JPH0329473Y2 - - Google Patents

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JPH0329473Y2
JPH0329473Y2 JP1983186127U JP18612783U JPH0329473Y2 JP H0329473 Y2 JPH0329473 Y2 JP H0329473Y2 JP 1983186127 U JP1983186127 U JP 1983186127U JP 18612783 U JP18612783 U JP 18612783U JP H0329473 Y2 JPH0329473 Y2 JP H0329473Y2
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JP
Japan
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concrete
truck
batcher plant
dam
conveyor
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JP1983186127U
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JPS6091760U (ja
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  • On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はダム工事用コンクリート供給装置に関
するものである。
従来例の構成とその問題点 従来、ダム工事用コンクリートの供給装置は第
1図に示す構成であつた。すなわち上部の作業場
所1と下部のダム部2との間の斜面3にレール4
を敷設し、このレール4上を走行自在なバケツト
台車(スキツプカー)5とホツパーステーシヨン
6とを設けている。そして作業場所1に、前記バ
ケツト台車5を走行させるための巻上装置7と、
バツチヤープラント8と、このバツチヤープラン
ト8のコンクリートをバケツト台車5に渡すトラ
ンスフアーカー9とが配設されている。このよう
な従来構成においてコンクリートの供給は、バツ
チヤープラント8で作つたコンクリートを、トラ
ンスフアーカー9を介してバケツト台車5に渡
し、そしてバケツト台車5をレール4の案内によ
り斜面3上で下方に走行させてホツパーステーシ
ヨン6上まで搬送し、次いでホツパーステーシヨ
ン6のホツパー受けやホツパーを介してダンプト
ラツク10に載荷することにより行なつており、
その後にダンプトラツク10からダム部2上に打
設されてダム形成に使用されていた。またホツパ
ーステーシヨン6はダム形成に伴つて迫り上げら
れていた。従来では、コンクリートは上述したよ
うに搬送されるため搬送効率が悪く、また乗継回
数が多いためにコンクリートと骨材との分離を起
しやすい。さらにバケツト台車5が、トランスフ
アーカー9からの受け位置とホツパーステーシヨ
ン6の渡し位置との間、すなわちレール4上を数
分に1回往復するために動力量が大きいなどの欠
点があつた。
考案の目的 本考案は、乗継回数を少なくし得ると共に、搬
送距離を短かくし得るダム工事用コンクリート供
給装置を提供することを目的とする。
考案の構成 上記目的を達成するため本考案におけるダム工
事用コンクリート供給装置は、建設するダムの前
面前方で、コンクリート打設開始面と上部作業場
所とにわたつて斜面上にレールを敷設し、このレ
ール上で走行自在な台車を設けると共に、この台
車を走行させる走行駆動装置と、台車を所定位置
で固定可能な固定装置とを設け、前記台車に、バ
ツチヤープラントと、このバツチヤープラントの
下方にトラツク乗入れ部とを設けると共に、この
トラツク乗入れ部とコンクリート打設面との橋渡
しを行うトラツク乗入用アプローチを設け、前記
上部作業場所からこのバツチヤープラントにコン
クリート用原料を供給する原料供給装置を設けて
構成している。
実施例と作用 以下に本考案の一実施例を第2図〜第6図に基
づいて説明する。11は上部の作業場所、12は
コンクリート打設開始面、13は完成されたとき
のダムを示す。前記作業場所11とコンクリート
打設開始面(コンクリート打設面)12とに亘つ
ての斜面14には左右一対のレール15が敷設さ
れ、このレール15の下端はダム13の前面前方
に位置する。レール15の敷設は、斜面14に基
礎16を施工し、この基礎16上にH型鋼などか
らなる受桁17を介して取付けることにより行な
われる。前記受桁17には所定間隔置きに固定用
孔18が形成してある。19は前記レール15上
で走行自在な台車で、複数個の車輪20を介して
前記レール15上に載置され、その上方走行(迫
