成形、例えば発泡体成形、射出成
形、圧縮成形に用いられる金型の気体通過孔用の被覆材
に関し、更に詳しくは、発泡体等の成形体の平均成形時
間の大幅な短縮が可能であるとともに、メンテナンスフ
リーで長期の連続使用が可能である合成樹脂成形金型の
気体通過孔用被覆材に関する。
[従来の技術] 例えば、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン
、エチレン−プロピレン共重合体等の発泡体の成形には
、通常は雄型と雌型の二つの金型が用いられる。これら
の金型には、型内に充填された発泡粒子を加熱する蒸気
等の加熱媒体を供給するため、あるいは成形・発泡時に
密閉金型内に発生する二酸化炭素などの気体を金型外に
通過気散させるために、多数の透孔が設けられている。
したがって、気体通過孔としてはかかる透孔を非常に小
さな径とし、これを気体通過孔としてそのまま利用した
金型も使用されているが、一般には、目詰まり除去作業
の効率の点から金型の透孔な比較的大きな径で形成し、
これに取り外し可能で、かつ成形時に発生する気体を金
型の外部に有効に気散させるため直径100〜300μ
m程度の非常に小さな細孔が形成されたコアベンツを嵌
合装着して、該細孔を気体通過孔として利用するものが
使用されている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、上記透孔又はコアベンツの細孔から構成され
る気体通過孔があまり大きなものであると、成形時に成
形材料の一部が金型外部に飛び出したり、また、成形後
の発泡体等の外観が損なわれたりするという問題が生じ
る。
したがって、上記のとおり、気体通過孔となる透孔ある
いはコアベンツの細孔を非常に小さな孔径とする必要が
あり、同一の金型で複数回の発泡体等を成形した場合に
は、発泡体等の成形材料の侵入によって、頻繁に目詰ま
りを生じるという問題がある。コアベンツを利用したも
のであっても、細孔に詰まった樹脂のクリーニング作業
を行なう間、成形作業を停止しなければならず、当然に
生産性の低下を招くことになる。
しかも、このように気体通過孔が目詰まりを生じた場合
には、当然に成形時の蒸気の供給や脱気が不十分となる
ことから成形時間が成形を重ねるたびに長(なってしま
う(平均の成形時間が長くなる)という問題が生じる。
そこで、本発明はかかる問題点を解決し、発泡体等の成
形体の平均成形時間の短縮が可能であるとともに、気体
通過孔のクリーニング作業等のメンテナンスが不要か又
は極めて簡単であり、長期の連続使用が可能である成形
金型の気体通過孔用被覆材を提供することを目的とする
[課題を解決するための手段及び作用]第1の発明にか
かる成形金型の気体通過孔用被覆材は、耐熱性材料から
なる通気性多孔質層と、該通気性多孔質層を接着対象で
ある金型に接着させるため、該通気性多孔質層の一方の
表面に積層形成した接着剤層と、必要に応じて該接着剤
層の表面に付着される離型紙と、から構成されることを
特徴とする。
第2の発明にかかる成形金型の気体通過孔用被覆材は、
耐熱性材料からなる通気性多孔質層と、該通気性多孔質
層を接着対象である金型に接着させるため、該通気性多
孔質層に織り込み配設した合成樹脂からなる繊維状の接
着部材と、から構成されることを特徴とする。
[実施例] 以下、図面に示した実施例に従いさらに詳細に説明する
第1図乃至第5図は、第1の発明にかかる成形金型の気
体通過孔用被覆材(以下、「被覆材」と略称する)の一
実施例を示す。
第1図は、本実施例の被覆材の外観斜視図であり、第2
図は同実施例の被覆材の他の態様を示す外観斜視図であ
る。第3図及び第4図は、本実施例の被覆材の使用説明
図である。第5図は、本実施例の被覆材のさらに他の態
様を示す外観斜視図、である。第1図中、lは被覆材、
2は多孔質層、3は接着剤層、4は離型紙を表し、第3
図中、5は金型の雄型又は雌型のいずれか、6は透孔を
表す。
多孔質層2は耐熱性樹脂から構成され、蒸気等の加熱媒
体や成形・発泡時に発生する気体は通過させるが、発泡
材料等の溶融した樹脂は通過させないように平均孔径が
約lO〜200μm程度の複数の孔を有するものである
多孔質層2を構成する耐熱性樹脂としては、ポリテトラ
フルオロエチレン、ポリクロロトリフルオロエチレン、
ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、テトラフル
オロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、ポ
リアミド、ボリアリレート、ポリスルホン、ポリエーテ
ルスルホン等を用いることができるが、これらの中でも
ポリテトラフルオロエチレンが特に好ましい。
接着剤層3は、本実施例の被覆材lを被接着物たる金型
5に接着させるためのものである。この接着剤層3は、
多孔質層2の一方の面の一部に積層形成される。例えば
、第1図に示すように、多孔質層2の表面に格子状に形
成することができる。また、第2図に示した被覆材l°
のように、接着剤層3を略円形に形成して、多孔質層2
の表面に点状に散在せしめるように設けることもできる
一方、第5図に示したように、被覆材l”を略円板状に
形成してもよい。この場合、多孔質層2を略円板状に形
成すると共に、接着剤層3を接着対象である金型5の透
孔5aの孔径よりも大きな孔径をもって環状に積層形成
する。いずれの場合も接着剤層3により金型の透孔ある
いはコアベンツ6の細孔の塞ぐことをできるだけ避ける
ような位置に形成することが好ましい。
接着剤層3を構成する接着剤としては、接着対象である
金型5あるいはコアベンツ6及び多孔質層2に強固に接
着できるものであれば特に制限されるものではなく、合
成樹脂系、合成ゴム系等種々のものを用いることができ
るが、成形時に加えられる熱に耐え得るような耐熱性の
あるものが好ましい。
離型紙4は、本実施例の被覆材1.1’ 、1”の保存
、取り扱いを容易にするとともに、接着剤層3の金型5
への接着面を保護するためのものである。ただし、離型
紙4と接着層3の結合力は、多孔質層2と接着層3との
結合力よりも小さいことが必要である。
この離型紙4としては、接着剤用の離型紙として通常用
いられるものであれば特に制限されるものではない。
次に、上記実施例にかかる被覆材lの製造方法及び使用
方法の一例について説明する。
まず、シート状の多孔質層2を形成する。この場合、上
記した樹脂材料を公知の一軸又は二軸延伸法により延伸
して形成する。
そして、このシート状の多孔質層2の一方の面に接着剤
層3を形成する。この場合、接着剤層3は、接着剤を所
定の形状、例えば、第1図に示すように格子状、第2図
に示すように点状、あるいは第4図に示すように円環状
に、印刷したり塗布したりすることにより形成すること
ができる。また、両面接着テープ等を該多孔質層2の全
面に対し貼着し、その後、カッターにより該テープに切
込みを入れ、その一部のみを除去するようにしてもよい
なお、第5図に示した円板状の被覆材l°を形成する場
合は、あらかじめ多孔質層2を円形に切断してから接着
剤層3を形成してもよいし、シート状の多孔質層3の表
面に円環状の接着剤層3を形成してから多孔質層3を円
形に切断するようにしてもよい。また、裁断時の刃先の
位置が異なるように配設された2枚のカッター すなわ
ち、深い切り込みを入れることができるカッターと、浅
い切り込みを入れることができるカッターとが並設され
た裁断器を用いて、接着剤層3と多孔質層2とを一回の
裁断作業で同時に所定形状に切断するようにすることも
できる。
最後に、必要に応じて接着剤層3上に離型紙4を付着さ
せる。
このようにして形成された被覆材1.1′は、例えば、
第3図に示すように、発泡粒子供給ロアを除く金型5の
内側表面の全面に貼着される。この場合、離型紙4が付
着されている場合は、まずこれを剥してお(。これによ
り、第4図(a)に示したように気体通過孔たるコアベ
ンツ6の細孔6aを被覆することができる。
また、上記円環状の被覆材l”等により被覆する場合は
、第4図(b)に示したように、各透孔5aに対応させ
て各コアベンツ6の表面に被覆する。
第6図は、第2の発明にかかる成形金型の気体通過孔用
被覆材の一実施例を示す。
すなわち、この被覆材lOは、上記実施例で説明したも
のと同様の多孔質層20に被接着物への接着手段として
、成形時の温度雰囲気下では溶融しないが、それ以上の
所定の温度になると溶融する細い繊維状の例えば共重合