り上げ)した位置は、ブラケツト21と前記固定
用孔18とに亘つて挿入したピン22により固定
される。前記台車19の上下方向中間部にはトラ
ツク乗入れ部23が形成され、またトラツク乗入
れ部23とコンクリート打設開始面12との橋渡
しを行なうトラツク乗入用アプローチ24を有す
る。25はダンプトラツクを示す。26は前記台
車19を走行させる走行駆動装置で、前記作業場
所11に設置した巻上げ機27と、この巻上げ機
27は巻取られ且つ端部が台車19に結合された
引上げワイヤ28とから構成される。29は前記
台車19上に設置したバツチヤープラントで、そ
の下部のホツパー30はトラツク乗入れ部23の
上部に位置している。なお台車19上には、受取
りコンベヤ31や、この受取りコンベヤ31から
の材料をバツチヤープラント29の上部に渡すバ
ケツトコンベヤ32などが配設してある。前記作
業場所11からバツチヤープラント29にコンク
リート用原料を供給給する原料供給装置が設けら
れる。すなわち、前記レール15間において、そ
の中央にトリツパコンベヤ33を配設し、そして
トリツパコンベヤ33の一側に送水パイプ34を
配設すると共に、他側にセメント輸送用パイプ3
5を配設している。前記トリツパコンベヤ33は
砂、砕石などの骨材を搬送するもので、その搬送
終了部は前記受取りコンベヤ31に接続し、また
搬送開始部は、作業場所11に配設したベルトコ
ンベヤ36を介して骨材貯蔵サイロ37に接続し
ている。前記送水パイプ34の下端はバツチヤー
プラント29に連通し、また上端は作業場所11
側の給水設備(貯水タンクなどで図示せず)に連
通している。前記セメント輸送用パイプ35はパ
イプを空気輸送するもので、その下端はバツチヤ
ープラント29に連通し、また上端は作業場所1
1に配設したセメントサイロ38に連通してい
る。
以下に上記実施例における作用について説明す
る。作業を行なう前に、巻上げ機27の操作によ
つて台車19を下部に位置させてコンクリート打
設開始面12に対するトラツク乗入れ部23のレ
ベル合せを行なうと共に、ピン22の差し込みに
よつて該位置での固定を行なう。コンクリートの
原料である水は、給水設備から送水パイプ34を
通してバツチヤープラント29に供給され、そし
てセメントは、セメントサイロ38からセメント
輸送用パイプ35内を空気輸送されてバツチヤー
プラント29に供給され、さらに骨材は、骨材貯
蔵サイロ37からベルトコンベヤ36に取出さ
れ、トリツパコンベヤ33により下送されたの
ち、受取りコンベヤ31とバケツトコンベヤ32
とを介してバツチヤープラント29に供給され
る。供給された骨材とセメントと水とはバツチヤ
ープラント29において、計量、配合されたのち
混練され、コンクリートとなる。このコンクリー
トはホツパー30からダンプトラツク25に渡さ
れ、そしてダンプトラツク25の走行によつてコ
ンクリート打設開始面12の所定の現場に打設さ
れる。ダム打設高さが高くなると、先ずピン22
を抜き、そして巻上げ機27を作動させて引上げ
ワイヤ28を介して台車19を上昇(迫り上げ)
させ、その後、ピン22を差し込んで該台車19
の固定を行なう。台車19の迫り上げにより両パ
イプ34,35はたるみ状になるが、これは両パ
イプ34,35を短縮すればよい。また骨材の搬
送は、トリツパコンベヤ33を使用していること
から、その投入位置が変化することにより支障な
く行なえる。そしてまた、レール15や受桁17
はコンクリートに埋め込まれることがないので、
コンクリート打設後の作業用にも利用することが
でき、また取り外して再利用することもできる。
上述した手順はダムコンクリート打設完了まで
繰り返される。
前記トリツパコンベヤ33は通常のベルトコン
ベヤに変えることができ、この場合には、迫り上
げ高さに応じて該ベルトコンベヤは短縮される。
台車19側の迫り上げ重量を軽くするために、
水を除いたコンクリート原料を上部の作業場所1
1で計量、配合し、そして該原料を原料供給装置
(コンベヤなど)で搬送し、台車19上では混練
のみを行なう形式も可能である。
上記実施例では、走行駆動装置26として巻上
げ機27などを使用したが、これは第7図に示す
ように、一端が台車19に取付けられ且つ他端が
ピン39を介して受桁17側に連結離脱自在なジ
ヤツキ40を使用して迫り上げることも可能であ
る。この場合、ジヤツキ40の1ストローク毎に
ピン39を差し換えて行くものである。
考案の効果 上記構成の本考案によると次のような効果を期
待できる。すなわち、ダンプトラツクの真上でバ
ツチヤープラントにおいてコンクリートを製造す
るので、コンクリートの運搬距離を短かくして搬
送効率を極めて良いものにでき、またコンクリー
トの乗り継き回数を少なくし得て骨材の分離を少
なくでき、さらに運搬の動力量も少なくできる。