ナイロンからなる合成樹脂製の接着部材30を、経糸、
緯糸として、あるいは図面に示したようにいずれか一方
として多孔質層20に織り込んでなる構造である。
したがって、接着対象である金型5に接着する際は、ア
イロン等により高熱を加えて、接着部材30を溶融させ
て接着する。
この接着部材30は多孔質層20に対し、ミシン等によ
り織り込むことにより配設することができる6また。上
記した実施例と同様、円環状に織り込むことも可能であ
る。
なお、上記本発明の被覆材1.l″  1′″10の厚
さは特に制限されるものではないが、あまり厚すぎると
被覆材1.l’、1”、10が金型5内面から突出して
成形後の発泡体等の外観が損なわれることから、通常は
約5〜200μm、好ましくは30〜100μm程度の
厚みであることが好ましい。あまり薄すぎる場合は、耐
久性の点で問題がある。
また、各構成層の厚さはそれらの働きを損なわない範囲
内で、かつ前記の被覆材1,1゜l”、10が厚くなり
すぎないように適宜調節する。
なお、上記各実施例では、金型5にコアベンツ6を装着
して、該コアベンツ6の気体通過孔たる細孔6aを被覆
する構成について説明したが、金型5の透孔5aを小径
として、これを気体通過孔として利用する場合にも適用
し得ることはいうまでもない。また、コアベンツ6の細
孔6aや金型5の透孔5aの形状が略長方形や正方形等
であっても適用することもできる。
[発明の効果] 本発明の成形金型の気体通過孔用被覆材を用いることに
より、金型による発泡体等の平均成形時間を従来よりも
大幅に短縮することができ、なおかつ、成形品の品質性
を著しく高めることができる。また、金型のクリーニン
グ作業等のメンテナンスをすることな(、連続使用が可
能となるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の成形金型の気体通過孔用被覆材の一
実施例を示す外観斜視図、第2図は同実施例における被
覆材の他の態様を示す外観斜視図、第3図及び第4図は
同実施例の使用状態の説剛固、第5図は同実施例におけ
る被覆材のさらに他の態様を示す外観斜視図、第6図は
本発明の成形金型の気体通過孔用被覆材の他の実施例を
示す外観斜視図、である。 1.1”、l”、10−・・・・・気体通過孔用被覆材
2.20−−・−・多孔質層 3・・・・・・接着剤層 30−−−−−・繊維状の接着部材 4・・・−・離型紙 5・・・・−・金型 5 a −=・透孔 6−−−−−−コアベンツ 6a・・・・・・細孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)耐熱性材料からなる通気性多孔質層と、該通気性
    多孔質層を接着対象である金型に接着させるため、該通
    気性多孔質層の一方の表面に積層形成した接着剤層と、
    必要に応じて該接着剤層の表面に付着される離型紙と、
    から構成されることを特徴とする成形金型の気体通過孔
    用被覆材。
  2. (2)耐熱性材料からなる通気性多孔質層と、該通気性
    多孔質層を接着対象である金型に接着させるため、該通
    気性多孔質層に織り込み配設した合成樹脂からなる繊維
    状の接着部材と、から構成されることを特徴とする成形
    金型の気体通過孔用被覆材。
JP2098879A 1990-04-13 1990-04-13 成形金型の気体通過孔用被覆材 Pending JPH03295616A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0860261A1 (de) * 1997-02-22 1998-08-26 ContiTech Transportbandsysteme GmbH Verfahren zur Herstellung einer elastischen Matte
JP2007501137A (ja) * 2003-08-05 2007-01-25 クリオン アイルランド ホールディング リミテッド 熱可塑性バインダーを含有する通気性立体形状部材の成形

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