さらにまた、レールがコンクリート内に埋殺され
ることがないので、レールや台車をコンクリート
打設後の作業に利用でき、また取外して再利用可
能で経済的である。また、ダンプトラツクによる
コンクリートの受取りは、台車のトラツク乗入れ
部とトラツク乗入用アプローチを介して行われる
ので、従来手間のかかるコンクリート受取部分に
おけるコンクリート打設も不要となり、効率的な
コンクリート搬送が行える。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す斜視図、第2図〜第6図
は本考案の一実施例を示し、第2図は平面図、第
3図は第2図における−矢視図、第4図は同
−矢視図、第5図は要部の正面図、第6図は
同平面図、第7図は本考案の別の実施例を示す要
部の正面図である。 11……作業場所、12……コンクリート打設
開始面、14……斜面、15……レール、17…
…受桁、18……固定用孔、19……台車、21
……ブラケツト、22……ピン、23……トラツ
ク乗入れ部、24……トラツク乗入用アプロー
チ、25……ダンプトラツク、26……走行駆動
装置、29……バツチヤープラント、31……受
取りコンベヤ、32……バケツトコンベヤ、33
……トリツパコンベヤ、34……送水パイプ、3
5……セメント輸送用パイプ、37……骨材貯蔵
サイロ、38……セメントサイロ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 建設するダムの前面前方で、コンクリート打設
    開始面と上部作業場所とにわたつて斜面上にレー
    ルを敷設し、このレール上で走行自在な台車を設
    けると共に、この台車を走行させる走行駆動装置
    と、台車を所定位置で固定可能な固定装置とを設
    け、前記台車に、バツチヤープラントと、このバ
    ツチヤープラントの下方にトラツク乗入れ部とを
    設けると共に、このトラツク乗入れ部とコンクリ
    ート打設面との橋渡しを行うトラツク乗入用アプ
    ローチを設け、前記上部作業場所からこのバツチ
    ヤープラントにコンクリート用原料を供給する原
    料供給装置を設けたことを特徴とするダム工事用
    コンクリート供給装置。
JP18612783U 1983-11-30 1983-11-30 ダム工事用コンクリ−ト供給装置 Granted JPS6091760U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18612783U JPS6091760U (ja) 1983-11-30 1983-11-30 ダム工事用コンクリ−ト供給装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18612783U JPS6091760U (ja) 1983-11-30 1983-11-30 ダム工事用コンクリ−ト供給装置

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Publication Number Publication Date
JPS6091760U JPS6091760U (ja) 1985-06-22
JPH0329473Y2 true JPH0329473Y2 (ja) 1991-06-24

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ID=30402108

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JP18612783U Granted JPS6091760U (ja) 1983-11-30 1983-11-30 ダム工事用コンクリ−ト供給装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5976305A (ja) * 1982-10-21 1984-05-01 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 移動式バツチヤ−プラント

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5976305A (ja) * 1982-10-21 1984-05-01 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 移動式バツチヤ−プラント

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JPS6091760U (ja) 1985-06-22

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